『NHK大河ドラマ 葵 徳川三代』

評価 (3.6 / 5)
『葵 徳川三代』
◆放送期間 : 2000年1月9日 ~ 12月17日
(全49回)
◆制作 : NHK
◆平均視聴率:18.5%
◆制作統括 : 川合淳志
◆制作 : 金井勉
◆演出 : 重光亨彦、尾崎充信、佐藤譲、
渡辺一貴
◆脚本 : ジェームス三木
◆原案 :
◆音楽 : 岩代太郎
◆主演 : 津川雅彦、西田敏行、
尾上辰之助(尾上松禄)
◆出演 : 岩下志麻、江守徹、小川真由美、
尾上菊之助、勝野洋、蟹江敬三、樹木希林、
草笛光子、夏八木勲、他
◆語り : 中村梅雀

※備考 : NHK大河ドラマ初の全編ハイビジョン作品。



2000年度・NHK大河ドラマ『葵 徳川三代』のレビューをお待ちしています。

評価 (3.6 / 5)

5
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巨炎

狸親子が女に孕ませまくったというだけの話。
女優の存在感で場を持たせました。
しどろもどろな秀忠に対して京の娘は金を渡して追い返せと言う、お江。
岩下志麻も丸くなりました。「草燃える」の時には
「焼っておしまい!!」「アラホラサッサ!!」でしたが…。

片や於大の方に「ワシの子が生まれました」と報告する家康。
津川雅彦の母親役ともなると山田五十鈴級になります。
勝野洋演じる井伊直政も出てきたので栗原小巻バージョンを思い出しましたが
本作の家康は信康の事とか完全に忘れていそうな気がする(汗。

巨炎

早朝なので見落としたり、観ている途中でうたた寝もしてしまう事も
多々、ある中で関ケ原が終わってしまった。また大阪冬の陣&夏の陣が残っていますが。
先日のNHKでは「真田丸」映像が使われていましたが本作で幸村はどうだったか…?

津川家康の古狸と西田秀忠のヘタレ狸の親子関係を中心に室内劇の比重が高い。
江戸を離れて四カ月、大きな武功も無いまま京の若い娘をあてがわれて
極妻なお江が怖い訳では無い!と強調しつつ
「一人を選んだら角が立つ」と言って三人を引きさがらせた後に
気に入った一人をご所望な二代目のヘタレっぷりに涙が浮かんでくる…。

台詞や仕草に品が無いものも多く最近ならNG演出とネット上で叩かれるかも?

巨炎

余所で聞いた話だと「官兵衛」再放送の後は「真田丸」だったらしい。
成程、おんじと真田パパを同時放映とは戦略として悪くはない。
ようするに新井さんのトラブルで躓いた訳です。最近、このパターンばかり。

comment image
「それこそ、天運が尽きたという事なのじゃ…」

最近、堺雅人をCM関係でしか観ないなぁ。(確か松ケンと組んで声優挑戦するはず)
「武士とは勝つ事じゃ!」「卑怯で何が悪い」
現代の価値観を持ち込んだりしない歴史ドラマとしての力作を作ろうとするほど、
主演俳優が後で呪われるジングスでも出てきたか?

ただ、この点を踏まえれば本作で津川雅彦が演じた家康が
「政宗」の頃に比べて仰々しいのも納得してしまうでしょうか。
豊臣から政権を強奪せんとするダーティーな主人公というのは
「真田丸」の家康にも通じるでしょうか。

巨炎

第三回「五大老五奉行」
サブタイトルに相応しく石田太郎、黒沢年男、蟹江敬三といった面々が登場。
そして何といっても佐藤慶!
大河ドラマで初めて明智光秀、TVドラマで初めて財前五郎を演じた佐藤慶!
まあ大河ドラマでは何といっても「樅の木は残った」で
主演の平幹さんと火花散らせるシーンに唸らされますが。
http://i.imgur.com/nPgDLWy.jpg
こういう知的鋭利なオーラを持った俳優が居なくなった事が時代劇衰退の一因。
本作はそれを象徴していくのでしょうか…。

この時期はCG技術が発達して「吉宗」「慶喜」「元禄繚乱」と
小人アニメーションのオープニング画像を連発していましたが
本作は山河や建物を無人のまま映す荘厳な画像と原点回帰の趣があり
出だしの力の入れようは疑いようが無かったのですが。

巨炎

正午の「官兵衛」枠から早朝再放送に。シリーズ認知度を高めるというより
地上波夕方の朝ドラ同様、『ファンの人は観たかったらどうぞ』で少し投げやり?

20世紀最後の大河。総決算なのか二番煎じなのか。
前世紀はドラマ作り優先で力量のある役者は何度も主役級を演じている。
ただ彼らも年は取るし、引き出しにも限界はある。(漫画家と同じか)
過去の当たり役の印象が強いほど新たな個性や存在感を出すのも難しい。    
ジェームス脚本で津川雅彦の家康というと「政宗」を思い出しますが
髭の蓄えが増して、演技も仰々しさが目立つでしょうか。
まー、対峙する淀が小川真由美だし。妹の江も岩下志麻だし。
父や姉さん女房に頭が上がらない秀忠役の西田敏行が見せるヘタレぶりと
要所での戦国武将らしさの二面性が一番、新鮮かも。

でも家康が褌姿で秀忠に詰め寄ったり、「吉宗」は合戦の無い時代で
こういうコミカル演出はテンションを保つのに重要でしたが本作はやり過ぎに見え
ナチュラル感のある三谷作品に比べてもウケ狙い感が強い。
中村梅雀演じる徳川史編纂を行っている光圀がナレーション役ですが直に登場して
時代性無視で外来語を平気で使ったり最近、こういう作品を観た事があります(笑。
本作も序盤は津川&西田のW主演、女性陣も小川&岩下&草笛で
合戦もやっているのですが、これが終盤の家光治世になると…だったりする。

ショーケンさんの遺作となった現行大河はストックホルム編以後はどうなるか。
しばらく大河はこの二本で観ていきます。