『NHK大河ドラマ 峠の群像』

評価 (4 / 1)
『峠の群像』
◆放送期間 : 1982年1月10日 ~ 12月19日
(全50回)
◆制作 : NHK
◆平均視聴率:23.7%
◆制作統括 : 小林猛
◆プロデューサー :
◆演出 : 岡本憙侑、小林平八郎、田中賢二/松本守正、池村憲章、渡辺丈太、大津山潮
◆脚本 : 冨川元文
◆原作 : 堺屋太一『峠の群像』
◆音楽 : 池辺晋一郎
◆主演 : 緒形拳
◆出演 : 丘みつ子、松平健、多岐川裕美、郷ひろみ、古手川祐子、樋口可南子、小林薫、竹脇無我、野村義男、小泉今日子、岡本富士太、伊丹十三、中村梅之助、他
◆語り : 加賀美幸子


tougenogunzou



1982年度・NHK大河ドラマ『峠の群像』のレビューをお待ちしています。

評価 (4 / 1)

1
このドラマのレビューと星評価をつける

avatar
  通知  
更新通知を受け取る »
巨炎

先日、亡くなられた堺屋太一原作の大河ドラマ。総集編のみ現存は最後の作品。近所の
レンタルショップに前年の「おんな太閤記」、翌年の「徳川家康」が全話陳列しており
また全話保存定着直前の過渡期で総集編長尺な傾向にあったのに本作は300分強程度。
華やかだった「元禄太平記」から七年で再度、忠臣蔵は新鮮味も乏しかったであろうし
視聴率的には失敗作と認識されているのは容易に想像出来ます(泣。

ただ映像が殆ど残っていない「赤穂浪士」を除けば忠臣蔵大河として一番の出来かも。
四十七士も討ち入り後は死ぬつもりの者から、仕官の足がかりにしたい者まで様々の中、
緒形拳演じる大石内蔵助の本心が非常に解り辛い。しかし亡君と主従を越えた
親交を結んでいる回想が入った所で無表情に「吉良上野介…」と呟きます。
梅安先生が帰ってきたー!!!正に仕掛人、大石内蔵助。

公私の区別は一応、つけていますが要するに私怨でぶっ殺す訳です。
忠義の仇討なんて言ったところで所詮は人殺しって事です。
武士道の体現者に見える主人公が実は全く逆という二重構造。
こういう台詞を額面通りに受け止めているだけでは解らない奥行きの深さが
往年の大河で最近はそういうのが求められなくなっているのが悲しい。