『NHK朝ドラ マッサン』

評価 (4.33 / 3)
『マッサン』
◆放送期間 : 2014年9月29日 ~ 2015年3月28日
(全150回)
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : 21.1%
◆制作統括 : 櫻井賢
◆プロデューサー : 山本晃久
◆演出 : 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、渡辺哲也、尾崎裕和、中野亮平、関友太郎
◆脚本 : 羽原大介
◆原作 :
◆音楽 : 富貴晴美
◆主題歌 : 中島みゆき「麦の唄」
◆主演 : 玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス
◆出演 : 堤真一、前田吟、泉ピン子、風間杜夫、堀井新太、浅香航大、優希美青、八嶋智人、相武紗季、他
◆語り : 松岡洋子

※特記 :
・東京ドラマアウォード2015連続ドラマ部門・優秀賞受賞
・2016年 エランドール賞プロデューサー賞・新人賞受賞



2014年下半期・NHK朝の連続小説『マッサン』のレビューをお待ちしています。

評価 (4.33 / 3)

4
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巨炎

玉鉄の、玉鉄の目が死んでいく…。
夢を掴むため、家族を守るため、男は時に己を殺さねばならんのです!
マッサンの苦悩を理解しつつ、更に苦しめるカモキンも
同じ経験をしてきたのであろう。鬼であると同時に男である。

二十歳そこそこで起業した人が皆、成功する訳では無いから
カモキンにせよ糸子にせよカリスマや商才を「持つ者」。
ただカモキンは大学まで通って経営者の基盤は固まっているし
鴨井商店を大きくしていく過程で部下を上手く使う事、育てる事を経験してきた。
マッサンに経営や営業が出来るとは考えていないだろうが、
そういった事を念頭に置ける技術者への成長を促していた。
マッサンが自分の気持ちに必死に応えようとしていた事が解っているから
退社する時には、自分も苦しいのに背中を押す事が出来た。
ここが力と才能に任せて周囲を引っ張っている糸子との差。

しかし完成されたキャラ、カッコイイ主人公を描きたいだけなら
最初からカモキンを主役にすれば済む話であり制作側は敢えて
(嫁さんが外人というインパクトもあるが)マッサンを主人公として
サラリーマンの苦悩や悲哀を描いた。
不完全であるが故の人間臭さをウリにするスタンス、
本作はまだ「カーネーション」の残り香があった事がうかがえる。
特に経営のシビアさを踏み込んで描いた点は大きい。その点を踏まえると
「あさが来た」が良くも悪くもターニングポイントになったか…。

巨炎

先週ラストはカモキンと決裂か?と思わせたマッサン。

住吉酒造時代なら食堂で荒れまくりになる所でしたが
春さんやキャサリン相手に愚痴りながらも軌道修正。
会社の方針とモチベーションの整合性をとっていく。
名前の通り亀の歩みではあるが、ちょっとずつ成長。

カモキンもその姿勢を認めながら
「売ってこなかったら会社にお前の居場所はないぞ」と手綱を取るのも忘れない。
社会人のドラマはやはり、かくあるべし。

巨炎

工場長時代はカモキンもいれば幼いエマも可愛く安定感がある一方、
上司の無理難題、母親には「家業を継げ」と迫られ切迫感もある。
(後で俊兄には「男は信念曲げたら終わり」と逆の事を言われる)

妻と娘が人参バトルなど微笑ましくやっていられる世界を守らなければいけない、
男はつらいよ。

オール巨人に馬鹿にされて奮起する展開は燃えますが
それに見合うカタルシスが得られる展開は、用意されていないのよね、この作品。
マッサンが直面した問題をスパッと解決するのは最後の三級ウィスキーだけ。
基本的に駄目男の物語なもので。

巨炎

早起きした時にたまに観ている再放送。鴨井商店にやっと再就職したマッサン。
しかし社長がひたすら可愛がってくれた住吉酒造とは勝手が違う。
もっとも周りを見て相手の考えや立場を考慮していくのは社会人としては当たり前(笑。
ただカモキン的言動をとる上司は部下を育てようという意図がある人と
思いつきの言動で部下を使い潰す人の2パターンがあるので注意しよう!

酒場で愚痴るマッサン。
日本の環境に併せた改築を考える内に亭主に併せる事を先に学んだエリーが一緒に飲む。

そういえば本日の「カーネーション」で勝さんが言ってますが
糸やんは仕事では愚痴りません。仕事以外では愚痴りまくりますが(笑。