『NHK朝ドラ マッサン』

評価 (3.9 / 10)
『マッサン』
◆放送期間 : 2014年9月29日 ~ 2015年3月28日
(全150回)
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : 21.1%
◆制作統括 : 櫻井賢
◆プロデューサー : 山本晃久
◆演出 : 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、渡辺哲也、尾崎裕和、中野亮平、関友太郎
◆脚本 : 羽原大介
◆原作 :
◆音楽 : 富貴晴美
◆主題歌 : 中島みゆき「麦の唄」
◆主演 : 玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス
◆出演 : 堤真一、前田吟、泉ピン子、風間杜夫、堀井新太、浅香航大、優希美青、八嶋智人、相武紗季、他
◆語り : 松岡洋子

※特記 :
・東京ドラマアウォード2015連続ドラマ部門・優秀賞受賞
・2016年 エランドール賞プロデューサー賞・新人賞受賞



2014年下半期・NHK朝の連続小説『マッサン』のレビューをお待ちしています。

評価 (3.9 / 10)
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巨炎

今更ながら最終回。エマも少し出てくる程度で
エリーの語りと殆ど喋らない玉鉄の演技でラストを締めました。
いい幕引きです。ラストだけなら「ゲゲゲ」より上だったかも(笑。

マッサン視点で描かれる経営の難しさや生みの苦しみ、
エリー視点で描かれる日本人の長所や短所、戦争描写。
他作品に無い光る部分も多い一方で失業編やエマの初恋など
本筋に関わりが薄い部分を引き延ばしているダメダメな所もあって
玉石混合の作品ではありますが観終って「良かった」と思えるはいい事。
これ以降は「あさが来た」ですら中盤から
「カーネ」や本作の焼き直しが目立ってきたし
「まんぷく」がBK復権の作品になって欲しい所です。

巨炎
巨炎

自分が美味いモノは他人も美味いが当たり前と思った住吉酒造時代のプレゼン、
鴨居商店時代にカモキンすら凹ませたオール巨人、
父や姉を介して想起される亡き母、
栄一郎、一馬に続き自分を信じてくれる悟といった若い世代。

三級酒の完成に併せて様々な経験や想いが
ウイスキー馬鹿の駄目男だったマッサンを
国産ウイスキーの時代を造る男に成熟させる。
ご近所に陰口叩かれながら、すごすご就活に出かけたり
死んだ目で笑う工場長時代を思い出すと感無量。
ここまでは問題を先送りさせたり人様や運に助けられながら
騙し騙し繋いできましたからな。

「人生や社会とはそんなもの」「男が胸張って一人前と言えるのは50を過ぎたあたり」
という世のお父さん達の声が聞こえてきそうです。
今週の内容が北海道の人達の元気付けになればよいのですが…。

巨炎

悟の言葉で真剣に三級ウイスキーに取り組み始めたマッサンですが
今度は方針を巡って俊兄と大喧嘩。
でも半分は悟に見せるために互いに意図的なのが解る。
鴨井商店時代の経験が二人とも生きている阿吽の呼吸。

これまでの試行錯誤が三級ウイスキーに結実する終盤の盛り上がりは
納得できるものの、大旦那様を父のように慕う俊兄が広島に帰り、
悟が北海道で自分の道を歩みだす新旧世代の交錯は
一週間かけて、ちゃんと描いて欲しかった。

「カーネーション」では女同士の関わりの総括は病院ファッションショーで
ラスト一週は『糸子と善作』の物語へ見事に収束したものです。
まあ「カーネ」と比較するのは酷といえば酷ですが…。