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端島の特徴的な外階段をステージにして端島音頭をあでやかに歌うリナと、次第に踊り盛り上がっていく島民の民謡踊りシーンが圧巻だったな。
野木亜紀子先生のオリジナル脚本ということで、原作が無いので何が起きるかもわからず、どういうドラマなのかもわからずドキドキ見ていた。
大学を出て端島に帰ってきた鉄平とその家族、幼馴染みたちを描く過去パートは1955年(昭和30年)。神木くんが二役演じる新宿のホスト・レオと謎の老女・いづみの出会いが描かれるパートが2018年(平成30年)。
端島を突然訪れた謎の女性歌手・リナが赤ちゃんを抱いて島を出るのが1965年?
端島(軍艦島)は1974年に閉山し、無人島になっているので、リナが密かに出て行ったタイミングは閉山よりもだいぶ早い。
リナがいづみだとしたら、2018年に80歳くらいなのかな……計算は合っているような。そして鉄平に瓜二つのレオは孫?
最終的には「いづみ とレオは誰なのか」を紐解くミステリーになるのだろうか。
炭鉱の島・端島は 1955年には石炭事業で栄えているけれど、島に住んで長年作業に携わっている鉄平の父などには、空気の悪さから来る灰の病や坑内の危険さなど様々な「つらい」現実が見えている。
ブラック企業にこき使われる労働者が当たり前に存在する時代。
これから島で何が起きるのか……。楽しみだったり怖かったり。
とにかく、今更だけど神木くんの演技が上手くて魅入ってしまった。ポジティブもネガティブもそのまま体現できる人。
セレブロトキシン……長期にわたって摂取すると心不全に似た症状で死に至らせることが出来る( ..)φ 瓶にはカタカナで「セレブロトキシン」って書いてあるのね。了解!
「早く早く」「どうなるの?」「ダウンロードーーー」のドキドキ感がTBSの半沢制作班より上手い(笑)
楽しんで見れてます。
この金があれば、この先の人生絶対大丈夫!という額には3000万では足らないでしょ……とも思うけれど、のどから手が出ちゃう気持ちも分かる。
「あの時返していれば…」を繰り返し、もう取り返しのつかない所まで来てしまった佐々木夫婦。
ソラを家に連れ帰って来たせいで、下僕のようになってしまっている祐子。引き換え、義光の方はもう金の事しか考えていない。現実逃避の彼方へ行ってしまったよう。
元々は義光が金を返さず持って帰ってきたところから嘘が始まったのにね。
「軽いフライパン」まで今さら買ってきて、もう重いフライパンで殴っちゃったよ……。
蒲池のことがあってから、このドラマ、人が死ぬんだ……と思ったら怖くてたまらない。
ソラも逃げおおせる気がしないし、佐々木家は子どももいるのにこんな危ないことを続けていていいの?
早く捕まってほしいなぁ。捕まるのが一番安心だわ。
デマの拡散は子供だからこそ罪深い。「子供は純粋」というのが大人のフィルターなのだから、学校は牧野先生の態度にあれこれ言うよりもまず、デマ拡散が社会的に人を殺すという指導を徹底させるべき。
とは言え子供だからこその繊細さがあることも事実で、冴島啓は病気の弟絡みで牧野先生に恨みを抱いていた?みたい。それは次週に持ち越し。
先週も色々と変だったけれど、デマ拡散に対する指導にも不満がつのるこの学校の教育、AEDの使い方など応急手当ての指導は完ぺきだった。こういう所に力を入れるのは素晴らしいこと。
困っている人を助ける教育に一役買い、命の教育もきちんとしている牧野先生。良い保健の先生になっているじゃないですか。
病院の方もまだ、牧野先生がなぜ養護教員に出向させられることになったのかよく分からなくて。
どうも……いかにも人が良さそうな咲間先生の罠にはまった気がする……。牧野先生のような、人間関係が上手くない人は罠にも嵌められそうだし中傷被害も多そう。
命の教育は厳しくて正解。応援したい。
3週目の感想を書きました。ストーリーがギャルと離れている方が面白いんだけれど(笑)
『おむすび』感想 第15回 (第3週:金曜日)
「農家は立派な夢」って、私が度々書いてきたことを翔也が言ってくれてありがとう… https://dramablog.cinemarev.net/omusubi-asadora-15.html
2羽も面白かったw セリフはほとんど原作通りなんだけれど、鷹野の菜々緒さんはもちろん、各キャラクターのシーンの再現度が素晴らしい。
ペン回しが成功した所に爽やかにEDが入ってくる演出、素晴らしい事を成し遂げたみたいになってる(笑)
実写化されたらイライラしそうな鷹野というキャラが本当にあっけらかんと頼もしく描かれているのが最高だな
ライオンの名前が「橘しゅうと」であることが判明。母親が義姉の愛生であることが確実になり、だからDVを行っているのは夫の向井理なのね……
事件の全体像が見えた気がする第2話。 DVを受けている親子を逃がすシェルターもあるのになぁ。行政はなかなか浸透しない。
ライオンのような年齢の子どもと、自分の世界で精いっぱいな みっくんを交通機関を使わないといけないような所に2人きりで置いてくるなんて……と思うけれど、洸人の辛さも伝わるから責められない。
ライオンの迷子はライオンのせいではないし、もちろん みっくんのせいでもない。誰も責められない。
みっくんが今回のせいで楽しい土曜のお出かけを嫌いにならないと良いのだけれど。ちょっと心配になった。
ライオンくんの盗聴は、たぶん盗聴というより「見守り」だと思うのだけど、天音くんは一体どういう立ち位置の人なのかな。 DV夫にライオンくんの居場所を報告するような立ち位置じゃないと良いな。
開始10分で離婚したくなる稀有な田中圭をさんざん見せられた後での托卵の流れなので、視聴者的には「夫、ざまあ……」と、ちょっと納得してしまう。
丁寧に丁寧に酷い夫を見せられるので、Twitter(X)のトレンドに「モラハラ夫」が入っちゃってる(笑)
しかし、夫・宏樹も初めからモラだったわけではなく、新婚時代は「いつも2人で泣いてた」同志のような仲だったらしい。
結婚して5年、一体何があってこんな人格になったのかは、これから描かれるみたい。
沈み込んでいる時に再会する初恋の人の屈託のなさは、そりゃ惹かれるね。
しかし、どっぷり不倫への道を作っておきながら、「いずれ一度帰国するから待ってて」は軽すぎん?一人で罪を全部背負って離婚しとけよと?
こうして宏樹も酷いけど冬月も何だかな……という状況の中で妊娠。冬月は渡った国の悪情勢に巻き込まれて亡くなってしまう(たぶん生きてる)
「子どもが出来たの。あなたの子よ。」
はい、托卵始まりました。
これから、いつバレるのかドキドキしながら見守るんだな。
見方としては、ツッコみながら見る、でOKでしょうか……。
ドラマの中で2回ケサランパサラン見ちゃった視聴者大丈夫?生きられる?
超常現象を語りつつ、事件の概要はきちんと死者が報われる現実でまとめてくれる。
無念の死を遂げた人が「祟り」で済まされたら成仏できない。でも、クズ教師の死はまさに罰が当たったと思われるものだった。
本当に祟りなのかも。
集団失神は科学的に解決され、落ちもきちんと着く。
腕っぷしも立つ興玉と雨野。きちんとスッキリさせてくれる話は好き。
「〇〇だから犯人に違いない」という思い込みはどんなシーンでも多いケースで、「二部(夜学)だから」「外国人だから」「金髪だから」と、差別は続く。
「外国人だから」と言われないように気を付けて生きてきただろうアンジェラが、巻き込まれるような形で犠牲になったのは辛い。
クラスメートの背景を知るごとに、きちんと心を動かされていく柳田くんがとても良いし、騒がず静かに生徒たちの背中を押す藤竹先生が素晴らしい。
科学部のメンバーが増えてきて嬉しいな。
「化け物扱い」のトラウマ持つヒロインを、色眼鏡で見ることも避けることもなく、価値のある助手として採用する。
周りの人たちも、事件の概要までもちょっとホッコリした。
「甘っちょろい」のではなく「善良だ」と思えるのは、レトロチックなジュブナイル物語として演出がとても上手いから。
月9は迷走しているのかな……とも思うけれど、今作については、こういうのもいいね!と素直に思える。
優しいドラマ。
おっさん上司相手にパパ活みたいなことをやらされてるなんて、彼氏にはなかなか言えないよね。
メールの内容がきつくて、自さつ教唆として訴えられた彼氏。親も娘の自死の原因がつき合っていた男のDVメールだと聞かされれば信じてしまう。
弁護団は「デジタルDVは殺人たりえるのか」を争う話なのだと思っていた。
しかし実際は、彼女の自死の原因はパワハラセクハラブラック企業だった。
ここまで解決する新人弁護士・神波亮子の破天荒な証拠集めが見ごたえある。
無表情だと男の子のようで、笑顔は少女っぽく、悪い顔はジットリと、趣里さんのクルクル変わる表情が魅力的。
新人の指導係のはずなのに命令を受けて振り回される杉浦先輩@ジェシーのコミカルさも良い。
事務所の人たちも無駄な悪意無く、気持ちの良いお仕事っぷり。
全て解決した後に、人の心にスイッチを押す邪悪なカウンセラーの姿があるのも良い。
ただの痛快リーガルドラマではなく、風変りな塩梅が素晴らしかった。初回から引き込まれた。
話の核心に入ってきたー!未来を変えたいのは発明家としてのサクセス人生を 歩みたいとかじゃなくて、もっと切実な理由だったか。 今回、高橋の五十嵐が語った未来社会は「ブレードランナー」の21世紀続編で そのまんま描かれていて、ちょっと恐い…。そういや結婚はどうなった?
やはり人間嘘発見器はミステリードラマにおいてチート能力過ぎて 謎解きの快感が低下してしまうので人間ドラマでどこまで魅せられるかが課題。 とりあえず映像良し!当面生活安定かと思ったら借金返済どまりなオチ良し!
千代ちゃんはレギュラーキャラ見たいですね。 近所の劇場ぐらい自分で歩いていくという辺り結構、利発な子らしいし、 鹿乃子とイイ友達になれるかもしれない。
和製「若草物語」は初めてでは無いものの、末妹を除いて三人は二十代後半の 令和ドラマなので「続」のニュアンスのウェイトが大きいが 年相応に大人になっていないとイタイ部分も目立つ。
特にジョオポジの次女は癇癪持ちよりも口が達者で『ああ言えば、こう言う』な 所が問題で、それで痛い目に合うからギリギリのバランスが取れているけど、 この欠点が改善されないまま成功したり幸せになって欲しいと思えないのだが…。 メグポジの長女は原典では家庭内では妹達を仕切りながら家の外では 勝気なジョオを頼っていたものですが、この作品で流石にそれは無い。
そして、やっぱりローリーポジの幼馴染はエイミーポジの末妹に流れるのか…? 現時点、一番に若くて美人なのでモテモテですが。
端島の特徴的な外階段をステージにして端島音頭をあでやかに歌うリナと、次第に踊り盛り上がっていく島民の民謡踊りシーンが圧巻だったな。
野木亜紀子先生のオリジナル脚本ということで、原作が無いので何が起きるかもわからず、どういうドラマなのかもわからずドキドキ見ていた。
大学を出て端島に帰ってきた鉄平とその家族、幼馴染みたちを描く過去パートは1955年(昭和30年)。神木くんが二役演じる新宿のホスト・レオと謎の老女・いづみの出会いが描かれるパートが2018年(平成30年)。
端島を突然訪れた謎の女性歌手・リナが赤ちゃんを抱いて島を出るのが1965年?
端島(軍艦島)は1974年に閉山し、無人島になっているので、リナが密かに出て行ったタイミングは閉山よりもだいぶ早い。
リナがいづみだとしたら、2018年に80歳くらいなのかな……計算は合っているような。そして鉄平に瓜二つのレオは孫?
最終的には「いづみ とレオは誰なのか」を紐解くミステリーになるのだろうか。
炭鉱の島・端島は 1955年には石炭事業で栄えているけれど、島に住んで長年作業に携わっている鉄平の父などには、空気の悪さから来る灰の病や坑内の危険さなど様々な「つらい」現実が見えている。
ブラック企業にこき使われる労働者が当たり前に存在する時代。
これから島で何が起きるのか……。楽しみだったり怖かったり。
とにかく、今更だけど神木くんの演技が上手くて魅入ってしまった。ポジティブもネガティブもそのまま体現できる人。
セレブロトキシン……長期にわたって摂取すると心不全に似た症状で死に至らせることが出来る( ..)φ 瓶にはカタカナで「セレブロトキシン」って書いてあるのね。了解!
「早く早く」「どうなるの?」「ダウンロードーーー」のドキドキ感がTBSの半沢制作班より上手い(笑)
楽しんで見れてます。
この金があれば、この先の人生絶対大丈夫!という額には3000万では足らないでしょ……とも思うけれど、のどから手が出ちゃう気持ちも分かる。
「あの時返していれば…」を繰り返し、もう取り返しのつかない所まで来てしまった佐々木夫婦。
ソラを家に連れ帰って来たせいで、下僕のようになってしまっている祐子。引き換え、義光の方はもう金の事しか考えていない。現実逃避の彼方へ行ってしまったよう。
元々は義光が金を返さず持って帰ってきたところから嘘が始まったのにね。
「軽いフライパン」まで今さら買ってきて、もう重いフライパンで殴っちゃったよ……。
蒲池のことがあってから、このドラマ、人が死ぬんだ……と思ったら怖くてたまらない。
ソラも逃げおおせる気がしないし、佐々木家は子どももいるのにこんな危ないことを続けていていいの?
早く捕まってほしいなぁ。捕まるのが一番安心だわ。
デマの拡散は子供だからこそ罪深い。「子供は純粋」というのが大人のフィルターなのだから、学校は牧野先生の態度にあれこれ言うよりもまず、デマ拡散が社会的に人を殺すという指導を徹底させるべき。
とは言え子供だからこその繊細さがあることも事実で、冴島啓は病気の弟絡みで牧野先生に恨みを抱いていた?みたい。それは次週に持ち越し。
先週も色々と変だったけれど、デマ拡散に対する指導にも不満がつのるこの学校の教育、AEDの使い方など応急手当ての指導は完ぺきだった。こういう所に力を入れるのは素晴らしいこと。
困っている人を助ける教育に一役買い、命の教育もきちんとしている牧野先生。良い保健の先生になっているじゃないですか。
病院の方もまだ、牧野先生がなぜ養護教員に出向させられることになったのかよく分からなくて。
どうも……いかにも人が良さそうな咲間先生の罠にはまった気がする……。牧野先生のような、人間関係が上手くない人は罠にも嵌められそうだし中傷被害も多そう。
命の教育は厳しくて正解。応援したい。
3週目の感想を書きました。ストーリーがギャルと離れている方が面白いんだけれど(笑)
『おむすび』感想 第15回 (第3週:金曜日)
「農家は立派な夢」って、私が度々書いてきたことを翔也が言ってくれてありがとう…
https://dramablog.cinemarev.net/omusubi-asadora-15.html
2羽も面白かったw セリフはほとんど原作通りなんだけれど、鷹野の菜々緒さんはもちろん、各キャラクターのシーンの再現度が素晴らしい。
ペン回しが成功した所に爽やかにEDが入ってくる演出、素晴らしい事を成し遂げたみたいになってる(笑)
実写化されたらイライラしそうな鷹野というキャラが本当にあっけらかんと頼もしく描かれているのが最高だな
ライオンの名前が「橘しゅうと」であることが判明。母親が義姉の愛生であることが確実になり、だからDVを行っているのは夫の向井理なのね……
事件の全体像が見えた気がする第2話。 DVを受けている親子を逃がすシェルターもあるのになぁ。行政はなかなか浸透しない。
ライオンのような年齢の子どもと、自分の世界で精いっぱいな みっくんを交通機関を使わないといけないような所に2人きりで置いてくるなんて……と思うけれど、洸人の辛さも伝わるから責められない。
ライオンの迷子はライオンのせいではないし、もちろん みっくんのせいでもない。誰も責められない。
みっくんが今回のせいで楽しい土曜のお出かけを嫌いにならないと良いのだけれど。ちょっと心配になった。
ライオンくんの盗聴は、たぶん盗聴というより「見守り」だと思うのだけど、天音くんは一体どういう立ち位置の人なのかな。 DV夫にライオンくんの居場所を報告するような立ち位置じゃないと良いな。
開始10分で離婚したくなる稀有な田中圭をさんざん見せられた後での托卵の流れなので、視聴者的には「夫、ざまあ……」と、ちょっと納得してしまう。
丁寧に丁寧に酷い夫を見せられるので、Twitter(X)のトレンドに「モラハラ夫」が入っちゃってる(笑)
しかし、夫・宏樹も初めからモラだったわけではなく、新婚時代は「いつも2人で泣いてた」同志のような仲だったらしい。
結婚して5年、一体何があってこんな人格になったのかは、これから描かれるみたい。
沈み込んでいる時に再会する初恋の人の屈託のなさは、そりゃ惹かれるね。
しかし、どっぷり不倫への道を作っておきながら、「いずれ一度帰国するから待ってて」は軽すぎん?一人で罪を全部背負って離婚しとけよと?
こうして宏樹も酷いけど冬月も何だかな……という状況の中で妊娠。冬月は渡った国の悪情勢に巻き込まれて亡くなってしまう(たぶん生きてる)
「子どもが出来たの。あなたの子よ。」
はい、托卵始まりました。
これから、いつバレるのかドキドキしながら見守るんだな。
見方としては、ツッコみながら見る、でOKでしょうか……。
ドラマの中で2回ケサランパサラン見ちゃった視聴者大丈夫?生きられる?
超常現象を語りつつ、事件の概要はきちんと死者が報われる現実でまとめてくれる。
無念の死を遂げた人が「祟り」で済まされたら成仏できない。でも、クズ教師の死はまさに罰が当たったと思われるものだった。
本当に祟りなのかも。
集団失神は科学的に解決され、落ちもきちんと着く。
腕っぷしも立つ興玉と雨野。きちんとスッキリさせてくれる話は好き。
「〇〇だから犯人に違いない」という思い込みはどんなシーンでも多いケースで、「二部(夜学)だから」「外国人だから」「金髪だから」と、差別は続く。
「外国人だから」と言われないように気を付けて生きてきただろうアンジェラが、巻き込まれるような形で犠牲になったのは辛い。
クラスメートの背景を知るごとに、きちんと心を動かされていく柳田くんがとても良いし、騒がず静かに生徒たちの背中を押す藤竹先生が素晴らしい。
科学部のメンバーが増えてきて嬉しいな。
「化け物扱い」のトラウマ持つヒロインを、色眼鏡で見ることも避けることもなく、価値のある助手として採用する。
周りの人たちも、事件の概要までもちょっとホッコリした。
「甘っちょろい」のではなく「善良だ」と思えるのは、レトロチックなジュブナイル物語として演出がとても上手いから。
月9は迷走しているのかな……とも思うけれど、今作については、こういうのもいいね!と素直に思える。
優しいドラマ。
おっさん上司相手にパパ活みたいなことをやらされてるなんて、彼氏にはなかなか言えないよね。
メールの内容がきつくて、自さつ教唆として訴えられた彼氏。親も娘の自死の原因がつき合っていた男のDVメールだと聞かされれば信じてしまう。
弁護団は「デジタルDVは殺人たりえるのか」を争う話なのだと思っていた。
しかし実際は、彼女の自死の原因はパワハラセクハラブラック企業だった。
ここまで解決する新人弁護士・神波亮子の破天荒な証拠集めが見ごたえある。
無表情だと男の子のようで、笑顔は少女っぽく、悪い顔はジットリと、趣里さんのクルクル変わる表情が魅力的。
新人の指導係のはずなのに命令を受けて振り回される杉浦先輩@ジェシーのコミカルさも良い。
事務所の人たちも無駄な悪意無く、気持ちの良いお仕事っぷり。
全て解決した後に、人の心にスイッチを押す邪悪なカウンセラーの姿があるのも良い。
ただの痛快リーガルドラマではなく、風変りな塩梅が素晴らしかった。初回から引き込まれた。
話の核心に入ってきたー!未来を変えたいのは発明家としてのサクセス人生を
歩みたいとかじゃなくて、もっと切実な理由だったか。
今回、高橋の五十嵐が語った未来社会は「ブレードランナー」の21世紀続編で
そのまんま描かれていて、ちょっと恐い…。そういや結婚はどうなった?
やはり人間嘘発見器はミステリードラマにおいてチート能力過ぎて
謎解きの快感が低下してしまうので人間ドラマでどこまで魅せられるかが課題。
とりあえず映像良し!当面生活安定かと思ったら借金返済どまりなオチ良し!
千代ちゃんはレギュラーキャラ見たいですね。
近所の劇場ぐらい自分で歩いていくという辺り結構、利発な子らしいし、
鹿乃子とイイ友達になれるかもしれない。
和製「若草物語」は初めてでは無いものの、末妹を除いて三人は二十代後半の
令和ドラマなので「続」のニュアンスのウェイトが大きいが
年相応に大人になっていないとイタイ部分も目立つ。
特にジョオポジの次女は癇癪持ちよりも口が達者で『ああ言えば、こう言う』な
所が問題で、それで痛い目に合うからギリギリのバランスが取れているけど、
この欠点が改善されないまま成功したり幸せになって欲しいと思えないのだが…。
メグポジの長女は原典では家庭内では妹達を仕切りながら家の外では
勝気なジョオを頼っていたものですが、この作品で流石にそれは無い。
そして、やっぱりローリーポジの幼馴染はエイミーポジの末妹に流れるのか…?
現時点、一番に若くて美人なのでモテモテですが。