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ユーザードラマレビュー一覧(41ページ目)

巨炎 巨炎 2025/03/10

第10回

「私は政宗の事を思うからこそ心を鬼にして…」
一日24時間365日鬼の人に、そんな心構えいらんでしょ。
大将としての初陣、力押しが通じず敗走の政宗。周囲が気遣う中、
母親にばかりボロクソにけなされる。こんな大河ドラマは他にないでしょうが、
「おんな太閤記」みたいな陰湿さが無いのは良しかな?

若手家臣と一致団結、力押しだけでは駄目と戦略を考え始めるが、
北条ばかりに目がいき秀吉スルーは後世を知る視聴者から見れば、まだ井の中の蛙。
秀吉の方でも「思い通りにならぬのは家康のみ」とアウト・オブ・眼中。
本作に影響を受けた後続作品のように主人公を変に持ち上げないのはイイね。

巨炎 巨炎 2025/03/10

この作品はサブタイトルに「何なん」と付けるのも印象悪くしていると思います。
妙に馴れ馴れしくて相手への敬意が無いというかセンスが悪いというか…。
「カーネーション」は花言葉を用いていますが、
「マッサン」が諺を持ってくるのが結構、いいセンスしていたと思う。

くう 2025/03/10

「成績が落ちたから御上が担任から外される」からの生徒たちの動きが「賢すぎて」。

詰め込み型の受験用知識が、自分たち自身の事を考え始めたせいで少し零れ落ちだ。学力が落ちたわけではなく、受験用知識が減っただけ。

でも、御上のためや学校のために勉強するのは馬鹿にされているようで嫌だ。自分たちは自分のために自分を分析して学力を上げ「そしてついでに御上も救う」。何という最高のプライド。

本当に偏差値の高い人たちの学校を見ているんだなぁと感動する。

生徒たちが自分自身を上へ引き上げるために頑張る姿を見て、是枝先生も学校を正しい方向へ導くように力を尽くす。

かつては隣徳の生徒たちのために真摯に働いていたらしい溝畑主任の謎。

溝畑先生じゃないらしい「ヤマトタケル」は誰なのか。

やっと出てきた謎の青年「戸倉樹」…不倫がらみで冴島が庇っている生徒?

そして、やっと闇が見えてくるらしい富永蒼。

少ない手駒で物語がぐいぐい進んでいくのが気持ちよく、面白い。

くう 2025/03/08

震災後の海の町の景観がバーーっと映し出されて、みんなで頑張ってここまで復興したことがよく分る。でも、人の心は復興しきれない。

この音楽会は「帰って来られない人たちを集める会」だったのだと気づく。

早苗さんが作った4枚の楽譜が海に消え、それが音楽喫茶に流れ着き、りらによって賢次の手元に帰ってきた。

ファンタジーだけれど、こうしなければみんなが家族と再会することができなかった。

タクシー運転手になれば、海に消えた妻と娘が乗ってきてくれる。と思っていた。けれど、再会はなかなか果たせなかった。

でも、妻の作った音楽は2人と再会させてくれた。

やっと帰ってきた。その思いに涙。

「この国で生きていくことは大変なこと」だと皇子は言う。

東北で震災に遭って、人生にこんなに大きな事にはもう巡り会わないと思っていた。

でも、コロナになって。北陸で震災があって。

そうか。「何度も災害が起こる地方の土地になぜ住み続けるのだろう」と思ってきたけれど、この国自体がそうだったのか。と気づかさせられた。

私も、「何度も災害が起こる地」に住み続ける一員だったのだ。この国で生きていくこと自体が災害地域に根を張るようなことだったんだ。

そういう覚悟で大切に生きる必要があるんだな、と教えてもらった。

3月11日のたびに、それを思い出そう。

素敵なドラマだった。

くう 2025/03/07

やっと心麦の出生の秘密が解けたというのに、証拠のビデオは消されてしまう…たぶん、阿波山産院の先生も高畑さんも一緒に。

「人が良すぎる」って言う赤沢、もう「送って差し上げる人」と同じじゃん!

阿波山院長は、世俗的で金目当ての津寺井から林川歌を守るために、赤沢に頼まれて歌の母子手帳と出生記録を改ざんしたという。

「赤沢さんは子供の幸せを望んでいた」と阿波山院長は言っていた。けれど、今の赤沢は「人が良すぎる」と言う。

まぁ……あまりにも怪しすぎるので火をつけた犯人は実は赤沢じゃないと思うのだけど。

今週、やっと心麦の出生の秘密が分かっただけで、遠藤友哉に冤罪をかぶせたい理由などまで話が追い付かない。

2002年7月7日 林川家一家惨殺事件が起きる
犯人として遠藤力郎が逮捕される。

生き残りの娘・歌は伯父の津寺井に養育される予定だったが、赤沢と阿波山産院と山下春生により出生を改ざんされ、山下家の長女・心麦として育てられる


出生届は2003年2月6日

22年後 山下春生が放火殺害される。
犯人として遠藤力郎の息子・友哉が逮捕される。

心麦、父の遺言書により、松風弁護士と出会う。
心麦、「お前は実は林川歌だ」と言う雑誌記者・神井に絡まれ始める。
春生の遺言書を持っていた染田(屋台のおっちゃん)が水死させられる。

全部、春生が死んでから突然始まったんだよね。

【謎】
「全部知ってる」「赤沢を見てる」と言う松風の父(元刑事)
どうしても遺言書は染田が偽造したことにしたい検事・阿南

みんな知ってそうで裏で全部動かしていそうな喪黒はいったい誰なのか

赤沢夫妻の水

どう繋がっているのかよく分らないまま、あと2、3話。

くう 2025/03/07

温かすぎて、ちょっと泣いたわ。変なライバル関係や不要な対立関係がなくて、顔が面白いとオペ室が取れて、みんなが目の前の患者に寄り添うことと自分の生活を頑張ること、それだけでこんなに良いドラマになるじゃん。

このドラマの中にいる人たち、みんな幸せになってほしいし、患者さんもみんな明るく退院してほしい。

あと少しで終わっちゃうと思うと、本当に本当に寂しいな

巨炎 巨炎 2025/03/07

最近、大河ドラマで源内先生が影薄いんだけど
ヤスケンがこっちに力入れてるのが解るな~。
一平に政治の世界に立つ事の重みを自覚させる言動の数々。
無所属立候補宣言の場面で見せる表情は「アイツ(一平)なら、こうする」と
全部、解ってたんじゃないの?ここから敵になるか味方になるかは、まだ不明…。

くう 2025/03/06

正助くんが心配で仕方ない。そして正助くんのケガに対して誰か補償しているのか心配で仕方ない。とりあえず年寄りは机でバリケードとか作るのはやめよう。力が無いんだから!

土地開発には100%の賛成はない。それは確かだし、開発されないような町はどんどん過疎化して土地ごと老いていく。問題はきちんとした説得だと思うの。

思い出に拘る人たちを説得するのは、それは心が痛いこと。そもそもこのドラマだって、実家なんてどうでも良かった一平が、思い出や思い出作りによって人間性を取り戻すところから始まっている。

けれども、こんなやり方で地上げをし、こんなやり方のせいでケガ人が出てしまったことで、高田さんは晩年になってから最低の思い出を作ってしまった。

正助くんにもしものことがあったら、死ぬまで苦しむよ。

住民の心を思いやらない区長に怒りを持って、一平は区長に立候補宣言。ヤクザな地上げ屋以上の妨害がありそうだけれど、頑張ってほしいわ。とにかく……現職の奴らには去っていただきたい。

くう 2025/03/06

ウイカ無双な最終回。面白かったなぁ、これ。裏にはNHKBSドラマも日テレの『ホットスポット』もあるし、オンタイ視聴者が少なそうで残念。一人ぼっちで見るのではなくて、ガーガー実況しながらみんなで見たかった(笑)

まぁ真琴でしょ?とは「視聴者知ってた」だけれど、まさかあそこまで狂ってるとは(爆)

母親の方はそこまで執着してなさそうなのに、本当に赤ちゃんが可愛かったんだね。

それは鈴子も同じで、愛はあった。そして、その愛ゆえにあの事故が起きたとは。

涼介を轢いたあの車に楓も乗っていたというのが最終回で一番の衝撃だった。

その事は一生伏せて。2人が幸せに生きて行ってくれることを祈るわ。

納まりのいい良い最終回だった。

くう 2025/03/05

犬頭さんは果たして犬太なのか!どんどん核心に近づく……ということではなく、たぶん、そこはもうどうでもいいのだろうな(だって絶対に犬太だし)。

生みの親であることを隠して、ずっと娘に寄り添っていた母親。本人はもちろん気づかず、たまごさんだけが知っていた。

ありえんーーと思いつつ、飛び切り無邪気な表情で たまごさんと触れ合っている絵里さんを見ていたら、陰ながらでも娘のそばに居続けたかった母の気持ちが伝わってきて悲しい気持ちになってしまった。

このワンシーンだけで母親の気持ちにまで寄り添えてしまう土居志央梨さんの演技、本当に好き。

犬頭さんが攫われてしまう不穏なラストに叫びたいけれど、予告でちゃんと元気にしてたから安心(笑)

次回も楽しみ。

くう 2025/03/05

いつものようにテーマ曲「Wash Away」を賑やかにガチャガチャ流して終える。温かい、けれども寂しい。そこに亡くなった織田くんの欠片が見える。

阿川には阿川の至誠はあった。あるつもりだった。闇社会を知りたくて情報が欲しくてボランティアに近づき、結果取り込まれた。

阿川は捕まえた不法滞在者をボランティアに売り渡し、ボランティアは彼らを犯罪に使う。その数47人。

織田は阿川のやっていることに気づいた。脅されたのは、やはり「有木野との関係」を署内にばらすこと。

織田くんは誰にも相談せず、有木野を守るために自死を選んだ。

阿川は仇を取ろうとしたのではなくて、ボランティアを説得しに行ったんだね。まるで殺されに行ったように見えた。

ボランティアは取り調べる警察も「社会に追いやられて零れ落ちた自分たちを無視してきたから同じだ」と言うけれど、それは犯罪をしてもいい理由にはならないよね。

そして自分よりもさらに社会的な弱者の立場にいる人たちを利用した時点で何の正当性もない。

犯罪を社会のせいにする人は多いけれど、それを社会のせいと言ってもいいのは無関係な傍観者だけで、犯罪者本人が言ってもいいことではない。

日本人も海外の人も、誰も虐げられない社会でみんな生きていきたい。

それはきっと、鴻田のような人が寄り添ってくれる世界で実現するのだと思う。

各回の事件も、主人公たちの過去につながる事件も興味深く見ごたえあった。

いい役者さんたちが作り上げる世界観に浸って見ることができた。

今後は鴻田とアリキーノが同じ部署で働けるということで、彼らの活躍を祈るとともに、season2に期待したい。

くう 2025/03/03

葵さんがそれでもDV男を選んでしまうのは、きっと「血と体験」なのだろうなと思う。そういう男を選んでしまう母親の血。そして、そういう男を始末した体験。

あんな親のせいで子どもの人生が犠牲になり続けるのは耐えられない。

原作では、この事件に付随してもう一つ、切ない子供、が出て来る。(そちらは地上波ではやりづらいだろうな)

薪さんと雪子さんの間にはいつも鈴木がいて、だから刺々しくなってしまうのは仕方ない。

青木は2人の間に存在する鈴木と成り代わりたい。だからあんなタイミングで告白しちゃうんだよね……。

「あなたの大切な人はいつも私の方を見る」薪さんにとっては地獄のようだし、それは雪子さんにとっての地獄でもあるのよね。

MRI画像はとてもよく出来ていると思う。映像技術の進歩ってすごい。

くう 2025/03/03

倉科さんが海咲にキャスティングされているのに納得のラストだったな。「海咲が天使に見える」黄色い畑をバックに輝く笑顔を見せる海咲が本当に天使のように見えた。

コバルトの海にはクリームカラーのトップス。黄色の畑にはワインカラーのドレス。服も料理もコーディネートされた絵のようにきれいな作品。

ドラマとしては、母の再婚の誤解が解けても心を折らない海咲の頑なさに少しうんざりしたけれど(笑)家族も故郷も海咲を受け入れる。優しい話。

この先の繋がりもずっと信じられる流れで、ほっとした。みんなの幸せを祈りたい。

くう 2025/03/02

涼介に関しては、攫ってきてもブランフォレストにとって何の特もないしそういうことなんだろうなと思ってはいたけれど、池を掘り返す純の姿にはクルものがあった…(でも素手でそこまで?とは思う;)

あんなに幼い子が冷たい土の中にこんなに長い間…と思うと悲しさしかない。ひどい家。

何もかもやっていることが酷すぎて、よく今まで破綻しなかったなと。とりあえず、全部明るみに出て良かったな。

と言っても後1話。

まあ……どう考えても全部やったのは孝子さんではないよね。

母親に罪を被ってもらって、あまり憔悴した様子もないし、真琴こそサイコパスかも。

最終回を楽しみに。

くう 2025/03/02

ドラマを見終わった後、Eテレで坂本龍一教授が指揮した東北ユースオーケストラの番組を見ていた。

そうか。3月になったんだ。と思い出す。あれから14年。「妻と娘はまだ見つかっていない」主人公は、娘と妻が幽霊になって客として乗ってきてくれるようにタクシーの運転手になった。

そして、ある日タクシーに乗せた女子学生が、妻が作った四重奏の楽譜を1枚持っていた。……というファンタジー。

霊感がある少女と霊感が欲しい男。

あの震災で大事な人を亡くした方々は10年経とうが20年経とうが苦しさを抱えて生きている。

会いたい気持ちが伝わる前編