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ユーザードラマレビュー一覧(363ページ目)

くう 2018/06/22

『カーネーション』66・67話  #カーネーション 
冒頭ですっかり回復して元気になったように見えたお父ちゃんの最期を見送る2話。

「ありがとう」と言われた事のない糸子が水筒に酒を詰めて初めて礼を言われる。

もちろん、酒のことだけではなく。

国民服をありがとう。温泉に行かせてくれてありがとう。家を継いでくれてありがとう。孫を抱かせてくれてありがとう。……気持ちがいっぱい詰まった温泉出発前。

大河でも朝ドラでも幽霊演出は多々あるが、これほど切なく美しく悲しい残像は見た事がない。本当に会いたい人の霊は恐くないのだな、と涙しながらオノマチさんの慟哭を聞く。

おっちゃんたちのせいではない。自分が酒を持たせたのが失敗だった。と頭を下げる糸子。

いつも、何かイイ事を計画すると上手く人生が回らない展開はここでも出てくる。

お父ちゃんのために組んだ立派な祭壇。笑顔の写真、思い出話。みなが懐かしみ、笑い、泣き、見ている者も涙する葬式の裏で、贅沢禁止令の時世、豊かすぎる台所事情が近所に知れ渡る。

「糸子をよろしく」と木岡のおばちゃんの所に出てきた夫にひと言も触れられなかった妻が、疲れて寝込んだ娘の髪をなでる。

お父ちゃんへの思いにウルウルしつつ、いろんな意味で「女は恐い」をモヤモヤと見る葬儀シーン。

巨炎 巨炎 2018/06/21

我らが善ちゃん、本日で退場。ただし後継者と遺言は残していく。

大柄なセーラー服を作った糸子への叱責は何も初孫可愛さだけではなく
「子供と向き合って身の丈にあった事をしてやれ」と
自身がハルさんに耳の痛い事を言われながら、それを為す事で親の器量を磨く事が
出来たという自覚があり、親の先輩として糸子に助言しているのです。しかし
善作の返答「分かっとるわい!」、糸子の返答「朝からガミガミ、ガミガミと!」。
背中越しに二人のやりとりを聞いているハルさん、実は倅より孫の方に呆れている。

ここで優子の「セーラー服と三つ編み」を強調したのは、
この66話が娘に才能以上の生き方を要求する三姉妹編の立脚点だから。
勿論、糸子自身が神戸からの贈り物ドレスを着る事が出来なった経験に基づいていますが
この「大は小を兼ねる」の大雑把さは、やはり貞子さん譲り。
そして、そんな理屈を振りかざしていられるのは自分の側に力がある間だけ。
葬儀に集まってくれた人達の言葉から父の優しさを実感する糸子ですが
善作に言わせれば糸子は「馬力だけが取り柄」で経済力がある自分に同じ事が出来ると
安易に思い込み、(社会人としての)娘の身の丈も図らず採寸怠った服(=職場)を
自画自賛した挙句、自分のプライドもろともビリビリに破れてしまう訳で。

善作の言葉に耳も貸さないのに善作の真似なんかするから…。ノリとしては
「仮面ライダーに熱狂するガキンチョがライダーキックを真似て怪我をした」類。

アバター Peridot 2018/06/21

このドラマは「脚本」、「俳優陣」、「スタッフ(美術、その他)」さん達が素晴らしく、設定が細かい上に無駄がありません。いわゆる「BL」として見られてましまいますが、このドラマはそこに拘らず、むしろ「純愛」をテーマにしています。そしてそれが視聴者にも伝わり、「人が人を愛する」というのはどういう事なのかを視聴者に考えさせてくれました。原作がない事から毎週ジェットコースターのように展開される内容と上手く視聴者を騙す構成の予告で翻弄し、放送までの一週間をとても待ち遠しくさせてくれました。本当に素晴らしいドラマだと思います。

風子 風子 2018/06/21

完全にロスですよ~~~~。田中圭くんを見るたびにハルタンにしか見えないし、7月はもう他のドラマに出るんですよね。さびしいです。

くう 2018/06/20

『カーネーション』64・65話  #カーネーション 
介護と子育てと仕事で日がゆらゆら過ぎていく中、父と2人で見る親子のとんび。

お産を甘く見て病院に運んでもらった。暮らしに忙殺されそうな中、優子を負ぶって夕暮れを楽しんだ。夫の浮気に当たり散らした。

泰蔵兄ちゃんと無言ですれ違った。

たくさんの思い出の場所。

「必ずまた着物に戻せる。」必ず戦争は終わる。行った人らは必ず帰ってくる。願いと共に作る「着物に戻せるもんぺ」。

八重子さんは教室に来てくれた。

泰蔵兄ちゃんの出征のための一張羅もんぺ。

「うちが見送りに行ってもいいの?勘助にあんな酷いことしてしもうたのに。」「ごめんな。」

やっと言えた。

隔たりに苦しんでいたのは糸子だけではなく、泰蔵兄ちゃんも同じで。

善ちゃんが見送りに来た時の本当に嬉しそうな輝き。

そうやって、戦争はまた美しい人を連れて行ってしまった。

無理して見送りに出たお父ちゃんは火傷の回復もままならぬ中、疥癬も患い。心斎橋まで通院しなくてはならなくなる。

弱っていく親。
経済的にも時間的にも大変な通院。

現代の在宅介護にも通じる辛い描写。

それでも、必ず治すという強い意志と、家族を支えるという自覚と。

そして、戻って来てくれた八重子さんとのひと時が糸子を支える。

癒しとは、精神的な喜びに他ならない。

くう 2018/06/20

『カーネーション』62・63話  #カーネーション 
「辛気くさい」が家を殺し、風穴が人を救う。そういう2話。

お父ちゃんの大火傷事故から、おばあちゃんも隣で寝込んでいる。あんなにシャキシャキしていたのに、夜中にうなされる姿。あんなものを見てしまったトラウマが消えない衝撃。

日がな一日、赤ん坊は泣く、直子は暴れる、お父ちゃんはカンシャク起こす、お母ちゃんはメソメソ、おばあちゃんはヨロヨロ……

朝か昼か、お父ちゃんかおばあちゃんか、家にこもった澱み。「世界が灰色に見えます」。

現行放送の時には解らなかった「在宅介護」の様相がこの回に描かれていた。再放送を見て、今、父の臨終前は実家が澱んでいたことを思い出す。(国は家庭で臨終推しだけれども、在宅介護は本当に大変なことで。要介護者がいる家の中は灰色になるん)

おまけに、家の中だけではなく、この時代は国も灰色である。

小原家の灰色は「因果応報」だと言う国防婦人会。悪いことをすれば自分に返る。

心から憎らしい!消えろ!と思うけれども、まぁ、自分の事として振り返ると解らなくもない。このおばはんもね……。

糸子も怒りに任せてお手玉を投げはしたけれども、そんな風には考える。確かに、人を傷つけた。その傷が糸子の中にある。

けれども、「灰色」は、きちんと晴れる。

神戸のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんは、いつも突破口をくれる人たち。

「辛気くさいは寿命を縮める」

この精神は、時に反省よりも大事や。

そうやって生まれたのが、オシャレもんぺ教室だった。

「着物に戻せるモンペの研究」は、立派なお仕事会議描写。

そして行われる教室の女性たちの生き生きとした様子。サエさんというブレないキャラを中心に、一張羅の張り合いから、作業を通して仲間意識ができるまで。

最後にはみんな笑顔。

風穴が開けば、家族も笑顔になる。

「人の笑顔を見ているだけで泣ける」ドラマや映画は、基本、名作なんだよ。

巨炎 巨炎 2018/06/19

重責が主人公一人にかかり過ぎて、さしもの糸子もヘロヘロ。
しかし、そのままじゃ終わらない。
(澤田さんとの関係は一言、多い者同士ともいえるか)

苦境に負けない娘の逞しさを背中越しに感じる善作。
家長としての糸子に、もう自分の助けはいらないという老兵の心境。
糸子も今は幼い娘達に同じ気持ちを抱く日がくるのでは…?と思っていたら
終盤に「ああ、ここなんだな」という場面が入ります。
モンペ教室も含めて63話は最終週への伏線ですね。

追記:メシスタント一つとっても描き方が違うわ!

くう 2018/06/18

『西郷どん』第23回 #西郷どん

子どもの頃から共に上を目指して駆け回った仲間同志が粛清し合う……

切ない悲しい寺田屋事件に迫力の映像演出。

主人公がいない方が歴史的に盛り上がるシーンが………(

http://dramablog.cinemarev.net/blog-entry-6132.html

くう 2018/06/17

『崖っぷちホテル!』10話最終回 #崖っぷちホテル
初めの何話かは『王様のレストラン』じゃねーかという感想しかなかったけれども、1人1人宇海さんに折れていくに連れ、可愛い愛しいキャラクターたちに親しみを感じるようになってきました。

最後までストーリーは予定調和ながら、見ていて非常に気持ちいいドラマになったなぁと思います。

フランク・シナトラの主題歌は格調高すぎるんじゃ……と思っていたけれども、結果的にはクラッシックなホテルにとても合っていた。今ではこの主題曲以外は考えられません。

個人的には、厨房の2人が好きで大好きで、もうそれだけで10話見られた感じですわ(笑)←そこ。

アバター olive 2018/06/17

「ブラックペアン」9話
佐伯先生(内野聖陽)愛が激しい東城大の先生たち。
教授を救うぞーーーー!
世界の中心で教授愛叫んだり、
顔芸抑え気味だったのに、
ここにきて演出家から要望されたのか?
大和田専務顔になるいとこの猿之助。
それでも医者ですか!(高階先生)と問われ、
はい、医者です。
ほら、あれですよ。
志村けんの変なおじさん顔でいってくださいとでも
演出家さんに言われたのか?
つっこみどころと、ニノ渡海先生と高階先生による二人羽織術式が、
ゲーマーニノの見せ場になった9話でした。

https://ameblo.jp/olive845/entry-12384218775.html

くう 2018/06/17

「ブラックペアン」第9話  #ブラックペアン 
佐伯愛が止まらない黒崎教授の叫びと劇伴に使われた「レクイエム」に笑いを禁じ得な……あ、すいません(爆)

最初から、渡海先生を入れておけば延長しなくても良かったのに……と思うものの、これは、遠隔操作でカエサルを使っても成功するかという佐伯教授の身を犠牲にした二人羽織手術実験だったのですね(えっ、違う?)

とりあえず、例のペアン映像はイイヌマタツジという患者のもので、その手術ミスを押しつけられた(たぶん)のが渡海先生の父親だったということは分りました。

ラスト、先生が何を言ったのかはよく分かりませんでしたが、ニノ、誕生日おめでとう(無関係)

アバター りりこ 2018/06/17

初めは突っ込む気で見ていましたけど、一番はまったドラマかも知れません。まさか泣かされるとは思ってもいませんでした。「うれしいなあ。愛は勝つんだ。」というセリフ。「楽しかったなぁ。」も寂しそうで悲しくて泣けました。最後まで素晴らしかったです。

くう 2018/06/16

『カーネーション』60・61話  #カーネーション
そうかぁ……もう、この回か……。と思った。

ある意味、小原家にとっては空襲よりも衝撃的だったかも知れない。覚悟のないところでのあの事故だもの。あんな物であそこまでになるとは思わなかったもの。

勝さんの出征、そして浮気の発覚。それでも日々は回る。糸子は忙しい。忙しいながらも夫が居ない寂しさと夫がやらかした事の憎らしさで頭グルグルしていた矢先。

ミシン一台ほどの金属が戦争の何の役に立つのだろう。夫ひとりの骨で報われる正義とは何なのだろう。夫が寝ていたはずの隣にそっと手を伸ばす……

そんなシミジミとしたシーンの直後だもの。

人に火がつく映像は衝撃的だった。

泣きわめくお母ちゃん、放心状態のおばあちゃん。

娘たちは俄然強くなる。

そして、近所の人たちの救い。

1人で生きてきたわけじゃない。

人の有り難さを実感する中での出産。

大火傷で安静状態のお父ちゃんの目から涙がこぼれて、口がきけなくなったかと思うほど弱っていたおばあちゃんから「見して見して」の明るい声が出て。

初めてのお産体験に手が震える昌ちゃんと妹たちみんなに祝福されて。

めでたい子やなぁ……と思うと同時に、みんなを救った子やな。と思うのだった。

子どもは本当に家の宝。

巨炎 巨炎 2018/06/15

初回の暖、観返してみると暑苦しい奴(笑。そりゃ真海も「頭悪そうな男だ」と言うわ。
しかし、その後に「…でも幸せそうだ」。
冷たく暗い復讐者としての仮面の下にある優しさ、本作はそこに力を入れていました。
母親として結構、壊れた所もある留美に敬意を払っていく所とかね。

カタルシスだけなら入間を叩き潰す場面がピークですが、その後の晩餐会。
幸男は許せないが、幼い娘には罪は無い。(入間の息子は…未蘭に任せよう)
だから、まだ元夫を信じたい気持ちが残っている、すみれの前で奴らの本性を暴いた。
娘と二人で生きていく事を決めたすみれの中に居るのは幸男ではなく暖。

正に「華麗なる復讐」の物語でした。

巨炎 巨炎 2018/06/15

重傷を負った父、三女の出産と怒涛の展開。
消火活動、夜中に病院まで付き添い、家の修繕指揮の後に陣痛発作。
「なんちゅうタマや」と思った直後に
「どれだけ周囲に助けられてきたか」と。
本放送作品のお陰もあって糸子が謙虚な人間に見えてくる(爆。

妊婦を気遣う木岡のおばちゃんに、
ビクビク、オロオロが出産を聞いて母親のスイッチが入る千代さん。
こういうのが無いから最近の朝ドラは…。

名作映画へのリスペクトも強い、「カーネーション」。
妊婦が火に接する事への迷信をさかんに気にするのは「悪魔の手毬唄」を意識?
女好きな亭主のお陰で「嫉妬=我欲」と「我が子への想い」に揺れる
リカという女性が一番、守りたかった里子を手にかける話。
(聡子と里香の名前は多分、この作品が由来)
聡子が勝似なのは、この時期に亭主の事で悶々とする事が多かったからかも。