みんなが投稿できるドラマの感想クチコミレビューとデータベースサイト
メニュー
サイドバー
前へ
次へ
検索
本サイトにはプロモーションが含まれています
『カーネーション』85・86話 #カーネーション 安岡のおばちゃんを奈津の所に引っ張ることで、どちらも救われる……。
もちろん、そんな計画的にやるわけがなく。糸子は、自分じゃダメだと解っているから頼んだだけ。
好きだったお兄ちゃんの話、おばちゃんにだけは出来た奈津。
奈津の性格、糸子よりも繊細に把握していた勘助。
みんなが不幸な時には、弱い者同士の方が分り合えるところが大きい部分があって。
「あんたも辛かったな」。たぶん、みんな辛かったんだ。糸子も夫と父を亡くした。おばあちゃんもおばちゃんと会わずに逝った。
けれども、おばちゃんと奈津が寄り添う事で全て浄化する。
安岡美容室は、岸和田商店街の戦後の始まり。
紳士服の仕事を終えて、周防は小原洋裁店を去って行く。
「喋れんようになったんは、好きになってしまいそうやったからです。
さよなら。
もう二度と会いませんように。」
もし会えなかったらどうなっていただろう。
二度と会えない後悔と、また会えてしまった後悔は、どちらの方が大きく思えただろうか。
晩年の糸子に聞いてみたい。
大雨で日本中、大変な被害が出てきて…。有難いことに、我が地域は、普通の降雨程度で、久しぶりに、カーネーション再放送を視聴…。二話目、糸子のお陰で、なつこと安岡家が、やっと、前のみを見て生きていこうと、再生する話…。とにかく、涙が出て涙が出て…。で、ガラッと変わって、美容室オープン・女の子もだんじりを引くって、すんご〜っく明るく終わった…。ほんの15分のドラマなのに、なんでこんなに心を揺さぶられちゃうんだろう…あらためて、カーネーションの凄さ実感…他の追随を許さないですよねえ…。
奈津に励ましの言葉をかける毎に廃人寸前だった玉枝さんに活力が戻ってくる様。 「ごちそうさん」で組合長(違)は「人を助ける事で自分も救われる」と言いましたが 「カーネーション」はそれを役者が仕草でもって表現する。 「ごち」が凡庸と言うより、「カーネ」が尋常では無いというのが正しい。 八重子さんの苦労もやっと報われました。
片や8分も経過してから、やっとこ登場した糸子。 奈津の為に安岡家に乗りこんでいった覚悟は長続きせずに 「お金があれば人を助けられる」と早くも慢心。 人間、精進は困難だが増長は至極、簡単。 それでなくても芯が強い分、経験の咀嚼率は低いし骨の髄までお調子者だし。 「人の性根とはおいそれと変わらぬもの」(by西行)
交渉シーンを見ても周防編は地元の親分が戦災未亡人を囲っているケースの 性別をひっくり返したようなものだと解ります。
『カーネーション』83・84話 #カーネーション
酔い潰れた夜からの再会。組合長に「女だと配慮するな」と言った直後の女心を呼び覚ます再会となる。
恵ちゃんが小原洋装店へ入り組合を紹介したこと、北村が糸子にケンカ売ったこと、紳士服の職人が必要となったこと、組合長が「女だと配慮しない」で周防を紹介したこと。全てが縁であり、運。
お父ちゃんの仏壇に祈った結果、軍服の仕事が回ってきたあの回のように、人生は全てが何かのいたずらのように巡っている。
周防の方は、明るく気風良くカラッとした女傑の中に、時代を先行するデザイナーとてしのセンスと、友を助けるための勇気と、自分の弱点を嘆く繊細さのアンバランスさを見る。
糸子の方は、紹介された職人の聞きなれない長崎言葉に耳を傾けている内に、口から洩れる言葉の優しさと美しさに魅せられる。仕事への真面目さ、自分の盾になってくれる男らしさ。
そして、いつの間にか心の内の問いかけは「周防さん」で始まるようになる。
人の心が恋に傾くのに十分なプロセス。
その魅力が役者の演技と佐藤直紀さんの情緒あふれる音楽と古い写真の中に入り込むような映像で輝く。
このまま漫画家編が終わるのかなということは予想していましたが、あらすじサイトで見た今後の話が意味解らなくて驚きました。百均で働くアルバイトの話であと3ヶ月も繋げるんでしょうか。斉藤工さんが無駄使いにならなければいいんですけど。
『カーネーション』81・82話 #カーネーション 81回はこの世界でひとつの時代が終わる回。
「新時代の生地」を見つけ、サエさんが「これ服にして、町歩きまわったら、自分が生まれ変わったような気がするわぁ」と飛びつく服を、ずっと父に姉に家に守られてきた優しい妹が着る。
いつの間にか進行していた妹の恋。
戦地から帰ってくる恋人。新しい服。糸子が着られなかった花嫁衣裳。そして、おばあちゃんの死。
古いものは温かく終りを迎え、新しい時代に入る。
82回は懐かしい恵ちゃんが登場し、その人脈から糸子に新しい世界が広がる。
組合長、北村、そして、周防さん。
始まりは騒がしく、でも印象深く。
「おい(私)」すら聞き返す言葉の違いの興味から、彼の背中に父を男を感じる懐かしさから、糸子の中に今まで感じた事のなかった世界が広がる。
三味線を持つ周防さんの指までが美しい。
静子の嫁入り。千代さんのアップと善作写真は自分達の駆け落ちを思い出している? 糸子のお古(というか事実上、新品だが)がいつも静子に流れていきますが 柳生みゆさんはNHK版「大岡越前」で確かほっしゃんと夫婦役を演じます(笑。
そしてハルさんの他界。戦争からの立ち直りと並行して 「世代交代」により戦前から続いた糸子を取り巻く世界も変わっていく。 ただ後半で問題になるのが戦後社会の急激な変化がもたらす影響。 今回、千代さんは娘が幸せに向かって自分の足で歩いていく様を 嬉しそうに見ていますが同じ世代になった時の糸子の心中はかなり複雑になる。 「ウチは、この家で死にたかったんや」「早う、お迎えがこんやろか」 と繰り返していたハルさん。早くに亡くなったであろう夫や先立った倅との思い出に しがみついていたのであろう、今の糸子には想像もつかない孤独感を 晩年には糸子自身がよりシビアな形で背負うことになる。
82話から本当の意味で後半開始でしょうか。 戦地帰りの男達が酒と煙草に興じながら醸し出す空気感。 「あさが来た」の時より余程、怖いよなぁ…。
『カーネーション』79・80話 #カーネーション 79回はまた思い出深い回。このドラマに限っては全て神回だと思っていて、何一つ心に残らない回はないのだけれども、特に残っている。
八重子さんのパーマ機を買いに昌ちゃんも連れて東京まで出てきた糸子が、東京も空襲の被害が大きかったことを目にし、旅先で戦争孤児の泥棒に出会うという、戦争の傷跡残る体験。
布団の中に潜って震えている子の手を握り隠してやる。糸子のその優しさ。
自分の子どもたちにはとりあえず片親が居るという幸せをかみしめ、「おばちゃんら頑張って、もっともっとええ世の中にしちゃるさかい」と決心する。
80話では戦地で勝さんと過ごした人が家族写真を持って訪ねてきてくれて、最後まで夫の側には自分たち家族が居たのだと思い知る。
戦後と家族と子ども。
これはずっとこの後もこのドラマのテーマになっていて、
ここで子どもの泥棒に情けを与え、子どもを親のために泣かせない国を作りたいと決意した糸子が、
やがて……
という流れがやって来る。
何一つ無駄はなく、一回一回完結しつつ、ヒロインの善だけで出来ている人生ではない、思い通りの人生なんてない、という種を蒔きながら進むストーリー。
こんなに毎日泣いていたかなぁ、と我ながらおかしくなるほど毎日再放送で泣いている。
14週四話と15週冒頭二話で戦争の傷を一歩ずつ乗り越えていくのが解ります。
しかし15週冒頭から子役キャスト交代を見ると、 やはり14週は先週に全部、放映していてくれてればとも思う(汗。 安岡家は太郎に玉枝さんを背負う大役が待っているから仕方ないけど 小原家は周防編が本格始動の16週まで現状で引っ張っても良かったのでは?
そして、また来週から相撲です。 8月には高校野球もあるし9月までかかる可能性大。
子役時代を除けば今回が一番、面白かったかも(爆。
徹底的に追い詰められて、やっと感謝の言葉や土下座が見られる主人公。 彼女を気遣うボクテ、ユーコ、そして(声だけだけど)律。 鈴愛にとって「嬉しい」というより「羨ましい」と言うべきか。
彼らは(描写に多々、問題アリだが)20代前半で挫折を味わい その経験を咀嚼して己が身の丈をはかり、地に足を付け相応に大人になった。 鈴愛だけが「私は大人だ!」と喚ていた頃のまま。 十年、この業界に身を置けば相応の苦労とそれに伴う成長があって然るべきという点は スルーするにしてもドラマ的に鈴愛にも成長の糧となるイベントは幾つも用意されながら 彼女は咀嚼もせずに「不味い!」と外に吐き出してきました。
自分のアイデアを盗用したと外の世界に放りだされて立ち上がった ボクテにアイデアを求めに走る鈴愛を見やるユーコは 妹か大きな娘に対するようで、とても同い年には見えません。 ユーコの甘やかし…は仕方ない。叱ったら逆ギレを繰り返してきたのは鈴愛。 もう、なるようにしかならない。 その意味でユーコは鈴愛を見捨ててはいないが見限っているのでしょう。
先週ラストはカモキンと決裂か?と思わせたマッサン。
住吉酒造時代なら食堂で荒れまくりになる所でしたが 春さんやキャサリン相手に愚痴りながらも軌道修正。 会社の方針とモチベーションの整合性をとっていく。 名前の通り亀の歩みではあるが、ちょっとずつ成長。
カモキンもその姿勢を認めながら 「売ってこなかったら会社にお前の居場所はないぞ」と手綱を取るのも忘れない。 社会人のドラマはやはり、かくあるべし。
#限界団地 第4話 寺内さんと加代子さんの親密さの真実が解った回……。親しさの影に悪魔が生まれる物語があったのですね~~。
そして、穂乃花ちゃんの「性質」により、本格ホラーの一面が!!
『バカボンのパパよりバカなパパ』第1話 #バカボンのパパよりバカなパパ 漫画家の職場描写は面白くて、ホームドラマが入ろうが飲みに行っていようが、描くときは描くのだ!!の姿勢が解ってとても良かったのだが……
後半になると完全にホームドラマになってしまい、しかもストーリー的には完結してしまったので、来週から何をやるのかなって(爆)
トキワ荘時代などからもっと漫画家人生を描くのかと思っていたので、ちょっと拍子抜け。
ともあれ、懐かしいキャラクターにワクワクしたり、役者さんたちの演技を楽しんだり見どころはいっぱい。
玉鉄さんは本当に……心配になるくらいこういうボケっとした役が上手いですよね。あんなに美しいのに!!
『カーネーション』77・78話 #カーネーション 戦争が終わって。新しい時代はまず恐っそろしい進駐軍の噂から始まる。岸和田にもついに姿を現すアメリカさん。
こっちも人間だが向こうも人間。誰も姿を現さない岸和田の商店街で「残念だなぁ。日本の絵葉書ほしかったのに。」と言う米兵2人組。可愛い。ドラマ史上一番可愛いアメリカさん。
相手が話が通じる人間だと解れば、商売も出来る。
アメリカさんは新しい文化や食べ物を日本にたくさん持ち込んでくれた。当然、目が光る糸子。
けれども、糸子の中ではこの時まだ、洋服は「金の代り」でしかない。物々交換のために、食べるために縫う。
その気持ちを変えてくれたのがサエさん。
「男がだんじり引かなならんように、女もお洒落せなあかんねん!」
この人との出会いがどれだけ糸子の仕事に生かされて来たか。
やりがいのある仕事は生きがいになる。
その望みは八重子さんも同じで。
戦争で夫を失い、優しかった義母は心を失い、家全体が病んでいる。
逃げ出そうとする中、糸子が八重子さんを光のある方向に引っ張る。
「日本中の女が、これからはパーマと洋服なんや!!」
八重子さんは実家に帰ってもパーマ屋が出来るわけではない。
病んだ環境はどこかに突破口をつくらなきゃならない。
糸子の「安岡美容室」「安岡美容室」に洗脳されていく八重子さん。
進駐軍から、サエさんとの再会から、洋服作りへの意欲から、パンパンの子らのおしゃれな服とパーマから……の、八重子さんへの「これからはパーマと洋服」。
この2話だけでも、無駄なく全部繋がっている。
サエに始まり、八重子さんに帰結。
仕草や表情を織り交ぜた、この会話劇の流れ。言葉遊び等、不要。 糸子の交渉力や木之元との即興コンビを見せる闇市シーンも終戦直後独特の活気に あふれていて、これがモノクロ映像ならクロサワ映画のよーだ。
『カーネーション』85・86話 #カーネーション
安岡のおばちゃんを奈津の所に引っ張ることで、どちらも救われる……。
もちろん、そんな計画的にやるわけがなく。糸子は、自分じゃダメだと解っているから頼んだだけ。
好きだったお兄ちゃんの話、おばちゃんにだけは出来た奈津。
奈津の性格、糸子よりも繊細に把握していた勘助。
みんなが不幸な時には、弱い者同士の方が分り合えるところが大きい部分があって。
「あんたも辛かったな」。たぶん、みんな辛かったんだ。糸子も夫と父を亡くした。おばあちゃんもおばちゃんと会わずに逝った。
けれども、おばちゃんと奈津が寄り添う事で全て浄化する。
安岡美容室は、岸和田商店街の戦後の始まり。
紳士服の仕事を終えて、周防は小原洋裁店を去って行く。
「喋れんようになったんは、好きになってしまいそうやったからです。
さよなら。
もう二度と会いませんように。」
もし会えなかったらどうなっていただろう。
二度と会えない後悔と、また会えてしまった後悔は、どちらの方が大きく思えただろうか。
晩年の糸子に聞いてみたい。
大雨で日本中、大変な被害が出てきて…。有難いことに、我が地域は、普通の降雨程度で、久しぶりに、カーネーション再放送を視聴…。二話目、糸子のお陰で、なつこと安岡家が、やっと、前のみを見て生きていこうと、再生する話…。とにかく、涙が出て涙が出て…。で、ガラッと変わって、美容室オープン・女の子もだんじりを引くって、すんご〜っく明るく終わった…。ほんの15分のドラマなのに、なんでこんなに心を揺さぶられちゃうんだろう…あらためて、カーネーションの凄さ実感…他の追随を許さないですよねえ…。
奈津に励ましの言葉をかける毎に廃人寸前だった玉枝さんに活力が戻ってくる様。
「ごちそうさん」で組合長(違)は「人を助ける事で自分も救われる」と言いましたが
「カーネーション」はそれを役者が仕草でもって表現する。
「ごち」が凡庸と言うより、「カーネ」が尋常では無いというのが正しい。
八重子さんの苦労もやっと報われました。
片や8分も経過してから、やっとこ登場した糸子。
奈津の為に安岡家に乗りこんでいった覚悟は長続きせずに
「お金があれば人を助けられる」と早くも慢心。
人間、精進は困難だが増長は至極、簡単。
それでなくても芯が強い分、経験の咀嚼率は低いし骨の髄までお調子者だし。
「人の性根とはおいそれと変わらぬもの」(by西行)
交渉シーンを見ても周防編は地元の親分が戦災未亡人を囲っているケースの
性別をひっくり返したようなものだと解ります。
『カーネーション』83・84話 #カーネーション
酔い潰れた夜からの再会。組合長に「女だと配慮するな」と言った直後の女心を呼び覚ます再会となる。
恵ちゃんが小原洋装店へ入り組合を紹介したこと、北村が糸子にケンカ売ったこと、紳士服の職人が必要となったこと、組合長が「女だと配慮しない」で周防を紹介したこと。全てが縁であり、運。
お父ちゃんの仏壇に祈った結果、軍服の仕事が回ってきたあの回のように、人生は全てが何かのいたずらのように巡っている。
周防の方は、明るく気風良くカラッとした女傑の中に、時代を先行するデザイナーとてしのセンスと、友を助けるための勇気と、自分の弱点を嘆く繊細さのアンバランスさを見る。
糸子の方は、紹介された職人の聞きなれない長崎言葉に耳を傾けている内に、口から洩れる言葉の優しさと美しさに魅せられる。仕事への真面目さ、自分の盾になってくれる男らしさ。
そして、いつの間にか心の内の問いかけは「周防さん」で始まるようになる。
人の心が恋に傾くのに十分なプロセス。
その魅力が役者の演技と佐藤直紀さんの情緒あふれる音楽と古い写真の中に入り込むような映像で輝く。
このまま漫画家編が終わるのかなということは予想していましたが、あらすじサイトで見た今後の話が意味解らなくて驚きました。百均で働くアルバイトの話であと3ヶ月も繋げるんでしょうか。斉藤工さんが無駄使いにならなければいいんですけど。
『カーネーション』81・82話 #カーネーション
81回はこの世界でひとつの時代が終わる回。
「新時代の生地」を見つけ、サエさんが「これ服にして、町歩きまわったら、自分が生まれ変わったような気がするわぁ」と飛びつく服を、ずっと父に姉に家に守られてきた優しい妹が着る。
いつの間にか進行していた妹の恋。
戦地から帰ってくる恋人。新しい服。糸子が着られなかった花嫁衣裳。そして、おばあちゃんの死。
古いものは温かく終りを迎え、新しい時代に入る。
82回は懐かしい恵ちゃんが登場し、その人脈から糸子に新しい世界が広がる。
組合長、北村、そして、周防さん。
始まりは騒がしく、でも印象深く。
「おい(私)」すら聞き返す言葉の違いの興味から、彼の背中に父を男を感じる懐かしさから、糸子の中に今まで感じた事のなかった世界が広がる。
三味線を持つ周防さんの指までが美しい。
静子の嫁入り。千代さんのアップと善作写真は自分達の駆け落ちを思い出している?
糸子のお古(というか事実上、新品だが)がいつも静子に流れていきますが
柳生みゆさんはNHK版「大岡越前」で確かほっしゃんと夫婦役を演じます(笑。
そしてハルさんの他界。戦争からの立ち直りと並行して
「世代交代」により戦前から続いた糸子を取り巻く世界も変わっていく。
ただ後半で問題になるのが戦後社会の急激な変化がもたらす影響。
今回、千代さんは娘が幸せに向かって自分の足で歩いていく様を
嬉しそうに見ていますが同じ世代になった時の糸子の心中はかなり複雑になる。
「ウチは、この家で死にたかったんや」「早う、お迎えがこんやろか」
と繰り返していたハルさん。早くに亡くなったであろう夫や先立った倅との思い出に
しがみついていたのであろう、今の糸子には想像もつかない孤独感を
晩年には糸子自身がよりシビアな形で背負うことになる。
82話から本当の意味で後半開始でしょうか。
戦地帰りの男達が酒と煙草に興じながら醸し出す空気感。
「あさが来た」の時より余程、怖いよなぁ…。
『カーネーション』79・80話 #カーネーション
79回はまた思い出深い回。このドラマに限っては全て神回だと思っていて、何一つ心に残らない回はないのだけれども、特に残っている。
八重子さんのパーマ機を買いに昌ちゃんも連れて東京まで出てきた糸子が、東京も空襲の被害が大きかったことを目にし、旅先で戦争孤児の泥棒に出会うという、戦争の傷跡残る体験。
布団の中に潜って震えている子の手を握り隠してやる。糸子のその優しさ。
自分の子どもたちにはとりあえず片親が居るという幸せをかみしめ、「おばちゃんら頑張って、もっともっとええ世の中にしちゃるさかい」と決心する。
80話では戦地で勝さんと過ごした人が家族写真を持って訪ねてきてくれて、最後まで夫の側には自分たち家族が居たのだと思い知る。
戦後と家族と子ども。
これはずっとこの後もこのドラマのテーマになっていて、
ここで子どもの泥棒に情けを与え、子どもを親のために泣かせない国を作りたいと決意した糸子が、
やがて……
という流れがやって来る。
何一つ無駄はなく、一回一回完結しつつ、ヒロインの善だけで出来ている人生ではない、思い通りの人生なんてない、という種を蒔きながら進むストーリー。
こんなに毎日泣いていたかなぁ、と我ながらおかしくなるほど毎日再放送で泣いている。
14週四話と15週冒頭二話で戦争の傷を一歩ずつ乗り越えていくのが解ります。
しかし15週冒頭から子役キャスト交代を見ると、
やはり14週は先週に全部、放映していてくれてればとも思う(汗。
安岡家は太郎に玉枝さんを背負う大役が待っているから仕方ないけど
小原家は周防編が本格始動の16週まで現状で引っ張っても良かったのでは?
そして、また来週から相撲です。
8月には高校野球もあるし9月までかかる可能性大。
子役時代を除けば今回が一番、面白かったかも(爆。
徹底的に追い詰められて、やっと感謝の言葉や土下座が見られる主人公。
彼女を気遣うボクテ、ユーコ、そして(声だけだけど)律。
鈴愛にとって「嬉しい」というより「羨ましい」と言うべきか。
彼らは(描写に多々、問題アリだが)20代前半で挫折を味わい
その経験を咀嚼して己が身の丈をはかり、地に足を付け相応に大人になった。
鈴愛だけが「私は大人だ!」と喚ていた頃のまま。
十年、この業界に身を置けば相応の苦労とそれに伴う成長があって然るべきという点は
スルーするにしてもドラマ的に鈴愛にも成長の糧となるイベントは幾つも用意されながら
彼女は咀嚼もせずに「不味い!」と外に吐き出してきました。
自分のアイデアを盗用したと外の世界に放りだされて立ち上がった
ボクテにアイデアを求めに走る鈴愛を見やるユーコは
妹か大きな娘に対するようで、とても同い年には見えません。
ユーコの甘やかし…は仕方ない。叱ったら逆ギレを繰り返してきたのは鈴愛。
もう、なるようにしかならない。
その意味でユーコは鈴愛を見捨ててはいないが見限っているのでしょう。
先週ラストはカモキンと決裂か?と思わせたマッサン。
住吉酒造時代なら食堂で荒れまくりになる所でしたが
春さんやキャサリン相手に愚痴りながらも軌道修正。
会社の方針とモチベーションの整合性をとっていく。
名前の通り亀の歩みではあるが、ちょっとずつ成長。
カモキンもその姿勢を認めながら
「売ってこなかったら会社にお前の居場所はないぞ」と手綱を取るのも忘れない。
社会人のドラマはやはり、かくあるべし。
#限界団地 第4話
寺内さんと加代子さんの親密さの真実が解った回……。親しさの影に悪魔が生まれる物語があったのですね~~。
そして、穂乃花ちゃんの「性質」により、本格ホラーの一面が!!
『バカボンのパパよりバカなパパ』第1話 #バカボンのパパよりバカなパパ
漫画家の職場描写は面白くて、ホームドラマが入ろうが飲みに行っていようが、描くときは描くのだ!!の姿勢が解ってとても良かったのだが……
後半になると完全にホームドラマになってしまい、しかもストーリー的には完結してしまったので、来週から何をやるのかなって(爆)
トキワ荘時代などからもっと漫画家人生を描くのかと思っていたので、ちょっと拍子抜け。
ともあれ、懐かしいキャラクターにワクワクしたり、役者さんたちの演技を楽しんだり見どころはいっぱい。
玉鉄さんは本当に……心配になるくらいこういうボケっとした役が上手いですよね。あんなに美しいのに!!
『カーネーション』77・78話 #カーネーション
戦争が終わって。新しい時代はまず恐っそろしい進駐軍の噂から始まる。岸和田にもついに姿を現すアメリカさん。
こっちも人間だが向こうも人間。誰も姿を現さない岸和田の商店街で「残念だなぁ。日本の絵葉書ほしかったのに。」と言う米兵2人組。可愛い。ドラマ史上一番可愛いアメリカさん。
相手が話が通じる人間だと解れば、商売も出来る。
アメリカさんは新しい文化や食べ物を日本にたくさん持ち込んでくれた。当然、目が光る糸子。
けれども、糸子の中ではこの時まだ、洋服は「金の代り」でしかない。物々交換のために、食べるために縫う。
その気持ちを変えてくれたのがサエさん。
「男がだんじり引かなならんように、女もお洒落せなあかんねん!」
この人との出会いがどれだけ糸子の仕事に生かされて来たか。
やりがいのある仕事は生きがいになる。
その望みは八重子さんも同じで。
戦争で夫を失い、優しかった義母は心を失い、家全体が病んでいる。
逃げ出そうとする中、糸子が八重子さんを光のある方向に引っ張る。
「日本中の女が、これからはパーマと洋服なんや!!」
八重子さんは実家に帰ってもパーマ屋が出来るわけではない。
病んだ環境はどこかに突破口をつくらなきゃならない。
糸子の「安岡美容室」「安岡美容室」に洗脳されていく八重子さん。
進駐軍から、サエさんとの再会から、洋服作りへの意欲から、パンパンの子らのおしゃれな服とパーマから……の、八重子さんへの「これからはパーマと洋服」。
この2話だけでも、無駄なく全部繋がっている。
サエに始まり、八重子さんに帰結。
仕草や表情を織り交ぜた、この会話劇の流れ。言葉遊び等、不要。
糸子の交渉力や木之元との即興コンビを見せる闇市シーンも終戦直後独特の活気に
あふれていて、これがモノクロ映像ならクロサワ映画のよーだ。