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ユーザードラマレビュー一覧(353ページ目)

巨炎 巨炎 2018/05/31

第5週までは才能開花の途上、第6週は才能を制御する経験を積む話。
比べて第7週、実はラストシーンへのタメもあり糸子をかなり否定的に描いています。

店を繁盛させるため商品を高く売りつけようとしたら空回りするのにお客目線で行動した途端に芋蔓。後任洋裁師より糸子の評価が高いのが勝の贔屓目で無い事は立体裁断の場面を見れば解る。しかし糸子は培ってきた職人技術の他は天性で備えたお客目線に依る閃きだけで、これらの結果を出しており悩んで考えた思考の積み重ねの中で培われる確固たる意思が無い。だから「職人ごっこ」という善作の指摘に対して明確な解答を出せないまま
「ウチが商売人として成長してるか判らん内に店が繁盛してしまいました」となる。
三姉妹編では自分の才能を見て欲しいという意識が前に出過ぎて、お客に敬遠された直子が『デザイナーが自信を持って勧めるから、お客も自信を持って着られる。その自信が人と服の双方を宇美しく見せる』というスタンスを確立させるまで二年を要しました。これは糸子が根岸先生に最初に学んだ事ですが、上京した際にそれを娘に上手く伝え指導した様子は無く一応「服ちゅううんは、お客さんが気持ちよう着て初めて完成するんや」発言が考える切っ掛けになったものの直子には具体的にどういう事か解らず糸子自身にも(息をするぐらい当たり前の感覚のため)上手く説明は出来ない。だから間に優子が入る。

初見で、ここまで読み解くのは至難ですが三姉妹編で優子や直子の立場で、この時期の糸子を想起させようとする制作側の意図を映像から受け取るのは可能。板尾(笑)と糸子のアップを交互に映す演出が再度、用いられるのは百貨店支配人&優子の場面のみ(「べっぴんさん」では無駄に乱発しとりましたが)。姉の接客を見た直子は「如何に自分の良さをアピールするか」という行動指針を得る。
優子は聡子にも「職人としては充分一人前」と前置きをして、その先の指針を示した上で
「東京の店一軒、流行らせられるだけの力つけて帰ってきました」と言う。

10人のデザイナーの中で採用の一枠を才能で勝ち取ってしまう糸子と
「勉強やで」を誰よりも実践する事で、そこに至った優子の差は
後進への指導力や社会人としての地に足のつき具合といったスペック外の所に表れ
父の教えや思惑を一足飛びに飛び越えてきたツケが後半、確実に回ってくるのです。

くう 2018/05/30

『カーネーション』39・40話 #カーネーション 
たった1話で生地屋が繁盛するなんてさぁ!!と思わなくて済むのは、そこまでの描き方が本当に丁寧だからですよ。

このドラマを見ていて心から思うのは、「丁寧」に必要なのは描く時間ではないということ。

生地屋に入ってから繁盛するまで20分間弱ほど。描く時間はそれほどでも、何日間も糸子が昼間は店に立ち、夜中にセーラー服を縫う姿が見えるようです。(「行間」とは、つまりそういうことですよね)

1話15分の密度の濃さは、ドラマの外に見えない時間を想像させる情報量の多さ。

モデルの小篠綾子さんは実際に独自の立体裁断を行っていたそうですが、別に史実通りでなくてもいいのです。仕事っぷりは、視聴者が「きっとこうだったのだろう」と信じられるリアルさを作り出してくれればそれでいいのです。

カーネーションの素晴らしさは、糸子がしっかり仕事ばかりしている姿を描いたからではない。

コスプレや「ごっこ」ではない世界が溢れているから。

そして『カーネーション』を見てしまった視聴者は15分でこれが出来ることを知ってしまっているから贅沢になってしまっているのです(笑)

くう 2018/05/29

『シグナル 長期未解決事件捜査班』第8話 #シグナル
毎回のように書いてしまっていますが、今回は本当に理不尽で悔しくて悔しくて。未成年が関わった冤罪なだけに、やりきれない思いが止まりませんでした。

そして、ラストのあの発見……。切ない。

この突き落されるようなやり切れなさは韓ドラよりも韓国映画に近い。秀逸ですね。

このカンテレ制作の火9枠、個人的にはツッコミ所で楽しむ系が多いと思っていたのですが、このドラマにはなかなかそういう余裕がなくて(笑)

いや。本当に面白いです。
何とか悲劇のない方向に行って欲しいなぁ。

巨炎 巨炎 2018/05/29

奈津のドラマに半月の鬱屈が洗われる~。片や糸子は職場を早退。

第5週でパッチ屋が再登場し、第6週でロイヤル中庭に一人が頻繁に入った答えがこれ。
父の反対を押し切ってまで務めたパッチ屋でミシンを使わせてもらうためには職場の先輩達に認めてもらわなければならず、そのために何をすべきか糸子の感覚は常に研ぎ澄まされており退職二年後にも人脈が残っていました。しかし父に送りだされたロイヤルでは、そこまでの気概が無い。糸子に静子的な考え方があれば父に負担をかけてきた事に責任を感じる気持ちをモチベーションとし顧客や同僚相手に人脈を募り別の方向を模索するだろうし、そういう経験はどういった形で洋裁屋を立ち上げるにせよ生きてくるのですが、そこは「馬力と勢いだけが取り柄」(by善ちゃん)。
大手呉服屋若番頭という中堅職を経て旗揚げした善作としては生地屋や売り子のスキル云々というより「女同士の職場ならマシか」ぐらいの考えかと。結局、糸子は天賦の商才に基づいたカリスマも有しており、この時点では無駄になりますが三姉妹編で糸子と静子の性格を兼ね備えた優子が力を伸ばす段階で生きてくる。

本作は糸子が性格上の欠点に基づいた解り易い言動を取り第三者に叱責させるような手法を取らない。このため個性として受け入れ易い一方で欠点まで真剣に観ているか否かが理解力の差となります。
最初に脱落する視聴者の意見が『第5週をピークにつまらなくなってきた』というもの。
外にある解り易い目標に向かう突進力という長所しか見ていない訳ですね。
逆に欠点まで見ていれば晩年に孫にパッチ屋で学んだ事を伝えるのに拘った理由が解る。
「自分の意思で学校に通うのと親に行かされるのでは意味が全く違う」
優子に力量差を逆転されて、ようやく父の教えに対する認識の甘さを自覚した糸子は
女学校中退の身で里香の就学を優子より真剣に考えるようになった訳です。

くう 2018/05/29

『カーネーション』37・38話 #カーネーション 
父親が亡くなっても泣かない奈津。

なに強がってんねん。私が泣かしちゃる。

けれども、泣くのはヒロインの元ではない。

おっちゃんの葬儀に行ってから、ずっと仕事づくめのヒロイン・糸子。糸子には糸子の生活があり、奈津には奈津の生活がある。

泣かせてくれたのは、「ずっと好きだったお兄ちゃん」への思い出。

幼い恋心に別れを告げて、喪中で式も挙げられない結婚生活に入る。

父の死によって無理やり大人にさせられる奈津と、父の存在によって大人になれない糸子。

2人の人生は平行に進んでいきます。

ああ、「丁寧」なんてひと言じゃ言い表せない緻密さだ。奈津の思いに貰い泣きしながら、やっぱり凄いドラマだって……(最終回までに何回言うんだろう)

風子 風子 2018/05/29

オケラの回でしたね。初回は微益だったと覚えていますが、オケラは初めて?それでも利益が出るより中身のあるお話だったと思いました。ダー子さんもみかさんもただ金が欲しいだけではないという点で解り合えるところがあったんでしょうね。

くう 2018/05/28

『ヘッドハンター』第7話 #ヘッドハンター
今期、「こんな病院いやだ」シリーズみたいになってますが(笑)

ヘッドハントしたターゲットの事情は初めから知っていたという、いつもの黒澤節。

ゴッドハンドとしてではなく、後進を育てる人材としてのヘッドハント。それは、アリですよね。ご老体は引退しろという話ではなく、まだまだ役立てという話は良かったです。(けれども、命に関わる事なので頸椎の件はきちんと言ってください、恐いから(汗))

あと1話。

黒澤の過去話は、もういいんじゃないかなぁ……。

くう 2018/05/28

#コンフィデンスマンJP 第8話

弱い立場として依頼してきた ほのかちゃんは、したたかで、悪者枠だったはずのミカさんは美への追及のために身を粉にして探求してきた。

本当なのか嘘なのか。何にせよ、追い求めるものがきちんとあって自分に正直な人は美しいです。

おけら……というパターンもありで、それはそれで面白い。

ちょっと、きりちゃん風味なダー子さんも美しい。

ほのかちゃんの方こそ変わるべき、と思える話でした。

パワハラとは何なのか。
古美門先生も語りそうなテーマ。

くう 2018/05/28

#半分青い 第49話
うるさいからボリューム下げてくれという話が当時のヒット曲話にすり替わるの、ほんとイヤだ。

律とロボットとの出会いには、ちょっとワクワクしました。

こういう切っ掛けだったんですねぇ。(それが鈴愛のためだというのが、ちょっと引っかかるけれど(笑))

http://dramablog.cinemarev.net/blog-entry-6108.html

くう 2018/05/28

#西郷どん 第20回
主人公が南の島でラブラブしている頃、薩摩では……。何だか『大久保どん』が始まったらしいです。

こっちの方が丁寧で幕末感ある(笑)

http://dramablog.cinemarev.net/blog-entry-6107.html

くう 2018/05/27

『崖っぷちホテル!』7話 #崖っぷちホテル
予定調和ながらも、先週からちょっと面白い。

「いつの間にか」ではあるものの、みんながホテルのために変ってきた姿は清々しいし、兄の登場で危機感が出て、いい意味でまとまったかも(笑)

まぁ、全ては宇海さんのおかげだけれども、ここがファミリーだという宇海さんもまた今だ正体不明なんですよね。

そこ、どう描かれるのか楽しみです。

アバター olive 2018/05/27

「ブラックペアン」6話
毎回、毎回、接待絶命で賽は投げられるも匙を投げる高階権太先生のハートの強さに胸アツ!?(^^ゞ
怖い!怖い!テクノロジー手術を洗脳するドラマじゃないよね?
とりあえず、高階先生に単独テクノロジー手術を成功させてあげてーー!

https://ameblo.jp/olive845/entry-12378915304.html

くう 2018/05/27

「ブラックペアン」第6話 #ブラックペアン
カンファレンスも通さず、近くに患者様ご家族がいるのに承諾も取らず、騙すように治験にサインさせる東城大病院恐い……。まさにブラック病院(爆)

本人の申告で検査してない輸血を行うのも恐すぎる。毎回言っていますが、こんな病院、心から嫌です!

お母さんは、迷惑を掛けているんだからもっと人を助けて人と助け合って生きていけ、みたいな事を言っていましたが、いやいや、息子さんが居なければ成り立たないほど役に立っていますし、人と関わってるヤブ医者よりも孤高の名医の方がいいっす、患者として、切実に。

渡海先生のお父さんの過去は気になりますが、ダーウィンだかカエサルだかは、もうあまりどうでもいい気しかしなくてどうしよう(笑)

風子 風子 2018/05/27

最終回を見ました。最後に降ってきた白い羽根は何だったんでしょうか。あんなに大きな羽根、恐いです。看護師でも看護師じゃなくても、染まらないまま白く生きていくのは大変なことだと思います。そういう決意を答辞で述べる卒業式はとても素敵でした。けれども千夏ちゃんの件があのままなのと藤香が突然死んでしまったのと友香ちゃんの生死が不明なのはスッキリしませんでした。

くう 2018/05/27

『いつまでも白い羽根』第8話 #いつまでも白い羽根
割とサラっと見てきたせいで、何か見逃したのでしょうか……

千夏の件を遠野さんが言ってくれて、それで戻れるのかと思ったら、裏に連れて行かれて遠野さんまでが退学って??

校長の「ただじゃすみませんよ」で、あの教師だか上司だかはクビになったのでしょうが(卒業式に居なかった)、結局事態は隠蔽されたまま?

遠野さんと番匠が、あんな形で死ななきゃならない設定もよく分りませんし(サスペンスだったら殺人事件じゃ)、「2人はどうなったの?」の流れのまま卒業式に突入。まさか交通事故から何日も経っているとは思わなかった(爆)

深夜帯の割にはクソ真面目なドラマだなぁと思いながら見てきましたが、作りはいたって雑でした(笑)とくに最終回……。

新川優愛さんの頑固一徹キャラ、伊藤沙莉さんの優しい女の子キャラ、どちらも今までの役とは少し違う面が見られて良かったです。