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『カーネーション』64・65話 #カーネーション 介護と子育てと仕事で日がゆらゆら過ぎていく中、父と2人で見る親子のとんび。
お産を甘く見て病院に運んでもらった。暮らしに忙殺されそうな中、優子を負ぶって夕暮れを楽しんだ。夫の浮気に当たり散らした。
泰蔵兄ちゃんと無言ですれ違った。
たくさんの思い出の場所。
「必ずまた着物に戻せる。」必ず戦争は終わる。行った人らは必ず帰ってくる。願いと共に作る「着物に戻せるもんぺ」。
八重子さんは教室に来てくれた。
泰蔵兄ちゃんの出征のための一張羅もんぺ。
「うちが見送りに行ってもいいの?勘助にあんな酷いことしてしもうたのに。」「ごめんな。」
やっと言えた。
隔たりに苦しんでいたのは糸子だけではなく、泰蔵兄ちゃんも同じで。
善ちゃんが見送りに来た時の本当に嬉しそうな輝き。
そうやって、戦争はまた美しい人を連れて行ってしまった。
無理して見送りに出たお父ちゃんは火傷の回復もままならぬ中、疥癬も患い。心斎橋まで通院しなくてはならなくなる。
弱っていく親。 経済的にも時間的にも大変な通院。
現代の在宅介護にも通じる辛い描写。
それでも、必ず治すという強い意志と、家族を支えるという自覚と。
そして、戻って来てくれた八重子さんとのひと時が糸子を支える。
癒しとは、精神的な喜びに他ならない。
『カーネーション』62・63話 #カーネーション 「辛気くさい」が家を殺し、風穴が人を救う。そういう2話。
お父ちゃんの大火傷事故から、おばあちゃんも隣で寝込んでいる。あんなにシャキシャキしていたのに、夜中にうなされる姿。あんなものを見てしまったトラウマが消えない衝撃。
日がな一日、赤ん坊は泣く、直子は暴れる、お父ちゃんはカンシャク起こす、お母ちゃんはメソメソ、おばあちゃんはヨロヨロ……
朝か昼か、お父ちゃんかおばあちゃんか、家にこもった澱み。「世界が灰色に見えます」。
現行放送の時には解らなかった「在宅介護」の様相がこの回に描かれていた。再放送を見て、今、父の臨終前は実家が澱んでいたことを思い出す。(国は家庭で臨終推しだけれども、在宅介護は本当に大変なことで。要介護者がいる家の中は灰色になるん)
おまけに、家の中だけではなく、この時代は国も灰色である。
小原家の灰色は「因果応報」だと言う国防婦人会。悪いことをすれば自分に返る。
心から憎らしい!消えろ!と思うけれども、まぁ、自分の事として振り返ると解らなくもない。このおばはんもね……。
糸子も怒りに任せてお手玉を投げはしたけれども、そんな風には考える。確かに、人を傷つけた。その傷が糸子の中にある。
けれども、「灰色」は、きちんと晴れる。
神戸のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんは、いつも突破口をくれる人たち。
「辛気くさいは寿命を縮める」
この精神は、時に反省よりも大事や。
そうやって生まれたのが、オシャレもんぺ教室だった。
「着物に戻せるモンペの研究」は、立派なお仕事会議描写。
そして行われる教室の女性たちの生き生きとした様子。サエさんというブレないキャラを中心に、一張羅の張り合いから、作業を通して仲間意識ができるまで。
最後にはみんな笑顔。
風穴が開けば、家族も笑顔になる。
「人の笑顔を見ているだけで泣ける」ドラマや映画は、基本、名作なんだよ。
重責が主人公一人にかかり過ぎて、さしもの糸子もヘロヘロ。 しかし、そのままじゃ終わらない。 (澤田さんとの関係は一言、多い者同士ともいえるか)
苦境に負けない娘の逞しさを背中越しに感じる善作。 家長としての糸子に、もう自分の助けはいらないという老兵の心境。 糸子も今は幼い娘達に同じ気持ちを抱く日がくるのでは…?と思っていたら 終盤に「ああ、ここなんだな」という場面が入ります。 モンペ教室も含めて63話は最終週への伏線ですね。
追記:メシスタント一つとっても描き方が違うわ!
『西郷どん』第23回 #西郷どん
子どもの頃から共に上を目指して駆け回った仲間同志が粛清し合う……
切ない悲しい寺田屋事件に迫力の映像演出。
主人公がいない方が歴史的に盛り上がるシーンが………(
http://dramablog.cinemarev.net/blog-entry-6132.html
『崖っぷちホテル!』10話最終回 #崖っぷちホテル 初めの何話かは『王様のレストラン』じゃねーかという感想しかなかったけれども、1人1人宇海さんに折れていくに連れ、可愛い愛しいキャラクターたちに親しみを感じるようになってきました。
最後までストーリーは予定調和ながら、見ていて非常に気持ちいいドラマになったなぁと思います。
フランク・シナトラの主題歌は格調高すぎるんじゃ……と思っていたけれども、結果的にはクラッシックなホテルにとても合っていた。今ではこの主題曲以外は考えられません。
個人的には、厨房の2人が好きで大好きで、もうそれだけで10話見られた感じですわ(笑)←そこ。
「ブラックペアン」9話 佐伯先生(内野聖陽)愛が激しい東城大の先生たち。 教授を救うぞーーーー! 世界の中心で教授愛叫んだり、 顔芸抑え気味だったのに、 ここにきて演出家から要望されたのか? 大和田専務顔になるいとこの猿之助。 それでも医者ですか!(高階先生)と問われ、 はい、医者です。 ほら、あれですよ。 志村けんの変なおじさん顔でいってくださいとでも 演出家さんに言われたのか? つっこみどころと、ニノ渡海先生と高階先生による二人羽織術式が、 ゲーマーニノの見せ場になった9話でした。
https://ameblo.jp/olive845/entry-12384218775.html
「ブラックペアン」第9話 #ブラックペアン 佐伯愛が止まらない黒崎教授の叫びと劇伴に使われた「レクイエム」に笑いを禁じ得な……あ、すいません(爆)
最初から、渡海先生を入れておけば延長しなくても良かったのに……と思うものの、これは、遠隔操作でカエサルを使っても成功するかという佐伯教授の身を犠牲にした二人羽織手術実験だったのですね(えっ、違う?)
とりあえず、例のペアン映像はイイヌマタツジという患者のもので、その手術ミスを押しつけられた(たぶん)のが渡海先生の父親だったということは分りました。
ラスト、先生が何を言ったのかはよく分かりませんでしたが、ニノ、誕生日おめでとう(無関係)
初めは突っ込む気で見ていましたけど、一番はまったドラマかも知れません。まさか泣かされるとは思ってもいませんでした。「うれしいなあ。愛は勝つんだ。」というセリフ。「楽しかったなぁ。」も寂しそうで悲しくて泣けました。最後まで素晴らしかったです。
『カーネーション』60・61話 #カーネーション そうかぁ……もう、この回か……。と思った。
ある意味、小原家にとっては空襲よりも衝撃的だったかも知れない。覚悟のないところでのあの事故だもの。あんな物であそこまでになるとは思わなかったもの。
勝さんの出征、そして浮気の発覚。それでも日々は回る。糸子は忙しい。忙しいながらも夫が居ない寂しさと夫がやらかした事の憎らしさで頭グルグルしていた矢先。
ミシン一台ほどの金属が戦争の何の役に立つのだろう。夫ひとりの骨で報われる正義とは何なのだろう。夫が寝ていたはずの隣にそっと手を伸ばす……
そんなシミジミとしたシーンの直後だもの。
人に火がつく映像は衝撃的だった。
泣きわめくお母ちゃん、放心状態のおばあちゃん。
娘たちは俄然強くなる。
そして、近所の人たちの救い。
1人で生きてきたわけじゃない。
人の有り難さを実感する中での出産。
大火傷で安静状態のお父ちゃんの目から涙がこぼれて、口がきけなくなったかと思うほど弱っていたおばあちゃんから「見して見して」の明るい声が出て。
初めてのお産体験に手が震える昌ちゃんと妹たちみんなに祝福されて。
めでたい子やなぁ……と思うと同時に、みんなを救った子やな。と思うのだった。
子どもは本当に家の宝。
初回の暖、観返してみると暑苦しい奴(笑。そりゃ真海も「頭悪そうな男だ」と言うわ。 しかし、その後に「…でも幸せそうだ」。 冷たく暗い復讐者としての仮面の下にある優しさ、本作はそこに力を入れていました。 母親として結構、壊れた所もある留美に敬意を払っていく所とかね。
カタルシスだけなら入間を叩き潰す場面がピークですが、その後の晩餐会。 幸男は許せないが、幼い娘には罪は無い。(入間の息子は…未蘭に任せよう) だから、まだ元夫を信じたい気持ちが残っている、すみれの前で奴らの本性を暴いた。 娘と二人で生きていく事を決めたすみれの中に居るのは幸男ではなく暖。
正に「華麗なる復讐」の物語でした。
重傷を負った父、三女の出産と怒涛の展開。 消火活動、夜中に病院まで付き添い、家の修繕指揮の後に陣痛発作。 「なんちゅうタマや」と思った直後に 「どれだけ周囲に助けられてきたか」と。 本放送作品のお陰もあって糸子が謙虚な人間に見えてくる(爆。
妊婦を気遣う木岡のおばちゃんに、 ビクビク、オロオロが出産を聞いて母親のスイッチが入る千代さん。 こういうのが無いから最近の朝ドラは…。
名作映画へのリスペクトも強い、「カーネーション」。 妊婦が火に接する事への迷信をさかんに気にするのは「悪魔の手毬唄」を意識? 女好きな亭主のお陰で「嫉妬=我欲」と「我が子への想い」に揺れる リカという女性が一番、守りたかった里子を手にかける話。 (聡子と里香の名前は多分、この作品が由来) 聡子が勝似なのは、この時期に亭主の事で悶々とする事が多かったからかも。
『カーネーション』58・59話 #カーネーション 夫に赤紙が来ても忙しく仕事を続ける糸子。心の中がいかに複雑でもメソメソした泣き言は言えん。
夫の髪にバリカンを当てる切なさ。
これが見送るということなんや……。
不器用な糸子の父はやはり不器用。 「いつも機嫌がいい」夫が初めて男泣きを見せたのは、義父の前だった。
夫の涙を見て、父の蒼白な顔を見て、初めて声を押し殺して泣く糸子。
そうやって、女らしい妻らしい気持ちでいたところを……
勝さんの浮気発覚。
男はみんな「浮気くらい」「男の浮気くらい」と笑って言う。川に向かって怒りぶちまける糸子が可笑しい(笑)
愚痴聞いてほしくて思わず向かった奈津の所だったが、奈津の夫は浮気どころか芸妓と駆け落ちしていた。
けれども、「そんな、しようもない事」と言う。
「忙しいんや」「しようもない事で来んな」
女はこれでええんや、と。「男の浮気くらい」「しようもないこと」と。
それよりも糸子には大事な仕事がある。
スッキリして。 サッパリして。
堂々と歩き始めた所に、泰蔵兄ちゃんとすれ違う。
そう。 男の浮気なんてもしようもないこと。
それよりも、ずっと慕ってきた幼馴染み一家との断絶は、目を開けられないほど辛かった。
勝さんの出征で、ちょっと恋愛モード入った糸子が、元のバリバリ仕事人間に戻るまでの2話。
このエピソードにね。
「なんや、この夫はーー許せん!!」というよりも、後々ちょっと救われたんだよね。
このくらいの落ち度があってくれて……と、私は思ったの。後々。
『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』第9話 最終回2時間SP #モンテクリスト伯 #モンクリ 全く時間の長さを感じず、あっという間の2時間でしたね。どう復讐が完遂されるのか、そこへの期待でずっとドキドキしながら見ました。
安堂完治がどうなるのか、未蘭を陥れた理奈はどう出るのか、全てが納得の結末。
復讐に巻き込まれた善良な人たちの被害は最小限に、されるべき人は最大の不幸を……
けれども、やはり、あのビデオシーンでは暖が受けた苦しみの全ては伝わらないですよね。社会的に抹殺されても「許せないですよ」とかほざく事が出来るあの口は塞いでおきたかったな。
子どもたちに被害が及ばなかったのは善良な作りです。
「待て」
「しかして希望せよ」
未来は断たない。暖の人間らしさは残っていた。
主題歌とともに、ディーン・フジオカさんの役者としての実力が輝いた作品でした。(これだけ多彩な表情を見せていただけたのは過去作最高かと)
クズ役の皆さんも、素晴らしいキャラの掘り下げ。
山口紗弥加さんのホラー演技派特に印象深いです。
皆さま、お疲れ様でした。
えっと、もう何を見て良いのか見失いました(>_<) ここまで応援出来ないヒロインて、、、 始まりはあんなにキラキラしてたのに。 律も画面から消えた今 ボクテ頼みなのに、嫌な予感の展開? 脚本ゲスいっす(T ^ T)
糸や~ん、恐妻家の木岡のおっちゃんにとって浮気は御法度や。 一緒にせんといてあげて~。実子がいない事もあり、これが周防編で 「善ちゃんに替わってワイが糸ちゃんを怒ったらなアカン!」といきり立つ伏線。
事実上、本日が直接的な親子喧嘩は最後。しかし第7週で「店を二軒、繁盛させたら認めてやる」と言われた時には家の裏手でじっと耐え、殴られても「もう、お爺ちゃん達に甘えとる訳にはいかん」と雄々しく立ったはずの糸子が河原で鬱憤晴らしをした挙句、感情の受け皿になってくれる相手を欲し奈津の所まで足を運ぶ。 他人の痛みや苦しみを真剣に受け止め噛みしめる思考の積み重ねが自身のそれに対する耐性を育むが糸子には、そういった思考パターンが無い。父という外圧により保たれていたメンタル面の健全性が十年近くの歳月の中で次第に損なわれ、玉枝さんに謝罪できなかった心理的影響を描いていたのです。強者である事に驕り打たれ弱くなっていく糸子。
「カーネーション」が本当に凄いのは糸子の長所以上に欠点の描き方だと思う。 糸子基準だけて観ていると『罪悪感を抱いて彼女なりに反省したのだから、もういいじゃなか』という見方をしてしまいそうな所、善作や玉枝さんといった社会的弱者の視点を基準に主人公の言動を捉えていく事で更に先が見えてくる。そもそも勘助の精神状態が普通で無いのは明らかで安岡家の人達に確認も取らず思い付きで行動する性格が軋轢の元凶。 経済力を背景に自分を正当化して欠点と向き合わなかったため今は幼い優子に、その差を詰められた時期に今週と同じ行動パターンを取った挙句、「ようも台無しにしてくれたな」と今週の玉枝さんと同じ事を今度は自分が主張して当の玉枝さんに泣きつくはめになる訳です。反撃喰らった苛めっ子の典型的パターン。
まあ息子を自殺未遂まで追い込まれた玉枝さんの憤りに比べたら 自分のプライド優先で大騒ぎしている糸子の涙なんぞ鼻で笑いまっせー。
『カーネーション』64・65話 #カーネーション
介護と子育てと仕事で日がゆらゆら過ぎていく中、父と2人で見る親子のとんび。
お産を甘く見て病院に運んでもらった。暮らしに忙殺されそうな中、優子を負ぶって夕暮れを楽しんだ。夫の浮気に当たり散らした。
泰蔵兄ちゃんと無言ですれ違った。
たくさんの思い出の場所。
「必ずまた着物に戻せる。」必ず戦争は終わる。行った人らは必ず帰ってくる。願いと共に作る「着物に戻せるもんぺ」。
八重子さんは教室に来てくれた。
泰蔵兄ちゃんの出征のための一張羅もんぺ。
「うちが見送りに行ってもいいの?勘助にあんな酷いことしてしもうたのに。」「ごめんな。」
やっと言えた。
隔たりに苦しんでいたのは糸子だけではなく、泰蔵兄ちゃんも同じで。
善ちゃんが見送りに来た時の本当に嬉しそうな輝き。
そうやって、戦争はまた美しい人を連れて行ってしまった。
無理して見送りに出たお父ちゃんは火傷の回復もままならぬ中、疥癬も患い。心斎橋まで通院しなくてはならなくなる。
弱っていく親。
経済的にも時間的にも大変な通院。
現代の在宅介護にも通じる辛い描写。
それでも、必ず治すという強い意志と、家族を支えるという自覚と。
そして、戻って来てくれた八重子さんとのひと時が糸子を支える。
癒しとは、精神的な喜びに他ならない。
『カーネーション』62・63話 #カーネーション
「辛気くさい」が家を殺し、風穴が人を救う。そういう2話。
お父ちゃんの大火傷事故から、おばあちゃんも隣で寝込んでいる。あんなにシャキシャキしていたのに、夜中にうなされる姿。あんなものを見てしまったトラウマが消えない衝撃。
日がな一日、赤ん坊は泣く、直子は暴れる、お父ちゃんはカンシャク起こす、お母ちゃんはメソメソ、おばあちゃんはヨロヨロ……
朝か昼か、お父ちゃんかおばあちゃんか、家にこもった澱み。「世界が灰色に見えます」。
現行放送の時には解らなかった「在宅介護」の様相がこの回に描かれていた。再放送を見て、今、父の臨終前は実家が澱んでいたことを思い出す。(国は家庭で臨終推しだけれども、在宅介護は本当に大変なことで。要介護者がいる家の中は灰色になるん)
おまけに、家の中だけではなく、この時代は国も灰色である。
小原家の灰色は「因果応報」だと言う国防婦人会。悪いことをすれば自分に返る。
心から憎らしい!消えろ!と思うけれども、まぁ、自分の事として振り返ると解らなくもない。このおばはんもね……。
糸子も怒りに任せてお手玉を投げはしたけれども、そんな風には考える。確かに、人を傷つけた。その傷が糸子の中にある。
けれども、「灰色」は、きちんと晴れる。
神戸のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんは、いつも突破口をくれる人たち。
「辛気くさいは寿命を縮める」
この精神は、時に反省よりも大事や。
そうやって生まれたのが、オシャレもんぺ教室だった。
「着物に戻せるモンペの研究」は、立派なお仕事会議描写。
そして行われる教室の女性たちの生き生きとした様子。サエさんというブレないキャラを中心に、一張羅の張り合いから、作業を通して仲間意識ができるまで。
最後にはみんな笑顔。
風穴が開けば、家族も笑顔になる。
「人の笑顔を見ているだけで泣ける」ドラマや映画は、基本、名作なんだよ。
重責が主人公一人にかかり過ぎて、さしもの糸子もヘロヘロ。
しかし、そのままじゃ終わらない。
(澤田さんとの関係は一言、多い者同士ともいえるか)
苦境に負けない娘の逞しさを背中越しに感じる善作。
家長としての糸子に、もう自分の助けはいらないという老兵の心境。
糸子も今は幼い娘達に同じ気持ちを抱く日がくるのでは…?と思っていたら
終盤に「ああ、ここなんだな」という場面が入ります。
モンペ教室も含めて63話は最終週への伏線ですね。
追記:メシスタント一つとっても描き方が違うわ!
『西郷どん』第23回 #西郷どん
子どもの頃から共に上を目指して駆け回った仲間同志が粛清し合う……
切ない悲しい寺田屋事件に迫力の映像演出。
主人公がいない方が歴史的に盛り上がるシーンが………(
http://dramablog.cinemarev.net/blog-entry-6132.html
『崖っぷちホテル!』10話最終回 #崖っぷちホテル
初めの何話かは『王様のレストラン』じゃねーかという感想しかなかったけれども、1人1人宇海さんに折れていくに連れ、可愛い愛しいキャラクターたちに親しみを感じるようになってきました。
最後までストーリーは予定調和ながら、見ていて非常に気持ちいいドラマになったなぁと思います。
フランク・シナトラの主題歌は格調高すぎるんじゃ……と思っていたけれども、結果的にはクラッシックなホテルにとても合っていた。今ではこの主題曲以外は考えられません。
個人的には、厨房の2人が好きで大好きで、もうそれだけで10話見られた感じですわ(笑)←そこ。
「ブラックペアン」9話
佐伯先生(内野聖陽)愛が激しい東城大の先生たち。
教授を救うぞーーーー!
世界の中心で教授愛叫んだり、
顔芸抑え気味だったのに、
ここにきて演出家から要望されたのか?
大和田専務顔になるいとこの猿之助。
それでも医者ですか!(高階先生)と問われ、
はい、医者です。
ほら、あれですよ。
志村けんの変なおじさん顔でいってくださいとでも
演出家さんに言われたのか?
つっこみどころと、ニノ渡海先生と高階先生による二人羽織術式が、
ゲーマーニノの見せ場になった9話でした。
https://ameblo.jp/olive845/entry-12384218775.html
「ブラックペアン」第9話 #ブラックペアン
佐伯愛が止まらない黒崎教授の叫びと劇伴に使われた「レクイエム」に笑いを禁じ得な……あ、すいません(爆)
最初から、渡海先生を入れておけば延長しなくても良かったのに……と思うものの、これは、遠隔操作でカエサルを使っても成功するかという佐伯教授の身を犠牲にした二人羽織手術実験だったのですね(えっ、違う?)
とりあえず、例のペアン映像はイイヌマタツジという患者のもので、その手術ミスを押しつけられた(たぶん)のが渡海先生の父親だったということは分りました。
ラスト、先生が何を言ったのかはよく分かりませんでしたが、ニノ、誕生日おめでとう(無関係)
初めは突っ込む気で見ていましたけど、一番はまったドラマかも知れません。まさか泣かされるとは思ってもいませんでした。「うれしいなあ。愛は勝つんだ。」というセリフ。「楽しかったなぁ。」も寂しそうで悲しくて泣けました。最後まで素晴らしかったです。
『カーネーション』60・61話 #カーネーション
そうかぁ……もう、この回か……。と思った。
ある意味、小原家にとっては空襲よりも衝撃的だったかも知れない。覚悟のないところでのあの事故だもの。あんな物であそこまでになるとは思わなかったもの。
勝さんの出征、そして浮気の発覚。それでも日々は回る。糸子は忙しい。忙しいながらも夫が居ない寂しさと夫がやらかした事の憎らしさで頭グルグルしていた矢先。
ミシン一台ほどの金属が戦争の何の役に立つのだろう。夫ひとりの骨で報われる正義とは何なのだろう。夫が寝ていたはずの隣にそっと手を伸ばす……
そんなシミジミとしたシーンの直後だもの。
人に火がつく映像は衝撃的だった。
泣きわめくお母ちゃん、放心状態のおばあちゃん。
娘たちは俄然強くなる。
そして、近所の人たちの救い。
1人で生きてきたわけじゃない。
人の有り難さを実感する中での出産。
大火傷で安静状態のお父ちゃんの目から涙がこぼれて、口がきけなくなったかと思うほど弱っていたおばあちゃんから「見して見して」の明るい声が出て。
初めてのお産体験に手が震える昌ちゃんと妹たちみんなに祝福されて。
めでたい子やなぁ……と思うと同時に、みんなを救った子やな。と思うのだった。
子どもは本当に家の宝。
初回の暖、観返してみると暑苦しい奴(笑。そりゃ真海も「頭悪そうな男だ」と言うわ。
しかし、その後に「…でも幸せそうだ」。
冷たく暗い復讐者としての仮面の下にある優しさ、本作はそこに力を入れていました。
母親として結構、壊れた所もある留美に敬意を払っていく所とかね。
カタルシスだけなら入間を叩き潰す場面がピークですが、その後の晩餐会。
幸男は許せないが、幼い娘には罪は無い。(入間の息子は…未蘭に任せよう)
だから、まだ元夫を信じたい気持ちが残っている、すみれの前で奴らの本性を暴いた。
娘と二人で生きていく事を決めたすみれの中に居るのは幸男ではなく暖。
正に「華麗なる復讐」の物語でした。
重傷を負った父、三女の出産と怒涛の展開。
消火活動、夜中に病院まで付き添い、家の修繕指揮の後に陣痛発作。
「なんちゅうタマや」と思った直後に
「どれだけ周囲に助けられてきたか」と。
本放送作品のお陰もあって糸子が謙虚な人間に見えてくる(爆。
妊婦を気遣う木岡のおばちゃんに、
ビクビク、オロオロが出産を聞いて母親のスイッチが入る千代さん。
こういうのが無いから最近の朝ドラは…。
名作映画へのリスペクトも強い、「カーネーション」。
妊婦が火に接する事への迷信をさかんに気にするのは「悪魔の手毬唄」を意識?
女好きな亭主のお陰で「嫉妬=我欲」と「我が子への想い」に揺れる
リカという女性が一番、守りたかった里子を手にかける話。
(聡子と里香の名前は多分、この作品が由来)
聡子が勝似なのは、この時期に亭主の事で悶々とする事が多かったからかも。
『カーネーション』58・59話 #カーネーション
夫に赤紙が来ても忙しく仕事を続ける糸子。心の中がいかに複雑でもメソメソした泣き言は言えん。
夫の髪にバリカンを当てる切なさ。
これが見送るということなんや……。
不器用な糸子の父はやはり不器用。
「いつも機嫌がいい」夫が初めて男泣きを見せたのは、義父の前だった。
夫の涙を見て、父の蒼白な顔を見て、初めて声を押し殺して泣く糸子。
そうやって、女らしい妻らしい気持ちでいたところを……
勝さんの浮気発覚。
男はみんな「浮気くらい」「男の浮気くらい」と笑って言う。川に向かって怒りぶちまける糸子が可笑しい(笑)
愚痴聞いてほしくて思わず向かった奈津の所だったが、奈津の夫は浮気どころか芸妓と駆け落ちしていた。
けれども、「そんな、しようもない事」と言う。
「忙しいんや」「しようもない事で来んな」
女はこれでええんや、と。「男の浮気くらい」「しようもないこと」と。
それよりも糸子には大事な仕事がある。
スッキリして。
サッパリして。
堂々と歩き始めた所に、泰蔵兄ちゃんとすれ違う。
そう。
男の浮気なんてもしようもないこと。
それよりも、ずっと慕ってきた幼馴染み一家との断絶は、目を開けられないほど辛かった。
勝さんの出征で、ちょっと恋愛モード入った糸子が、元のバリバリ仕事人間に戻るまでの2話。
このエピソードにね。
「なんや、この夫はーー許せん!!」というよりも、後々ちょっと救われたんだよね。
このくらいの落ち度があってくれて……と、私は思ったの。後々。
『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』第9話 最終回2時間SP #モンテクリスト伯 #モンクリ
全く時間の長さを感じず、あっという間の2時間でしたね。どう復讐が完遂されるのか、そこへの期待でずっとドキドキしながら見ました。
安堂完治がどうなるのか、未蘭を陥れた理奈はどう出るのか、全てが納得の結末。
復讐に巻き込まれた善良な人たちの被害は最小限に、されるべき人は最大の不幸を……
けれども、やはり、あのビデオシーンでは暖が受けた苦しみの全ては伝わらないですよね。社会的に抹殺されても「許せないですよ」とかほざく事が出来るあの口は塞いでおきたかったな。
子どもたちに被害が及ばなかったのは善良な作りです。
「待て」
「しかして希望せよ」
未来は断たない。暖の人間らしさは残っていた。
主題歌とともに、ディーン・フジオカさんの役者としての実力が輝いた作品でした。(これだけ多彩な表情を見せていただけたのは過去作最高かと)
クズ役の皆さんも、素晴らしいキャラの掘り下げ。
山口紗弥加さんのホラー演技派特に印象深いです。
皆さま、お疲れ様でした。
えっと、もう何を見て良いのか見失いました(>_<)
ここまで応援出来ないヒロインて、、、
始まりはあんなにキラキラしてたのに。
律も画面から消えた今
ボクテ頼みなのに、嫌な予感の展開?
脚本ゲスいっす(T ^ T)
糸や~ん、恐妻家の木岡のおっちゃんにとって浮気は御法度や。
一緒にせんといてあげて~。実子がいない事もあり、これが周防編で
「善ちゃんに替わってワイが糸ちゃんを怒ったらなアカン!」といきり立つ伏線。
事実上、本日が直接的な親子喧嘩は最後。しかし第7週で「店を二軒、繁盛させたら認めてやる」と言われた時には家の裏手でじっと耐え、殴られても「もう、お爺ちゃん達に甘えとる訳にはいかん」と雄々しく立ったはずの糸子が河原で鬱憤晴らしをした挙句、感情の受け皿になってくれる相手を欲し奈津の所まで足を運ぶ。
他人の痛みや苦しみを真剣に受け止め噛みしめる思考の積み重ねが自身のそれに対する耐性を育むが糸子には、そういった思考パターンが無い。父という外圧により保たれていたメンタル面の健全性が十年近くの歳月の中で次第に損なわれ、玉枝さんに謝罪できなかった心理的影響を描いていたのです。強者である事に驕り打たれ弱くなっていく糸子。
「カーネーション」が本当に凄いのは糸子の長所以上に欠点の描き方だと思う。
糸子基準だけて観ていると『罪悪感を抱いて彼女なりに反省したのだから、もういいじゃなか』という見方をしてしまいそうな所、善作や玉枝さんといった社会的弱者の視点を基準に主人公の言動を捉えていく事で更に先が見えてくる。そもそも勘助の精神状態が普通で無いのは明らかで安岡家の人達に確認も取らず思い付きで行動する性格が軋轢の元凶。
経済力を背景に自分を正当化して欠点と向き合わなかったため今は幼い優子に、その差を詰められた時期に今週と同じ行動パターンを取った挙句、「ようも台無しにしてくれたな」と今週の玉枝さんと同じ事を今度は自分が主張して当の玉枝さんに泣きつくはめになる訳です。反撃喰らった苛めっ子の典型的パターン。
まあ息子を自殺未遂まで追い込まれた玉枝さんの憤りに比べたら
自分のプライド優先で大騒ぎしている糸子の涙なんぞ鼻で笑いまっせー。