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ユーザードラマレビュー一覧(345ページ目)

アバター くう 2018/06/02

『家政夫のミタゾノ2』第7話  #家政夫のミタゾノ 
やはり一筋縄ではいかない話ですなぁ。

「美しい和の心」に憧れて育った海外娘が、実は「ニホンのニマイジタ」を見せられていたとは。良い人だなぁ、と思いながら見てしまっていた自分が甘かった。『コンフィデンスマンJP』と同じくらい毎回騙されますね。

メアリープロデュースの旅館が海外が撮った変な日本映画みたいな世界になっていて、もしかしたらあの中にあるのが日本が忘れた日本の良い所なのかもねぇ……と思わされたりしました。

次回は最終回。3期を見たいので、これでシリーズ終りになっちゃうようなラストじゃないといいな。

アバター くう 2018/06/01

『カーネーション』42・43話 #カーネーション 
放送枠がいいかげんに使われているせいで41話を見逃した初見の方~~ここ、41・42・43話、大事なところなのでぜひぜひ見ていただきたいです(泣)

親心と子心を経て、文字通りの「独り」立ち。

どんどん仕事を失っていく父を半ばあきれた目で見つめ、自分が家族の面倒見ちゃると息巻く娘。もちろん、根底にはこの時代の長子気質があり、親を助け家族を助け、みんなを背負って生きていくことが使命であり誇りであると思っていた。

仕事を失って娘の収入に頼っていると自覚していた父は、当時の男としてどれだけ情けなく切なかったことか。

看板を譲るどころか「贈り」、周囲へ挨拶もし、娘のために道を付けてやる。家族は任せない。意地でもあり、思いやりでもある。

「男らしさ」は決して差別用語では無く。立派だし、美しいし、格好いい。

「親であり男である」善ちゃんに自分がしてしまった愚かさに初めて気づく糸子。けれども、両親はそれでいいと心から思っている。

こんな親になるのはどんなに勇気が要ることだか。親である私にはこんな決断は出来ない。

「お父ちゃん、ごめんな」と言わせず。

「ありがとう」は近所の人たちに掻き消される。

不器用な父親を演じる小林薫さんが本当に好きだ。

お父ちゃんが糸子に暴力を振るうからという理由で最初の方で脱落してしまった方には、この回まで見て欲しかったな。

アバター くう 2018/06/01

「執事 西園寺の名推理」第7話 #執事西園寺の名推理
尾上さんがどんどんこんな枠俳優になっていくのが『カーネーション』再放送中だけにつらい!また、上手いし。(というか、キャスティングの段階で犯人わかりた!じゃないですか(汗))

ついに犬と話す能力まで披露した執事。個人的には西園寺は政府が作った軍用パーフェクトロボットだったという結末でいいと思ってます、まじで(笑)

その設定で2期どうぞ。

二朗さんとワンコの触れ合いは一郎を思い出して嬉しかったです(マメシバだったらもっと嬉しかった(笑))

巨炎 巨炎 2018/06/01

妹達の学費稼ぎのための行動は起こさず正反対の事をやらかしたのが今日の事態を招いたという自覚も持たず、善作が脛をかじり尽された時になって妹達を味方につけるためにケーキを買って来る糸子。喧嘩売りまくりです。私が善作でも買うなぁ(笑。

第4週の「ミシン買うて」の場面に立ち合い、第5週では善作に行動を促したハルさんも、この時ばかりは顔を上げ糸子を睨み付ける!(第8週冒頭で再度、確認出来る)糸子を表だって責めたりしないのは善作に対する人生の師として『己を殺しても我が子の背中を押してやるのが親の務め』的スタンスがあったため。そして善作は第1週で「分かっとるわい!」と怒鳴り返していた母親を一言で黙らせた。

倅が人の親として自分に口出しをさせない所まで来た事を認めたハルさんの真剣な表情。二人のやり取りを見守ってきた千代さんの動揺を抑えた表情。ここに至るまでの善作自身の言葉「綺麗さっぱり千秋楽や」「呉服店を開いて22年」。本作には仕草や言動にこめた情報をパズルピースのように繋げエピソード全体で語るポイント回が何話かありますが、これが、その最初。糸子の視点や語りの外にある小原呉服店の歴史とその終焉。それらを代償にした善作の成長。ここに結果の勝敗、力の強弱、世代の新旧、それら全てを超えた本作の最も普遍的テーマ『勝つにせよ負けるにせよ全力を出し尽くす』がある。
それを為して初めて見えてくるものがあり人は成長する。

娘の影になっていく現実と真剣に向き合い、呉服屋として全てを出し尽くした善作の姿。7年前、ドラマを観てこれ程の衝撃を受けた事はありませんでした。人間が本当に成長するというのは、これだけの苦味と重みを伴うものなのかと。この重厚さに比べれば糸子のやってきた事などガキの遊びに見えてくる。才能という玩具で遊んでいるガキ。実際、妹達の将来を考えるならパッチ屋解雇直後。父の人生への敬意があるならロイヤル就職時。才能だけで通用しない世界に挑戦すべきポイントが示されながら、自分のやりたい事には世間の常識なんぞ無視してホイホイ飛びついていった糸子はその方向に進もうとしない。糸子が最短コースで家族の中心に来る事しか考えないから善作の態度も頑なになった。結局、糸子は才能と時流に任せて押し切り、善作は家族のために自分が外に出るという大人の決断を下す。

糸子は父の行動に感謝はするけどバックボーンを理解していない。
これが、タダで済むはずが無いのです。

ひいらぎいわし ひいらぎいわし 2018/06/01

律と清(美男美女)、一連のまぁくん、和子さんのボクシング、中村雅俊!
今週はサービスウィークなんですねぇ
そして仙吉さんではなく中村雅俊!と思ってしまうこと、私へのサービスポイントは中村雅俊になったことで自分の現在年齢を自覚してしまったことが何かイヤでした。
朝ドラは現在の年齢を自覚しないでその世界を楽しみたいと思ってます。

風子 風子 2018/06/01

なんだか何を見ているのかよく解らなくなっています。食堂は暇なら歌ってる場合じゃないですよね。草太の学費が心配です。

アバター uzuranekok 2018/06/01

「気付かれない」について言及してる記事です。こういう背景があったとは…。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180531-00000001-spnannex-ent

アバター くう 2018/05/31

#未解決の女 第7話
波瑠さんがどんどん男の子っぽくなってきて、本当に可愛いんですけど。先輩との掛け合いも楽しく、事件の内容はともかく、このコンビはずっと見ていたいです。

しかし、犯人の行動がお粗末すぎたり(あれ、でも主犯じゃないんですよね、カレは……)、何よりも警察がホントお粗末で。おかげでホルスがあんなことに……。

こんな終盤からこんな凄いキャストがっ!?と驚く21時50分過ぎからの豪華キャストが揃ってからの流れは一気に面白くなりましたが、えっ、前後編なら9分の延長は止めてほしかった……。

こういう構成、好きじゃないです(笑)

アバター くう 2018/05/31

『モンテ・クリスト伯』第7話  #モンテクリスト伯
ツッコみながら見始めたはずなのに、ラストにはいつも背筋が凍りついているというこの青白い空気感。

幸男は確かに酷いことをしまくって、暖にとっては復讐の切っ掛けであったわけで、こうなって当然なのです。

それでも、可哀想、許してあげたいと思わせる大倉の涙の美しさ。

「どうしてこうなってしまったのか。」

若い暖は他人に幸せを見せすぎ、警戒心もなく、能天気すぎた。暖の明るさは鬱々とした貧しい漁村にそぐわなかった。けれども、嫉妬心は何も生み出さず自分を貶めるだけです。

暖を陥れて這い上がった彼らはみんな何かしら他にも後ろ暗いことを抱えていて、「復讐」は、そこを突かれている。これでも暖は歯には歯を以下の事しか行っていないわけです。

でも、やはり幸男の最期はつらかったなぁ。

愛梨も復讐相手のために涙を流す良心がまだあるから、よけいに辛い。

巨炎 巨炎 2018/05/31

第5週までは才能開花の途上、第6週は才能を制御する経験を積む話。
比べて第7週、実はラストシーンへのタメもあり糸子をかなり否定的に描いています。

店を繁盛させるため商品を高く売りつけようとしたら空回りするのにお客目線で行動した途端に芋蔓。後任洋裁師より糸子の評価が高いのが勝の贔屓目で無い事は立体裁断の場面を見れば解る。しかし糸子は培ってきた職人技術の他は天性で備えたお客目線に依る閃きだけで、これらの結果を出しており悩んで考えた思考の積み重ねの中で培われる確固たる意思が無い。だから「職人ごっこ」という善作の指摘に対して明確な解答を出せないまま
「ウチが商売人として成長してるか判らん内に店が繁盛してしまいました」となる。
三姉妹編では自分の才能を見て欲しいという意識が前に出過ぎて、お客に敬遠された直子が『デザイナーが自信を持って勧めるから、お客も自信を持って着られる。その自信が人と服の双方を宇美しく見せる』というスタンスを確立させるまで二年を要しました。これは糸子が根岸先生に最初に学んだ事ですが、上京した際にそれを娘に上手く伝え指導した様子は無く一応「服ちゅううんは、お客さんが気持ちよう着て初めて完成するんや」発言が考える切っ掛けになったものの直子には具体的にどういう事か解らず糸子自身にも(息をするぐらい当たり前の感覚のため)上手く説明は出来ない。だから間に優子が入る。

初見で、ここまで読み解くのは至難ですが三姉妹編で優子や直子の立場で、この時期の糸子を想起させようとする制作側の意図を映像から受け取るのは可能。板尾(笑)と糸子のアップを交互に映す演出が再度、用いられるのは百貨店支配人&優子の場面のみ(「べっぴんさん」では無駄に乱発しとりましたが)。姉の接客を見た直子は「如何に自分の良さをアピールするか」という行動指針を得る。
優子は聡子にも「職人としては充分一人前」と前置きをして、その先の指針を示した上で
「東京の店一軒、流行らせられるだけの力つけて帰ってきました」と言う。

10人のデザイナーの中で採用の一枠を才能で勝ち取ってしまう糸子と
「勉強やで」を誰よりも実践する事で、そこに至った優子の差は
後進への指導力や社会人としての地に足のつき具合といったスペック外の所に表れ
父の教えや思惑を一足飛びに飛び越えてきたツケが後半、確実に回ってくるのです。

アバター くう 2018/05/30

『カーネーション』39・40話 #カーネーション 
たった1話で生地屋が繁盛するなんてさぁ!!と思わなくて済むのは、そこまでの描き方が本当に丁寧だからですよ。

このドラマを見ていて心から思うのは、「丁寧」に必要なのは描く時間ではないということ。

生地屋に入ってから繁盛するまで20分間弱ほど。描く時間はそれほどでも、何日間も糸子が昼間は店に立ち、夜中にセーラー服を縫う姿が見えるようです。(「行間」とは、つまりそういうことですよね)

1話15分の密度の濃さは、ドラマの外に見えない時間を想像させる情報量の多さ。

モデルの小篠綾子さんは実際に独自の立体裁断を行っていたそうですが、別に史実通りでなくてもいいのです。仕事っぷりは、視聴者が「きっとこうだったのだろう」と信じられるリアルさを作り出してくれればそれでいいのです。

カーネーションの素晴らしさは、糸子がしっかり仕事ばかりしている姿を描いたからではない。

コスプレや「ごっこ」ではない世界が溢れているから。

そして『カーネーション』を見てしまった視聴者は15分でこれが出来ることを知ってしまっているから贅沢になってしまっているのです(笑)

アバター くう 2018/05/29

『シグナル 長期未解決事件捜査班』第8話 #シグナル
毎回のように書いてしまっていますが、今回は本当に理不尽で悔しくて悔しくて。未成年が関わった冤罪なだけに、やりきれない思いが止まりませんでした。

そして、ラストのあの発見……。切ない。

この突き落されるようなやり切れなさは韓ドラよりも韓国映画に近い。秀逸ですね。

このカンテレ制作の火9枠、個人的にはツッコミ所で楽しむ系が多いと思っていたのですが、このドラマにはなかなかそういう余裕がなくて(笑)

いや。本当に面白いです。
何とか悲劇のない方向に行って欲しいなぁ。

巨炎 巨炎 2018/05/29

奈津のドラマに半月の鬱屈が洗われる~。片や糸子は職場を早退。

第5週でパッチ屋が再登場し、第6週でロイヤル中庭に一人が頻繁に入った答えがこれ。
父の反対を押し切ってまで務めたパッチ屋でミシンを使わせてもらうためには職場の先輩達に認めてもらわなければならず、そのために何をすべきか糸子の感覚は常に研ぎ澄まされており退職二年後にも人脈が残っていました。しかし父に送りだされたロイヤルでは、そこまでの気概が無い。糸子に静子的な考え方があれば父に負担をかけてきた事に責任を感じる気持ちをモチベーションとし顧客や同僚相手に人脈を募り別の方向を模索するだろうし、そういう経験はどういった形で洋裁屋を立ち上げるにせよ生きてくるのですが、そこは「馬力と勢いだけが取り柄」(by善ちゃん)。
大手呉服屋若番頭という中堅職を経て旗揚げした善作としては生地屋や売り子のスキル云々というより「女同士の職場ならマシか」ぐらいの考えかと。結局、糸子は天賦の商才に基づいたカリスマも有しており、この時点では無駄になりますが三姉妹編で糸子と静子の性格を兼ね備えた優子が力を伸ばす段階で生きてくる。

本作は糸子が性格上の欠点に基づいた解り易い言動を取り第三者に叱責させるような手法を取らない。このため個性として受け入れ易い一方で欠点まで真剣に観ているか否かが理解力の差となります。
最初に脱落する視聴者の意見が『第5週をピークにつまらなくなってきた』というもの。
外にある解り易い目標に向かう突進力という長所しか見ていない訳ですね。
逆に欠点まで見ていれば晩年に孫にパッチ屋で学んだ事を伝えるのに拘った理由が解る。
「自分の意思で学校に通うのと親に行かされるのでは意味が全く違う」
優子に力量差を逆転されて、ようやく父の教えに対する認識の甘さを自覚した糸子は
女学校中退の身で里香の就学を優子より真剣に考えるようになった訳です。

アバター くう 2018/05/29

『カーネーション』37・38話 #カーネーション 
父親が亡くなっても泣かない奈津。

なに強がってんねん。私が泣かしちゃる。

けれども、泣くのはヒロインの元ではない。

おっちゃんの葬儀に行ってから、ずっと仕事づくめのヒロイン・糸子。糸子には糸子の生活があり、奈津には奈津の生活がある。

泣かせてくれたのは、「ずっと好きだったお兄ちゃん」への思い出。

幼い恋心に別れを告げて、喪中で式も挙げられない結婚生活に入る。

父の死によって無理やり大人にさせられる奈津と、父の存在によって大人になれない糸子。

2人の人生は平行に進んでいきます。

ああ、「丁寧」なんてひと言じゃ言い表せない緻密さだ。奈津の思いに貰い泣きしながら、やっぱり凄いドラマだって……(最終回までに何回言うんだろう)

風子 風子 2018/05/29

オケラの回でしたね。初回は微益だったと覚えていますが、オケラは初めて?それでも利益が出るより中身のあるお話だったと思いました。ダー子さんもみかさんもただ金が欲しいだけではないという点で解り合えるところがあったんでしょうね。