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弄られキャラだけど愛されキャラでもある栄一郎君。 (ここが「ちゅらさん」の末弟と違う所…) 久しぶりにメインを張った久兵衛さんとの戦傷を切欠に親子交流、 かをるからはとねさんまで針を通してくれた千人針。 とねも次男との結婚を立場上、許す訳にはいかなかったアミの婚約に安堵、 アミも顔を合わせられなかった善吉に子供が生まれたことをホッとしたよう。
滑走路設営での双方から労働力徴収(後で一緒に博打)に始まり、 漁師と陸者で小競り合いをしている余裕すらなくなり、 共に銚子を生きた人々を戦争という荒波がいよいよ飲み込んでいく。
ラスト2週は来週、一挙、放映です。いやー、盛り上がる。
ここ倫の最終回を泣きながら見ていた。このラストカットの美しさ……。逢沢は絶対に幸せを掴むし、どんな時代も強く生き抜く。彼らがどこまでも行くことが出来るのは、たかやなの倫理があるから。
卒業後はマスクの世界。彼らは高校を卒業しても半リモート生活を送っていて、未来は先が見えない。
けれども、自分の頭で考える葦を得た生徒たちはキラキラしていて、もしかしたら一番弱くて一番みんなから力を貰っていたのはたかやななのかも知れないと思えた。
静かだけれど心揺さぶられる劇伴が本当に好きだった。
考えて生きていくことをあきらめない。その大切さを学ぶ。名作。
『俺の家の話』第9話
このドラマを見ていると、つい「私の親の時はこうだったああだった」と俺の家の話をしたくなってしまい、ああ、きっとドラマを見ている人たちそれぞれに「俺の家の話」があるよね、と思うのだった。
親が横暴だった話、在宅介護、セカンドエンディングノートならぬセカンド遺書がthirdもforthも出てきたり、最期はみんなで話しかけていたり、亡くなる前から葬儀の計画、揉めた戒名……どこの家でもある俺の話。
そしてクドカンファミリーの話でもある。きっと。絶対。それを長瀬のモノローグで〆るこのドラマ。宮藤さんは、このドラマが終わったらどう変化するのだろう。
みんなが最期に言いたいことをぶつけられるのは観山家ならでは。馬鹿息子上等である。みんな最高に親孝行だよ。
最終回は寂しい。ずっとこの家と、長瀬を見ていたい。
元春君、「元春だけがいない街」を望む。2カ月程度ですけどね。 「店が潰れている!やっぱり不幸?」とかフェイク展開上手いな。 なぎさちゃんがリミッターになる事でロードムービーな夢も叶えたか。
一番、幸せになって欲しく無かった主人公の成長があってホッとしました。 自分の不甲斐無さを死にたいぐらい噛みしめて 「俺は幸せになりたい」トリップから「皆を不幸にしたくない」トリップへ。 大阪で一人暮らしの元春はもう趣味だったゲームもやらない。 妻子の事を自分の事として捉えられるようになるメンタルの土壌が固まっていく。 澪もそうだけど、男女平等が謳われ共働き夫婦も当たり前になったからこそ、 相互依存では無く自立した者同士の相互補完が重要というのも納得でしょうか。
桑原君と対極な元春君のダメンズぶりを見ていると「朝顔」の陰画的ドラマですが ラストに陰陽が逆転した趣もあります。数年後に一戸建てマイホーム、 お母さんは認知症を患う事も無く育児の頼もしいサポーターは 出来過ぎな感もありますが、何はともあれ皆さん、お疲れ様でした。
NHKあさイチで、中村勘九郎さんの息子さん達が、色々な話をしたり踊ったり、又、楽しそうに歌舞伎愛を熱弁したりするビデオを流されたんです。すると、華丸さんが、俺の家の話ですねって言われ、勘九郎さんも、はい、俺の家の話です。って言われた直後に、ブリザード!って言われたんです!それを、誰もフォローせず、スルーされたけど、華丸さんも勘九郎さんも、俺の家の話ファンみたいです。能と歌舞伎って、日本の伝統芸能だから、勘九郎さん、興味あるよねえ…。あ!宮藤官九郎さん脚本だから、いだてん主人公だった勘九郎さんは、当然、視聴されて当たり前かあ…。とにかく、NHKで、俺の家の話、ブリザード!だったので、感涙!
開始直後はホルガ村とか言ってごめんなさい。今では別にホルガ村でもこの村は素敵だし住みたいと思っている。(あっ…でも、そもそもホルガ村ってそういう所かも……
ついに「その時」が日常の中で突然訪れて。「男2人を従える」を憧れられている真空先生に付きそう診療所の男2人が本当に優しくて心強くて、人間愛に溢れていて泣いてしまったわ。
医者でも患者でも、この村に必要。
そう言ってくれる人が居る世界はなんて優しいのだろう。
戻って来た時の真空先生の「ただいま」は、もっとサラッとした感じをイメージしていたので、「サラッと言ったつもりだけどちょっとだけ泣き声になってしまった声」だったのに持って行かれてしまった。
高畑充希、恐ろしい子……
この関係がずっと続く感じのラストがラストまで本当に良かった。幸せな気持ちでいっぱい。
岡田惠和さんが描く幸せな仲間が暮らす箱庭はいいな。本当に、いいな。また見たいな、と思う。
アイロンはね……記憶形状シャツでOKさ……。そもそも結婚生活って笑って生きていけるばかりではないのでお互いに何かと呑み込まなきゃならないのは確か。でも、それって普通の人間関係でもそうだよね。
澪が追いかけてきているのは分かっていたけれど、わざわざ澪を見に行く元春も元春だし、わりとガツガツアタックしてくる澪の元からの性質もあるし、この夫婦はこういう運命なのだという結論。
巻き込まれて一周鬼嫁にさせられた沙也佳さんとか、当て馬にさせられた津山主任とか、気の毒で仕方ない。みんな幸せな世界線になって良かった。
たぶん、時間軸のどこかに父親が犯罪者の沙也佳さんや双子のパパじゃない津山主任も浮いているのだろうけれど、どんな世界でも元春と澪は周りを掻きまわしているのだね……きっと。
小池さんの話が思っていたよりずっと重くて……こういう人こそ上手く行くまで戻りたいだろうなと思った。
人生には戻りたい瞬間はある。けれども、関わる人は同じらしい。だったら戻らなくてもいいかな……。
どんな性格でもどんな世界線でも大倉の顔は好きです。
脚本家は、かつて邦画版「DEATH NOTE」を手掛けたのですね。 でも「デスノ」は松ケンにより存在感抜群のⅬが命をかけて主人公を否定した シナリオがあったからこそ盛り上がったんだよね。
それが涼子先生の場合は真木よう子にそこまでのキャストパワーは無く 実は恋人の仇のラスボスだったというオチも無く、 結局は終始、当たり障りの無い言動でSPを否定しただけ…。
教育現場が膿を全て取りだす荒療治が必要な程、病んでいるのなら、 治療の副作用ともいうべ代償の描写から逃げたらアカンでしょうに…。 犯罪者の巣窟で校長まで不起訴扱いとしながら更迭される学校が 次の日からは何事も無かったように生徒は登下校して授業が繰り返される。 学校一つ潰してでも社会に投げかけるべきテーマとか、あったかなぁ? 序盤は真剣に観ましたが何時の間にか、ながら観で終了。
ちょっとね…水曜日の段階では、あまりにも…で、コメントのしようがない展開でした……。本当に、金曜日、見てきて良かったって、朝ドラファンを歓喜させられる脚本になっているのか?……疑問符だらけで気の重い水曜日の1日を、過ごしました。おちょやん応援団の一員を自負していた私ですが……ため息…………
今度こそ、お嫁さん!と思った矢先に召集令状が届いた英一郎君。 やっぱり嫡男と認識されていないのでは…?
軍靴の足音が大きくなるのに並行して梅木の成長が描かれる。 惣吉の見送りに走る妻に、また荒れるかと思いきや落ち着いた態度。 ハマの一件を水に流してもらえた感謝に加え、身を引く恋敵に感じ入ったらしい。 でも惣吉の方は、かをるへの想いはあっても、自分の手も汚さずに精神的に 追い詰めておいてクズ呼ばわりしたアンタへの罪悪感など微塵も無いようだが~? 梅木の人の良さに涙がちょちょぎれそうですが、ただ立ち直るだけではなく アキへの悪口を言う女中頭を窘め、女遊びをつけ込まれた英一郎への助け舟と 以前には無かった逞しさを備えて貫禄すら漂ってまいりました。 主役だろうが脇役だろうが真面目で誠実な人間が成長して勝利を手にする展開は 観ていて小気味良い。「カーネーション」も、そんなだった。
https://i.imgur.com/LfOPPaX.jpg
「未亡人は、もう懲り懲りです」 夫への好感度と時代への危機感が同時に膨らんでくる、かをるさん。 ただ、吉武家での姑介護同様に現在の育児が触り程度のサラッとした扱い。 「カーネ」では千代さんが持つ『母の力』、果たしてきた『母の役割』を 受け継ぐ優子がそれらを仕事の世界に応用していく様が巧みに描かれましたが、 「澪つくし」の場合は男性脚本家故の限界があるやもしれません。
最後は仕事と恋愛が等価で並んだかな? まあ仕事や夢に真剣な人が魅力的で、そこに恋が芽生えるというスタンス。 強いて言えば仕事描写は鬼編集長に死に物狂いで主人公達が ついていかなければならない前半に比べて熱量が後半、低下したのが残念。 (スタッフのスキルが上がったとも解釈できるが)
後、後日談の白石嬢のファッションや髪型はちょっと無理があるなぁ。 やっぱり地味顔、地味服がカジュアルで似合っとる。
『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』第10話(最終回)
『アウトポスト』という本当に「救急隊連れて来てえぇ」と叫びたい戦場映画を見たばかりなので、浅村の「必ず救急隊連れてきますからぁ」を聞いて、いや、普通に早く救急車呼べよと怒りが沸いてしまったわ(犯人取り押さえ済みやて……)……
金のために教師をハメた生徒も、美人局だと知っていて金を要求した親も、やる気満々だった教師もみんなクズ。
そのせいで小川先生死んだ。小川先生は若い頃苦労した。小川先生は自力で頑張った。小川先生は小川先生はって説教に全部小川先生持って来るスクポリ何なの……。
デリケートな話題をクラスみんなの前でペラペラ語りだすのもビックリだし、そんな語ってる間に三枝くんに救急車は呼んでくれたのだろうかとそればかり気になった。(助かって良かった)
最終的には「学校に警官は合わないですね」みたいにスクポリ不要論で終了。ほぼ犯罪者だらけのようなクラスと職員室問題はどこへ……。
結局、こうして学校は校内の問題は校内で解決しましょうの方向で今後も腐っていくのだった。
虐め生徒に「逮捕ーーー」申し渡した初回の方は新鮮だったのにな……。
とりあえず、竜也を3か月見せてくれたことはありがとうございます。
『監察医 朝顔2』第19話
事件の顛末も衝撃的だったけれど、平さんがつぐみちゃんの存在を一瞬でも忘れてしまったことが衝撃的すぎてふっ飛んでしまった。大じいじが亡くなって。でも朝顔のお腹には新しい命があって。
手だか足だか頭だか分からない超音波画像でも「かわいいかわいい」と喜ぶ桑原くんに、今さら「式はいつ挙げるんだ」「早く家を出て2人で暮らせ」と言う平さん。
式はきっと挙げてほしかったことがわだかまりになっているから。 家を出ろという蒸し返しは、たぶん、今、不安だから……。
あんなに仲の良かった孫を娘を忘れられてしまった衝撃は大きい。朝顔のショックが伝わる。
今は、帰って来て顔を見れば思い出してくれても……。
でも、大じいじのスーツが遺族の手に残るように、記憶は残る。
好きな人のために、胸赤大蟻の巣を避けて飛び降りても、その人が居た記憶は残る。
好きな人の痕跡と、記憶の話。
森本くんは無事なのか……。
『天国と地獄~サイコな2人~』第9話
「過去の話、全部セリフ説明かよ」ってよく言っちゃうけれど、全くそう思わなかった。悲しくて切なくて痛々しくて、泣くことも出来ず聞き入った。
たった15分の生の差が生んだ天国と地獄。子どもは何も悪くない。「俺が何をした?頭が悪いからか。努力しなかったからか。」違う。国のせいでも誰かのせいでもなく、これは本当にただ星のせい。
そこに居ない人、空集合として兄の行いを始末するために、弟は後片付けする人になった。兄の便利屋。たった一つだけ出来たつぐない。
でも、兄は決して心から日高を憎んでいたわけではないよ。甲板で弟と再会した時の嬉しそうな瞳。こんなに運命の違う兄弟があってもいいのだろうか。
望月がすっかり出て行って、どこも女ではなくなった一生の演技と、逞しさが増したようなはるかちゃんの演技に魅入る。
そして、悲しさと苦労を背負って、弟と出会えた幸せだけを抱えて逝った和男を演じた迫田さんが凄い。
役者さんにも脚本にもやられるドラマ……結末が楽しみ。
「かをるが惣吉に引導を渡してきよった!」お父さん、大喜び。 でも最後は未練タラタラみたいで、そこがちょっと消化不良。
やっぱりというか惣吉の本性はゴーイング・マイ・ウェイのボンボン。 荒くれ漁師達を束ねるため多少の批判はねじ伏せる強さは身に着けてきたけど 他人を受け容れる器量を求められず、何よりホームでしか戦った事が無い。 最初に肩がぶつかる程度のアクションを起こし、挑発された相手が 自分の土俵に上がってきたら自信満々で受けて立つというパターンばかり。 それでいて入り婿や駆け落ちといったアウェーの戦いには応じない。 この台詞中心の「点」で観ると梅木が悪印象になるが、言動を「線」で観ると 評価がひっくり返るのは制作側の確信犯よねぇ…。やっぱ「カーネ」に近い。 梅木に対して勝ち誇った顔とか、律子と強引に復縁を果たして 河原畑を見下した水橋のそれと全く同じ。
ボロボロの梅木は酒浸りになり結婚前のハマとの関係まで自ら暴露。 自分に愛想が尽きて妻も清々すると思ったろうが、かをるは知っている。 結婚前の「猫被り」等、誰でもする。前の夫は自分の意に沿わぬ妻に手を上げたが 今の夫はそのような事は絶対にしない。前の夫は好きな女に通い詰める弟を 自分を棚上げして殴りつけたが、今の夫は義弟を立てようしてくれた。 弱い人間故に人の弱さを知る梅木の優しさや誠実さを惣吉が踏みにじっている。 かをるには、それが許せない。
ただ惣吉の強さや逞しさが本物なら賭けてみたい気持ちもあっただろう。 律子の件を蒸し返されたかをるは心中するぐらいの覚悟で駆け落ちを持ちかけた。 自分達が世間の汚名を被って去れば、残った梅木や子供達は同情される。 こうなると惣吉は及び腰。裸一貫で世間に立ち向かう、そんな勝ち目のない戦いで 醜態をさらしてかをるを失望させるリスクは負えない。 惚れた女の前で自分の全てをさらけ出す。梅木に出来た事は惣吉には出来ない。 他を見ても律子に見合う男になろうと自分を変えた小浜、アキと添い遂げる事は 諦めても力になろうとした善吉、結果どうあろうと惚れた女のため歯を食いしばり 自分に納得できるまで戦う男達に対して、惣吉は戦いもせず高みに立とうとした。
美しい思い出となって去って行くのは一応のケジメか。 でも綺麗な所に立ったまま人を追い詰めるような事をしたツケだしな…。
弄られキャラだけど愛されキャラでもある栄一郎君。
(ここが「ちゅらさん」の末弟と違う所…)
久しぶりにメインを張った久兵衛さんとの戦傷を切欠に親子交流、
かをるからはとねさんまで針を通してくれた千人針。
とねも次男との結婚を立場上、許す訳にはいかなかったアミの婚約に安堵、
アミも顔を合わせられなかった善吉に子供が生まれたことをホッとしたよう。
滑走路設営での双方から労働力徴収(後で一緒に博打)に始まり、
漁師と陸者で小競り合いをしている余裕すらなくなり、
共に銚子を生きた人々を戦争という荒波がいよいよ飲み込んでいく。
ラスト2週は来週、一挙、放映です。いやー、盛り上がる。
ここ倫の最終回を泣きながら見ていた。このラストカットの美しさ……。逢沢は絶対に幸せを掴むし、どんな時代も強く生き抜く。彼らがどこまでも行くことが出来るのは、たかやなの倫理があるから。
卒業後はマスクの世界。彼らは高校を卒業しても半リモート生活を送っていて、未来は先が見えない。
けれども、自分の頭で考える葦を得た生徒たちはキラキラしていて、もしかしたら一番弱くて一番みんなから力を貰っていたのはたかやななのかも知れないと思えた。
静かだけれど心揺さぶられる劇伴が本当に好きだった。
考えて生きていくことをあきらめない。その大切さを学ぶ。名作。
『俺の家の話』第9話
このドラマを見ていると、つい「私の親の時はこうだったああだった」と俺の家の話をしたくなってしまい、ああ、きっとドラマを見ている人たちそれぞれに「俺の家の話」があるよね、と思うのだった。
親が横暴だった話、在宅介護、セカンドエンディングノートならぬセカンド遺書がthirdもforthも出てきたり、最期はみんなで話しかけていたり、亡くなる前から葬儀の計画、揉めた戒名……どこの家でもある俺の話。
そしてクドカンファミリーの話でもある。きっと。絶対。それを長瀬のモノローグで〆るこのドラマ。宮藤さんは、このドラマが終わったらどう変化するのだろう。
みんなが最期に言いたいことをぶつけられるのは観山家ならでは。馬鹿息子上等である。みんな最高に親孝行だよ。
最終回は寂しい。ずっとこの家と、長瀬を見ていたい。
元春君、「元春だけがいない街」を望む。2カ月程度ですけどね。
「店が潰れている!やっぱり不幸?」とかフェイク展開上手いな。
なぎさちゃんがリミッターになる事でロードムービーな夢も叶えたか。
一番、幸せになって欲しく無かった主人公の成長があってホッとしました。
自分の不甲斐無さを死にたいぐらい噛みしめて
「俺は幸せになりたい」トリップから「皆を不幸にしたくない」トリップへ。
大阪で一人暮らしの元春はもう趣味だったゲームもやらない。
妻子の事を自分の事として捉えられるようになるメンタルの土壌が固まっていく。
澪もそうだけど、男女平等が謳われ共働き夫婦も当たり前になったからこそ、
相互依存では無く自立した者同士の相互補完が重要というのも納得でしょうか。
桑原君と対極な元春君のダメンズぶりを見ていると「朝顔」の陰画的ドラマですが
ラストに陰陽が逆転した趣もあります。数年後に一戸建てマイホーム、
お母さんは認知症を患う事も無く育児の頼もしいサポーターは
出来過ぎな感もありますが、何はともあれ皆さん、お疲れ様でした。
NHKあさイチで、中村勘九郎さんの息子さん達が、色々な話をしたり踊ったり、又、楽しそうに歌舞伎愛を熱弁したりするビデオを流されたんです。すると、華丸さんが、俺の家の話ですねって言われ、勘九郎さんも、はい、俺の家の話です。って言われた直後に、ブリザード!って言われたんです!それを、誰もフォローせず、スルーされたけど、華丸さんも勘九郎さんも、俺の家の話ファンみたいです。能と歌舞伎って、日本の伝統芸能だから、勘九郎さん、興味あるよねえ…。あ!宮藤官九郎さん脚本だから、いだてん主人公だった勘九郎さんは、当然、視聴されて当たり前かあ…。とにかく、NHKで、俺の家の話、ブリザード!だったので、感涙!
開始直後はホルガ村とか言ってごめんなさい。今では別にホルガ村でもこの村は素敵だし住みたいと思っている。(あっ…でも、そもそもホルガ村ってそういう所かも……
ついに「その時」が日常の中で突然訪れて。「男2人を従える」を憧れられている真空先生に付きそう診療所の男2人が本当に優しくて心強くて、人間愛に溢れていて泣いてしまったわ。
医者でも患者でも、この村に必要。
そう言ってくれる人が居る世界はなんて優しいのだろう。
戻って来た時の真空先生の「ただいま」は、もっとサラッとした感じをイメージしていたので、「サラッと言ったつもりだけどちょっとだけ泣き声になってしまった声」だったのに持って行かれてしまった。
高畑充希、恐ろしい子……
この関係がずっと続く感じのラストがラストまで本当に良かった。幸せな気持ちでいっぱい。
岡田惠和さんが描く幸せな仲間が暮らす箱庭はいいな。本当に、いいな。また見たいな、と思う。
アイロンはね……記憶形状シャツでOKさ……。そもそも結婚生活って笑って生きていけるばかりではないのでお互いに何かと呑み込まなきゃならないのは確か。でも、それって普通の人間関係でもそうだよね。
澪が追いかけてきているのは分かっていたけれど、わざわざ澪を見に行く元春も元春だし、わりとガツガツアタックしてくる澪の元からの性質もあるし、この夫婦はこういう運命なのだという結論。
巻き込まれて一周鬼嫁にさせられた沙也佳さんとか、当て馬にさせられた津山主任とか、気の毒で仕方ない。みんな幸せな世界線になって良かった。
たぶん、時間軸のどこかに父親が犯罪者の沙也佳さんや双子のパパじゃない津山主任も浮いているのだろうけれど、どんな世界でも元春と澪は周りを掻きまわしているのだね……きっと。
小池さんの話が思っていたよりずっと重くて……こういう人こそ上手く行くまで戻りたいだろうなと思った。
人生には戻りたい瞬間はある。けれども、関わる人は同じらしい。だったら戻らなくてもいいかな……。
どんな性格でもどんな世界線でも大倉の顔は好きです。
脚本家は、かつて邦画版「DEATH NOTE」を手掛けたのですね。
でも「デスノ」は松ケンにより存在感抜群のⅬが命をかけて主人公を否定した
シナリオがあったからこそ盛り上がったんだよね。
それが涼子先生の場合は真木よう子にそこまでのキャストパワーは無く
実は恋人の仇のラスボスだったというオチも無く、
結局は終始、当たり障りの無い言動でSPを否定しただけ…。
教育現場が膿を全て取りだす荒療治が必要な程、病んでいるのなら、
治療の副作用ともいうべ代償の描写から逃げたらアカンでしょうに…。
犯罪者の巣窟で校長まで不起訴扱いとしながら更迭される学校が
次の日からは何事も無かったように生徒は登下校して授業が繰り返される。
学校一つ潰してでも社会に投げかけるべきテーマとか、あったかなぁ?
序盤は真剣に観ましたが何時の間にか、ながら観で終了。
ちょっとね…水曜日の段階では、あまりにも…で、コメントのしようがない展開でした……。本当に、金曜日、見てきて良かったって、朝ドラファンを歓喜させられる脚本になっているのか?……疑問符だらけで気の重い水曜日の1日を、過ごしました。おちょやん応援団の一員を自負していた私ですが……ため息…………
今度こそ、お嫁さん!と思った矢先に召集令状が届いた英一郎君。
やっぱり嫡男と認識されていないのでは…?
軍靴の足音が大きくなるのに並行して梅木の成長が描かれる。
惣吉の見送りに走る妻に、また荒れるかと思いきや落ち着いた態度。
ハマの一件を水に流してもらえた感謝に加え、身を引く恋敵に感じ入ったらしい。
でも惣吉の方は、かをるへの想いはあっても、自分の手も汚さずに精神的に
追い詰めておいてクズ呼ばわりしたアンタへの罪悪感など微塵も無いようだが~?
梅木の人の良さに涙がちょちょぎれそうですが、ただ立ち直るだけではなく
アキへの悪口を言う女中頭を窘め、女遊びをつけ込まれた英一郎への助け舟と
以前には無かった逞しさを備えて貫禄すら漂ってまいりました。
主役だろうが脇役だろうが真面目で誠実な人間が成長して勝利を手にする展開は
観ていて小気味良い。「カーネーション」も、そんなだった。
https://i.imgur.com/LfOPPaX.jpg
「未亡人は、もう懲り懲りです」
夫への好感度と時代への危機感が同時に膨らんでくる、かをるさん。
ただ、吉武家での姑介護同様に現在の育児が触り程度のサラッとした扱い。
「カーネ」では千代さんが持つ『母の力』、果たしてきた『母の役割』を
受け継ぐ優子がそれらを仕事の世界に応用していく様が巧みに描かれましたが、
「澪つくし」の場合は男性脚本家故の限界があるやもしれません。
最後は仕事と恋愛が等価で並んだかな?
まあ仕事や夢に真剣な人が魅力的で、そこに恋が芽生えるというスタンス。
強いて言えば仕事描写は鬼編集長に死に物狂いで主人公達が
ついていかなければならない前半に比べて熱量が後半、低下したのが残念。
(スタッフのスキルが上がったとも解釈できるが)
後、後日談の白石嬢のファッションや髪型はちょっと無理があるなぁ。
やっぱり地味顔、地味服がカジュアルで似合っとる。
『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』第10話(最終回)
『アウトポスト』という本当に「救急隊連れて来てえぇ」と叫びたい戦場映画を見たばかりなので、浅村の「必ず救急隊連れてきますからぁ」を聞いて、いや、普通に早く救急車呼べよと怒りが沸いてしまったわ(犯人取り押さえ済みやて……)……
金のために教師をハメた生徒も、美人局だと知っていて金を要求した親も、やる気満々だった教師もみんなクズ。
そのせいで小川先生死んだ。小川先生は若い頃苦労した。小川先生は自力で頑張った。小川先生は小川先生はって説教に全部小川先生持って来るスクポリ何なの……。
デリケートな話題をクラスみんなの前でペラペラ語りだすのもビックリだし、そんな語ってる間に三枝くんに救急車は呼んでくれたのだろうかとそればかり気になった。(助かって良かった)
最終的には「学校に警官は合わないですね」みたいにスクポリ不要論で終了。ほぼ犯罪者だらけのようなクラスと職員室問題はどこへ……。
結局、こうして学校は校内の問題は校内で解決しましょうの方向で今後も腐っていくのだった。
虐め生徒に「逮捕ーーー」申し渡した初回の方は新鮮だったのにな……。
とりあえず、竜也を3か月見せてくれたことはありがとうございます。
『監察医 朝顔2』第19話
事件の顛末も衝撃的だったけれど、平さんがつぐみちゃんの存在を一瞬でも忘れてしまったことが衝撃的すぎてふっ飛んでしまった。大じいじが亡くなって。でも朝顔のお腹には新しい命があって。
手だか足だか頭だか分からない超音波画像でも「かわいいかわいい」と喜ぶ桑原くんに、今さら「式はいつ挙げるんだ」「早く家を出て2人で暮らせ」と言う平さん。
式はきっと挙げてほしかったことがわだかまりになっているから。
家を出ろという蒸し返しは、たぶん、今、不安だから……。
あんなに仲の良かった孫を娘を忘れられてしまった衝撃は大きい。朝顔のショックが伝わる。
今は、帰って来て顔を見れば思い出してくれても……。
でも、大じいじのスーツが遺族の手に残るように、記憶は残る。
好きな人のために、胸赤大蟻の巣を避けて飛び降りても、その人が居た記憶は残る。
好きな人の痕跡と、記憶の話。
森本くんは無事なのか……。
『天国と地獄~サイコな2人~』第9話
「過去の話、全部セリフ説明かよ」ってよく言っちゃうけれど、全くそう思わなかった。悲しくて切なくて痛々しくて、泣くことも出来ず聞き入った。
たった15分の生の差が生んだ天国と地獄。子どもは何も悪くない。「俺が何をした?頭が悪いからか。努力しなかったからか。」違う。国のせいでも誰かのせいでもなく、これは本当にただ星のせい。
そこに居ない人、空集合として兄の行いを始末するために、弟は後片付けする人になった。兄の便利屋。たった一つだけ出来たつぐない。
でも、兄は決して心から日高を憎んでいたわけではないよ。甲板で弟と再会した時の嬉しそうな瞳。こんなに運命の違う兄弟があってもいいのだろうか。
望月がすっかり出て行って、どこも女ではなくなった一生の演技と、逞しさが増したようなはるかちゃんの演技に魅入る。
そして、悲しさと苦労を背負って、弟と出会えた幸せだけを抱えて逝った和男を演じた迫田さんが凄い。
役者さんにも脚本にもやられるドラマ……結末が楽しみ。
「かをるが惣吉に引導を渡してきよった!」お父さん、大喜び。
でも最後は未練タラタラみたいで、そこがちょっと消化不良。
やっぱりというか惣吉の本性はゴーイング・マイ・ウェイのボンボン。
荒くれ漁師達を束ねるため多少の批判はねじ伏せる強さは身に着けてきたけど
他人を受け容れる器量を求められず、何よりホームでしか戦った事が無い。
最初に肩がぶつかる程度のアクションを起こし、挑発された相手が
自分の土俵に上がってきたら自信満々で受けて立つというパターンばかり。
それでいて入り婿や駆け落ちといったアウェーの戦いには応じない。
この台詞中心の「点」で観ると梅木が悪印象になるが、言動を「線」で観ると
評価がひっくり返るのは制作側の確信犯よねぇ…。やっぱ「カーネ」に近い。
梅木に対して勝ち誇った顔とか、律子と強引に復縁を果たして
河原畑を見下した水橋のそれと全く同じ。
ボロボロの梅木は酒浸りになり結婚前のハマとの関係まで自ら暴露。
自分に愛想が尽きて妻も清々すると思ったろうが、かをるは知っている。
結婚前の「猫被り」等、誰でもする。前の夫は自分の意に沿わぬ妻に手を上げたが
今の夫はそのような事は絶対にしない。前の夫は好きな女に通い詰める弟を
自分を棚上げして殴りつけたが、今の夫は義弟を立てようしてくれた。
弱い人間故に人の弱さを知る梅木の優しさや誠実さを惣吉が踏みにじっている。
かをるには、それが許せない。
ただ惣吉の強さや逞しさが本物なら賭けてみたい気持ちもあっただろう。
律子の件を蒸し返されたかをるは心中するぐらいの覚悟で駆け落ちを持ちかけた。
自分達が世間の汚名を被って去れば、残った梅木や子供達は同情される。
こうなると惣吉は及び腰。裸一貫で世間に立ち向かう、そんな勝ち目のない戦いで
醜態をさらしてかをるを失望させるリスクは負えない。
惚れた女の前で自分の全てをさらけ出す。梅木に出来た事は惣吉には出来ない。
他を見ても律子に見合う男になろうと自分を変えた小浜、アキと添い遂げる事は
諦めても力になろうとした善吉、結果どうあろうと惚れた女のため歯を食いしばり
自分に納得できるまで戦う男達に対して、惣吉は戦いもせず高みに立とうとした。
美しい思い出となって去って行くのは一応のケジメか。
でも綺麗な所に立ったまま人を追い詰めるような事をしたツケだしな…。