みんなが投稿できるドラマの感想クチコミレビューとデータベースサイト
メニュー
サイドバー
前へ
次へ
検索
本サイトにはプロモーションが含まれています
何時の間にか宮沢りえは死亡退場。 忘れ形見の若者にネチネチと追求を受けて、しどろもどろな尊氏君であります。
沢口靖子はさすがに、かをる時代より演技が向上して正妻の存在感。 で、美男子の北畠顕家を後藤久美子が演じていたんだ。 90年代の本格派ではありますが、こういう起用を既にしていたんだな…。 一応、ゴクミはこの経験が二年後の「鶴姫伝奇」に生きたみたいですが。
http://i.imgur.com/MQiJX8J.jpg
かつては紅白歌合戦を脅かすとまで言われた日テレ年末時代劇の断末魔。 「直虎」と被る要素も多かったでしょうか。
名作と言われる朝ドラにも『中弛み』時期はある。 重税を課しながら自分は公金横領、それで居直り辞任もしない悪徳村長に 漁師達の怒りが爆発!と、実話ベースでも無いの政治色の強いイベントを盛りこむ 辺りはいかにも「澪つくし」テイストですが主人公律子が不在ではなぁ…。 母の病死を切欠に上京してしまいました。この辺、総集編なら絶対カットだ。
最近、出番が無かった久兵衛がようやく出たと思ったら「暴動とはけしからん!」 という程度でツッコミ役不在の独り相撲感は拭えません。 もし律子が居たら汚職に口を拭う体制側の欺瞞を糾弾して 坂東家名物(?)の内ケバ対決を展開してくれた所なのですが…。 もっとも勘当しておいて都合の良い時だけ血縁を理由にかをるに接触してくる事、 義妹が板挟みとなる事を見越して励ましの手紙を送ってくる所は流石。
去り際の伝言も『貴方が主人公なのだから頑張ってね!』的でした。 片や「暴力は駄目です」とか「心配しないでください」とか言ってみても 全然、パワー不足な主人公なかをる。来年こそは…?
六年間、止まっていた二人の時間が動き出す。 「マッサン」で終盤、三級ウイスキーの時には最初はウイスキーに反対していた ピン子の見えざる手を感じたものですが、本作でも一周忌に生還は母の真心か。 仙吉から女将を看取り、ピアノを続けてきた桜子の気持ちを聞かされた信彦。 閉ざされた心の中で形骸化していた『記憶』が演奏で『想い出』として甦る。
https://i.imgur.com/b9AXqq7.jpg
「お袋を頼む!」「ピアノと音楽を忘れるな!」 …それにしても母親や恋人の心配ばかりで、つくづく自己愛の乏しい男やねぇ。 だから死んでいった戦友達への負い目も人一倍強いし、 桜子に才能を生かせる好機が訪れると黙って身を引こうとする。 しかし戦前、逢引の場を提供してきたマスターは苦笑い。 解っているよね。彼女が誰に一番、自分の曲を聴いていて欲しいのか。 二人の両親が共に亡くなっているので気持ちは父親替り?
片や鬼嫁の追求が迫るや、義弟候補の家に転がり込む冬吾。 二児の父親の自覚等、全く無いようです。 「生きていけば迷惑をかけるもんだ」とか説得力が有るような無いような。 「ノースライト」でも渡り鳥扱いだしなぁ…。 それで別れた奥さんに気遣われ年頃の娘にも慕われるからイケメンは役得。
『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』第10話 最終回
このドラマのことを思うと、心がふんわりします。コロナ禍の中、リモートとマスクを最大限に生かした設定。リモートともマスクともうまく付き合って、精いっぱい「普通に」生きていく話。
始めはリモートドラマはもう飽きたなぁと思っていたところ、水橋文美江脚本がただのリモート恋愛ドラマで終わるはずがなく。
生きづらさの中、正しく仕事をし、まっ直ぐ不器用に生きていく人たちの話だった。気持ちいい。
リモートの向こうにも、マスクの中にも、それぞれちゃんとした顔を持った人間が居て。一人一人の存在が大事なのだと分かる大人の恋愛ドラマ。
私たちはこの先も、上手く生きられないのが生きるってことだ……と理解しながらまっ直ぐ生きて行かなくてはならない。
これも、みんな幸せに、と願うことができるドラマだった。
イブの前に。ありがとう。
社長が板ついて来た神子氏、再婚で身を固めるようです。 娘さんもまんざらでは無いようでメデタシ、メデタシ…ってそっちかい。
各自が仕事に打ち込む姿はそれなりながら恋愛パートは 結局、先の見えた展開以上にはならずといった所。 新谷をテンプレ的咬ませ犬とせずに細やかにキャラ立てした事が仇となったのか ヤフー感想欄では『樹木には新谷の方が、お似合い』とか、 『新谷は将来、里保と結婚するかもしれないが浅羽&樹木は恋愛で終わりそう』 といった意見が頻出している有様。
「恋つづ」等よりは、ずっといい作品だったんですけどね…。
『姉ちゃんの恋人』第9話 最終回
今期、こんなにハッピーエンドを願ったドラマは無かったし、こんなに人の幸せが嬉しいドラマもない。
ラスト、コーヒーをポットに2つ作って桃子に選ばせて、プロポーズして、幸せいっぱいに寄り添う2人を見て、真人くんには過去にもきっとこういう瞬間があって、隣にいたのは別の人だったのかも知れないと、ふと思ってしまった。
けれども、あったかも知れなかった幸せは理不尽に奪われた。理不尽に幸せを奪われた2人が、幸せに片思いし続けて得た人生。
コロナのこの時代に、理不尽に幸せを奪われた人たちがきっといっぱいいて。それでも幸せに片思いして生き続けよう……その結末を見せてくれたドラマ。
この2人にはもうこの2人しか居ない。2021年。私たちは幸せになる世界を夢見て生きて行こう。
そう思える最終回だった。
心から、おめでとう。
かつて剣道をたしなみ自己を厳しく律していた笛子姉さん、麻雀にふける…。 ええと、仮にも原作者のお母様が…以下略。 対して嫁ぎ先からの出戻りを窘められた杏子が生家で幸せな家庭を築き、 東京で夢を追う事に反対された桜子は岡崎に留まるべきか真剣に考えている。
対照的なのは女ばかりでは無い。桜子の良き相談相手という態度を取りながら 自分の問題は『逃げるは恥だが役に立つ』を地で行くヘタレイケメン冬吾を 見ていると、戦場のトラウマを抱え戦友遺族の元を訪れながら自分の心に 整理をつけようとする達彦に『人生、ノー・プロブレム!!』と言ってあげたい。
家業のために夢を諦め、戦争で夢を壊された達彦の前で演奏に臨む桜子。 時代が違えば音楽家夫婦として世界に羽ばたいていけたかもしれない二人。 やはり達彦が戻ってくるとストーリーに一本、芯が通って面白い。
復讐は良くない、というのは頭で理解できるけど気持ち的には無理なことだというのがよくわかった。復讐のために生きるのはバカなことなんて軽々しく言うことができなかったし、同じことを犯人にしてやりたいと思う気持ちが痛いほど分かった。朝顔はなにも言わなかったけど、つぐみさんと重ねてしまっただろうし、しおりちゃんのお父さんの気持ちはすごく分かったと思う。そして孤独感も私たちにとっても伝わったよね。泣いちゃうよもう
『監察医 朝顔2』第8話
心情的に辛い仕事から帰宅して、一人で食卓につく朝顔の姿に、覚悟していた以上の「孤独」を感じてしまった。
今日から「孤独編」という話だったけれど、つぐみちゃんはいつものように明るいし、桑原くんの傍には姉が居て、朝顔も今日も普通に仕事している。日常が続くのは同じだ。
……と思っていた矢先の、たった一人の食卓。ずっとこの家族を見て来た視聴者にとっては、この孤独こそ、とんでもない非日常。
解剖案件の方も、いつも以上に辛い。つぐみちゃんと同じくらいの年のカワイイ盛りの娘の命を奪われ、その部位が土から発見される度に確認しなければならず、ついに右手だけ返してもらえなかったという父親が、犯人を同じ目に遭わせたいと思うのはごく当然の感情で。
復讐はいけないよ、などと言えない状況だった。「復讐」を正当化しそうになる自分を否定できなかった。
子どもを社会の中で育てたい。けれど、子どもを大衆に潜む悪から引き離したい。
難しい問題を突き付けたまま終了する今年の『監察医 朝顔』。
幸せな新年を迎えてほしいな。
最終回は詰め込み過ぎて、このまま終わることが出来るのか心配になったほど(笑)
結果的には、何もかも上手くいった。上手く行って良かったと子供たちのために心から喜ぼう。
次期も楽しみにお待ちしております。
最終回、姿現さなかった西原亜希さん。 改心して欲しかった・・・ でも『はちどりの家』の問題。 さくらさん失恋したのを除けば。 ほぼほぼ無くなったので、これで良しです。
ラストスパートの戦後編。 戦時に野垂死に寸前だった秋山がジャズを演奏する一方では キヨシは闇市で荒稼ぎして八丁味噌を顧みない。そして笛子姉さん…。 パーマに洋服で「肉のお土産よ~!」、酔っ払い「私が冬吾を売りこんだのよ~」 仮にも原作者のお母様がモデルの人なんですが…(汗。
杏子が指摘しているように反動がきています。 縁談が進みかけた斉藤先生が「桜子が好き」と言えば妹の為に身を引き、 冬吾が女にだらしない事を承知で結婚すると献身的に支え、 戦時に夫と妹に何かあった事を察しても『婚約者を失った今の妹には冬吾が必要』 と考えたのか、悲しみをたたえながら押し黙っていた。 何時も家族の為に自分を押し殺してきた。
やはり桜子と笛子はアンチテーゼ関係にあるのでしょうか。 長女が解放された社会の急激な変化の波に押し流されているのに対して 芸術家肌で奔放だった三女には、これまでの経験から重しが培われた。 昔の桜子なら秋山の演奏と上京の誘いに目を輝かせて即答しただろうが今は違う。 そんな桜子が生還しながら戦争の闇を抱えた達彦に寄り添っていく訳だ…。 闇落ちした人間に太陽の陽射しは強過ぎる。御月様でないとね。
「おひさま」は、やはり本作の劣化版だったか…。 井上真央は朝ドラも大河も宮崎あおいの二番煎じでコケた感じで少し気の毒。
シズさんが子役時代との橋渡しを担った感じでしょうか。 千代との疑似母娘関係を軸とした疑似家族が描かれる。 反面、みつえが子役時代と比べても「カーネ」の奈津に存在感が及ばず、 杉咲花もオノマチには負けるけどね、 「マッサン」序盤の優子さん程に主役に絡む訳ではなくなっていますが 週5回の皺寄せなのでしょうか。そもそも一平以外のキャラがどこまで残るのか?
次週には一平も登場するようですが、それに先んじて奴が来た!!! 疑似家族が他人故にシズさんの薫陶で各自の自己責任を前提にした 相互協力関係なのに対して依存心、満々なパラサイト実父!! 「花アン」おとうを超える逸材か!?キング・オブ・クズの称号は一体、誰の手に…。
『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』第9話
ビミョーな三角関係、嫉妬、焦り、結婚問題、ライバル…定番の恋愛ドラマの体ではあるのに、こんなにも応援してしまうしハラハラしてしまう。名作にはリアリティがあるから自分の事のように振り返ってしまうから。
双子座流星群を2人で見上げる時も、その時、その年齢の、その今を生きられるのはこの時だけ、ということをコロナ禍を通った私たちはよく理解できている。
リモートを飛び出したはずの2人は今でもリモートに踊らされる。その電源は切っておこう。
最終回は寂しいな。今の時代を生きるカップルに届くラストになるといいな。
『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』第8話
青ちゃんとイチャコラの第8話。恋の始まりはこういうものだって、何をしても一緒が楽しいってこういう時だって、誰もが思い出す。恋っていいなぁ、良いものだなぁ、とただホンワカ見ていた所に
クライマックスの展開にいつの間にか泣いている。ただただ「この人と一緒に居たい」ことを伯母さんに訴えるシーン。
いつもどこでも考える。ただ会いたくて。誰だったら幸せになれるかは誰かが決めることではなく「お似合いかどうかは僕が決める。」
いつのまにかウルっとしていた。
ゴモちゃんの気持ちも分かるし。恋は幸せで切ないもの。情感あふれる豊かな1時間。
何時の間にか宮沢りえは死亡退場。
忘れ形見の若者にネチネチと追求を受けて、しどろもどろな尊氏君であります。
沢口靖子はさすがに、かをる時代より演技が向上して正妻の存在感。
で、美男子の北畠顕家を後藤久美子が演じていたんだ。
90年代の本格派ではありますが、こういう起用を既にしていたんだな…。
一応、ゴクミはこの経験が二年後の「鶴姫伝奇」に生きたみたいですが。
http://i.imgur.com/MQiJX8J.jpg
かつては紅白歌合戦を脅かすとまで言われた日テレ年末時代劇の断末魔。
「直虎」と被る要素も多かったでしょうか。
名作と言われる朝ドラにも『中弛み』時期はある。
重税を課しながら自分は公金横領、それで居直り辞任もしない悪徳村長に
漁師達の怒りが爆発!と、実話ベースでも無いの政治色の強いイベントを盛りこむ
辺りはいかにも「澪つくし」テイストですが
主人公律子が不在ではなぁ…。母の病死を切欠に上京してしまいました。この辺、総集編なら絶対カットだ。
最近、出番が無かった久兵衛がようやく出たと思ったら「暴動とはけしからん!」
という程度でツッコミ役不在の独り相撲感は拭えません。
もし律子が居たら汚職に口を拭う体制側の欺瞞を糾弾して
坂東家名物(?)の内ケバ対決を展開してくれた所なのですが…。
もっとも勘当しておいて都合の良い時だけ血縁を理由にかをるに接触してくる事、
義妹が板挟みとなる事を見越して励ましの手紙を送ってくる所は流石。
去り際の伝言も『貴方が主人公なのだから頑張ってね!』的でした。
片や「暴力は駄目です」とか「心配しないでください」とか言ってみても
全然、パワー不足な主人公なかをる。来年こそは…?
六年間、止まっていた二人の時間が動き出す。
「マッサン」で終盤、三級ウイスキーの時には最初はウイスキーに反対していた
ピン子の見えざる手を感じたものですが、本作でも一周忌に生還は母の真心か。
仙吉から女将を看取り、ピアノを続けてきた桜子の気持ちを聞かされた信彦。
閉ざされた心の中で形骸化していた『記憶』が演奏で『想い出』として甦る。
https://i.imgur.com/b9AXqq7.jpg
「お袋を頼む!」「ピアノと音楽を忘れるな!」
…それにしても母親や恋人の心配ばかりで、つくづく自己愛の乏しい男やねぇ。
だから死んでいった戦友達への負い目も人一倍強いし、
桜子に才能を生かせる好機が訪れると黙って身を引こうとする。
しかし戦前、逢引の場を提供してきたマスターは苦笑い。
解っているよね。彼女が誰に一番、自分の曲を聴いていて欲しいのか。
二人の両親が共に亡くなっているので気持ちは父親替り?
片や鬼嫁の追求が迫るや、義弟候補の家に転がり込む冬吾。
二児の父親の自覚等、全く無いようです。
「生きていけば迷惑をかけるもんだ」とか説得力が有るような無いような。
「ノースライト」でも渡り鳥扱いだしなぁ…。
それで別れた奥さんに気遣われ年頃の娘にも慕われるからイケメンは役得。
『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』第10話 最終回
このドラマのことを思うと、心がふんわりします。コロナ禍の中、リモートとマスクを最大限に生かした設定。リモートともマスクともうまく付き合って、精いっぱい「普通に」生きていく話。
始めはリモートドラマはもう飽きたなぁと思っていたところ、水橋文美江脚本がただのリモート恋愛ドラマで終わるはずがなく。
生きづらさの中、正しく仕事をし、まっ直ぐ不器用に生きていく人たちの話だった。気持ちいい。
リモートの向こうにも、マスクの中にも、それぞれちゃんとした顔を持った人間が居て。一人一人の存在が大事なのだと分かる大人の恋愛ドラマ。
私たちはこの先も、上手く生きられないのが生きるってことだ……と理解しながらまっ直ぐ生きて行かなくてはならない。
これも、みんな幸せに、と願うことができるドラマだった。
イブの前に。ありがとう。
社長が板ついて来た神子氏、再婚で身を固めるようです。
娘さんもまんざらでは無いようでメデタシ、メデタシ…ってそっちかい。
各自が仕事に打ち込む姿はそれなりながら恋愛パートは
結局、先の見えた展開以上にはならずといった所。
新谷をテンプレ的咬ませ犬とせずに細やかにキャラ立てした事が仇となったのか
ヤフー感想欄では『樹木には新谷の方が、お似合い』とか、
『新谷は将来、里保と結婚するかもしれないが浅羽&樹木は恋愛で終わりそう』
といった意見が頻出している有様。
「恋つづ」等よりは、ずっといい作品だったんですけどね…。
『姉ちゃんの恋人』第9話 最終回
今期、こんなにハッピーエンドを願ったドラマは無かったし、こんなに人の幸せが嬉しいドラマもない。
ラスト、コーヒーをポットに2つ作って桃子に選ばせて、プロポーズして、幸せいっぱいに寄り添う2人を見て、真人くんには過去にもきっとこういう瞬間があって、隣にいたのは別の人だったのかも知れないと、ふと思ってしまった。
けれども、あったかも知れなかった幸せは理不尽に奪われた。理不尽に幸せを奪われた2人が、幸せに片思いし続けて得た人生。
コロナのこの時代に、理不尽に幸せを奪われた人たちがきっといっぱいいて。それでも幸せに片思いして生き続けよう……その結末を見せてくれたドラマ。
この2人にはもうこの2人しか居ない。2021年。私たちは幸せになる世界を夢見て生きて行こう。
そう思える最終回だった。
心から、おめでとう。
かつて剣道をたしなみ自己を厳しく律していた笛子姉さん、麻雀にふける…。
ええと、仮にも原作者のお母様が…以下略。
対して嫁ぎ先からの出戻りを窘められた杏子が生家で幸せな家庭を築き、
東京で夢を追う事に反対された桜子は岡崎に留まるべきか真剣に考えている。
対照的なのは女ばかりでは無い。桜子の良き相談相手という態度を取りながら
自分の問題は『逃げるは恥だが役に立つ』を地で行くヘタレイケメン冬吾を
見ていると、戦場のトラウマを抱え戦友遺族の元を訪れながら自分の心に
整理をつけようとする達彦に『人生、ノー・プロブレム!!』と言ってあげたい。
家業のために夢を諦め、戦争で夢を壊された達彦の前で演奏に臨む桜子。
時代が違えば音楽家夫婦として世界に羽ばたいていけたかもしれない二人。
やはり達彦が戻ってくるとストーリーに一本、芯が通って面白い。
復讐は良くない、というのは頭で理解できるけど気持ち的には無理なことだというのがよくわかった。復讐のために生きるのはバカなことなんて軽々しく言うことができなかったし、同じことを犯人にしてやりたいと思う気持ちが痛いほど分かった。朝顔はなにも言わなかったけど、つぐみさんと重ねてしまっただろうし、しおりちゃんのお父さんの気持ちはすごく分かったと思う。そして孤独感も私たちにとっても伝わったよね。泣いちゃうよもう
『監察医 朝顔2』第8話
心情的に辛い仕事から帰宅して、一人で食卓につく朝顔の姿に、覚悟していた以上の「孤独」を感じてしまった。
今日から「孤独編」という話だったけれど、つぐみちゃんはいつものように明るいし、桑原くんの傍には姉が居て、朝顔も今日も普通に仕事している。日常が続くのは同じだ。
……と思っていた矢先の、たった一人の食卓。ずっとこの家族を見て来た視聴者にとっては、この孤独こそ、とんでもない非日常。
解剖案件の方も、いつも以上に辛い。つぐみちゃんと同じくらいの年のカワイイ盛りの娘の命を奪われ、その部位が土から発見される度に確認しなければならず、ついに右手だけ返してもらえなかったという父親が、犯人を同じ目に遭わせたいと思うのはごく当然の感情で。
復讐はいけないよ、などと言えない状況だった。「復讐」を正当化しそうになる自分を否定できなかった。
子どもを社会の中で育てたい。けれど、子どもを大衆に潜む悪から引き離したい。
難しい問題を突き付けたまま終了する今年の『監察医 朝顔』。
幸せな新年を迎えてほしいな。
最終回は詰め込み過ぎて、このまま終わることが出来るのか心配になったほど(笑)
結果的には、何もかも上手くいった。上手く行って良かったと子供たちのために心から喜ぼう。
次期も楽しみにお待ちしております。
最終回、姿現さなかった西原亜希さん。
改心して欲しかった・・・
でも『はちどりの家』の問題。
さくらさん失恋したのを除けば。
ほぼほぼ無くなったので、これで良しです。
ラストスパートの戦後編。
戦時に野垂死に寸前だった秋山がジャズを演奏する一方では
キヨシは闇市で荒稼ぎして八丁味噌を顧みない。そして笛子姉さん…。
パーマに洋服で「肉のお土産よ~!」、酔っ払い「私が冬吾を売りこんだのよ~」
仮にも原作者のお母様がモデルの人なんですが…(汗。
杏子が指摘しているように反動がきています。
縁談が進みかけた斉藤先生が「桜子が好き」と言えば妹の為に身を引き、
冬吾が女にだらしない事を承知で結婚すると献身的に支え、
戦時に夫と妹に何かあった事を察しても『婚約者を失った今の妹には冬吾が必要』
と考えたのか、悲しみをたたえながら押し黙っていた。
何時も家族の為に自分を押し殺してきた。
やはり桜子と笛子はアンチテーゼ関係にあるのでしょうか。
長女が解放された社会の急激な変化の波に押し流されているのに対して
芸術家肌で奔放だった三女には、これまでの経験から重しが培われた。
昔の桜子なら秋山の演奏と上京の誘いに目を輝かせて即答しただろうが今は違う。
そんな桜子が生還しながら戦争の闇を抱えた達彦に寄り添っていく訳だ…。
闇落ちした人間に太陽の陽射しは強過ぎる。御月様でないとね。
「おひさま」は、やはり本作の劣化版だったか…。
井上真央は朝ドラも大河も宮崎あおいの二番煎じでコケた感じで少し気の毒。
シズさんが子役時代との橋渡しを担った感じでしょうか。
千代との疑似母娘関係を軸とした疑似家族が描かれる。
反面、みつえが子役時代と比べても「カーネ」の奈津に存在感が及ばず、
杉咲花もオノマチには負けるけどね、「マッサン」序盤の優子さん程に主役に絡む訳ではなくなっていますが
週5回の皺寄せなのでしょうか。そもそも一平以外のキャラがどこまで残るのか?
次週には一平も登場するようですが、それに先んじて奴が来た!!!
疑似家族が他人故にシズさんの薫陶で各自の自己責任を前提にした
相互協力関係なのに対して依存心、満々なパラサイト実父!!
「花アン」おとうを超える逸材か!?キング・オブ・クズの称号は一体、誰の手に…。
『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』第9話
ビミョーな三角関係、嫉妬、焦り、結婚問題、ライバル…定番の恋愛ドラマの体ではあるのに、こんなにも応援してしまうしハラハラしてしまう。名作にはリアリティがあるから自分の事のように振り返ってしまうから。
双子座流星群を2人で見上げる時も、その時、その年齢の、その今を生きられるのはこの時だけ、ということをコロナ禍を通った私たちはよく理解できている。
リモートを飛び出したはずの2人は今でもリモートに踊らされる。その電源は切っておこう。
最終回は寂しいな。今の時代を生きるカップルに届くラストになるといいな。
『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』第8話
青ちゃんとイチャコラの第8話。恋の始まりはこういうものだって、何をしても一緒が楽しいってこういう時だって、誰もが思い出す。恋っていいなぁ、良いものだなぁ、とただホンワカ見ていた所に
クライマックスの展開にいつの間にか泣いている。ただただ「この人と一緒に居たい」ことを伯母さんに訴えるシーン。
いつもどこでも考える。ただ会いたくて。誰だったら幸せになれるかは誰かが決めることではなく「お似合いかどうかは僕が決める。」
いつのまにかウルっとしていた。
ゴモちゃんの気持ちも分かるし。恋は幸せで切ないもの。情感あふれる豊かな1時間。