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『ここは今から倫理です。』第7話
「常識は既に或る信仰である」はぁ……集団が虐めに至るまでを何と分かりやすく描くのか。高柳先生の授業は万人が受けるべき。
集団でしか成し遂げられない善もあれば集団だからこそ出来てしまう悪もある。仲良しクラス全体で作っているグループチャットなんて本当に面倒くさいと思う一方で、集団の中で上手く生きていけるスマートさも羨ましく思う。
最大多数の最大幸福の中で違和感を感じながらも抵抗はしきれない。私は南香緒里と同じ。
ひとり主義が寂しいと思う人間はそもそもきっとひとり主義じゃないんだ。
「倫理とは、どうすればよりよく生きられるのか考える学問です」
学生の時に、そう考えながら授業を受けていればよかった。いい教師との出会いは人生を豊かにする。
どんな主義の下でも幸福になれる選択を求めて、最後の授業の結論を見たい。
『俺の家の話』第8話
命の終わりにこの世に思い出を置いて行こうとするこのドラマと、長瀬のクドカンドラマの思い出を視聴者に置いて行こうとする演出が被って……なんかもう、泣くしかないよね。
いつ人生が終わりを迎えるか分からないのに、家族の心が離れて行ってしまうの、切ない。一番団結していて欲しい時にバラバラになってしまうのは切ない。
人生はままならない。最期の時に家族が泣きながら枕元を囲んでくれるなんて幻。…でも、観山家はたぶん大丈夫だけれどね。
自分の親父の最期や、いろんな事を思い出すドラマだ。
照る照るはうすに親父を送って、数々の思い出に泣く寿一。親が居る場所こそが実家で、親がいなくなった家はすでに実家ではないとしみじみ思う。
帰るのも思い出すのもわりと簡単で、そういう所がこの枠らしかったけれど、江戸で仙夏さんを見守り、送り出し、そこで仙夏さんと令和を思いながら生を閉じたのだろう長兵衛の事を考えると切ない。
最後の最後になって長兵衛が漢だった。時代を超えて子孫が寿乃と巡り会う展開が仁のよう。なんだこの感動の後味……もう長兵衛がいきなり主人公でもいいくらい。
そして最後まで鳥居の旦那が可愛すぎた。とにかく、ドラマ中、一番成長したのは社長だ。
最後は色々と簡単だったけれど、おじさんだけは全て覚えている魔法使い感が田中にピッタリ。
キャストも新鮮で、毎回楽しかったな。終わって名残惜しい。
「にじいろカルテ」第8話
「俺はいつもそうなんです。3人でずっと仲良しだと思っていたのに……」朔先生と真空先生が恋愛関係だと思い込んだ太陽くんの「昔から俺以外仲良し」嘆きがカワイイ(笑)
そして、真空先生の「男女なんて超えて3人で一緒に居たい、愛してる」の叫び。なんだか、もう……いいなぁ。なんて素敵な村。なんて素敵な人たち。
始まった時はホルガ村とか言っちゃってごめんね(でも、まだちょっと、そうかもって思ってる、あれはあれで愛だからな!)
「5」と「3」は似ているのだと初めて知った(笑)
最終回、寂しいな。
元春が陥れられていく図、『半沢直樹』かと思ったよ。助けて渡真利くん!!そして古美門せんせい!!!……元春は審査しろと言ったのに、いいからいいからで融資を受けて、クビを免れた支店長、どうかしてる世界。
沙也加と離婚し、グイグイ来る澪を払いのけ、会社はクビになって、ついにこっちの世界に居る必要が無くなった。
これは、時空の歪みがカエレ(・∀・)と言っているのでしょう。そして……澪も一緒についてくるよね。
こっちの澪は、自分も依存していたと理解している。でも、こっちの澪の金切り声も同じ事になる可能性高そう。
結局、そんなに上手くいくものなのかな。戻ったら、戻ったところに澪がいるはずだし、整合性ってものをどうするのか、そっちが心配になって来た(笑)
久兵衛と律子、今生の別れであった。ナレで思いっきりネタバレ。 二・二六事件の余波で満州に飛ばされた夫を追って大陸に渡る律子。 ただ懐妊、出産していれば、むしろ坂東家に身を寄せていたかもしれない。 かをるも惣吉を夢に見てしまう等、姉妹揃って『娘』を卒業出来ておらず、 『母』になれるかの試練の時という意味だろうか?
吉武家でも惣吉がスパイ活動にスカウトされて、とねさん曰く 「独り者だから目を付けられるんだ。 若旦那は何故、後妻を貰わないのかと、皆言っているよ」 そうそう、こういうツッコミが無いから惣吉に感情移入出来なかったのだ。 善吉も奥さんを可愛がっているようだし、アミちゃんも出征する職人と婚約。 周囲が現実を割り切り前に進んでいく中で一人、青少年している惣吉。 元凶である事が客観的に描かれるようになったとも言えますが(笑。
追い出されたボスは近所で下っ端の仕事って、それはスイーツドラマでやった! ボス帰還作戦なんて悠長にやっていたのは、 まだ新体制による新雑誌創刊前の状態だからだと思いたい…。
しかし、これは後半のタメでした。 恋愛>>>仕事だった医療ドラマ。恋愛≧仕事だったスイーツドラマときて とうとうファッションドラマで仕事>恋愛の下剋上展開(笑。 『甘いモノは別腹』ならぬ『恋は別冊』って、そういう意味か。
仕事が辛くてたまらなかった時の出会いから恋が始まったのに何という皮肉。 恋敵キャラも単なる咬ませ犬にならずに最後まで絡む。次回は最終回です。
『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』第9話
酷い生徒、酷い教師、そして酷い親の回。毎回、わりと簡単に解決したりして、モヤっとしてきたけれど、今日も自分の理想を押し付けすぎる親たちがアッサリ改心。
来週最終回って、小川先生の死の真相とか、木島校長の容態とか、浅村は実は黒幕とか、山口紗弥加がただのイイ人なはずがないとか、そういう事も来週一挙に解決できるのか!!
初回はイジメ生徒をがんがんタイホーーしたりしてスッキリするドラマだと思っていたのに、何だか徐々に雑になっていった気がするのは気のせいかな。
……三枝くんが実は黒幕だったという展開にも期待している(絶対なさそう)
『監察医 朝顔2』第18話
幼児虐待の話は、家族に愛されて幸せなつぐみちゃんを見れば見るほど辛かったけれど、悲しんでいるのかいないのか、本当に遺体に帰って欲しくないのか欲しいのか。そんなことは人の行動だけでは分からない……という話。
平さんも朝顔も。お母さんに会うまでは、本当は遺骨で帰って来てほしかったかどうかは分からない。
小さな綺麗な可愛い骨。帰って来てくれて良かった。帰れて良かった。
万木家にお帰りなさい。そして新しい命、おめでとう、の回だった。
この家族なら、どんな魂でも子供でも愛して行くだろうという幸せと共に、老いて亡くなっていく命も描く。
最終回はどうなるのかな。
『天国と地獄~サイコな2人~』第8話
純粋に入れ替わりは日高と望月だけだったらしい。考察とは一体……。高橋一生が綾瀬はるかの手をグイっと引き寄せているのに、中身は女の子にしか見えないので不要なドキドキ感はない、2人の入れ替わり演技が素晴らしすぎる(と毎週言ってる)
師匠が空集合@東朔也だったことは確定。師匠を見捨てられない陸くんが優しい。一方、望月に寄り添っていた八巻くんは捕まってしまった。殺されるよりは……いいよね。
ワンコのお腹から日高の乳歯が出て来たことで、捜査は一気に進展。逮捕される前に入れ替わってやろうというのだから、日高はやはり善良な人間。
余命の少ない空集合はどうなるのか。「居ないことにされた人間」の復讐が神の手で成されていると考えると……いけない事だと思いつつも、やはり同情してしまう。
誰も、みんな、自分の存在を失くされたくないよ。
転げ落ちた2人は……入れ替われていない感じ。
『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』第6話
兄ちゃん…闇SNSがリアルに侵食してきてる……。そうとう溜まっていた様子はずっと描かれてきたけれど、一気に爆発しすぎて唖然としてしまった。「演じて」きたのね。
あのお母さんから毒気がスッカリ抜けて、フリーターの役者志望の彼すら応援モードだというのに、一人毒を吐く兄ちゃん。
兄ちゃんは「大丈夫?」という役のはずだったし、誰よりもしっかり者で、ボンヤリした父とセカセカした母を諫め、世間ずれした妹を救い、だれよりも家族の上位置に居るつもりだった。
実際に子どもの頃はいじめられる妹を庇うのにも苦労しただろうし。爆発は仕方ないかなぁ。しかし「家」に囚われすぎていて切ない。
もっと彼女や世間や、外に目を向ければ生きやすくなっただろうに。家中がモコミを心配していることが兄をモンスターにしていったのだろう。
「誰よりもお花の気持ちがわかる」と言い切っていたモコミは人の気持ちが分からない。そこは先週までの「誰よりもモコミを分かっている」と言い切るお母さんと被る部分がある。
これも家族の物語なのね。
親父は能の人間国宝として家では殺気立っていた。同じようになりたくなくて家を出た寿一はプロレスラーとして殺気立っていた。親子の繋がり。再び能に戻る寿一。能をやりたい秀生。これも親子の繋がり。
薄い方のお父さんの「秀生、無理」には引いたけれど、繋がりが無いのだからある意味気の毒ではある。まさに「薄い」。これは「秀生の家の話」でもあるのね。
これからどのくらい進んでしまうか分からない、じゅじゅの認知症。今はまだ「あげたか盗まれたか」理解している。けれども、そのうち忘れてしまうんだよね。
受け入れられて愛されて笑顔の秀生のことは最期まで覚えていてほしいな……。
濃い血の繋がりと濃い家族の話。
「お前には律子さんと同じ血が流れている!」
無理心中は伏線と思っていたが、梅木には父のように尊敬する久兵衛にまで 『所詮は使用人』扱いされた俄縁談までボディブローのように効いてきた。 抑制された立場の人間の根底に燻っていた負の感情が何かの切欠で溢れ出し、 自分でもどうにならず何もかも破壊してやりたくなる衝動!!
翻って惣吉はどうなのか?記憶回復直後は常識論で諌めていた周囲も 源八は「子供達を連れて、こっちに戻ってくればいい」、 とねですら、息子と元嫁の仲を坂東家が邪魔していると決めつける等、 耳障りのいい事を言ってくれる連中ばかりだ。 網元の跡取り息子だから自信家でカッコ良く見えても本質はボンボン? 「礼を言いたかった」との事だが、かをるが二児の母である事や 亭主の梅木への配慮も無く、部下を引き連れてやってきたのに比べれば 葛藤しつつ一人で赴てきた、かをるの方が大人になっているよなぁ。
前半では、かをるを挟んで「自分の心に正直に」という律子と 「本当の愛情は時間をかけて作っていくもの」という久兵衛が恋愛論を展開したが 終盤に入り、それが現実の様相を呈してきました。 とりあえず久兵衛が、かをるを実家に引っ張っていったのだけは良かった。 吉武家にとどまり、周囲の説得で善吉君の姉さん女房となった矢先に惣吉帰還なら シャレにならん…。とりあえずアミちゃんの事は吹っ切って嫁さん貰った 善吉だけどルートによっては梅木以上にブラック化する可能性もあった訳です。
冠婚葬祭までネタにする。それが芸人の道か…。
まあ初代天海が芸の為の女遊びしていたのは事実で、 それを割り切れないから、お母さんは男作って離縁の口実にしたんじゃないかな? 夫婦道は奥が深く後半にも、まだ何かあるかもしれないが気が付けば折り返し。 二代目襲名に併せて結婚とパルピは抑え目で、二人のキャラの掘り下げや成長に 併せて自然な形で前半戦を終える辺り非常に良く纏まっています。
テルヲの放送コードに挑戦するようなクズ父描写や大山社長のキャスティングと BK作品の中でも、かなり攻めてるなぁ。
元春が運命を変えて唯一、恩恵を受けた義弟からの絶縁宣言! 二度も人生を踏みにじられた津山の事を考えれば自業自得だし、 『居候先を確保しておきたかっただけなんじゃないか?』 『何故、澪の母親が徘徊した時に友人に華を持たせなかった?』 と穿った見方をしてしまうし次回予告シーンの呟きは 「どう転んでも俺は幸せになれないんだから皆も不幸になれ」という ヤケクソの達観に思えてしまう。 視聴者の8割ぐらいは元春不信が染みついていると思うが、どういう結末?
『ここは今から倫理です。』第7話
「常識は既に或る信仰である」はぁ……集団が虐めに至るまでを何と分かりやすく描くのか。高柳先生の授業は万人が受けるべき。
集団でしか成し遂げられない善もあれば集団だからこそ出来てしまう悪もある。仲良しクラス全体で作っているグループチャットなんて本当に面倒くさいと思う一方で、集団の中で上手く生きていけるスマートさも羨ましく思う。
最大多数の最大幸福の中で違和感を感じながらも抵抗はしきれない。私は南香緒里と同じ。
ひとり主義が寂しいと思う人間はそもそもきっとひとり主義じゃないんだ。
「倫理とは、どうすればよりよく生きられるのか考える学問です」
学生の時に、そう考えながら授業を受けていればよかった。いい教師との出会いは人生を豊かにする。
どんな主義の下でも幸福になれる選択を求めて、最後の授業の結論を見たい。
『俺の家の話』第8話
命の終わりにこの世に思い出を置いて行こうとするこのドラマと、長瀬のクドカンドラマの思い出を視聴者に置いて行こうとする演出が被って……なんかもう、泣くしかないよね。
いつ人生が終わりを迎えるか分からないのに、家族の心が離れて行ってしまうの、切ない。一番団結していて欲しい時にバラバラになってしまうのは切ない。
人生はままならない。最期の時に家族が泣きながら枕元を囲んでくれるなんて幻。…でも、観山家はたぶん大丈夫だけれどね。
自分の親父の最期や、いろんな事を思い出すドラマだ。
照る照るはうすに親父を送って、数々の思い出に泣く寿一。親が居る場所こそが実家で、親がいなくなった家はすでに実家ではないとしみじみ思う。
帰るのも思い出すのもわりと簡単で、そういう所がこの枠らしかったけれど、江戸で仙夏さんを見守り、送り出し、そこで仙夏さんと令和を思いながら生を閉じたのだろう長兵衛の事を考えると切ない。
最後の最後になって長兵衛が漢だった。時代を超えて子孫が寿乃と巡り会う展開が仁のよう。なんだこの感動の後味……もう長兵衛がいきなり主人公でもいいくらい。
そして最後まで鳥居の旦那が可愛すぎた。とにかく、ドラマ中、一番成長したのは社長だ。
最後は色々と簡単だったけれど、おじさんだけは全て覚えている魔法使い感が田中にピッタリ。
キャストも新鮮で、毎回楽しかったな。終わって名残惜しい。
「にじいろカルテ」第8話
「俺はいつもそうなんです。3人でずっと仲良しだと思っていたのに……」朔先生と真空先生が恋愛関係だと思い込んだ太陽くんの「昔から俺以外仲良し」嘆きがカワイイ(笑)
そして、真空先生の「男女なんて超えて3人で一緒に居たい、愛してる」の叫び。なんだか、もう……いいなぁ。なんて素敵な村。なんて素敵な人たち。
始まった時はホルガ村とか言っちゃってごめんね(でも、まだちょっと、そうかもって思ってる、あれはあれで愛だからな!)
「5」と「3」は似ているのだと初めて知った(笑)
最終回、寂しいな。
元春が陥れられていく図、『半沢直樹』かと思ったよ。助けて渡真利くん!!そして古美門せんせい!!!……元春は審査しろと言ったのに、いいからいいからで融資を受けて、クビを免れた支店長、どうかしてる世界。
沙也加と離婚し、グイグイ来る澪を払いのけ、会社はクビになって、ついにこっちの世界に居る必要が無くなった。
これは、時空の歪みがカエレ(・∀・)と言っているのでしょう。そして……澪も一緒についてくるよね。
こっちの澪は、自分も依存していたと理解している。でも、こっちの澪の金切り声も同じ事になる可能性高そう。
結局、そんなに上手くいくものなのかな。戻ったら、戻ったところに澪がいるはずだし、整合性ってものをどうするのか、そっちが心配になって来た(笑)
久兵衛と律子、今生の別れであった。ナレで思いっきりネタバレ。
二・二六事件の余波で満州に飛ばされた夫を追って大陸に渡る律子。
ただ懐妊、出産していれば、むしろ坂東家に身を寄せていたかもしれない。
かをるも惣吉を夢に見てしまう等、姉妹揃って『娘』を卒業出来ておらず、
『母』になれるかの試練の時という意味だろうか?
吉武家でも惣吉がスパイ活動にスカウトされて、とねさん曰く
「独り者だから目を付けられるんだ。
若旦那は何故、後妻を貰わないのかと、皆言っているよ」
そうそう、こういうツッコミが無いから惣吉に感情移入出来なかったのだ。
善吉も奥さんを可愛がっているようだし、アミちゃんも出征する職人と婚約。
周囲が現実を割り切り前に進んでいく中で一人、青少年している惣吉。
元凶である事が客観的に描かれるようになったとも言えますが(笑。
追い出されたボスは近所で下っ端の仕事って、それはスイーツドラマでやった!
ボス帰還作戦なんて悠長にやっていたのは、
まだ新体制による新雑誌創刊前の状態だからだと思いたい…。
しかし、これは後半のタメでした。
恋愛>>>仕事だった医療ドラマ。恋愛≧仕事だったスイーツドラマときて
とうとうファッションドラマで仕事>恋愛の下剋上展開(笑。
『甘いモノは別腹』ならぬ『恋は別冊』って、そういう意味か。
仕事が辛くてたまらなかった時の出会いから恋が始まったのに何という皮肉。
恋敵キャラも単なる咬ませ犬にならずに最後まで絡む。次回は最終回です。
『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』第9話
酷い生徒、酷い教師、そして酷い親の回。毎回、わりと簡単に解決したりして、モヤっとしてきたけれど、今日も自分の理想を押し付けすぎる親たちがアッサリ改心。
来週最終回って、小川先生の死の真相とか、木島校長の容態とか、浅村は実は黒幕とか、山口紗弥加がただのイイ人なはずがないとか、そういう事も来週一挙に解決できるのか!!
初回はイジメ生徒をがんがんタイホーーしたりしてスッキリするドラマだと思っていたのに、何だか徐々に雑になっていった気がするのは気のせいかな。
……三枝くんが実は黒幕だったという展開にも期待している(絶対なさそう)
『監察医 朝顔2』第18話
幼児虐待の話は、家族に愛されて幸せなつぐみちゃんを見れば見るほど辛かったけれど、悲しんでいるのかいないのか、本当に遺体に帰って欲しくないのか欲しいのか。そんなことは人の行動だけでは分からない……という話。
平さんも朝顔も。お母さんに会うまでは、本当は遺骨で帰って来てほしかったかどうかは分からない。
小さな綺麗な可愛い骨。帰って来てくれて良かった。帰れて良かった。
万木家にお帰りなさい。そして新しい命、おめでとう、の回だった。
この家族なら、どんな魂でも子供でも愛して行くだろうという幸せと共に、老いて亡くなっていく命も描く。
最終回はどうなるのかな。
『天国と地獄~サイコな2人~』第8話
純粋に入れ替わりは日高と望月だけだったらしい。考察とは一体……。高橋一生が綾瀬はるかの手をグイっと引き寄せているのに、中身は女の子にしか見えないので不要なドキドキ感はない、2人の入れ替わり演技が素晴らしすぎる(と毎週言ってる)
師匠が空集合@東朔也だったことは確定。師匠を見捨てられない陸くんが優しい。一方、望月に寄り添っていた八巻くんは捕まってしまった。殺されるよりは……いいよね。
ワンコのお腹から日高の乳歯が出て来たことで、捜査は一気に進展。逮捕される前に入れ替わってやろうというのだから、日高はやはり善良な人間。
余命の少ない空集合はどうなるのか。「居ないことにされた人間」の復讐が神の手で成されていると考えると……いけない事だと思いつつも、やはり同情してしまう。
誰も、みんな、自分の存在を失くされたくないよ。
転げ落ちた2人は……入れ替われていない感じ。
『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』第6話
兄ちゃん…闇SNSがリアルに侵食してきてる……。そうとう溜まっていた様子はずっと描かれてきたけれど、一気に爆発しすぎて唖然としてしまった。「演じて」きたのね。
あのお母さんから毒気がスッカリ抜けて、フリーターの役者志望の彼すら応援モードだというのに、一人毒を吐く兄ちゃん。
兄ちゃんは「大丈夫?」という役のはずだったし、誰よりもしっかり者で、ボンヤリした父とセカセカした母を諫め、世間ずれした妹を救い、だれよりも家族の上位置に居るつもりだった。
実際に子どもの頃はいじめられる妹を庇うのにも苦労しただろうし。爆発は仕方ないかなぁ。しかし「家」に囚われすぎていて切ない。
もっと彼女や世間や、外に目を向ければ生きやすくなっただろうに。家中がモコミを心配していることが兄をモンスターにしていったのだろう。
「誰よりもお花の気持ちがわかる」と言い切っていたモコミは人の気持ちが分からない。そこは先週までの「誰よりもモコミを分かっている」と言い切るお母さんと被る部分がある。
これも家族の物語なのね。
親父は能の人間国宝として家では殺気立っていた。同じようになりたくなくて家を出た寿一はプロレスラーとして殺気立っていた。親子の繋がり。再び能に戻る寿一。能をやりたい秀生。これも親子の繋がり。
薄い方のお父さんの「秀生、無理」には引いたけれど、繋がりが無いのだからある意味気の毒ではある。まさに「薄い」。これは「秀生の家の話」でもあるのね。
これからどのくらい進んでしまうか分からない、じゅじゅの認知症。今はまだ「あげたか盗まれたか」理解している。けれども、そのうち忘れてしまうんだよね。
受け入れられて愛されて笑顔の秀生のことは最期まで覚えていてほしいな……。
濃い血の繋がりと濃い家族の話。
「お前には律子さんと同じ血が流れている!」
無理心中は伏線と思っていたが、梅木には父のように尊敬する久兵衛にまで
『所詮は使用人』扱いされた俄縁談までボディブローのように効いてきた。
抑制された立場の人間の根底に燻っていた負の感情が何かの切欠で溢れ出し、
自分でもどうにならず何もかも破壊してやりたくなる衝動!!
翻って惣吉はどうなのか?記憶回復直後は常識論で諌めていた周囲も
源八は「子供達を連れて、こっちに戻ってくればいい」、
とねですら、息子と元嫁の仲を坂東家が邪魔していると決めつける等、
耳障りのいい事を言ってくれる連中ばかりだ。
網元の跡取り息子だから自信家でカッコ良く見えても本質はボンボン?
「礼を言いたかった」との事だが、かをるが二児の母である事や
亭主の梅木への配慮も無く、部下を引き連れてやってきたのに比べれば
葛藤しつつ一人で赴てきた、かをるの方が大人になっているよなぁ。
前半では、かをるを挟んで「自分の心に正直に」という律子と
「本当の愛情は時間をかけて作っていくもの」という久兵衛が恋愛論を展開したが
終盤に入り、それが現実の様相を呈してきました。
とりあえず久兵衛が、かをるを実家に引っ張っていったのだけは良かった。
吉武家にとどまり、周囲の説得で善吉君の姉さん女房となった矢先に惣吉帰還なら
シャレにならん…。とりあえずアミちゃんの事は吹っ切って嫁さん貰った
善吉だけどルートによっては梅木以上にブラック化する可能性もあった訳です。
冠婚葬祭までネタにする。それが芸人の道か…。
まあ初代天海が芸の為の女遊びしていたのは事実で、
それを割り切れないから、お母さんは男作って離縁の口実にしたんじゃないかな?
夫婦道は奥が深く後半にも、まだ何かあるかもしれないが気が付けば折り返し。
二代目襲名に併せて結婚とパルピは抑え目で、二人のキャラの掘り下げや成長に
併せて自然な形で前半戦を終える辺り非常に良く纏まっています。
テルヲの放送コードに挑戦するようなクズ父描写や大山社長のキャスティングと
BK作品の中でも、かなり攻めてるなぁ。
元春が運命を変えて唯一、恩恵を受けた義弟からの絶縁宣言!
二度も人生を踏みにじられた津山の事を考えれば自業自得だし、
『居候先を確保しておきたかっただけなんじゃないか?』
『何故、澪の母親が徘徊した時に友人に華を持たせなかった?』
と穿った見方をしてしまうし次回予告シーンの呟きは
「どう転んでも俺は幸せになれないんだから皆も不幸になれ」という
ヤケクソの達観に思えてしまう。
視聴者の8割ぐらいは元春不信が染みついていると思うが、どういう結末?