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『監察医 朝顔2』第10話
昨年の展開があまりに辛かったから、年明けはつぐみとじいじの癒しSPで。と言っていたら、本当にかなりの癒しSPだった。若かりし桑原夫妻の恋は初々しく、新婚生活はほんわかして、小さな子供をみんなで見守る目は優しく。
差しはさまれる解剖案件は2件。1件目は子どもの心を守る話。2件目は子どもの幸せを祈る話。2件目はご遺体になる切っ掛けが胸糞悪く、ちょっと消化不良。
父と娘の2人旅行は家族の歴史を振り返りながら、温かく、この先を考えると切ない。
大じいじよりもじいじの方が心配になって来た岩手。
今年も万木家と桑原家の幸せを祈らずにいられない。
twitterを見ながら見ていたら「原作は韓国だから」という声が多かったけれど、私は現実にこんな風に汚い言葉でガミガミ怒鳴っている妻を知っているし、その人は日本人だし、夫側の方は極めて日本的にどこでも居そう。全然「日本の話じゃない」ということはない。
そもそも夫側は仕事中に電話に出ることは無理そうだし、保育園の迎えも難しいのでは。入れる段階でそういう話し合いはしていないのかなぁ。
話し合いのない夫婦だからこんなことになっているわけで、しかし、見ていると、気の強い妻に押されて夫は「はいはい」でここまで来た感じ。
このドラマ放送時の反応も、終了後のネット記事も「夫がダメ」で溢れていたけれど、私は少なくともこんな妻が待っている家には帰りたくないなと思ってしまうのだった。帰宅拒否になりそう。
妻側の事情も色々描かれていたけれど、パワハラDVとしか受け取れない妻の怒鳴り声ばかりが初回の印象。
過去に戻ってお互い出会わないルートをお薦めしたい。こういう家の子どもが一番可哀想。
橋部さんの脚本なのだから、最後にはきっと何か受け取れるものがあるだろうと信じたい。
広瀬アリスは数年前にドラマ版「釣りバカ日誌」で可愛い新妻になったのだが これでは濱ちゃんが殺されそうだなぁ…。
男性脚本家だった「釣りバカ」に対して女性脚本家の 「何時までも馬鹿でガキな男に対して女が菩薩や女神だと思ってんの!?」と 蔑みの声が聞こえてきそうです。
こういうのは最終的に多少、丸くなって元鞘が定番ですが 次回には、いきなり別未来で広瀬アリスは別の人生を歩むらしい。さて?
律子復活!
離縁で元亭主に引き取られた子供が家出でやってきたハマ。 嫌われ者を演じていたというのは些か苦しい後付けにも思えますが 我が子を受け容れてくれる入兆の人々に感謝して態度が軟化。 梅木は7歳で両親を失った自分の過去を子供にダブらせ 英一郎は仕事に参加して父だけでなく昔堅気な職人達の伝統への拘りを知る。 クセモノ揃いの坂東家で再び物語が動き出した所に大本命の帰還。
片や、こびっと主人公らしさが出てきたばかりなかをるが居る吉武家では 仮釈放された漁師達の第一回公判が行われる事が解説された程度。 かをるさん、ウカウカしていると以前の状態に逆戻りでっせ~。
前半から鎌倉幕府のガタガタぶりが描かれた本作、 後半になって成立した室町幕府は未だにガタガタ。 司馬遼太郎は「この時代には碌な人材がいなかった」とまで言っている。
各地で戦乱が収まらず未だに戦費を徴収するシステムも不十分な状態。 大河ドラマは主人公が歴史の敗者である方が最後まで崖っぷちの緊張感があって 盛り上がる事が多いのですが本作は一応、勝者でありながら最後まで騒々しい。 いよいよラスト10話をきってきましたが、さて…?
主人公が三十歳にも満たない若さで死亡する衝撃的結末。 死因は結核。背後でコロナ関連ニュースのテロップとは、やはり呪われている?
00年代の代表作ですが暗い展開の多さに評価は、かなり別れています。 しかし「三丁目の夕日」よろしく昭和以前の時代にノスタルジックな癒しばかりを 求めたり、人様を陰に立たせて主人公が明るい場所から同情しているだけな 近年作の傾向、制作側が時代の厳しさにリスペクトを抱き、当時の人達がどんな 想いを抱いて生き、綺麗事だけでは済まない感情の機微が物語を綴る様を描く 本格派を制作する土壌が枯渇してきている事の方に危機感を抱いています。
宮崎あおいは約十年後、「あさが来た」に準主役の姉(寺島しのぶは母)役に スライド再演となり、史実では嫁ぎ先の没落により野垂死にした所を改変。 朝ドラならではの救済措置とも言えますが彼女らの出演機会が減った中盤以降は 幕末~維新動乱期の空気感に乏しい平坦なホームドラマ化してしまいました。
桜子は男二人の間をフラフラして才能を正しく開花させる事も無く死んだ 愚かな主人公とも見なせる。しかし音楽を理由に自分を毛嫌いしていた味噌屋女将 と歩み寄りを果たす過程で女将自身の母親としての成長を促し彼女が護りたかった 身代の跡取りを出産。音楽家にはなれなかったが母親になった。
女性の社会進出が進む中で女性視聴者にまで社会的に成功する事を至上とし 母親の人生や役割を軽んじる傾向が生じてきた。 NHKは朝ドラの中で、そこに一石を投じておく姿勢が窺えますが 『仕事のためほったらかしにされた子供がグレました。和解しました』と 判で押したような展開の凡作と一筋縄でいかない描き方をしている力作の差は 事の他、大きいように感じます。
次は「花子とアン」か…。室井滋が連続出演ですが夕方が当分、暇になりそう。
投獄された夫のために奔走したり、その最中に父とバッタリ出会ったり。 年が明けて、そこそこ主人公らしくなってきたかをる。 でも親しい訳でも無かった叔父の事を夢に見たり、両親に罪悪感を感じたり。 本作が放映された1985年は男女雇用機会均等法が成立する等、 女性の社会進出が目覚ましかった年で、これだけ保守的なヒロインも希少?
「純情きらり」は長女が保守派、三女が革新派で前半は対立し 結婚や婚約を切っ掛に両者の立ち位置が変転していく様や 宮崎あおいと寺島しのぶのキャストもバランスが良いのに比べれば 本作はアンバランス感が目立ちます。
先日見た #逃げ恥 スペシャルと併せて考えると面白い。平和を祈りつつ一緒に生きる方向を模索する津崎家。自分たちの子どもを守るために世界に「あの子」を感染させた汐月家。どちらも我が子の幸せを願う心。
忙しくて、ながら見だったので、やっと最終回をちゃんと見た。最終回は廃病院の描写がお化け屋敷的ドタバタさだったけれど、「拡散」のために「見つけた」結末。目的は達成した。『リング』と同じ。
呪いの根底にあるものが、人を人と思わぬ暴力だったこと、虐待の根は深く、力を持たぬ者は呪うしかない。
人を呪わないためには、まず呪う理由を作らないことが必要なわけで。感染を防ぐことはそれぞれの心持ちだけれど、ウィルスと共に呪いまで拡散させないようにしたい…そういうメッセージを勝手に受け取った。
「心」のあるホラーを久しぶりに見た。そして、森田望智という女優の凄味を知った2020年。
芦名星さんの幅の広い演技の素晴らしさも改めて感じ入る。
こういうホラーがまた見たい。
京都編始まったねヾ(*ΦωΦ)ノ♪ 持前の生きる力の強さと岡安で培ってきたスキルで早速映画会社社長さんにスカウトされた千代。ハナさんから言われた「女優になり」(正確な言葉忘れたけどw)って言葉が背中を押してくれるのかもしれないね。わくわくするわぁ♪
『監察医 朝顔2』第9話
年のラストを飾る2時間総集編なのかなぁ……と思っていたら、それどころじゃなく、重い、重すぎる、でも「それも人生さ」みたいなSPであった……うわぁ、まさに2020年。
桑原くんは「自首降格」というパワハラを強いられるところを自力で立ち直り「自分と周りの命を守る選択」の正しさを主張。(そこまで辛かった)
大じいちゃんは命の灯が尽きる方向。とりあえず持ち直す(そこまで辛い)
朝顔の法医学教室も……自分の仕事の重さを理解しきれない研修生が自らの過失を自覚し、人の命の重さを理解するまで…(そこまで辛すぎた)
過ちを知った僕らは、それと付き合いながら生きていくことを決めた。2020年。
来年は明るい日々が戻ると良いな。とりあえず、桑原くんと朝顔は支え合う夫婦。法医学教室は茶子先生を失って新たな道を歩む。
来年も、辛い現実を支え合う優しさを。
何時の間にか宮沢りえは死亡退場。 忘れ形見の若者にネチネチと追求を受けて、しどろもどろな尊氏君であります。
沢口靖子はさすがに、かをる時代より演技が向上して正妻の存在感。 で、美男子の北畠顕家を後藤久美子が演じていたんだ。 90年代の本格派ではありますが、こういう起用を既にしていたんだな…。 一応、ゴクミはこの経験が二年後の「鶴姫伝奇」に生きたみたいですが。
http://i.imgur.com/MQiJX8J.jpg
かつては紅白歌合戦を脅かすとまで言われた日テレ年末時代劇の断末魔。 「直虎」と被る要素も多かったでしょうか。
名作と言われる朝ドラにも『中弛み』時期はある。 重税を課しながら自分は公金横領、それで居直り辞任もしない悪徳村長に 漁師達の怒りが爆発!と、実話ベースでも無いの政治色の強いイベントを盛りこむ 辺りはいかにも「澪つくし」テイストですが主人公律子が不在ではなぁ…。 母の病死を切欠に上京してしまいました。この辺、総集編なら絶対カットだ。
最近、出番が無かった久兵衛がようやく出たと思ったら「暴動とはけしからん!」 という程度でツッコミ役不在の独り相撲感は拭えません。 もし律子が居たら汚職に口を拭う体制側の欺瞞を糾弾して 坂東家名物(?)の内ケバ対決を展開してくれた所なのですが…。 もっとも勘当しておいて都合の良い時だけ血縁を理由にかをるに接触してくる事、 義妹が板挟みとなる事を見越して励ましの手紙を送ってくる所は流石。
去り際の伝言も『貴方が主人公なのだから頑張ってね!』的でした。 片や「暴力は駄目です」とか「心配しないでください」とか言ってみても 全然、パワー不足な主人公なかをる。来年こそは…?
六年間、止まっていた二人の時間が動き出す。 「マッサン」で終盤、三級ウイスキーの時には最初はウイスキーに反対していた ピン子の見えざる手を感じたものですが、本作でも一周忌に生還は母の真心か。 仙吉から女将を看取り、ピアノを続けてきた桜子の気持ちを聞かされた信彦。 閉ざされた心の中で形骸化していた『記憶』が演奏で『想い出』として甦る。
https://i.imgur.com/b9AXqq7.jpg
「お袋を頼む!」「ピアノと音楽を忘れるな!」 …それにしても母親や恋人の心配ばかりで、つくづく自己愛の乏しい男やねぇ。 だから死んでいった戦友達への負い目も人一倍強いし、 桜子に才能を生かせる好機が訪れると黙って身を引こうとする。 しかし戦前、逢引の場を提供してきたマスターは苦笑い。 解っているよね。彼女が誰に一番、自分の曲を聴いていて欲しいのか。 二人の両親が共に亡くなっているので気持ちは父親替り?
片や鬼嫁の追求が迫るや、義弟候補の家に転がり込む冬吾。 二児の父親の自覚等、全く無いようです。 「生きていけば迷惑をかけるもんだ」とか説得力が有るような無いような。 「ノースライト」でも渡り鳥扱いだしなぁ…。 それで別れた奥さんに気遣われ年頃の娘にも慕われるからイケメンは役得。
『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』第10話 最終回
このドラマのことを思うと、心がふんわりします。コロナ禍の中、リモートとマスクを最大限に生かした設定。リモートともマスクともうまく付き合って、精いっぱい「普通に」生きていく話。
始めはリモートドラマはもう飽きたなぁと思っていたところ、水橋文美江脚本がただのリモート恋愛ドラマで終わるはずがなく。
生きづらさの中、正しく仕事をし、まっ直ぐ不器用に生きていく人たちの話だった。気持ちいい。
リモートの向こうにも、マスクの中にも、それぞれちゃんとした顔を持った人間が居て。一人一人の存在が大事なのだと分かる大人の恋愛ドラマ。
私たちはこの先も、上手く生きられないのが生きるってことだ……と理解しながらまっ直ぐ生きて行かなくてはならない。
これも、みんな幸せに、と願うことができるドラマだった。
イブの前に。ありがとう。
社長が板ついて来た神子氏、再婚で身を固めるようです。 娘さんもまんざらでは無いようでメデタシ、メデタシ…ってそっちかい。
各自が仕事に打ち込む姿はそれなりながら恋愛パートは 結局、先の見えた展開以上にはならずといった所。 新谷をテンプレ的咬ませ犬とせずに細やかにキャラ立てした事が仇となったのか ヤフー感想欄では『樹木には新谷の方が、お似合い』とか、 『新谷は将来、里保と結婚するかもしれないが浅羽&樹木は恋愛で終わりそう』 といった意見が頻出している有様。
「恋つづ」等よりは、ずっといい作品だったんですけどね…。
『監察医 朝顔2』第10話
昨年の展開があまりに辛かったから、年明けはつぐみとじいじの癒しSPで。と言っていたら、本当にかなりの癒しSPだった。若かりし桑原夫妻の恋は初々しく、新婚生活はほんわかして、小さな子供をみんなで見守る目は優しく。
差しはさまれる解剖案件は2件。1件目は子どもの心を守る話。2件目は子どもの幸せを祈る話。2件目はご遺体になる切っ掛けが胸糞悪く、ちょっと消化不良。
父と娘の2人旅行は家族の歴史を振り返りながら、温かく、この先を考えると切ない。
大じいじよりもじいじの方が心配になって来た岩手。
今年も万木家と桑原家の幸せを祈らずにいられない。
『知ってるワイフ』第1話
twitterを見ながら見ていたら「原作は韓国だから」という声が多かったけれど、私は現実にこんな風に汚い言葉でガミガミ怒鳴っている妻を知っているし、その人は日本人だし、夫側の方は極めて日本的にどこでも居そう。全然「日本の話じゃない」ということはない。
そもそも夫側は仕事中に電話に出ることは無理そうだし、保育園の迎えも難しいのでは。入れる段階でそういう話し合いはしていないのかなぁ。
話し合いのない夫婦だからこんなことになっているわけで、しかし、見ていると、気の強い妻に押されて夫は「はいはい」でここまで来た感じ。
このドラマ放送時の反応も、終了後のネット記事も「夫がダメ」で溢れていたけれど、私は少なくともこんな妻が待っている家には帰りたくないなと思ってしまうのだった。帰宅拒否になりそう。
妻側の事情も色々描かれていたけれど、パワハラDVとしか受け取れない妻の怒鳴り声ばかりが初回の印象。
過去に戻ってお互い出会わないルートをお薦めしたい。こういう家の子どもが一番可哀想。
橋部さんの脚本なのだから、最後にはきっと何か受け取れるものがあるだろうと信じたい。
広瀬アリスは数年前にドラマ版「釣りバカ日誌」で可愛い新妻になったのだが
これでは濱ちゃんが殺されそうだなぁ…。
男性脚本家だった「釣りバカ」に対して女性脚本家の
「何時までも馬鹿でガキな男に対して女が菩薩や女神だと思ってんの!?」と
蔑みの声が聞こえてきそうです。
こういうのは最終的に多少、丸くなって元鞘が定番ですが
次回には、いきなり別未来で広瀬アリスは別の人生を歩むらしい。さて?
律子復活!
離縁で元亭主に引き取られた子供が家出でやってきたハマ。
嫌われ者を演じていたというのは些か苦しい後付けにも思えますが
我が子を受け容れてくれる入兆の人々に感謝して態度が軟化。
梅木は7歳で両親を失った自分の過去を子供にダブらせ
英一郎は仕事に参加して父だけでなく昔堅気な職人達の伝統への拘りを知る。
クセモノ揃いの坂東家で再び物語が動き出した所に大本命の帰還。
片や、こびっと主人公らしさが出てきたばかりなかをるが居る吉武家では
仮釈放された漁師達の第一回公判が行われる事が解説された程度。
かをるさん、ウカウカしていると以前の状態に逆戻りでっせ~。
前半から鎌倉幕府のガタガタぶりが描かれた本作、
後半になって成立した室町幕府は未だにガタガタ。
司馬遼太郎は「この時代には碌な人材がいなかった」とまで言っている。
各地で戦乱が収まらず未だに戦費を徴収するシステムも不十分な状態。
大河ドラマは主人公が歴史の敗者である方が最後まで崖っぷちの緊張感があって
盛り上がる事が多いのですが本作は一応、勝者でありながら最後まで騒々しい。
いよいよラスト10話をきってきましたが、さて…?
主人公が三十歳にも満たない若さで死亡する衝撃的結末。
死因は結核。背後でコロナ関連ニュースのテロップとは、やはり呪われている?
00年代の代表作ですが暗い展開の多さに評価は、かなり別れています。
しかし「三丁目の夕日」よろしく昭和以前の時代にノスタルジックな癒しばかりを
求めたり、人様を陰に立たせて主人公が明るい場所から同情しているだけな
近年作の傾向、制作側が時代の厳しさにリスペクトを抱き、当時の人達がどんな
想いを抱いて生き、綺麗事だけでは済まない感情の機微が物語を綴る様を描く
本格派を制作する土壌が枯渇してきている事の方に危機感を抱いています。
宮崎あおいは約十年後、「あさが来た」に準主役の姉(寺島しのぶは母)役に
スライド再演となり、史実では嫁ぎ先の没落により野垂死にした所を改変。
朝ドラならではの救済措置とも言えますが彼女らの出演機会が減った中盤以降は
幕末~維新動乱期の空気感に乏しい平坦なホームドラマ化してしまいました。
桜子は男二人の間をフラフラして才能を正しく開花させる事も無く死んだ
愚かな主人公とも見なせる。しかし音楽を理由に自分を毛嫌いしていた味噌屋女将
と歩み寄りを果たす過程で女将自身の母親としての成長を促し彼女が護りたかった
身代の跡取りを出産。音楽家にはなれなかったが母親になった。
女性の社会進出が進む中で女性視聴者にまで社会的に成功する事を至上とし
母親の人生や役割を軽んじる傾向が生じてきた。
NHKは朝ドラの中で、そこに一石を投じておく姿勢が窺えますが
『仕事のためほったらかしにされた子供がグレました。和解しました』と
判で押したような展開の凡作と一筋縄でいかない描き方をしている力作の差は
事の他、大きいように感じます。
次は「花子とアン」か…。室井滋が連続出演ですが夕方が当分、暇になりそう。
投獄された夫のために奔走したり、その最中に父とバッタリ出会ったり。
年が明けて、そこそこ主人公らしくなってきたかをる。
でも親しい訳でも無かった叔父の事を夢に見たり、両親に罪悪感を感じたり。
本作が放映された1985年は男女雇用機会均等法が成立する等、
女性の社会進出が目覚ましかった年で、これだけ保守的なヒロインも希少?
「純情きらり」は長女が保守派、三女が革新派で前半は対立し
結婚や婚約を切っ掛に両者の立ち位置が変転していく様や
宮崎あおいと寺島しのぶのキャストもバランスが良いのに比べれば
本作はアンバランス感が目立ちます。
先日見た #逃げ恥 スペシャルと併せて考えると面白い。平和を祈りつつ一緒に生きる方向を模索する津崎家。自分たちの子どもを守るために世界に「あの子」を感染させた汐月家。どちらも我が子の幸せを願う心。
忙しくて、ながら見だったので、やっと最終回をちゃんと見た。最終回は廃病院の描写がお化け屋敷的ドタバタさだったけれど、「拡散」のために「見つけた」結末。目的は達成した。『リング』と同じ。
呪いの根底にあるものが、人を人と思わぬ暴力だったこと、虐待の根は深く、力を持たぬ者は呪うしかない。
人を呪わないためには、まず呪う理由を作らないことが必要なわけで。感染を防ぐことはそれぞれの心持ちだけれど、ウィルスと共に呪いまで拡散させないようにしたい…そういうメッセージを勝手に受け取った。
「心」のあるホラーを久しぶりに見た。そして、森田望智という女優の凄味を知った2020年。
芦名星さんの幅の広い演技の素晴らしさも改めて感じ入る。
こういうホラーがまた見たい。
京都編始まったねヾ(*ΦωΦ)ノ♪ 持前の生きる力の強さと岡安で培ってきたスキルで早速映画会社社長さんにスカウトされた千代。ハナさんから言われた「女優になり」(正確な言葉忘れたけどw)って言葉が背中を押してくれるのかもしれないね。わくわくするわぁ♪
『監察医 朝顔2』第9話
年のラストを飾る2時間総集編なのかなぁ……と思っていたら、それどころじゃなく、重い、重すぎる、でも「それも人生さ」みたいなSPであった……うわぁ、まさに2020年。
桑原くんは「自首降格」というパワハラを強いられるところを自力で立ち直り「自分と周りの命を守る選択」の正しさを主張。(そこまで辛かった)
大じいちゃんは命の灯が尽きる方向。とりあえず持ち直す(そこまで辛い)
朝顔の法医学教室も……自分の仕事の重さを理解しきれない研修生が自らの過失を自覚し、人の命の重さを理解するまで…(そこまで辛すぎた)
過ちを知った僕らは、それと付き合いながら生きていくことを決めた。2020年。
来年は明るい日々が戻ると良いな。とりあえず、桑原くんと朝顔は支え合う夫婦。法医学教室は茶子先生を失って新たな道を歩む。
来年も、辛い現実を支え合う優しさを。
何時の間にか宮沢りえは死亡退場。
忘れ形見の若者にネチネチと追求を受けて、しどろもどろな尊氏君であります。
沢口靖子はさすがに、かをる時代より演技が向上して正妻の存在感。
で、美男子の北畠顕家を後藤久美子が演じていたんだ。
90年代の本格派ではありますが、こういう起用を既にしていたんだな…。
一応、ゴクミはこの経験が二年後の「鶴姫伝奇」に生きたみたいですが。
http://i.imgur.com/MQiJX8J.jpg
かつては紅白歌合戦を脅かすとまで言われた日テレ年末時代劇の断末魔。
「直虎」と被る要素も多かったでしょうか。
名作と言われる朝ドラにも『中弛み』時期はある。
重税を課しながら自分は公金横領、それで居直り辞任もしない悪徳村長に
漁師達の怒りが爆発!と、実話ベースでも無いの政治色の強いイベントを盛りこむ
辺りはいかにも「澪つくし」テイストですが
主人公律子が不在ではなぁ…。母の病死を切欠に上京してしまいました。この辺、総集編なら絶対カットだ。
最近、出番が無かった久兵衛がようやく出たと思ったら「暴動とはけしからん!」
という程度でツッコミ役不在の独り相撲感は拭えません。
もし律子が居たら汚職に口を拭う体制側の欺瞞を糾弾して
坂東家名物(?)の内ケバ対決を展開してくれた所なのですが…。
もっとも勘当しておいて都合の良い時だけ血縁を理由にかをるに接触してくる事、
義妹が板挟みとなる事を見越して励ましの手紙を送ってくる所は流石。
去り際の伝言も『貴方が主人公なのだから頑張ってね!』的でした。
片や「暴力は駄目です」とか「心配しないでください」とか言ってみても
全然、パワー不足な主人公なかをる。来年こそは…?
六年間、止まっていた二人の時間が動き出す。
「マッサン」で終盤、三級ウイスキーの時には最初はウイスキーに反対していた
ピン子の見えざる手を感じたものですが、本作でも一周忌に生還は母の真心か。
仙吉から女将を看取り、ピアノを続けてきた桜子の気持ちを聞かされた信彦。
閉ざされた心の中で形骸化していた『記憶』が演奏で『想い出』として甦る。
https://i.imgur.com/b9AXqq7.jpg
「お袋を頼む!」「ピアノと音楽を忘れるな!」
…それにしても母親や恋人の心配ばかりで、つくづく自己愛の乏しい男やねぇ。
だから死んでいった戦友達への負い目も人一倍強いし、
桜子に才能を生かせる好機が訪れると黙って身を引こうとする。
しかし戦前、逢引の場を提供してきたマスターは苦笑い。
解っているよね。彼女が誰に一番、自分の曲を聴いていて欲しいのか。
二人の両親が共に亡くなっているので気持ちは父親替り?
片や鬼嫁の追求が迫るや、義弟候補の家に転がり込む冬吾。
二児の父親の自覚等、全く無いようです。
「生きていけば迷惑をかけるもんだ」とか説得力が有るような無いような。
「ノースライト」でも渡り鳥扱いだしなぁ…。
それで別れた奥さんに気遣われ年頃の娘にも慕われるからイケメンは役得。
『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』第10話 最終回
このドラマのことを思うと、心がふんわりします。コロナ禍の中、リモートとマスクを最大限に生かした設定。リモートともマスクともうまく付き合って、精いっぱい「普通に」生きていく話。
始めはリモートドラマはもう飽きたなぁと思っていたところ、水橋文美江脚本がただのリモート恋愛ドラマで終わるはずがなく。
生きづらさの中、正しく仕事をし、まっ直ぐ不器用に生きていく人たちの話だった。気持ちいい。
リモートの向こうにも、マスクの中にも、それぞれちゃんとした顔を持った人間が居て。一人一人の存在が大事なのだと分かる大人の恋愛ドラマ。
私たちはこの先も、上手く生きられないのが生きるってことだ……と理解しながらまっ直ぐ生きて行かなくてはならない。
これも、みんな幸せに、と願うことができるドラマだった。
イブの前に。ありがとう。
社長が板ついて来た神子氏、再婚で身を固めるようです。
娘さんもまんざらでは無いようでメデタシ、メデタシ…ってそっちかい。
各自が仕事に打ち込む姿はそれなりながら恋愛パートは
結局、先の見えた展開以上にはならずといった所。
新谷をテンプレ的咬ませ犬とせずに細やかにキャラ立てした事が仇となったのか
ヤフー感想欄では『樹木には新谷の方が、お似合い』とか、
『新谷は将来、里保と結婚するかもしれないが浅羽&樹木は恋愛で終わりそう』
といった意見が頻出している有様。
「恋つづ」等よりは、ずっといい作品だったんですけどね…。