ユーザードラマレビュー一覧(152ページ目)

アバター くう 2021/06/01

『着飾る恋には理由があって』第7話

シャチーー!!邪魔しに来ないで~~!(数少ない藤野派ですがなにか!)社長は確かに会社を失ったが、仕事に対する姿勢とか手管とか持っているものは多いんだよ。何より、「若者のように」波と戯れることは本物の若者にはできないからズルい。

藤野くんは若くして挫折し、今は立ち上がり中で、豆しばましばを失ったら杖が無い。お願いだから引っ込んでて社長(しゃっちょう派の方々すいません!)

って夢中で見てしまうレベルに好きである。星野源EDにも持って行かれている。切ない!

巨炎 巨炎 2021/06/01

爽やか魔王に宣戦布告!負けるな若者~!!

実際、対抗出来るプラスアルファは持ってるよね。
毎回毎回、実に美味そうに飯を作る藤野。故郷の癒しと家庭的癒しをリンク。
片や社長は背中で仕事の規範を示す姿勢を崩さない。

メイン三人以外にも様々な人間関係が錯綜して盛り上がってきました。
「恋」と「仕事」の両立路線な昨今の火10ドラマの中で一番、出来が良いかも?
これで「恋つづ」と同じ脚本家というのが信じられない。
ドラマってプロデューサーとか上層部の意向とか色んな要素が混じるのね…。

アバター くう 2021/06/01

『シェフは名探偵』第1話

何が「名探偵」なんだろうと思いながら見ていたけれど、なるほどーー。料理や味から推理する人間関係。という感じ。西島さんと神尾さんが揃っているけど公安でもSPでもなく、事件は生活に即したもののようだ(と推理する)

ニシジ、岳くん、石井杏奈ちゃん、神尾さんという得すぎるキャスト。23時に見るには辛すぎる飯テロ。癒しの空間。ちょっとチャラっとした演出がまた好き。いい。

あまり深刻な話を取り入れないでくれるとますます良い。最終回まで癒しで溢れさせてほしい。好き系。

アバター くう 2021/05/31

終っちゃうのかーー。シリーズ化してほしいなぁ。キャラクターも出来てるし、劇伴これ1シーズンで終わりにしたらもったいないしーー 。

今回は裁判員裁判。内容は言っちゃいけないけれど、やっていることは言ってもいいんだ。とか、辞めて抜けてもいいんだ。とか、裁判員トリビア。

「被害者を助けるべきだったか、死なせてあげて正解だったのか」という被告の迷いが、「有罪か無罪か」悩む裁判員たちの迷いとリンクする。

人の命を決めること、人の人生を決めること。難しい。重い内容だった。重いけれど、裁判に対峙する みちおのフットワークは軽く。そのバランスが好き。

今回もいい解決。

アバター くう 2021/05/31

『春の呪い』第1話、2話

『感染』『呪怨ザ・ファイナル』の落合正幸監督(「感染」はホント好きです)。ほんわか百合姉妹だと思って見ていたら、初回のラストが衝撃的だったんですけど……。2話になったらそれもいきなりのアノ落ち。

これは一体、ホラーなのか。ホラーではないのか。よく分からないまま見ている。デート中の飛び込みはやめて。

巨炎 巨炎 2021/05/31

平岡円四郎は「徳川慶喜」にも当然、出ていたはずだけど、もう忘れた。
(弟・慶篤が現朝ドラのパパン。つまり「真田丸」の…)
ただ、不自然な主人公補正が目立った「慶喜」に比べても
準主役の草彅慶喜は切れ者と凡庸の狭間を自在に行き来していてマッチしている。
そして片腕を失った慶喜は、時代は、栄一はどうなっていくのか…?

当初の朝ドラ調はどこへやら。

巨炎 巨炎 2021/05/31

対して、こちらは坂口先生に癒される。
帰郷を勧めたり根は優しいのは観ていて解るけど色々と屈折しているし、
彼自身イケメンズ達の中ではりょーちんの次に若いし
まだ完成された人物ではないので今後も興味深い。

初めての給料を手渡しとは懐かしい場面。
それで二人分の鰻丼を取ったのか百音。アホボンより偉いぞ!

地元や家族は断片的に描く事で視聴者に興味を抱かせたり、
祖母の位牌に線香をあげるシーンをガラス戸越しのアングルで映したり、
帰郷する主人公に感情移入させる構成や演出が上手い。

巨炎 巨炎 2021/05/31

「あの人(あぐり)は他の人がやらない事をします」
…それは頭のネジが抜けているというのです。
「それが周囲を和ませ何をしても怒られないんです」
…主人公補正を第三者に台詞で強調させる定番パターン。

つくづく現代の価値観を持ち込んだ10年代以降作品の原点やなぁ。
義母が息子や孫を可愛がったり、あぐりに気前よく金を渡したり自由きままだが
どう考えても望月家からの送金以外に収入源が見当たらない。
それで望月氏周囲の家事が滞る場面だけ描いてもな…。
桜子先生のパトロンも「妻子を捨てますから結婚しよう!」等と言い出して
フラれても支援は続けるとか言動が支離滅裂だったし、
(エイスケ以外の)男は貶めたり女に都合よく使われているだけ。

今週は望月氏メインの話になるはずだが里見浩太朗の無駄遣いになりそう…。

アバター くう 2021/05/30

『青天を衝け』第16回

こうなることは知っていて見ていても、痛々しくて息が止まる。即死させてやってくれ、痛いから、苦しいから、と何度も目を伏せた。でも、なかなか死ななかったね。執念。

幕末から明治には独特の勢いや念や高揚感があって、年齢がいくつだろうがその情熱ゆえに「青春」を感じるのは確かなのだけれど。

なんせ自分たちのことしか考えていないし。いや、大きな世界を考えているつもりなんだろうけれど結果的には狭いのよね。そして目の前にいる人たちを大切にしない。

道連れにして生き急ぐ。ここを通って今の私たちが住む時代がある……と言われてもピンと来ないほど刹那的。

円四郎はもっと大きな世界を見ることが出来る人だった。比翼の鳥にも似た相棒を失った慶喜が痛々しい。

堤さんの演技が円四郎の鷹揚な性格をよく表していて、本当に好きなキャラだった。寂しい。

アバター くう 2021/05/30

『今ここにある危機とぼくの好感度について』第5話 最終回

極めてリアルなトップの隠蔽工作を見ているような最終2話だった。現状の風刺。じゃなかったとしても、組織の勢力図の果ての隠蔽体質は現実にあるわけで。

人の命など犠牲にしても、あくまでも次世代博開催のために隠蔽し続けようとする黒三理事のやり口には唖然とさせられたし。勢力を押しのけ、あくまでも正しいことをしようと決断した総長には、ただ感動。

こう書いたら単純だけれど、ここまで持って行くストーリーの運びと盛り上げ方が絶妙だった。

会議は賑やかしくも狡猾で、黒幕は憎らしくも滑稽。劇伴はあくまでも空高く上へ広がり、主人公を開眼させる。

悪しも善しもキャラクターが愛しくて、全力で動く役者さんたちが魅力的で、本当に楽しかった。

「私たちは腐っている」それを知る者は幸いだ。トップはそういう人でなければならない。心からそう思う。

「好感度」とは、本当に必要な人からのみ得られればそれでいいのだと。まずはそう思える強い心が必要。

アバター くう 2021/05/30

コタローくんがあくまでも前向きなのがいいな。決して打ちひしがれてヤケになったりしないものね。本当に、武士。そして強い。

みずきさんの元カレDVにいち早く気づいたのは、自らも父のDVに遭っていたからだった。そして、警察に訴えたことを後悔している。親だから。幸せだった記憶もあるのよね。

治療する意思はあった父。最終的には父の迎えを待つことになるのかな。

みずきさんの退場はそびしい。(来週も出てきてくれるといいが…

アバター くう 2021/05/29

『コントが始まる』第5話

なんで別れなくちゃいけないの?どうして別れなくちゃいけないの、って何回もこの時の気持ちを振り返る。そういう瞬間を見させられているんだな、今。

おかしくなるのは見ているこっちの情緒の方で。一人先が見えない春斗が「4人目のマクベス」との別れを惜しんで泣くシーン、切ない。

「解散の先輩」千葉さんの、「芸人をやっていたことは後悔したことがない」という言葉に少し救われる。彼らもきっと、いい活動といい別れ方をしたんだ。

青春の1ページを見るドラマ。だけど、まだ解散しない方向を夢見たりしてしまっている。未練かなぁ。

アバター くう 2021/05/29

『今ここにある危機とぼくの好感度について』第4話

このドラマの中に『いだてん』キャストがめっちゃ配役されていることを考えると……うん、本当に、言いたいんだろうなって思う。本当に今やらなきゃならないのか、それ。

みんな自分の利しか考えないし。「恐い目」に遭ったから初めて共有される情報とか。真実はいつも隠される。そして、本当に被害に遭うのは市井の貧しい層。「あの事」だと思わずに見ても、アルアルな話でしょ。

他人の命に「責任」なんて本来誰も取れはしない。退任しようが謝罪しようが死刑になろうが、亡くなった命が帰ってくることはない。事前に分かっていたなら、どうすれば良かったのかは明白なわけで。

最終回はただただ楽しみ。

真実を知りたくない。知ってしまえば関わらずにいられなくなる。その気持ち、すごくよく分かる。でも、人命に勝る「好感度」なんて存在しないよね。

吸血鬼博士の使い方から、マスコミやらせ報道のクズさから、各理事のキャラクターの強さ、目まぐるしい展開。神か。

終わってしまうのが本当に寂しいけれど、最終回を早く見たい!

アバター くう 2021/05/29

『リコカツ』第7話

はぁ…許せないね、煮物女め。と思いながら見続けるのもまた楽し。(中の人は一切責めていません!!)「何が離婚の原因なのか」と言ったら、主人公2人以外の登場人物が全部原因なんだけど(笑)

特に、おでん筑前煮煮物女はひどい。謝りに来るのも煮物持ち。悪事の数々を告白するのも紘一が許してくれる性格だと分かっているから。あざとい……全てがあざとい……。

弁護士もあざといっちゃあざといけれど、そんな中、全く方向違いの挑戦状叩きつけにくる作家先生が蚊帳の外すぎて草(笑)先生、紘一くんに告白しに来たのかと思っちゃったよ(笑)

2人のLINEのやり取りなど全部が切なくて。邪魔さえ入らなければすぐに復活できる関係なのにな。最終回までずっとこんな感じなのかな。まぁ、楽しんでいるけれど(笑)

アバター くう 2021/05/29

『きれいのくに』第7話 まで。価値観というものについて考えさせられ続けている。世界が顔半分隠した姿で統一されるようになった今だからそ。顔は個体を判別する大切なものだし、こうして世界がみんな同じ顔になってしまえばヒーローも犯罪者も区別がつかなくなってくる。

「美」の基準とは何なのだろうか。ああいう顔になりたいという憧れは本当に正しい「美」に向かう行為なのか。一番、恋愛に対して憧れや絶望を抱きやすい思春期を舞台にしたからこそ生まれるリアリティ。

自分は人より抜きん出たいのか。自分は人に憧れているのか。人と同じになりたいのか。人と違う物になりたいのか。

どういう最終回へ向かうのだろう。本当に分からない。分からないけれど、この子たちの心が伝わって来て、ただ苦しい。