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今津屋徳兵衛は雲霧一党の矜持を胸に足を洗って真面目な商売をやってきた。
おつるも十分に厳しい妻だったはずなのに、やはり息子はいつの間にか甘く育ててしまっていたんだねぇ…。難しいな、子育ては。
あの蒼井さますら一番大事な宝は孫だと分かっている。
時代に関わりなく続く親子の物語。
お巡りさん、怪しいだろ。と、ずっと言っていたかいがある最終回だった……(何だかあっという間に解決して、みんなあの場からどう助かったのかよく分らなかったけれど)
朱莉も先生も昴くんも、腕力も計画性もなく単独行動するからハラハラしたよね。まぁ、無事に解決して良かったです。
色々と犯罪グレーな昴くんはお咎めなし(あまり悪いことした自覚も無さそ……)、朱莉にキスしたはずの先生とも憂いなくお別れという、今までの展開、色々なんだったん?なラストだった。
とりあえず、町、もう赤い短冊はやめたらどうよ。と思うのでした。
せっかくの暑い夏だから。ホラー味のある演出は嬉しかったです。
お疲れさまでした。
最終回のレビューを書きました。 https://dramablog.cinemarev.net/ranman-asadora-130.html
『らんまん』には今、『カーネーション』に続くほどの愛を感じております。大好きです。
今期も半年間、レビューをお読みいただき、ありがとうございました。
涙涙涙…こんな完璧な最終回を、私は今まで生きてきて、視聴した事ないき…。これからは、らんまんの感想、分析、検索をしまくらねば!私と同じように、この作品に感動、共感しまくりの、らんまん仲間の方々と、共鳴しあいたい…いや、今は、それ以外はしたくないくらいじゃき。そうそう、くうさんの、最終回イブの木曜らんまんのレビュー…沁みたき……。長田さん、演者さん含めスタッフの皆様、くうさん…天才が日本には多いき……良い国じゃ、日本。さて、昼らんまん、正座して視聴…ボックスティッシュ横に置いて…。次作には、はまり込めない気がする、今は。
向井が孔明のコスプレしてブイブイ言わせているようにしか見えんぞ…。 カウンターのバイトを初めてで、そつなくこなす場面とか、 孔明だからじゃくなくて、向井だから納得しちゃうんですけど(汗。
おディーンさまが劉備玄徳で回想でしか出てこないと知った私の嘆き~~……は、ともかく、面白かった(笑)
こんな格好をし続ける人間が3ヵ月1クールも存在しても良いのか?と笑いつつ。
どういう時空の流れを通ってきたらこんなに日本語バリバリになるんだよ!!とツッコみつつ…… 見続ける予定。歌が本格的に楽しめるのはイイね。
三国志トリビアがちょいちょい入って来るのもいいね(笑)
夢は環境や年代で変わるし、いつまでも若い頃の夢を追っているだけが正解ではない。ましてや、何となく「かっこよ」くらいの感覚で追っていても、転職してから苦しいばかり……。
現在の職業がまさに天職のように力を発揮できていて、周りからも頼りにされていて、息子にも「かっこいい」と認めてもらえる……。顧客のそういう部分まできちんと見守りつつアドバイスできるシェパードキャリア。最後まで最高の転職エージェントだった。
來栖さんも自分の力が今ここで一番発揮できていることに気づいたし。未谷さんは自身を持って旅立って行った。
「待っています」から、すぐにラストシーンに繋がったけれど(笑)ほんのりメイクで帰って来た未谷さんの輝く美しさ。恋愛ドラマとしてのときめきも味わせてもらえた。
ムリなく人の背中を押すドラマで、適度なリアリティが好きだった。ぜひまた同じキャストで続編を見せていただきたい。
連ドラ連投の小芝風花ちゃんの、連投中のキャラの中でも好きだった未谷さん。魔王様と共にまた会いたい。
「まんぷく」再放送前のウォーミングアップと言わんばかりにブシムス再登場。 しかも、あおいちゃんとの「篤姫」コンビと最後のカードを切ってきた? 主人公の若い頃を演じた人が子や孫役で再演は良くあるパターンだけど、 これは予想外。虎徹君は、もう他界しているのかな? 1958年。100年の物語だった「カムカム」に近い形で最終週幕開け。 普通なら奥さんが亡くなった所で閉めとなりそうですが…。
サイコパスが説教で簡単に改心されることはなく「響かない」と素直に告白したのは新鮮。先生は3周目があっらたぜひまず柵を高くするか、渡り廊下の立ち入り禁止から始めてもらいたい。
2周目だと分かっていても生徒のために卒業式に出かけていく妻、ちょっと助けに来るのが遅い夫、結果的に「●される」運命は変わらないのかと思ったけれど助かった。
(そう考えると、柵を高くしても他の方法で●ぬことは変わらないのね)
この上、3周目に行くとしたら鵜久森さんも●されない3周目にしないと。けれども、そうしたら今度は他の生徒が●んだりしてしまうんだろうな。なかなか上手くハマらないパズル。
学校生活の中で担任教師1人の存在であっという間にクラスの雰囲気が変わるのは本当によくあること。2周目を生きなくても多くの生徒が救われる学校が増えることを望むばかり。
松岡茉優さんの主演が楽しみで見始めたドラマ。
学生役の役者さんはそれぞれに良い体験を得たのでは。
集団の中の芦田さんの落ち着いて深みある演技は、やはりさすが。そして、當真あみさんの突出した存在感に光明を見た思い。
正解は「一年後、私は生徒に「託」された」。
見応えありました。
そもそも昴くんは自分も赤い短冊犯を担っているので、他人に怒る資格も無いんだよね。だいたい、スタンガンは朱莉に使ってないで、そいつに使ってほしかった……
とか言いつつ、結局私はお巡りさんが怪しいとしか思えないのだった。
先生はただの若い女学生好き……(ひどい
朱莉の周りに近づけたくない男ばかりで、もうどうしたいのーーどうしたいのーー……のまま最終回
根津の十徳長屋…はあ…関所で、万太郎が行き先を言っただけで、直ぐに通らせてもらえたって表現。視聴していた時は、自警団やらなんやらで、戦場のようだって息子達が言っていたけど、ちょろいじゃん…無事、十徳長屋に簡単に行けたじゃん…って、ちょい不思議な場面だなあって思っていた。朝鮮人ではないかどうかのチェックだったとは…。ジ、ジュ、ズ、って、朝鮮の方々は、発音が難しいんですって?長屋の名前を、十徳にされたのは、この為?すっごい脚本…。ふっかいふっかい朝ドラであったき。後五回……
「普通」について、しみじみ考えさせられるドラマだった。軽度障がいといわれる有紗の憧れの「普通」がもはや普通には思えなくて。
恋する岡村さんのためにも普通を目指す有紗ちゃんを見守るはずのドラマだったのに、最終的には「この人って「普通」?」「この会社って「普通」?」「この家は「普通」?」
「岡村さんは「普通」?」
と、ドラマの中にたくさん「普通」が分からなくなるポイントを見つけてしまった。
うちの実家は「普通以上」が大好きな家なので、私は近年になってよく「普通ってなに?」と考えるようになった。私も私の普通がよく分らない。
有紗ちゃんは他人の気持ちが分からないというけれど、他人の気持ちがズバズバ読める人間なんてもはや普通ではないし、結局誰もがただ未熟なだけなのだという答えを貰った。
「どうか、どうか岡村さんがこの世界のどこかで幸せに暮らしていますように」
自分のことをどう思っているか分からない人の幸せを祈る。そんな有紗ちゃんはもう普通以上に尊いでしょう。
最初は、意地悪な人たちの差別に囲まれてザワザワするイヤな感じのドラマなのかと思っていたけれど、最終的には登場人物みんなの幸せを願えるドラマになった。
色の淡さと時々画面に躍り出るアニメーション演出もファンタジックで好きだった。
今期の傑作ラブストーリー。
愚かな人たちの物語は、「馬鹿じゃない?」だけで吐き捨てられないものがある。繭美のように より多くの幸せを強欲に求める者もいれば、薄幸の人生の中で何とか生き延びようと手を伸ばす人もいる。
みんな愚かだったかも知れないけれど、子どもに呪いの人生を与える親、人の人生を金でコントロールしようとする人間、弱者に暴力を与えるクズ、と、根底にある害悪は現実のそこここにある。
繭美に愛される価値があるかどうかは分からないけれど、最後は潔かった。智明には地獄に落ちて欲しいし、由香里=アイにはいつか独立した幸せを得て欲しい。
そして、大輔くんだけは幸せになれますように。
毎週、次の展開が楽しみで見続けたドラマだった。好きな女優さんの中でも、一番愚かで一番可哀想な人生を演じた前田敦子さんにMVPを捧げたい。
半年間、生徒5,6人でよくやってこれたな…。 多少の貯蓄はあったのか、生活費を切り詰めまくったのか。 何はともあれ人に教える事で改めて学ぶ事がある事を理解して書道家に 立ち返ったのは良かった。書道教室の先生こそ離島じゃ極められん。 川藤君、半年間のモヤモヤご苦労様でした(笑。
まー、野に下った主人公の成長と並行して上京して料理人を目指す浩志や東京で 若者に負けない挑戦を続ける父・清明、酒屋を閉めて船の仕事に就いた美和の父と 多面的でバランスのとれた描写に納得の最終回ですが、 やっぱり川藤とのスマホを通じた友情だよ。
年々、深刻になる地域過疎やそれに対する提案としてのリモートワークの普及 を意識すればこその今になって「ばらかもん」なのでしょうね。 原作ストックは一杯あるし、シーズン2いけるのでは?
半田先生が なるの爺ちゃん「第一村人」の耕運機に乗ったのは劇中で3回。
最初に乗った時は曇っていて「海がそれほど綺麗に見えない。普通。」2回目は東京から戻って来た時は「綺麗だ!」
そして最終回。東京から来たアイドルたちにとっての「第一村人」となった先生。ラスト、初回と同じシチュエーションで見る海は、何も言葉にしなくても明らかに美しい。
島民にとっては、ただいつもそこにあるもので、何の見返りも求めない美しさ。
原作とはちょっと違う方向で人間ドラマをたっぷり見せてくれた。無垢な、ほんとうに無垢な少女だと思っていた なるにも心の奥に吐き出せない気持ちはあって、それも自然。
島の子供たちの自然な成長記であり、半田先生の遅すぎる成長記。気持ちのいい優しいドラマ。
島の看護師、育江さんがシングルになってしまった(原作では旦那さんもいる)せいで、変な恋愛方向を危惧したけれど、それもなくて良かった。
だって、この物語は半田先生と なるの物語であってほしかったから。
最後まで、ずっと一緒で良かったね。
終わってしまって、自分の故郷がなくなったように寂しい。
まだやっていない原作エピソードも多いので、ぜひ なる役の宮崎莉里沙ちゃんが大きくなりすぎない内に特別編を。
今津屋徳兵衛は雲霧一党の矜持を胸に足を洗って真面目な商売をやってきた。
おつるも十分に厳しい妻だったはずなのに、やはり息子はいつの間にか甘く育ててしまっていたんだねぇ…。難しいな、子育ては。
あの蒼井さますら一番大事な宝は孫だと分かっている。
時代に関わりなく続く親子の物語。
お巡りさん、怪しいだろ。と、ずっと言っていたかいがある最終回だった……(何だかあっという間に解決して、みんなあの場からどう助かったのかよく分らなかったけれど)
朱莉も先生も昴くんも、腕力も計画性もなく単独行動するからハラハラしたよね。まぁ、無事に解決して良かったです。
色々と犯罪グレーな昴くんはお咎めなし(あまり悪いことした自覚も無さそ……)、朱莉にキスしたはずの先生とも憂いなくお別れという、今までの展開、色々なんだったん?なラストだった。
とりあえず、町、もう赤い短冊はやめたらどうよ。と思うのでした。
せっかくの暑い夏だから。ホラー味のある演出は嬉しかったです。
お疲れさまでした。
最終回のレビューを書きました。
https://dramablog.cinemarev.net/ranman-asadora-130.html
『らんまん』には今、『カーネーション』に続くほどの愛を感じております。大好きです。
今期も半年間、レビューをお読みいただき、ありがとうございました。
涙涙涙…こんな完璧な最終回を、私は今まで生きてきて、視聴した事ないき…。これからは、らんまんの感想、分析、検索をしまくらねば!私と同じように、この作品に感動、共感しまくりの、らんまん仲間の方々と、共鳴しあいたい…いや、今は、それ以外はしたくないくらいじゃき。そうそう、くうさんの、最終回イブの木曜らんまんのレビュー…沁みたき……。長田さん、演者さん含めスタッフの皆様、くうさん…天才が日本には多いき……良い国じゃ、日本。さて、昼らんまん、正座して視聴…ボックスティッシュ横に置いて…。次作には、はまり込めない気がする、今は。
向井が孔明のコスプレしてブイブイ言わせているようにしか見えんぞ…。
カウンターのバイトを初めてで、そつなくこなす場面とか、
孔明だからじゃくなくて、向井だから納得しちゃうんですけど(汗。
おディーンさまが劉備玄徳で回想でしか出てこないと知った私の嘆き~~……は、ともかく、面白かった(笑)
こんな格好をし続ける人間が3ヵ月1クールも存在しても良いのか?と笑いつつ。
どういう時空の流れを通ってきたらこんなに日本語バリバリになるんだよ!!とツッコみつつ……
見続ける予定。歌が本格的に楽しめるのはイイね。
三国志トリビアがちょいちょい入って来るのもいいね(笑)
夢は環境や年代で変わるし、いつまでも若い頃の夢を追っているだけが正解ではない。ましてや、何となく「かっこよ」くらいの感覚で追っていても、転職してから苦しいばかり……。
現在の職業がまさに天職のように力を発揮できていて、周りからも頼りにされていて、息子にも「かっこいい」と認めてもらえる……。顧客のそういう部分まできちんと見守りつつアドバイスできるシェパードキャリア。最後まで最高の転職エージェントだった。
來栖さんも自分の力が今ここで一番発揮できていることに気づいたし。未谷さんは自身を持って旅立って行った。
「待っています」から、すぐにラストシーンに繋がったけれど(笑)ほんのりメイクで帰って来た未谷さんの輝く美しさ。恋愛ドラマとしてのときめきも味わせてもらえた。
ムリなく人の背中を押すドラマで、適度なリアリティが好きだった。ぜひまた同じキャストで続編を見せていただきたい。
連ドラ連投の小芝風花ちゃんの、連投中のキャラの中でも好きだった未谷さん。魔王様と共にまた会いたい。
「まんぷく」再放送前のウォーミングアップと言わんばかりにブシムス再登場。
しかも、あおいちゃんとの「篤姫」コンビと最後のカードを切ってきた?
主人公の若い頃を演じた人が子や孫役で再演は良くあるパターンだけど、
これは予想外。虎徹君は、もう他界しているのかな?
1958年。100年の物語だった「カムカム」に近い形で最終週幕開け。
普通なら奥さんが亡くなった所で閉めとなりそうですが…。
サイコパスが説教で簡単に改心されることはなく「響かない」と素直に告白したのは新鮮。先生は3周目があっらたぜひまず柵を高くするか、渡り廊下の立ち入り禁止から始めてもらいたい。
2周目だと分かっていても生徒のために卒業式に出かけていく妻、ちょっと助けに来るのが遅い夫、結果的に「●される」運命は変わらないのかと思ったけれど助かった。
(そう考えると、柵を高くしても他の方法で●ぬことは変わらないのね)
この上、3周目に行くとしたら鵜久森さんも●されない3周目にしないと。けれども、そうしたら今度は他の生徒が●んだりしてしまうんだろうな。なかなか上手くハマらないパズル。
学校生活の中で担任教師1人の存在であっという間にクラスの雰囲気が変わるのは本当によくあること。2周目を生きなくても多くの生徒が救われる学校が増えることを望むばかり。
松岡茉優さんの主演が楽しみで見始めたドラマ。
学生役の役者さんはそれぞれに良い体験を得たのでは。
集団の中の芦田さんの落ち着いて深みある演技は、やはりさすが。そして、當真あみさんの突出した存在感に光明を見た思い。
正解は「一年後、私は生徒に「託」された」。
見応えありました。
そもそも昴くんは自分も赤い短冊犯を担っているので、他人に怒る資格も無いんだよね。だいたい、スタンガンは朱莉に使ってないで、そいつに使ってほしかった……
とか言いつつ、結局私はお巡りさんが怪しいとしか思えないのだった。
先生はただの若い女学生好き……(ひどい
朱莉の周りに近づけたくない男ばかりで、もうどうしたいのーーどうしたいのーー……のまま最終回
根津の十徳長屋…はあ…関所で、万太郎が行き先を言っただけで、直ぐに通らせてもらえたって表現。視聴していた時は、自警団やらなんやらで、戦場のようだって息子達が言っていたけど、ちょろいじゃん…無事、十徳長屋に簡単に行けたじゃん…って、ちょい不思議な場面だなあって思っていた。朝鮮人ではないかどうかのチェックだったとは…。ジ、ジュ、ズ、って、朝鮮の方々は、発音が難しいんですって?長屋の名前を、十徳にされたのは、この為?すっごい脚本…。ふっかいふっかい朝ドラであったき。後五回……
「普通」について、しみじみ考えさせられるドラマだった。軽度障がいといわれる有紗の憧れの「普通」がもはや普通には思えなくて。
恋する岡村さんのためにも普通を目指す有紗ちゃんを見守るはずのドラマだったのに、最終的には「この人って「普通」?」「この会社って「普通」?」「この家は「普通」?」
「岡村さんは「普通」?」
と、ドラマの中にたくさん「普通」が分からなくなるポイントを見つけてしまった。
うちの実家は「普通以上」が大好きな家なので、私は近年になってよく「普通ってなに?」と考えるようになった。私も私の普通がよく分らない。
有紗ちゃんは他人の気持ちが分からないというけれど、他人の気持ちがズバズバ読める人間なんてもはや普通ではないし、結局誰もがただ未熟なだけなのだという答えを貰った。
「どうか、どうか岡村さんがこの世界のどこかで幸せに暮らしていますように」
自分のことをどう思っているか分からない人の幸せを祈る。そんな有紗ちゃんはもう普通以上に尊いでしょう。
最初は、意地悪な人たちの差別に囲まれてザワザワするイヤな感じのドラマなのかと思っていたけれど、最終的には登場人物みんなの幸せを願えるドラマになった。
色の淡さと時々画面に躍り出るアニメーション演出もファンタジックで好きだった。
今期の傑作ラブストーリー。
愚かな人たちの物語は、「馬鹿じゃない?」だけで吐き捨てられないものがある。繭美のように より多くの幸せを強欲に求める者もいれば、薄幸の人生の中で何とか生き延びようと手を伸ばす人もいる。
みんな愚かだったかも知れないけれど、子どもに呪いの人生を与える親、人の人生を金でコントロールしようとする人間、弱者に暴力を与えるクズ、と、根底にある害悪は現実のそこここにある。
繭美に愛される価値があるかどうかは分からないけれど、最後は潔かった。智明には地獄に落ちて欲しいし、由香里=アイにはいつか独立した幸せを得て欲しい。
そして、大輔くんだけは幸せになれますように。
毎週、次の展開が楽しみで見続けたドラマだった。好きな女優さんの中でも、一番愚かで一番可哀想な人生を演じた前田敦子さんにMVPを捧げたい。
半年間、生徒5,6人でよくやってこれたな…。
多少の貯蓄はあったのか、生活費を切り詰めまくったのか。
何はともあれ人に教える事で改めて学ぶ事がある事を理解して書道家に
立ち返ったのは良かった。書道教室の先生こそ離島じゃ極められん。
川藤君、半年間のモヤモヤご苦労様でした(笑。
まー、野に下った主人公の成長と並行して上京して料理人を目指す浩志や東京で
若者に負けない挑戦を続ける父・清明、酒屋を閉めて船の仕事に就いた美和の父と
多面的でバランスのとれた描写に納得の最終回ですが、
やっぱり川藤とのスマホを通じた友情だよ。
年々、深刻になる地域過疎やそれに対する提案としてのリモートワークの普及
を意識すればこその今になって「ばらかもん」なのでしょうね。
原作ストックは一杯あるし、シーズン2いけるのでは?
半田先生が なるの爺ちゃん「第一村人」の耕運機に乗ったのは劇中で3回。
最初に乗った時は曇っていて「海がそれほど綺麗に見えない。普通。」2回目は東京から戻って来た時は「綺麗だ!」
そして最終回。東京から来たアイドルたちにとっての「第一村人」となった先生。ラスト、初回と同じシチュエーションで見る海は、何も言葉にしなくても明らかに美しい。
島民にとっては、ただいつもそこにあるもので、何の見返りも求めない美しさ。
原作とはちょっと違う方向で人間ドラマをたっぷり見せてくれた。無垢な、ほんとうに無垢な少女だと思っていた なるにも心の奥に吐き出せない気持ちはあって、それも自然。
島の子供たちの自然な成長記であり、半田先生の遅すぎる成長記。気持ちのいい優しいドラマ。
島の看護師、育江さんがシングルになってしまった(原作では旦那さんもいる)せいで、変な恋愛方向を危惧したけれど、それもなくて良かった。
だって、この物語は半田先生と なるの物語であってほしかったから。
最後まで、ずっと一緒で良かったね。
終わってしまって、自分の故郷がなくなったように寂しい。
まだやっていない原作エピソードも多いので、ぜひ なる役の宮崎莉里沙ちゃんが大きくなりすぎない内に特別編を。