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ユーザードラマレビュー一覧(94ページ目)

くう 2023/11/30

4人共通の友である美鳥ちゃんなのだから5人で住めば……と先週は思ったけれど、そうではなく。美鳥ちゃんは一人一人の美鳥ちゃんなのだった。

だから「5人で会いましょう」ではなく、一人一人と会いましょう、という約束をした ゆくえさん、やはり思慮深い人。

椿さんの印象、みんなに嫌われる乱暴者だった美鳥ちゃん。椿さんの花屋でだけ優しさを見せた美鳥ちゃん。

「喧嘩でケガした」と言っていた美鳥ちゃんは、親に虐待されていた、ということが分かってくる。

では、従妹だった夜々は知らなかったのかというと、幼すぎて知らなかった。美鳥ちゃんは夜々が子供の頃にひと夏だけ預かっていたお姉さん。親戚をたらい回しにされていた。

攻撃的な美鳥ちゃんも、クールな美鳥ちゃんも、優しい美鳥ちゃんも……その生い立ちから作られた人格なのだと納得する。

人は誰でも見る方向によって形が違い、「みんな」に同じように思われている人間などいない。

どんな生い立ちであっても、今の美鳥ちゃんが一人で何でもできて、自分だけが住みたい家を買うことを喜べる人ならば、それでいい。

頑張ったね……と美鳥ちゃんに声をかけたくなる話。

今は落ち着いた、今は攻撃性もない、ナイーブさと折れない強さも併せ持つ、多方向な大人の女を演じる田中麗奈さんがとても良い。

巨炎 巨炎 2023/11/30

訂正。悠作は弟がいたか。従兄弟が家業を継ぐ気が無いので純基に声がかかったか。
まあ、一人息子がここまでクズ駄目人間なら親御さんは首括るしか無かったか…。
まだ労働意欲は持っている義父や息子が霞んでしまうクズ街道邁進の悠作。
友人も妻も義父も毒舌ツッコミすら入れない失望感を真剣に受け止めているなら、
もっと沈痛な表情になると思うのですが、経済面で依存出来て当然と思っていた
寄生対象を失う事への恐怖から引き攣っているとしか見えんです。
大熱演だねぇ、 吉岡秀隆。渥美清も草場の陰で喜んでいるよ多分。

クズもここまでくると一周回って面白いという事で、
自分のクズ駄目人間ぶりを漫画のネタにして起死回生があるのか?

くう 2023/11/29

確かに11年も描いていなければ漫画家だと名乗ることも難しい気がするけれど、土門さんと万里江さんの推しの力だけでそれが成り立っていたんだよねぇ……

たぶん、そのことには悠作も気づいているとは思うのだけど。

土門さんから「もう来ない」と言われ、万里江さんに失望を与え、ついに義父・達男から引導渡される。

「娘と離婚してやってくれないか」

もしかしたら悠作はこれを待っていたのではないかと、今になって思うのだった。

悠作も結構、万里江さんの本当の幸せについて、きちんと考えているのでは……それで長い間ダラダラと引き延ばしていたのでは。

まぁ……それは深読みしすぎかもしれないけれど、きっとそういう部分もあると思うのよ。

何でも言い合えるように見える家族にも、本当は言い合えない部分はあった。それも家族の姿。秘密がないなんてあり得ない。

「万里江さんと別れようとして別れられない」漫画で復帰できることを祈ってる。

巨炎 巨炎 2023/11/29

国会中継で二日遅れたものの今週より3話/日放送。
16時半から時間帯変更で衰退していくのかと思えば、盛り返してきた。
14時~15時で毎日観れるのは完全に爺ちゃん婆ちゃんになるだろうし、
ターゲット層を絞って功を奏したのでしょうか。

もっとも前番組のしょうもない姉ちゃんのフラフラ恋愛劇を観て喜ぶ、
お年寄りはいなかっただろうし本作はコテコテの日本人家族を描いて、
「ここが変だよ!日本人!!」と主人公につっ込ませる作劇が面白いか。

くう 2023/11/28

やさぐれた態度で江戸へ下って来た偽和宮にどこまでも寄り添う家茂さまのお優しさ。

どうしても降嫁したくなかった兄宮の身代わりとして、「母がついてきてくれる」それだけを希望に大奥へやってきた。

それでも母の愛は遠く離れた京の兄の元にある。

孤独で自己肯定感の低いこの宮に、寄り添い、励まし、「必要な」「大事な人である」ことを伝える。仏のような上さま。

すっかり打ち解けた夫婦にこのあと何が待っているかは、男女逆転しない大奥でもよく描かれることで……。

せめて今は、家定・天璋院ラインから続く、優しい大奥の人たちを見ていたい。

幕末への動きは流れるように早く、赤面疱瘡は過去のもの。政の場に男の姿が増えてくるほど女性への視線が侮蔑に満ちてくる。

凛とした佇まいで御上の前へ参ずる家茂さまのお姿が眩しい。

何故だかとても誇らしく感じられてしまう。史実であるかのように。

巨炎 巨炎 2023/11/28

口約束だけで女を五年間縛った記憶喪失男を糾弾する大沢たかお。
俺の方がマシだっただろう!と言わんばかりですねぇ(爆。

様々なピースがハマって全体像が見えてくる…というのは最初から分かっていた。
むしろ形が合わないピース同士を無理やり引っ付けた歪さが目立ってきた。
記憶喪失男の過去を台詞だけで済ませて、それはドラマじゃない。

くう 2023/11/28

「あなたたちはいいわねぇ」「国のお金で暮らしてる」。だから市民を守ってくれているわけなんだけれど。実際に、税金で食ってるなどと言う人がいるので本当に気の毒になる。

まさに「公務員なめないでくださいね」案件。

犯罪を犯した時点で「こんな国が悪い」せいではないし、弱者を食い物にして生きることを当たり前だと考える女がきちんと捕まった結末だけはホッとした。

初めは、通訳30万!暴利だ!と、思ったけれど、暴利ではないんだね。正しく言葉を分かってあげなければ被害者であることは分からない。

海外で自分の言葉が通じず、犯罪者に仕立て上げられたら。殺されてしまったら。と考えたら本当に怖いこと。

こういうところには絶対にケチらないでほしいと思った。

あと……「1億円は渡した上で守ってあげる」が正解なのではないかと思うと、ちょっとモヤモヤする……。

筒井真理子さんが今回も素晴らしい悪女っぷり。

くう 2023/11/27

前時間他局の『下剋上球児』でもやっていたけれど、やはり自己肯定感って大事だなって。

自分に自信がないと周りにまで低く見られてしまう。

背筋を伸ばすためにやっていたベリーダンスを否定されて、背中が曲がってしまい会社に行けなくなった田中さん。

笙野は心配する朱里ちゃんに「田中さんは大丈夫」と言い、田中さん自身には「田中さんが好かれていないとしたら、それは田中さんが自分をきちんと宣伝していないから」と言い、ステージに上がれなくなった田中さんのためにダラブッカで穴を埋めてくれる。

笙野がものすごい成長を見せて、ものすっごく株が上がった回。

それは小西も同じで。さすが朱里を推しているだけあって誰よりも朱里を理解している。

しまいには朱里の元カレまで理解してしまいそう……前田公輝がまた当て馬で終わってしまいそうで怖い(笑)

人はいくらでも成長するし、人と関わることで変わることができる。

そういう話なのかも知れない。

くう 2023/11/26

演技も演出も球児ドキュメントのように自然に自然に成されていて、だから本当の試合や練習を見ているように夢中になってしまう。

高校生たちの純粋な努力や、育っていく向上心に泣く。

だから本当に南雲くんの過去が雑音でしかなくて(笑)

「人の過去の失敗を許そう」というテーマも持つことはよく分ったのだけれど、せめてもっと違う「失敗」に出来なかったのかな……と、今でも思ってしまう。

うっかりして単位を落として、ちょっと偽造してみたら通っちゃって、なんとなく教師を続けてしまったの、「大失敗」の内容が……

まぁ……生徒たちの頑張りのために、なるべく忘れて見ようとしているので思い出させないで?

gontaroukun2 gontaroukun2 2023/11/26

今回は4話のヒロ店長浮気の顛末が描かれて、
面白かったです。マキタスポーツさん、店長の
役柄がとても上手く嵌まって、哀愁漂う姿が印象的
です。
玲子さん、やはり決意を固めた女性の行動そのもので素早く相手に気付かれず、凄いですね。
傷心旅行は「北」の筈ですが、仕方なくベトナムも良いですね。
短い時間に3つの話とフィリピン料理を盛り込んで
色んな意味で上手い(美味い)と思いました。

くう 2023/11/26

徴税禁止リストなんて、そんなものが実際にあるのだろうか……と考えたら、自分の国や自治体を信用するしかないわけで。

幼い百目鬼さんに「顔を上げて生きないともったいない」と言ってくれた優しいお姉さんが、顔を上げられないような仕事をさせられて、口を閉じたまま退職していたと考えると苦しくなる。

今、同じことをさせられている鷺沼くんのメンタルも心配だ。

なぜこういう政治の暗部を隠すために用されてしまう人が多いのか、裏で放送していたNHK『ガラパゴス』と併せて考える。

悪事は悪人が自分でやればいいのにね。

饗庭さんの怒りの「公務員なめないで下さいね」が空振りしない展開を祈りたい。

たぶん、なんだかんだ副市長は、この件を解決するために動くと信じてる。

くう 2023/11/26

歩道橋から飛び降りたくなるハルキの気持ちがよく分る。

好きな人はオヤジと不倫しているし、ストーカー幼馴染のあたおか攻撃はエスカレートしてくるし、将来まで全部支配してくるDVっぷりで、これじゃもう生きるためにはやるかやられるかでしょ。

しかし、店長の不倫、深愛が初めてではないとは驚いた。

しかもその根本にあるのは「困っているバイトを救うために抱いてあげている」という慈愛精神なの、深愛と被っている。

そんな店長からまで「恐い」と言われる深愛。

来週の予告もカオスで……えっ、誰の子なの、それ……。

くう 2023/11/25

店長と玲子さんが離婚するという。「最近やけに仲がいい」とか、ずっとフラグは立っていたものね。

しかし、離婚旅行をするのかと思っていたら、旅行の計画だけ乗ってスッポカシとは(笑)

「嫌いになりそうだから別れる」という話だったけれど、充分に嫌いなのではという気もしている。

ダンナが浮気していた過去を水に流して共に生きていける人もいれば、良い思い出まで壊したくないから別れる人もいる。

カマラさんに1000万貢いだダンナの夫婦の方も、いずれ別れる気がしちゃうけれど(笑)

遺産をケンジにも残したいという両親の意向を拒否するシロさんの「別れるかも知れないし!」にはちょっとショック。

Season2は、先を見据えて「共に白髪まで」の域に入って来たかと思っていたので、まだまだそういう波乱の予感はあるんだねぇ……

くう 2023/11/24

このドラマ開始前の予告でゆりあ先生が言っていた「みんなまとめて愛してやる」が、マイノリティ、弱者のことなのだと思えて来た第6話。

優弥くんがEDだったというのは象徴的で、ゆりあ先生はこれでどっちを取っても「パートナーを支え励ます」という介護者的位置につくことになる。

全身麻痺の障害を持つ夫、老齢で認知症気味の義母、同性愛者の夫の愛人、シングルマザーの同居人……これをまとめて愛し、加護するのは国や自治体の仕事だと思うのだけれど。

ゆりあさんはどうしても彼らを受け入れてしまう。「大きい」というのか……お人よしというのか……。

ストーリーの方向性が見えず、少しイライラする(笑)

くう 2023/11/23

ドラマみたいな偶然、椿さんの家の前の持ち主「しき みどり」。美しい鳥で「美鳥」さん。

潮、椿、雪、紅葉に、美鳥。花札が揃ったような感覚がある。

しかし椿さんの記憶の美鳥さんだけ人格が一致しないのはなぜ?

田中麗奈さんがキャスティングされていると知ったら、本格的に絡んで来るのを待つしかない。楽しみ。

同時に、家を元の持ち主に売ろうと考えていた椿家にとっては、美鳥が共通項ならばまだ集まれる可能性はできた。

「売ったのに戻りたいなんて自分勝手」という夜々ちゃんの言い分に、他の2人よりも強い「椿さん家を失いたくない」気持ちがあることがあらわで。

4人でずっと一緒に居たい気持ちは少しずれて来たようにも見えた。

「出会ったことが間違えだ」そんなことを言う結末になるのはとても嫌だ。

ただただ、支え合える関係で居て欲しいと願いながら見ている。