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『大恋愛~僕を忘れる君と』第2話 #大恋愛 初回もすごいスピードで過ぎて行ったけれども、2話目のスピードもすごかった。
これじゃ、3話で完全にアルツ、最終回までにおばあさんになってしまうのでは、と心配です!(嘘)
アルツのテストで絶望感を覚えたのは私だけではあるまい。
仕方ないとはいえ元婚約者のお母さんの態度が酷くて、こんな人がお義母さんにならなくて済んで良かったと思いました。
小説家は病気の知識が希薄そう。
病気になったから結婚が無くなってホッとした、とか、ずっと一緒にいたいとか言えるのも戸田恵梨香だからだよなぁ……本当に美人だな、とか思いながら見ました。
糸子が親を卒業する日。
娘の父である浩ちゃんを形見のミシンと並べて映す。 糸子を中心に活気づく様を背中越しに感じながら老兵の心境を味わう善作を 覚えていたので仕事の世界にさっさと戻っていく娘達を頼もしく眺める糸子の様に 「ああ、ここなんだな…」と。
最後は里香。晩年編はこの二人で始まりました。 彼女も既に母親ながら、この時だけはヤンチャな孫に戻る。 三姉妹編では年長者の糸子が優子に経験で負けた。糸子の経験は絶対では無かった。 なら逆の事だって言える。男尊女卑がまかり通る時代にやり通したパッチ屋修行や 五十年オーダーメイド職人に徹した経験を生かした病院ファッションショー。 『小原優子の娘』という肩書が一生、ついて回る孫に伝えられるだけの事を伝え 『強う生きるんやで』と優しく抱きしめる。
善作は優子を可愛がりながら逝った。ハルさんは糸子に看取られ逝った。 しかし八重子さんが玉枝さんを看取った時に太郎は居なかった。 聡子は渡英する時に千代さんと今生の別れを覚悟しなければならなかったし、 直子は祖母の臨終に立ち会えただろうか。 昔は当たり前だった事が今では当たり前で無くなっているのが切ない。
糸子、最終週に来て表情で語る名場面のメインを務めるの事。
「私は10歳まで長崎で暮らしていました」
雑踏の音が遠のいていく。この言葉にどれ程の意味があるか。 勘助の事を語り合えるようになるまで四半世紀をかけなければならなかった玉枝と糸子。 つれあいが亡くなるまで故郷の土が踏めなかった周防や奈津。 糸子を応援しながらも会いに来る事は無い平吉。 戦争の闇を抱えて生きてこなければならなかった世代。
戦災孤児がまだ路上で靴磨きをしていた昭和23年。 戦火で故郷を追われ、母は病床、父は負傷&失業の一家をどんな末路が待っているか。 弟は糸子に対し『父を母から奪った憎い女』という側面だけ見ていれば良かったが 13歳の川上さんは『家族の恩人』という別の側面や それを言い訳に小原家に入り浸る父の狡さも見えてしまう年頃に差し掛かっていた。 『父が好きになった人だから良い人であって欲しい』と自分を納得させて こなければならなかった彼女の葛藤は、たった1話の中でも上手く表現されていました。
北村派の私でも「周防も逝ったか…」と何だか心にぽっかり穴が開いてしまったエピ。 綺麗ごとだけで生きるには今より、はるかに厳しかった時代。 それだけ人々は生きる事に今より真剣だったのではないか。 そういう人達が作り、残してくれた時代の上に我々は立っているのだろう。
『リーガルV ~元弁護士・小鳥遊翔子~』第3話 #リーガルV 冤罪を作り出すのに、一体、どこに忖度しているのかという話。
描き方は軽い物だけれども、いつこんな風に、裏の思惑で勝手に犯罪者に仕立てられるか分らない世の中。
恐いと思います。
事務所の名を高めたい……のが最終目的であろうが、きちんと調査してきちんと正しい弁護を貫いてくれる。
時代劇的でも充分に面白い。見ていて気持ちいいです。
お迎えが近い事をムシの知らせで感じたように若い世代向けにサロンを残す糸子。 146回は第7週で「娘に看板を残して去った」善作と同等の空気感を醸し出す唯一の回。 147回は、その行為の立脚点である第2週を理解した事を示す回。 個人的には全話の中でもトップ3の内容ですが同時にここまで、やるかと…。
撫子の会の中で父に言及。 善作が清三郎に「これからは洋服の時代」と宣告された11回の総括となるイベント。 更に父を喪った譲の相談相手を玉枝さんの如く買って出る糸子。第25週が伏線と…。
「譲、お前ナンボや?」「はぁ、45です」
そんなやり取りの後に思い出写真から更にその先の二階の改装に併せ(!) 一階に移し替えてきた家族の遺影まで糸子は視線を走らせる。
https://i.imgur.com/UL3khK6.jpg
直後、栄ノ助を含めた三人のカットが変化して画面右隅に思い出写真の一部が映る。 映像は示す。糸子と譲、遺影が『ぼぼ』一列に並んでいるという事を。 映像は語る。糸子は45才の譲越しに在りし日の父を見ているという事を。 最後は譲の席が隣に移り糸子と譲、遺影の善作が『完全に』一列に並ぶ。
「なあ、譲。キラキラを剥がされて剥き出しになってしもうた四十男の本性は(↓)」
https://i.imgur.com/1WDnjJ8.jpg
「アンタが思うてるより、もっと、ずっと綺麗なもんなんやで」
あの日、いつも母と二階で寝る父が何故、祖母の寝所で小さくなっていたのか。 神戸の祖父と不仲な事を知っていて往復で態度が変わっていた事も見ていたのに 何も解っていなかった糸子。善作も子供に戻ってハルさんに甘えたかった。 その気持ちを抑え、自分は家長であり娘達の父親なのだと一人耐えていた。 決して強い人ではなかった父、 それでも歯を食いしばり生涯に渡り自分を支えてくれた父を想う糸子。 玉枝さんと千代さん、『二人の母』を介し77年かけて、ここまで辿り着きました。
くぅさんの第3話のレビュー、本当にそうだと同意します。 でもそれを発達障害を想起させる人物(男の子も・・・)を配して描くのは「なんだかなぁ~」という気もしています。ドラマのメッセージには共感していて今期のドラマの中ではダントツに視聴を楽しみしているのですが。
『獣になれない私たち』第3話 #獣になれない私たち #けもなれ 見ている方の気持ちも試されるドラマ。
3話まで来て、晶はちっとも変わらず。
会社は母親に見つかるのが嫌で転職できないのかと思い込んでいたけれども、別にそういうことではないらしい。つまり、ズルズル行っているだけ。
京谷の元カノは人の荷物をオクに出したり、自分の面胴すら見られないのにペットを飼いだす始末。
「誰もがそう出来るわけじゃない」
というのは、よく分る。私自身が断捨離できない人間なので、このドラマはものすごく痛い。
でも、いつかは捨てなきゃならないんだよね……。
ラストの呉羽の行動が許せなく感じるのは、私自身が晶と京谷のハッピーエンドを望んでいるからなんだろうなぁと思った。
それは未練なんですよね。
新しい方向に踏み出す勇気は難しい。
ショーの最後に吉沢さんを見ている奈津。彼女の中に戦時にどん底だった自分を、 そして相変わらずのサルの小原には自分を立ち直らせてくれた玉枝さんを見る。
糸子視点では吉沢さんのヴィックは根岸先生を彷彿とさせて以下、 背の高い看護婦さん⇒サエ、妊婦さん⇒八重子さん、 神戸でショッピングが趣味のお婆ちゃん⇒貞子さん、 夫を亡くしたお婆ちゃん⇒千代さん。 小篠綾子さんが残した「私は沢山の宝物を貰った」という言葉の意味。 思い出に拘らなくなったのは思い出が心の一部となり形に拘らなくなったという事。 単細胞だった小原糸子がここまで心豊かな人間になった。
自分等はまだ理屈で捉えている所がありますが本放送時に年配女性のブログレビューで 『この病院ショーこそ神エピソード。皆、糸子の中に居るよ』 と本質を感覚で見抜いた意見があった事に驚かされました。
本作が後半に入りネット上で批判する意見が出てきたのは本物過ぎたという事。 某アニメ監督T氏が「アニメばかり観ては駄目」と苦言を呈したのに近い。 本を読み、舞台や映画といった性質の事なる脚本に触れ、何より家族間の問題や社会人 として苦い経験もあり、といった諸々の中で培われた『行間を読む』感覚がある人と 台詞中心に表面的作劇だけを見ているドラマ通な人で捉え方にどんどん差が出てくる。
戦時体験者が抱えた心の闇、それすらひっくるめた晩年の成熟。 制作側に人間心理に対する並外れた洞察があってこそありえた朝ドラの枠組みを 超えた傑作でした。こんなの、もう一回作れといっても絶対、無理!
結局、中坊の妄想ドラマかなぁ。
女教師のケツ追っかける事で頭一杯の男子生徒は実際、珍しくないでしょうが
高校生並の容姿と背丈で頭脳明晰ってねぇ。
俺はお前らとは違うんだよ気分に浸りたい感が満載。
この番組をリアルタイムで観る中坊の試験順位は下から数えたほうが早い。
チート設定で優秀なら『デスノ』の月ぐらい、でっかい事をやってくれ。
『僕らは奇跡でできている』第3話 #僕らは奇跡でできている #僕キセ やはり今期の面倒くさいドラマ群の答えを全部くれる存在だと思う。
人目など気にせず自分の生活に一生懸命になる事、毛をむしることなど忘れるくらい生活を充実させること。
好きな事を見つけること。他己評価を気にせず自分を愛する事。
嘘をついてついてきた子どもは親に怒られるのが嫌で、自由になるための嘘をつく。
親が「他の子」と自分の子を比べて落ち込むのも当たり前の事で、誰もそれは責めない。
自由に怒ればいい。いつか気づけばいい。
みんな誰かが悪いと責めることはなく、一輝さんと同じように自分を好きになれる世界を目指す。
とてつもなく優しくて、性善説に満ちている。
このドラマを見ていると自由への欲求が高まって、解放される気がする。
責任を追及される展開になりませんように。そういう方向にならないといいな。
『ぺっぴんさん』よりは重く、『カーネーション』よりは軽い戦時。
萬平さんの福子に対する呼び方が「お前」に変わっているのは 克子布美枝が茂を「ウチの人」と呼ぶようになっていったのを思い出す。 似た者母娘のやり取りに家族とは、こういうモノかと今になって納得したり 染まってきましたな…。
『ハラスメントゲーム』第2話 #ハラスメントゲーム 「若くてフレッシュ」な新人コンシェルジュたちが、社長から容姿ハラを受けたベテランパートたちの怒りを買う……という、女の職場あるあるハラ。
女の集団の中で長年働いてきた身には染みわたる面倒くささで胃が痛い。
けれども、「考えが甘い集団ストライキが悪い」とか「仕切るボスが悪い」という単純な構造で話が終わらなくて良かった。
やはり、井上由美子先生、色々な人間の痛みを知っているなぁ、と思う。
解決は上層部の派閥争い絡み……
最終的にはスカッと行きたいですね。楽しみにしてる。
糸子、伊達に歳は食っておらず。
「選ばれた勝ち組に患者さんの気持ちは分らない」的態度の総婦長に 「患者さんの助けになりたいんです。力を貸して下さい」と頭を下げて応じます。 岸和田を去る直前に皆で撮った記念写真を持ってきた八重子さんに 奈津と再会した際に言及しているのが伏線で 『千代さんの母性を受け継いだ優子にボロ負けして玉枝さんに泣きつく』 『玉枝さんと和解する時に脇に置いた勘助への悔恨と向き合う』経験が成熟して 戦時~戦後にかけて玉枝さんと決裂してから和解するまでの経験が完全に血肉となった。 当時、糸子は「根岸先生の教えと、かけ離れた所に来てしまった」と ぼやいてもいたので、これも今回のファッションショーに繋がると…。
結局、オノマチ糸子ラストとなる第22週のイベントが全て晩年の伏線。 玉枝さんが四半世紀ぶりに勘助に言及する⇒第23週。 自分の事を下に見出した優子&直子に腹を立て里香が居合わせる⇒第24週。 最終週に残っているのは千代さんが人生の最後に善作と再会しかない訳です(笑。
糸子の目指すべき到達点が善作にとって人生の師であるハルさんなら これが、その最後の1ピース。 ハルさんがどのような経緯でハルさんに至ったのかは不明ですが 『善作は案外、ヘタレ』 『ハルさんは意外と金(=商売)に煩い』 『夫は早くに亡くなったのか会話に全く出てこない』 これらは全て玉枝さんに共通する要素。 濱田マリのクランクアップ後に判明する『第二の母』の存在意義。 そりゃ、濱田さんも「カーネーション」イチオシになりますわ。 キャサリンと玉枝さんでは作品内での重要性が違う。
『下町ロケット』第2話 #下町ロケット 買収?特許侵害?業務協力?「やりたくてやってるんじゃないんだ!!」?お金ないけど人助け……
何かの再放送を見ているような気分に何度もさせられるけれども、「頑張る人を応援したい」「真剣な思いを救いたい」という熱さがなんとなく心地良くて、見たような気がするのも聞いたような気がするのもスルーしつつ見終るのだった……。
まぁ……だって、時代劇ってこんなもんですよね。
嫌いじゃないぜ!
…でも、もう少し他のパターンも欲しいぜ!
1話はひたすら、ツラい〜晶は絶対幸せになって!と願う展開でしたが、2話は別の意味でもっとツラかった 晶がBBQで焼いてる姿見て、彼女に理不尽に集まってくる要求は、彼女自身が引き寄せてるって思いました。飲み会のご注文聞きもやり過ぎ。良い子アピールにすら見てる。京谷とのことも、恋の始まりがアレなら幸せになれないでしょう。むしろ朱里に共感してしまう。仕事辞めてしんどい精神状態にいる朱里を裏切った京谷とそれに加担した晶 しかも晶は状況知ってたし この2人は良い人と思われてるらしいし自分でもそう思ってるかもしれないけど、根は割とロクデナシですよ、、、、
この先どうなるんだろう〜 野木さんだからきっと納得できる形にはしてくれると思うんだけど、全く予想できません。だから逆に楽しみです(^^)
『大恋愛~僕を忘れる君と』第2話 #大恋愛
初回もすごいスピードで過ぎて行ったけれども、2話目のスピードもすごかった。
これじゃ、3話で完全にアルツ、最終回までにおばあさんになってしまうのでは、と心配です!(嘘)
アルツのテストで絶望感を覚えたのは私だけではあるまい。
仕方ないとはいえ元婚約者のお母さんの態度が酷くて、こんな人がお義母さんにならなくて済んで良かったと思いました。
小説家は病気の知識が希薄そう。
病気になったから結婚が無くなってホッとした、とか、ずっと一緒にいたいとか言えるのも戸田恵梨香だからだよなぁ……本当に美人だな、とか思いながら見ました。
糸子が親を卒業する日。
娘の父である浩ちゃんを形見のミシンと並べて映す。
糸子を中心に活気づく様を背中越しに感じながら老兵の心境を味わう善作を
覚えていたので仕事の世界にさっさと戻っていく娘達を頼もしく眺める糸子の様に
「ああ、ここなんだな…」と。
最後は里香。晩年編はこの二人で始まりました。
彼女も既に母親ながら、この時だけはヤンチャな孫に戻る。
三姉妹編では年長者の糸子が優子に経験で負けた。糸子の経験は絶対では無かった。
なら逆の事だって言える。男尊女卑がまかり通る時代にやり通したパッチ屋修行や
五十年オーダーメイド職人に徹した経験を生かした病院ファッションショー。
『小原優子の娘』という肩書が一生、ついて回る孫に伝えられるだけの事を伝え
『強う生きるんやで』と優しく抱きしめる。
善作は優子を可愛がりながら逝った。ハルさんは糸子に看取られ逝った。
しかし八重子さんが玉枝さんを看取った時に太郎は居なかった。
聡子は渡英する時に千代さんと今生の別れを覚悟しなければならなかったし、
直子は祖母の臨終に立ち会えただろうか。
昔は当たり前だった事が今では当たり前で無くなっているのが切ない。
糸子、最終週に来て表情で語る名場面のメインを務めるの事。
「私は10歳まで長崎で暮らしていました」
雑踏の音が遠のいていく。この言葉にどれ程の意味があるか。
勘助の事を語り合えるようになるまで四半世紀をかけなければならなかった玉枝と糸子。
つれあいが亡くなるまで故郷の土が踏めなかった周防や奈津。
糸子を応援しながらも会いに来る事は無い平吉。
戦争の闇を抱えて生きてこなければならなかった世代。
戦災孤児がまだ路上で靴磨きをしていた昭和23年。
戦火で故郷を追われ、母は病床、父は負傷&失業の一家をどんな末路が待っているか。
弟は糸子に対し『父を母から奪った憎い女』という側面だけ見ていれば良かったが
13歳の川上さんは『家族の恩人』という別の側面や
それを言い訳に小原家に入り浸る父の狡さも見えてしまう年頃に差し掛かっていた。
『父が好きになった人だから良い人であって欲しい』と自分を納得させて
こなければならなかった彼女の葛藤は、たった1話の中でも上手く表現されていました。
北村派の私でも「周防も逝ったか…」と何だか心にぽっかり穴が開いてしまったエピ。
綺麗ごとだけで生きるには今より、はるかに厳しかった時代。
それだけ人々は生きる事に今より真剣だったのではないか。
そういう人達が作り、残してくれた時代の上に我々は立っているのだろう。
『リーガルV ~元弁護士・小鳥遊翔子~』第3話 #リーガルV
冤罪を作り出すのに、一体、どこに忖度しているのかという話。
描き方は軽い物だけれども、いつこんな風に、裏の思惑で勝手に犯罪者に仕立てられるか分らない世の中。
恐いと思います。
事務所の名を高めたい……のが最終目的であろうが、きちんと調査してきちんと正しい弁護を貫いてくれる。
時代劇的でも充分に面白い。見ていて気持ちいいです。
お迎えが近い事をムシの知らせで感じたように若い世代向けにサロンを残す糸子。
146回は第7週で「娘に看板を残して去った」善作と同等の空気感を醸し出す唯一の回。
147回は、その行為の立脚点である第2週を理解した事を示す回。
個人的には全話の中でもトップ3の内容ですが同時にここまで、やるかと…。
撫子の会の中で父に言及。
善作が清三郎に「これからは洋服の時代」と宣告された11回の総括となるイベント。
更に父を喪った譲の相談相手を玉枝さんの如く買って出る糸子。第25週が伏線と…。
「譲、お前ナンボや?」「はぁ、45です」
そんなやり取りの後に思い出写真から更にその先の二階の改装に併せ(!)
一階に移し替えてきた家族の遺影まで糸子は視線を走らせる。
https://i.imgur.com/UL3khK6.jpg
直後、栄ノ助を含めた三人のカットが変化して画面右隅に思い出写真の一部が映る。
映像は示す。糸子と譲、遺影が『ぼぼ』一列に並んでいるという事を。
映像は語る。糸子は45才の譲越しに在りし日の父を見ているという事を。
最後は譲の席が隣に移り糸子と譲、遺影の善作が『完全に』一列に並ぶ。
「なあ、譲。キラキラを剥がされて剥き出しになってしもうた四十男の本性は(↓)」
https://i.imgur.com/1WDnjJ8.jpg
「アンタが思うてるより、もっと、ずっと綺麗なもんなんやで」
あの日、いつも母と二階で寝る父が何故、祖母の寝所で小さくなっていたのか。
神戸の祖父と不仲な事を知っていて往復で態度が変わっていた事も見ていたのに
何も解っていなかった糸子。善作も子供に戻ってハルさんに甘えたかった。
その気持ちを抑え、自分は家長であり娘達の父親なのだと一人耐えていた。
決して強い人ではなかった父、
それでも歯を食いしばり生涯に渡り自分を支えてくれた父を想う糸子。
玉枝さんと千代さん、『二人の母』を介し77年かけて、ここまで辿り着きました。
くぅさんの第3話のレビュー、本当にそうだと同意します。
でもそれを発達障害を想起させる人物(男の子も・・・)を配して描くのは「なんだかなぁ~」という気もしています。ドラマのメッセージには共感していて今期のドラマの中ではダントツに視聴を楽しみしているのですが。
『獣になれない私たち』第3話 #獣になれない私たち #けもなれ
見ている方の気持ちも試されるドラマ。
3話まで来て、晶はちっとも変わらず。
会社は母親に見つかるのが嫌で転職できないのかと思い込んでいたけれども、別にそういうことではないらしい。つまり、ズルズル行っているだけ。
京谷の元カノは人の荷物をオクに出したり、自分の面胴すら見られないのにペットを飼いだす始末。
「誰もがそう出来るわけじゃない」
というのは、よく分る。私自身が断捨離できない人間なので、このドラマはものすごく痛い。
でも、いつかは捨てなきゃならないんだよね……。
ラストの呉羽の行動が許せなく感じるのは、私自身が晶と京谷のハッピーエンドを望んでいるからなんだろうなぁと思った。
それは未練なんですよね。
新しい方向に踏み出す勇気は難しい。
ショーの最後に吉沢さんを見ている奈津。彼女の中に戦時にどん底だった自分を、
そして相変わらずのサルの小原には自分を立ち直らせてくれた玉枝さんを見る。
糸子視点では吉沢さんのヴィックは根岸先生を彷彿とさせて以下、
背の高い看護婦さん⇒サエ、妊婦さん⇒八重子さん、
神戸でショッピングが趣味のお婆ちゃん⇒貞子さん、
夫を亡くしたお婆ちゃん⇒千代さん。
小篠綾子さんが残した「私は沢山の宝物を貰った」という言葉の意味。
思い出に拘らなくなったのは思い出が心の一部となり形に拘らなくなったという事。
単細胞だった小原糸子がここまで心豊かな人間になった。
自分等はまだ理屈で捉えている所がありますが本放送時に年配女性のブログレビューで
『この病院ショーこそ神エピソード。皆、糸子の中に居るよ』
と本質を感覚で見抜いた意見があった事に驚かされました。
本作が後半に入りネット上で批判する意見が出てきたのは本物過ぎたという事。
某アニメ監督T氏が「アニメばかり観ては駄目」と苦言を呈したのに近い。
本を読み、舞台や映画といった性質の事なる脚本に触れ、何より家族間の問題や社会人
として苦い経験もあり、といった諸々の中で培われた『行間を読む』感覚がある人と
台詞中心に表面的作劇だけを見ているドラマ通な人で捉え方にどんどん差が出てくる。
戦時体験者が抱えた心の闇、それすらひっくるめた晩年の成熟。
制作側に人間心理に対する並外れた洞察があってこそありえた朝ドラの枠組みを
超えた傑作でした。こんなの、もう一回作れといっても絶対、無理!
結局、中坊の妄想ドラマかなぁ。
女教師のケツ追っかける事で頭一杯の男子生徒は実際、珍しくないでしょうが
高校生並の容姿と背丈で頭脳明晰ってねぇ。
俺はお前らとは違うんだよ気分に浸りたい感が満載。
この番組をリアルタイムで観る中坊の試験順位は下から数えたほうが早い。
チート設定で優秀なら『デスノ』の月ぐらい、でっかい事をやってくれ。
『僕らは奇跡でできている』第3話 #僕らは奇跡でできている #僕キセ
やはり今期の面倒くさいドラマ群の答えを全部くれる存在だと思う。
人目など気にせず自分の生活に一生懸命になる事、毛をむしることなど忘れるくらい生活を充実させること。
好きな事を見つけること。他己評価を気にせず自分を愛する事。
嘘をついてついてきた子どもは親に怒られるのが嫌で、自由になるための嘘をつく。
親が「他の子」と自分の子を比べて落ち込むのも当たり前の事で、誰もそれは責めない。
自由に怒ればいい。いつか気づけばいい。
みんな誰かが悪いと責めることはなく、一輝さんと同じように自分を好きになれる世界を目指す。
とてつもなく優しくて、性善説に満ちている。
このドラマを見ていると自由への欲求が高まって、解放される気がする。
責任を追及される展開になりませんように。そういう方向にならないといいな。
『ぺっぴんさん』よりは重く、『カーネーション』よりは軽い戦時。
萬平さんの福子に対する呼び方が「お前」に変わっているのは
克子布美枝が茂を「ウチの人」と呼ぶようになっていったのを思い出す。似た者母娘のやり取りに家族とは、こういうモノかと今になって納得したり
染まってきましたな…。
『ハラスメントゲーム』第2話 #ハラスメントゲーム
「若くてフレッシュ」な新人コンシェルジュたちが、社長から容姿ハラを受けたベテランパートたちの怒りを買う……という、女の職場あるあるハラ。
女の集団の中で長年働いてきた身には染みわたる面倒くささで胃が痛い。
けれども、「考えが甘い集団ストライキが悪い」とか「仕切るボスが悪い」という単純な構造で話が終わらなくて良かった。
やはり、井上由美子先生、色々な人間の痛みを知っているなぁ、と思う。
解決は上層部の派閥争い絡み……
最終的にはスカッと行きたいですね。楽しみにしてる。
糸子、伊達に歳は食っておらず。
「選ばれた勝ち組に患者さんの気持ちは分らない」的態度の総婦長に
「患者さんの助けになりたいんです。力を貸して下さい」と頭を下げて応じます。
岸和田を去る直前に皆で撮った記念写真を持ってきた八重子さんに
奈津と再会した際に言及しているのが伏線で
『千代さんの母性を受け継いだ優子にボロ負けして玉枝さんに泣きつく』
『玉枝さんと和解する時に脇に置いた勘助への悔恨と向き合う』経験が成熟して
戦時~戦後にかけて玉枝さんと決裂してから和解するまでの経験が完全に血肉となった。
当時、糸子は「根岸先生の教えと、かけ離れた所に来てしまった」と
ぼやいてもいたので、これも今回のファッションショーに繋がると…。
結局、オノマチ糸子ラストとなる第22週のイベントが全て晩年の伏線。
玉枝さんが四半世紀ぶりに勘助に言及する⇒第23週。
自分の事を下に見出した優子&直子に腹を立て里香が居合わせる⇒第24週。
最終週に残っているのは千代さんが人生の最後に善作と再会しかない訳です(笑。
糸子の目指すべき到達点が善作にとって人生の師であるハルさんなら
これが、その最後の1ピース。
ハルさんがどのような経緯でハルさんに至ったのかは不明ですが
『善作は案外、ヘタレ』
『ハルさんは意外と金(=商売)に煩い』
『夫は早くに亡くなったのか会話に全く出てこない』
これらは全て玉枝さんに共通する要素。
濱田マリのクランクアップ後に判明する『第二の母』の存在意義。
そりゃ、濱田さんも「カーネーション」イチオシになりますわ。
キャサリンと玉枝さんでは作品内での重要性が違う。
『下町ロケット』第2話 #下町ロケット
買収?特許侵害?業務協力?「やりたくてやってるんじゃないんだ!!」?お金ないけど人助け……
何かの再放送を見ているような気分に何度もさせられるけれども、「頑張る人を応援したい」「真剣な思いを救いたい」という熱さがなんとなく心地良くて、見たような気がするのも聞いたような気がするのもスルーしつつ見終るのだった……。
まぁ……だって、時代劇ってこんなもんですよね。
嫌いじゃないぜ!
…でも、もう少し他のパターンも欲しいぜ!
1話はひたすら、ツラい〜晶は絶対幸せになって!と願う展開でしたが、2話は別の意味でもっとツラかった
晶がBBQで焼いてる姿見て、彼女に理不尽に集まってくる要求は、彼女自身が引き寄せてるって思いました。飲み会のご注文聞きもやり過ぎ。良い子アピールにすら見てる。京谷とのことも、恋の始まりがアレなら幸せになれないでしょう。むしろ朱里に共感してしまう。仕事辞めてしんどい精神状態にいる朱里を裏切った京谷とそれに加担した晶 しかも晶は状況知ってたし この2人は良い人と思われてるらしいし自分でもそう思ってるかもしれないけど、根は割とロクデナシですよ、、、、
この先どうなるんだろう〜 野木さんだからきっと納得できる形にはしてくれると思うんだけど、全く予想できません。だから逆に楽しみです(^^)