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黒澤明が山本周五郎の原作小説を映像化した内容をリメイクした その更にオリジナル続編。要するに「雲霧」と似たようなパターン。 …しかし、その歪みが既に出ています。前作で赤ひげ先生を最も信奉していて 薄給でも頑張ってくれる森半太夫が何の説明も無く退場、新人に入れ替わっている。
役者陣トータルの力量で旧作に敵わないのは仕方ありませんが 連続ドラマならではの尺を使って各キャラを肉付けする事が出来た。 この恩恵を最も受けたのが旧劇場版では保本登に後任を押し付け冒頭で退場したのが 出戻りのカイ・シデン的キャラとして見せ場が増えた津川玄三。 逆に割を食ったのが故・土屋嘉男のキャスティング故にお杉との色恋沙汰が 過不足無いサイドストーリーとなっていた森半太夫でした。
原典通りに登は元カノの妹と一緒になるのに 『何故、お杉を半太夫ではなく登とイイ仲っぽく描いてるの?』という 前作の脚色がここにきて尾を引いた形。 (NHKのせいで「まだ結婚できない男」にされた半太夫の姿を見続けるのも忍びないが) 登の新婚家庭も養生所で共働きの半太夫&お杉と対比させて描いた方が面白いと 思うのですが前作の時点では当然、続編の構想などは無かったのでしょう。
それで赤ひげが登達と三人纏めて手術をしたり 十年前に瀕死の母を診てくれなかったと恨みを抱く女がそれを目の当たりにしたり ドラマチック過剰な描き方になっている感じがあるような。 「雲霧」以上に旧作が伝説的作品だけに、いじり過ぎは危険だと思うのですがさて?
『赤ひげ2』第1回 #赤ひげ2 #赤ひげ 「あの女が痛みを感じているのはどこだ」去定先生は完治しなければ追い出さない。およねの心の傷はまだ癒え始めたばかり。
一期から続く、生きる厳しさと優しさ、貧しさと情けが混濁する話。初回からあの小石川養生所が帰ってきたんだという安心感がある。
およねに刺されると分かっていて、なぜ受け入れたのか。「賭けてみたんだ。たまには賭けもいいもんだ。」命の現場をその目で見て、自分の母親がなぜ助けられなかったのか納得したから。命と死の重さを理解しているはずのおよねは人の命を奪ったりしない。
いつも全力で命と向き合っている。その誠実さはきちんと見ている人には分かる。もう少し、口が優しく軽くなれば、こういう事態も減るだろうけれども…その不器用さが愛しいのだと皆分かっているのよね。江戸版「結婚できない男」。尾崎将也先生の脚本が冴える。
『俺の話は長い』第4話 #俺の話は長い 「アイスと夜の散歩」「バーニャカウダと犬の散歩」またサブタイトルがいいよねぇ……。結婚できない男ならぬ就職しない男のコジれたうんちくを面白おかしく聞くゆるいホームドラマ…だけれども、その中に決してゆるくない各立場のキャラたちが居る。
誰の言い分も分かるし、誰の言い分も諭したくなる。みんなが誰かに上からで、みんなが誰かに卑屈になっている。
視聴者それぞれの立場で言い分が変わるドラマ。面白いわ。人間は誰も正しくも間違ってもいないと優しく教えてくれる。好き。
『おっさんずラブ -in the sky-』第1話 #おっさんずラブ 1話で2度コーヒーぶっかけられるはるたん……。ってか、はるたんじゃないのかな、今回は(笑)
Season1は「コメディ」とジャンル付けながらも恋愛面で切なく、次々と発覚する事実に意外性もあって、まさに1話で笑ったり泣いたりな物語だった気がするんですが……
今作はガッチガッチのコメディで初回からガンガン行くんですね。(もう女性キャスト要らないんじゃ^^;)
千葉ちゃん目当てで見て行きます。
『ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~』第3回 #ミスジコチョー 今回もコストカットが製品に異常をもたらせる話。節約は大事だけれども間違ったコストカッターは人間も機械も疲弊させるのよね。
とにかく、自殺のための放火じゃなくて良かったですよ。このバンドもきちんとした事故報告してもらわなければ自分の失敗を責めて立ち直れずに終わっていた。
真奈子先生が学ぶ失敗学は、ただ失敗を次に生かすというだけではなく、立ち直るための力をつける学問。
失敗したら。 1.まず失敗から逃げる 2.愚痴る 3.よく眠る 4.美味しい物を食べる
それが立ち上がる力をつける心得。
見習いたい。
無駄に恋バナをやる朝ドラが多い中、やるなぁ。 喜美ちゃんの初恋の意味は圭介さん退場後に、むしろ生きてきた。 初めての失恋後にプレ初恋な草間さんとの再会。 二人の会話やここに至るまでの展開で 主人公が少しずつ大人になっていくのが解る。 これでこそ連続ドラマ。
しかし来週辺りに信楽のジョージが何かやらかしそうで怖い。
『同期のサクラ』第4話 #同期のサクラ こじらせ蓮太郎回。同僚や上司を根拠なく見下し「誰も俺をわかってくれない」「分かってくれないから話しかけないし会社も辞める、引きこもる」「でも家族も馬鹿みたいだから嫌い」っていうのは敵を作っても仕方ない。けれども、社内で部下の悪口を撒いたり、プレゼンの時間まで嘘を吐くのは上司としていただけなさすぎる。
イジメは生産性を下げる最もくだらない背任行為。この件に関しては、部長は謝ってほしかったし降格させてもいいくらい……、でもサクラの目的はそこでは無いんだよね。
自分を理解しない周りが悪いと思っている人はどこへ行っても同じなので、これを引っ張り出してくれたサクラの素直さが素晴らしい。50からの遅咲きの活躍。きっとそうなるだけの才能があると分かるからサクラはそう言ったわけで。何せ「一度も嘘を吐いた事がない」のだから。
同期も何だかんだ、みんな付き合ってくれるいい人たち。サクラが社長になれば一番上手く回りそうだな、この会社(笑)
「私はただ家の掃除をして、藍子の世話をして、たまに漫画の手伝いをしているだけで…」 それを人件費に換算すると相当なものだと思うのですが。ブシムスだってねぇ(笑。 それを大した事では無いと思えるのが布美枝の強さ。
三年で漫画家として全てを出し尽くした河合さん。 『私にはもう何もない』 布美枝も最初は同じような気持ちを抱えていました。 お姉ちゃん達にコンプレックスを抱き、要領が悪くて家族の中で目立つ事も無く それでも酒屋を営む実家を縁の下を黙々と支えてきた経験があるからこそ イトツさんが頭を下げる優良物件にまでなった。 三年間、真剣に打ち込んだ漫画家魂も後の人生に生きてくるのでしょう。 (南明奈さんは先月、御結婚されました。旦那とは茂&はるこぐらいの年の差)
河合さんが春風のように去り、遂にきました大手出版社! 長かったなぁ…。いえいえ、これからです。
『G線上のあなたと私』第3話 #G線上のあなたと私 切ないーー!「時間を無駄にすることになります」キッパリ言ってくれたのは良いことだけれども、こんな言われ方、人生上でされたことない。
流れるような会話劇に笑ったり、まだ拙い発表会にハラハラしたり……そうやってそれぞれの人生をいつの間にか友人のように応援してしまう。
姑の脳梗塞で大事な時間を奪われる主婦、年上の想い人のために全力を尽くす大学生、自分探し止まらぬ30代……それぞれの苦悩。
来られなかった幸恵さんの存在が発表会の舞台に在って良かった。この3人は3人でこの時間の共有を続けてほしいよ。
バランスが崩れる危うさもまた人生。生活感のあるストーリーに少しのファンタジー。良いドラマ。
https://i.imgur.com/V1o1VTR.jpg 「これが若さか…」By27歳の赤い彗星
オバサン達をキレ気味にリード。 姉になっていたかもしれない先生に速攻、突貫して自爆。 最後は母性本能くすぐりまくりな表情で壁ドン。 ストーリーは色々な要素が詰め込まれていましたが中川大志が全てでした。
次回から新ステージ?次の目標は何でしょう。
『まだ結婚できない男』第4話 #まだ結婚できない男 親に対して「人生を荒らされている」と感じる人はどんな世代でも往々にして存在しそう。でも結果的には「いつまで側に居られるか分からない」で折れる。折れる以上に切なくなる。そう言われれば誰でも桑野さんのように子供の顔に戻っちゃう。ある意味ズルいひと言。
舌平目を煮付けにされちゃうのも、あと何年あるか分からないこと。プレゼントを渡せるのも何年あるか分からないこと。
ちょっとしんみりして泣けてしまった。
「結婚してやってくれ」ではなくて「息子が孤独にならないように付き合ってやってくれ」という親心。素敵なお母さんだな、やっぱり。
自分の親とは上手くいかないけれども人の親には癒される。これもアルアルで、血が繋がっているからこそ相容れない事は多いよね。
……と分かっていながらも、桑野さんが羨ましい。ついそう思っちゃう。このドラマの優しさと人の繋がりの温かさを最高に味わえた回。
再見して驚いたのはボンビー低空飛行期間が思いのほか長かった事。 後半に入っても冒頭の見合いから3年半のペースは「ひよっこ」に次ぐかもしれない。
第13週の帰郷編では新旧世代の歩み寄りが描かれましたが第14週は消えていく旧世代。 一歩ずつ妻となり母となる布美枝。 太一は友人達と文芸活動に勤しみ、務め先も新工場に。 対して上京した若者達にとって母親替りの受け皿だったプレブシムスは去って行く。 布美枝の母たるブシムスとして再登場する「まんぷく」まで、さようなら。 転居先で貸本屋再開は難しいかもしれないけど思い出の品々は簡単には手放せない。
そして第15週は時代の波に乗れなかった新世代の話。 鈴愛より余程、応援しがいのある河合さんを通じて漫画の世界の厳しさが描かれる。
くうさんが、月曜スカーレットの感想を書いてしまわれ、いだてん40回がスルーされた…どうしたの?徳井の件で、視聴止められた?…しかし、我らがくうさんが、そんな事、される訳はなかった…感涙…。いつにも増して、完璧なレビュー、堪能!しかし…初回から、ぜ〜んぶ、視聴し直したく思ったのであった。ま、出来ぬ事ではないが、これは老後の楽しみにとっておかなきゃ…今それをすると、日常生活が送れなくなる…。
『シャーロック』第4話 #シャーロック 4話目にして、相変わらずトリックはどうなんだと思うけれども、音楽や絵作りがカッコ良いので良いもの見た気分になって終わる(笑)最後までこうやって何だかんだ楽しめてしまえそう。
自分が育てた天才に嫉妬して自分の手でぶっ潰す。クズだなぁと思うけれども、こういう痛々しさはやはり井上由美子脚本の上手いところ。
今日はちょっとウルっとなった……だからきっと、このドラマ、結構好きだと思う。
故ジェミリー・ブレッドは「ボクシングは紳士のスポーツだ!」と言って ファイティングポーズを取ったものでした。
世界タイトルマッチのドタキャンともなれば 「ふざけるなー!」「金返せー!」と怒号が飛び交うでしょうに 皆さん、紳士ですねぇ。唯一人を除いて。
今回の話は30分ぐらいのどころで大筋のオチは読めたかな? 会長が大学時代から優子さんにベタ惚れしていた明確な証拠があり あれが伏線だったのか!と唸らせられたら、もうチョイ評価は上だったか…。
黒澤明が山本周五郎の原作小説を映像化した内容をリメイクした
その更にオリジナル続編。要するに「雲霧」と似たようなパターン。
…しかし、その歪みが既に出ています。前作で赤ひげ先生を最も信奉していて
薄給でも頑張ってくれる森半太夫が何の説明も無く退場、新人に入れ替わっている。
役者陣トータルの力量で旧作に敵わないのは仕方ありませんが
連続ドラマならではの尺を使って各キャラを肉付けする事が出来た。
この恩恵を最も受けたのが旧劇場版では保本登に後任を押し付け冒頭で退場したのが
出戻りのカイ・シデン的キャラとして見せ場が増えた津川玄三。
逆に割を食ったのが故・土屋嘉男のキャスティング故にお杉との色恋沙汰が
過不足無いサイドストーリーとなっていた森半太夫でした。
原典通りに登は元カノの妹と一緒になるのに
『何故、お杉を半太夫ではなく登とイイ仲っぽく描いてるの?』という
前作の脚色がここにきて尾を引いた形。
(NHKのせいで「まだ結婚できない男」にされた半太夫の姿を見続けるのも忍びないが)
登の新婚家庭も養生所で共働きの半太夫&お杉と対比させて描いた方が面白いと
思うのですが前作の時点では当然、続編の構想などは無かったのでしょう。
それで赤ひげが登達と三人纏めて手術をしたり
十年前に瀕死の母を診てくれなかったと恨みを抱く女がそれを目の当たりにしたり
ドラマチック過剰な描き方になっている感じがあるような。
「雲霧」以上に旧作が伝説的作品だけに、いじり過ぎは危険だと思うのですがさて?
『赤ひげ2』第1回 #赤ひげ2 #赤ひげ
「あの女が痛みを感じているのはどこだ」去定先生は完治しなければ追い出さない。およねの心の傷はまだ癒え始めたばかり。
一期から続く、生きる厳しさと優しさ、貧しさと情けが混濁する話。初回からあの小石川養生所が帰ってきたんだという安心感がある。
およねに刺されると分かっていて、なぜ受け入れたのか。「賭けてみたんだ。たまには賭けもいいもんだ。」命の現場をその目で見て、自分の母親がなぜ助けられなかったのか納得したから。命と死の重さを理解しているはずのおよねは人の命を奪ったりしない。
いつも全力で命と向き合っている。その誠実さはきちんと見ている人には分かる。もう少し、口が優しく軽くなれば、こういう事態も減るだろうけれども…その不器用さが愛しいのだと皆分かっているのよね。江戸版「結婚できない男」。尾崎将也先生の脚本が冴える。
『俺の話は長い』第4話 #俺の話は長い
「アイスと夜の散歩」「バーニャカウダと犬の散歩」またサブタイトルがいいよねぇ……。結婚できない男ならぬ就職しない男のコジれたうんちくを面白おかしく聞くゆるいホームドラマ…だけれども、その中に決してゆるくない各立場のキャラたちが居る。
誰の言い分も分かるし、誰の言い分も諭したくなる。みんなが誰かに上からで、みんなが誰かに卑屈になっている。
視聴者それぞれの立場で言い分が変わるドラマ。面白いわ。人間は誰も正しくも間違ってもいないと優しく教えてくれる。好き。
『おっさんずラブ -in the sky-』第1話 #おっさんずラブ
1話で2度コーヒーぶっかけられるはるたん……。ってか、はるたんじゃないのかな、今回は(笑)
Season1は「コメディ」とジャンル付けながらも恋愛面で切なく、次々と発覚する事実に意外性もあって、まさに1話で笑ったり泣いたりな物語だった気がするんですが……
今作はガッチガッチのコメディで初回からガンガン行くんですね。(もう女性キャスト要らないんじゃ^^;)
千葉ちゃん目当てで見て行きます。
『ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~』第3回 #ミスジコチョー
今回もコストカットが製品に異常をもたらせる話。節約は大事だけれども間違ったコストカッターは人間も機械も疲弊させるのよね。
とにかく、自殺のための放火じゃなくて良かったですよ。このバンドもきちんとした事故報告してもらわなければ自分の失敗を責めて立ち直れずに終わっていた。
真奈子先生が学ぶ失敗学は、ただ失敗を次に生かすというだけではなく、立ち直るための力をつける学問。
失敗したら。
1.まず失敗から逃げる
2.愚痴る
3.よく眠る
4.美味しい物を食べる
それが立ち上がる力をつける心得。
見習いたい。
無駄に恋バナをやる朝ドラが多い中、やるなぁ。
喜美ちゃんの初恋の意味は圭介さん退場後に、むしろ生きてきた。
初めての失恋後にプレ初恋な草間さんとの再会。
二人の会話やここに至るまでの展開で
主人公が少しずつ大人になっていくのが解る。
これでこそ連続ドラマ。
しかし来週辺りに信楽のジョージが何かやらかしそうで怖い。
『同期のサクラ』第4話 #同期のサクラ
こじらせ蓮太郎回。同僚や上司を根拠なく見下し「誰も俺をわかってくれない」「分かってくれないから話しかけないし会社も辞める、引きこもる」「でも家族も馬鹿みたいだから嫌い」っていうのは敵を作っても仕方ない。けれども、社内で部下の悪口を撒いたり、プレゼンの時間まで嘘を吐くのは上司としていただけなさすぎる。
イジメは生産性を下げる最もくだらない背任行為。この件に関しては、部長は謝ってほしかったし降格させてもいいくらい……、でもサクラの目的はそこでは無いんだよね。
自分を理解しない周りが悪いと思っている人はどこへ行っても同じなので、これを引っ張り出してくれたサクラの素直さが素晴らしい。50からの遅咲きの活躍。きっとそうなるだけの才能があると分かるからサクラはそう言ったわけで。何せ「一度も嘘を吐いた事がない」のだから。
同期も何だかんだ、みんな付き合ってくれるいい人たち。サクラが社長になれば一番上手く回りそうだな、この会社(笑)
「私はただ家の掃除をして、藍子の世話をして、たまに漫画の手伝いをしているだけで…」
それを人件費に換算すると相当なものだと思うのですが。ブシムスだってねぇ(笑。
それを大した事では無いと思えるのが布美枝の強さ。
三年で漫画家として全てを出し尽くした河合さん。
『私にはもう何もない』
布美枝も最初は同じような気持ちを抱えていました。
お姉ちゃん達にコンプレックスを抱き、要領が悪くて家族の中で目立つ事も無く
それでも酒屋を営む実家を縁の下を黙々と支えてきた経験があるからこそ
イトツさんが頭を下げる優良物件にまでなった。
三年間、真剣に打ち込んだ漫画家魂も後の人生に生きてくるのでしょう。
(南明奈さんは先月、御結婚されました。旦那とは茂&はるこぐらいの年の差)
河合さんが春風のように去り、遂にきました大手出版社!
長かったなぁ…。いえいえ、これからです。
『G線上のあなたと私』第3話 #G線上のあなたと私
切ないーー!「時間を無駄にすることになります」キッパリ言ってくれたのは良いことだけれども、こんな言われ方、人生上でされたことない。
流れるような会話劇に笑ったり、まだ拙い発表会にハラハラしたり……そうやってそれぞれの人生をいつの間にか友人のように応援してしまう。
姑の脳梗塞で大事な時間を奪われる主婦、年上の想い人のために全力を尽くす大学生、自分探し止まらぬ30代……それぞれの苦悩。
来られなかった幸恵さんの存在が発表会の舞台に在って良かった。この3人は3人でこの時間の共有を続けてほしいよ。
バランスが崩れる危うさもまた人生。生活感のあるストーリーに少しのファンタジー。良いドラマ。
https://i.imgur.com/V1o1VTR.jpg
「これが若さか…」By27歳の赤い彗星
オバサン達をキレ気味にリード。
姉になっていたかもしれない先生に速攻、突貫して自爆。
最後は母性本能くすぐりまくりな表情で壁ドン。
ストーリーは色々な要素が詰め込まれていましたが中川大志が全てでした。
次回から新ステージ?次の目標は何でしょう。
『まだ結婚できない男』第4話 #まだ結婚できない男
親に対して「人生を荒らされている」と感じる人はどんな世代でも往々にして存在しそう。でも結果的には「いつまで側に居られるか分からない」で折れる。折れる以上に切なくなる。そう言われれば誰でも桑野さんのように子供の顔に戻っちゃう。ある意味ズルいひと言。
舌平目を煮付けにされちゃうのも、あと何年あるか分からないこと。プレゼントを渡せるのも何年あるか分からないこと。
ちょっとしんみりして泣けてしまった。
「結婚してやってくれ」ではなくて「息子が孤独にならないように付き合ってやってくれ」という親心。素敵なお母さんだな、やっぱり。
自分の親とは上手くいかないけれども人の親には癒される。これもアルアルで、血が繋がっているからこそ相容れない事は多いよね。
……と分かっていながらも、桑野さんが羨ましい。ついそう思っちゃう。このドラマの優しさと人の繋がりの温かさを最高に味わえた回。
再見して驚いたのはボンビー低空飛行期間が思いのほか長かった事。
後半に入っても冒頭の見合いから3年半のペースは「ひよっこ」に次ぐかもしれない。
第13週の帰郷編では新旧世代の歩み寄りが描かれましたが第14週は消えていく旧世代。
一歩ずつ妻となり母となる布美枝。
太一は友人達と文芸活動に勤しみ、務め先も新工場に。
対して上京した若者達にとって母親替りの受け皿だったプレブシムスは去って行く。
布美枝の母たるブシムスとして再登場する「まんぷく」まで、さようなら。
転居先で貸本屋再開は難しいかもしれないけど思い出の品々は簡単には手放せない。
そして第15週は時代の波に乗れなかった新世代の話。
鈴愛より余程、応援しがいのある河合さんを通じて漫画の世界の厳しさが描かれる。
くうさんが、月曜スカーレットの感想を書いてしまわれ、いだてん40回がスルーされた…どうしたの?徳井の件で、視聴止められた?…しかし、我らがくうさんが、そんな事、される訳はなかった…感涙…。いつにも増して、完璧なレビュー、堪能!しかし…初回から、ぜ〜んぶ、視聴し直したく思ったのであった。ま、出来ぬ事ではないが、これは老後の楽しみにとっておかなきゃ…今それをすると、日常生活が送れなくなる…。
『シャーロック』第4話 #シャーロック
4話目にして、相変わらずトリックはどうなんだと思うけれども、音楽や絵作りがカッコ良いので良いもの見た気分になって終わる(笑)最後までこうやって何だかんだ楽しめてしまえそう。
自分が育てた天才に嫉妬して自分の手でぶっ潰す。クズだなぁと思うけれども、こういう痛々しさはやはり井上由美子脚本の上手いところ。
今日はちょっとウルっとなった……だからきっと、このドラマ、結構好きだと思う。
故ジェミリー・ブレッドは「ボクシングは紳士のスポーツだ!」と言って
ファイティングポーズを取ったものでした。
世界タイトルマッチのドタキャンともなれば
「ふざけるなー!」「金返せー!」と怒号が飛び交うでしょうに
皆さん、紳士ですねぇ。唯一人を除いて。
今回の話は30分ぐらいのどころで大筋のオチは読めたかな?
会長が大学時代から優子さんにベタ惚れしていた明確な証拠があり
あれが伏線だったのか!と唸らせられたら、もうチョイ評価は上だったか…。