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江戸の花魁が令和に理由不明のタイムワープして、ギャップも少なく あっさり周囲に受けいられてしまったので、その辺りの新鮮味は乏しい。 ただ主人公とヒロインには、それぞれ別に好きな人がいて 恋愛フラグが立たないのなら、そこは新鮮かな?
ところで仙夏は髪型だけ江戸のままなので服装によっては マジで風俗関係の人に見えてしまう事がしばしば。
元春君が色々と浮き沈みしております。
他人を押しのけて幸せを手に入れた事に涙流したと思ったらアッサリ切り替わり、 悪の主人公?と思ったら猜疑心に捉われ小悪党の主人公? でもって別れた妻が自分より充実して輝いた人生を送っているように見えて。 まあ澪は親の介護もひっくるめ自分の選択に責任もって歩んでいるのに対し 元春は現妻の親に貰った幸せの中で安穏としているだけという感じ。 誰が相手でも結婚生活を「はいはい」で済ませてきたのは変わらんね~。 それで隣の芝生は青く見える。
幸せは自分の手で作っていくものという事が解っていない主人公を通して 幸せとは何か?を視聴者に考えさせるのは面白い作り。
『知ってるワイフ』第2話
澪の初回の印象が悪すぎて、あまり妻側の気持ちに寄り添えない(笑)かといって、元春、可哀想に、というわけではない。
若き頃の澪がこんなに快活でニコニコしているのに、それを壊したのは結婚生活。……だとしたら、澪側だってやはり結婚には向かないんだよね。
今に不満がある人間は、割と何処に移動しようがまた不満が溜まる。「現状」とは常にそういうもの。
2人が結婚しなかったために消滅してしまった子供たち。……自分勝手で不甲斐ない父親とガミガミ怒鳴って物を投げる母親の元ではない所で幸せに育っているといいな……
頭の中が90年代トレンディドラマで止まっている「半青」の脚本家にとって 頭の中がバブルで止まっている母親が自己投影の対象っぽいな…。 この人が、どうやって女手一つで娘を育てたのか親子のやりとりから全く イメージ出来ないし恋愛小説を書くために恋愛とか朝ドラの時と変わらん。
ならミステリー小説に挑戦した時には犯罪計画を練ってみたか? (裏番BS3ではベストセラー女性作家が執念の殺人計画を実行!) どんな資料をどれだけ集めたのか全く窺えないまま 『ノート一冊分、長編構想練ったけど読者ウケしませんでした』で 視聴者が主人公に同情や共感を抱くと思っているのかな?
イケメン整体師は「肩甲骨と上腕骨がくっついていますね」等と言うし、 (四十肩とは骨と骨の周囲の軟骨、健、筋肉などが炎症で硬直化する病態) 『恋愛メインだから仕事描写なんか適当でいい』という脚本家の意識が 「半青」の時と同様に行間から滲み出ていてテンション低いな。
一カ月ぐらいで切りそうな予感。
『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第1話
恋愛、顔面偏差値、見た目、ブランド至上主義でもう20年以上もやってきた先生ですが、ちっとも変わらない。いつまでも新しそうな昭和……
しかし、ストーリーの軸が親子なので、少しは見やすかった。
おれの栄光、みたいな朝ドラネタが虚しいけれど、キャストは今回も最強。キャスト目当てで今回もズルズル見てしまいそう…
話題になりがちな不良学校クラス問題あるある。いじめ、暴力教室、注意できない教師、なぜ放置しているのかとイライラする展開に一気にスカッとジャパン……
が、教師たちはやはりふがいない。やってはいけないことと犯罪であることは教師も親もきちんと教育するべき。 嶋田のやり口は決して酷いとは思えない。学校は「聖域」などではなく、中の酷い状態が少年法で守られ、中が窺えないガラスの箱なだけ。 スカッと見られる展開をお願いしたい。ちょっと楽しみ。
和製「ブラダの悪魔」かな? 「恋つづ」では全く怖くない魔王といちゃついて医療現場冒涜モンだった白石嬢、 こちらは感情移入出来る滑り出し。ホント、顔立ちが普通の子だしね。 同僚達の意識の高さとのコントラスト、泣いて泣いて、そこがスタート! 他人の夢は尊重しているし、人様に御礼も出来ているしイイ子じゃないか。 どういう方向に転ぶかはサッパリ解らないが頑張れ~。
観るのが、かなりキツイけど観る価値はあるな…。 最後の殺傷未遂事件も全く起こらないとは言えない時代。 冒頭の中坊がナイフ持ちだしているシーンが既に伏線の演出だったのでは。 大人も子供も「何とかに刃物」は変わらない。 大あれ小あれ社会が出来れば世相に応じて右に振ったり左に振ったり、 昔は強面の体育教師が目を光らせていれば、そこそこ抑止力になったのに 体罰云々で世間が過敏になれば教師は縮こまり生徒がやりたい放題と化す。 暴力の応酬はさて、どこまでいくのやら。 でも月はノートに名前を書かない分、マシか?盗聴はするけど。
https://i.imgur.com/wYQsqhb.jpg
「父さん、キラは正義なんだよ…。解ってくれよ!!」
『監察医 朝顔2』第10話
昨年の展開があまりに辛かったから、年明けはつぐみとじいじの癒しSPで。と言っていたら、本当にかなりの癒しSPだった。若かりし桑原夫妻の恋は初々しく、新婚生活はほんわかして、小さな子供をみんなで見守る目は優しく。
差しはさまれる解剖案件は2件。1件目は子どもの心を守る話。2件目は子どもの幸せを祈る話。2件目はご遺体になる切っ掛けが胸糞悪く、ちょっと消化不良。
父と娘の2人旅行は家族の歴史を振り返りながら、温かく、この先を考えると切ない。
大じいじよりもじいじの方が心配になって来た岩手。
今年も万木家と桑原家の幸せを祈らずにいられない。
twitterを見ながら見ていたら「原作は韓国だから」という声が多かったけれど、私は現実にこんな風に汚い言葉でガミガミ怒鳴っている妻を知っているし、その人は日本人だし、夫側の方は極めて日本的にどこでも居そう。全然「日本の話じゃない」ということはない。
そもそも夫側は仕事中に電話に出ることは無理そうだし、保育園の迎えも難しいのでは。入れる段階でそういう話し合いはしていないのかなぁ。
話し合いのない夫婦だからこんなことになっているわけで、しかし、見ていると、気の強い妻に押されて夫は「はいはい」でここまで来た感じ。
このドラマ放送時の反応も、終了後のネット記事も「夫がダメ」で溢れていたけれど、私は少なくともこんな妻が待っている家には帰りたくないなと思ってしまうのだった。帰宅拒否になりそう。
妻側の事情も色々描かれていたけれど、パワハラDVとしか受け取れない妻の怒鳴り声ばかりが初回の印象。
過去に戻ってお互い出会わないルートをお薦めしたい。こういう家の子どもが一番可哀想。
橋部さんの脚本なのだから、最後にはきっと何か受け取れるものがあるだろうと信じたい。
広瀬アリスは数年前にドラマ版「釣りバカ日誌」で可愛い新妻になったのだが これでは濱ちゃんが殺されそうだなぁ…。
男性脚本家だった「釣りバカ」に対して女性脚本家の 「何時までも馬鹿でガキな男に対して女が菩薩や女神だと思ってんの!?」と 蔑みの声が聞こえてきそうです。
こういうのは最終的に多少、丸くなって元鞘が定番ですが 次回には、いきなり別未来で広瀬アリスは別の人生を歩むらしい。さて?
律子復活!
離縁で元亭主に引き取られた子供が家出でやってきたハマ。 嫌われ者を演じていたというのは些か苦しい後付けにも思えますが 我が子を受け容れてくれる入兆の人々に感謝して態度が軟化。 梅木は7歳で両親を失った自分の過去を子供にダブらせ 英一郎は仕事に参加して父だけでなく昔堅気な職人達の伝統への拘りを知る。 クセモノ揃いの坂東家で再び物語が動き出した所に大本命の帰還。
片や、こびっと主人公らしさが出てきたばかりなかをるが居る吉武家では 仮釈放された漁師達の第一回公判が行われる事が解説された程度。 かをるさん、ウカウカしていると以前の状態に逆戻りでっせ~。
前半から鎌倉幕府のガタガタぶりが描かれた本作、 後半になって成立した室町幕府は未だにガタガタ。 司馬遼太郎は「この時代には碌な人材がいなかった」とまで言っている。
各地で戦乱が収まらず未だに戦費を徴収するシステムも不十分な状態。 大河ドラマは主人公が歴史の敗者である方が最後まで崖っぷちの緊張感があって 盛り上がる事が多いのですが本作は一応、勝者でありながら最後まで騒々しい。 いよいよラスト10話をきってきましたが、さて…?
主人公が三十歳にも満たない若さで死亡する衝撃的結末。 死因は結核。背後でコロナ関連ニュースのテロップとは、やはり呪われている?
00年代の代表作ですが暗い展開の多さに評価は、かなり別れています。 しかし「三丁目の夕日」よろしく昭和以前の時代にノスタルジックな癒しばかりを 求めたり、人様を陰に立たせて主人公が明るい場所から同情しているだけな 近年作の傾向、制作側が時代の厳しさにリスペクトを抱き、当時の人達がどんな 想いを抱いて生き、綺麗事だけでは済まない感情の機微が物語を綴る様を描く 本格派を制作する土壌が枯渇してきている事の方に危機感を抱いています。
宮崎あおいは約十年後、「あさが来た」に準主役の姉(寺島しのぶは母)役に スライド再演となり、史実では嫁ぎ先の没落により野垂死にした所を改変。 朝ドラならではの救済措置とも言えますが彼女らの出演機会が減った中盤以降は 幕末~維新動乱期の空気感に乏しい平坦なホームドラマ化してしまいました。
桜子は男二人の間をフラフラして才能を正しく開花させる事も無く死んだ 愚かな主人公とも見なせる。しかし音楽を理由に自分を毛嫌いしていた味噌屋女将 と歩み寄りを果たす過程で女将自身の母親としての成長を促し彼女が護りたかった 身代の跡取りを出産。音楽家にはなれなかったが母親になった。
女性の社会進出が進む中で女性視聴者にまで社会的に成功する事を至上とし 母親の人生や役割を軽んじる傾向が生じてきた。 NHKは朝ドラの中で、そこに一石を投じておく姿勢が窺えますが 『仕事のためほったらかしにされた子供がグレました。和解しました』と 判で押したような展開の凡作と一筋縄でいかない描き方をしている力作の差は 事の他、大きいように感じます。
次は「花子とアン」か…。室井滋が連続出演ですが夕方が当分、暇になりそう。
投獄された夫のために奔走したり、その最中に父とバッタリ出会ったり。 年が明けて、そこそこ主人公らしくなってきたかをる。 でも親しい訳でも無かった叔父の事を夢に見たり、両親に罪悪感を感じたり。 本作が放映された1985年は男女雇用機会均等法が成立する等、 女性の社会進出が目覚ましかった年で、これだけ保守的なヒロインも希少?
「純情きらり」は長女が保守派、三女が革新派で前半は対立し 結婚や婚約を切っ掛に両者の立ち位置が変転していく様や 宮崎あおいと寺島しのぶのキャストもバランスが良いのに比べれば 本作はアンバランス感が目立ちます。
江戸の花魁が令和に理由不明のタイムワープして、ギャップも少なく
あっさり周囲に受けいられてしまったので、その辺りの新鮮味は乏しい。
ただ主人公とヒロインには、それぞれ別に好きな人がいて
恋愛フラグが立たないのなら、そこは新鮮かな?
ところで仙夏は髪型だけ江戸のままなので服装によっては
マジで風俗関係の人に見えてしまう事がしばしば。
元春君が色々と浮き沈みしております。
他人を押しのけて幸せを手に入れた事に涙流したと思ったらアッサリ切り替わり、
悪の主人公?と思ったら猜疑心に捉われ小悪党の主人公?
でもって別れた妻が自分より充実して輝いた人生を送っているように見えて。
まあ澪は親の介護もひっくるめ自分の選択に責任もって歩んでいるのに対し
元春は現妻の親に貰った幸せの中で安穏としているだけという感じ。
誰が相手でも結婚生活を「はいはい」で済ませてきたのは変わらんね~。
それで隣の芝生は青く見える。
幸せは自分の手で作っていくものという事が解っていない主人公を通して
幸せとは何か?を視聴者に考えさせるのは面白い作り。
『知ってるワイフ』第2話
澪の初回の印象が悪すぎて、あまり妻側の気持ちに寄り添えない(笑)かといって、元春、可哀想に、というわけではない。
若き頃の澪がこんなに快活でニコニコしているのに、それを壊したのは結婚生活。……だとしたら、澪側だってやはり結婚には向かないんだよね。
今に不満がある人間は、割と何処に移動しようがまた不満が溜まる。「現状」とは常にそういうもの。
2人が結婚しなかったために消滅してしまった子供たち。……自分勝手で不甲斐ない父親とガミガミ怒鳴って物を投げる母親の元ではない所で幸せに育っているといいな……
頭の中が90年代トレンディドラマで止まっている「半青」の脚本家にとって
頭の中がバブルで止まっている母親が自己投影の対象っぽいな…。
この人が、どうやって女手一つで娘を育てたのか親子のやりとりから全く
イメージ出来ないし恋愛小説を書くために恋愛とか朝ドラの時と変わらん。
ならミステリー小説に挑戦した時には犯罪計画を練ってみたか?
(裏番BS3ではベストセラー女性作家が執念の殺人計画を実行!)
どんな資料をどれだけ集めたのか全く窺えないまま
『ノート一冊分、長編構想練ったけど読者ウケしませんでした』で
視聴者が主人公に同情や共感を抱くと思っているのかな?
イケメン整体師は「肩甲骨と上腕骨がくっついていますね」等と言うし、
(四十肩とは骨と骨の周囲の軟骨、健、筋肉などが炎症で硬直化する病態)
『恋愛メインだから仕事描写なんか適当でいい』という脚本家の意識が
「半青」の時と同様に行間から滲み出ていてテンション低いな。
一カ月ぐらいで切りそうな予感。
『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第1話
恋愛、顔面偏差値、見た目、ブランド至上主義でもう20年以上もやってきた先生ですが、ちっとも変わらない。いつまでも新しそうな昭和……
しかし、ストーリーの軸が親子なので、少しは見やすかった。
おれの栄光、みたいな朝ドラネタが虚しいけれど、キャストは今回も最強。キャスト目当てで今回もズルズル見てしまいそう…
『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』第1話
話題になりがちな不良学校クラス問題あるある。いじめ、暴力教室、注意できない教師、なぜ放置しているのかとイライラする展開に一気にスカッとジャパン……
が、教師たちはやはりふがいない。やってはいけないことと犯罪であることは教師も親もきちんと教育するべき。
嶋田のやり口は決して酷いとは思えない。学校は「聖域」などではなく、中の酷い状態が少年法で守られ、中が窺えないガラスの箱なだけ。
スカッと見られる展開をお願いしたい。ちょっと楽しみ。
和製「ブラダの悪魔」かな?
「恋つづ」では全く怖くない魔王といちゃついて医療現場冒涜モンだった白石嬢、
こちらは感情移入出来る滑り出し。ホント、顔立ちが普通の子だしね。
同僚達の意識の高さとのコントラスト、泣いて泣いて、そこがスタート!
他人の夢は尊重しているし、人様に御礼も出来ているしイイ子じゃないか。
どういう方向に転ぶかはサッパリ解らないが頑張れ~。
観るのが、かなりキツイけど観る価値はあるな…。
最後の殺傷未遂事件も全く起こらないとは言えない時代。
冒頭の中坊がナイフ持ちだしているシーンが既に伏線の演出だったのでは。
大人も子供も「何とかに刃物」は変わらない。
大あれ小あれ社会が出来れば世相に応じて右に振ったり左に振ったり、
昔は強面の体育教師が目を光らせていれば、そこそこ抑止力になったのに
体罰云々で世間が過敏になれば教師は縮こまり生徒がやりたい放題と化す。
暴力の応酬はさて、どこまでいくのやら。
でも月はノートに名前を書かない分、マシか?盗聴はするけど。
https://i.imgur.com/wYQsqhb.jpg
「父さん、キラは正義なんだよ…。解ってくれよ!!」
『監察医 朝顔2』第10話
昨年の展開があまりに辛かったから、年明けはつぐみとじいじの癒しSPで。と言っていたら、本当にかなりの癒しSPだった。若かりし桑原夫妻の恋は初々しく、新婚生活はほんわかして、小さな子供をみんなで見守る目は優しく。
差しはさまれる解剖案件は2件。1件目は子どもの心を守る話。2件目は子どもの幸せを祈る話。2件目はご遺体になる切っ掛けが胸糞悪く、ちょっと消化不良。
父と娘の2人旅行は家族の歴史を振り返りながら、温かく、この先を考えると切ない。
大じいじよりもじいじの方が心配になって来た岩手。
今年も万木家と桑原家の幸せを祈らずにいられない。
『知ってるワイフ』第1話
twitterを見ながら見ていたら「原作は韓国だから」という声が多かったけれど、私は現実にこんな風に汚い言葉でガミガミ怒鳴っている妻を知っているし、その人は日本人だし、夫側の方は極めて日本的にどこでも居そう。全然「日本の話じゃない」ということはない。
そもそも夫側は仕事中に電話に出ることは無理そうだし、保育園の迎えも難しいのでは。入れる段階でそういう話し合いはしていないのかなぁ。
話し合いのない夫婦だからこんなことになっているわけで、しかし、見ていると、気の強い妻に押されて夫は「はいはい」でここまで来た感じ。
このドラマ放送時の反応も、終了後のネット記事も「夫がダメ」で溢れていたけれど、私は少なくともこんな妻が待っている家には帰りたくないなと思ってしまうのだった。帰宅拒否になりそう。
妻側の事情も色々描かれていたけれど、パワハラDVとしか受け取れない妻の怒鳴り声ばかりが初回の印象。
過去に戻ってお互い出会わないルートをお薦めしたい。こういう家の子どもが一番可哀想。
橋部さんの脚本なのだから、最後にはきっと何か受け取れるものがあるだろうと信じたい。
広瀬アリスは数年前にドラマ版「釣りバカ日誌」で可愛い新妻になったのだが
これでは濱ちゃんが殺されそうだなぁ…。
男性脚本家だった「釣りバカ」に対して女性脚本家の
「何時までも馬鹿でガキな男に対して女が菩薩や女神だと思ってんの!?」と
蔑みの声が聞こえてきそうです。
こういうのは最終的に多少、丸くなって元鞘が定番ですが
次回には、いきなり別未来で広瀬アリスは別の人生を歩むらしい。さて?
律子復活!
離縁で元亭主に引き取られた子供が家出でやってきたハマ。
嫌われ者を演じていたというのは些か苦しい後付けにも思えますが
我が子を受け容れてくれる入兆の人々に感謝して態度が軟化。
梅木は7歳で両親を失った自分の過去を子供にダブらせ
英一郎は仕事に参加して父だけでなく昔堅気な職人達の伝統への拘りを知る。
クセモノ揃いの坂東家で再び物語が動き出した所に大本命の帰還。
片や、こびっと主人公らしさが出てきたばかりなかをるが居る吉武家では
仮釈放された漁師達の第一回公判が行われる事が解説された程度。
かをるさん、ウカウカしていると以前の状態に逆戻りでっせ~。
前半から鎌倉幕府のガタガタぶりが描かれた本作、
後半になって成立した室町幕府は未だにガタガタ。
司馬遼太郎は「この時代には碌な人材がいなかった」とまで言っている。
各地で戦乱が収まらず未だに戦費を徴収するシステムも不十分な状態。
大河ドラマは主人公が歴史の敗者である方が最後まで崖っぷちの緊張感があって
盛り上がる事が多いのですが本作は一応、勝者でありながら最後まで騒々しい。
いよいよラスト10話をきってきましたが、さて…?
主人公が三十歳にも満たない若さで死亡する衝撃的結末。
死因は結核。背後でコロナ関連ニュースのテロップとは、やはり呪われている?
00年代の代表作ですが暗い展開の多さに評価は、かなり別れています。
しかし「三丁目の夕日」よろしく昭和以前の時代にノスタルジックな癒しばかりを
求めたり、人様を陰に立たせて主人公が明るい場所から同情しているだけな
近年作の傾向、制作側が時代の厳しさにリスペクトを抱き、当時の人達がどんな
想いを抱いて生き、綺麗事だけでは済まない感情の機微が物語を綴る様を描く
本格派を制作する土壌が枯渇してきている事の方に危機感を抱いています。
宮崎あおいは約十年後、「あさが来た」に準主役の姉(寺島しのぶは母)役に
スライド再演となり、史実では嫁ぎ先の没落により野垂死にした所を改変。
朝ドラならではの救済措置とも言えますが彼女らの出演機会が減った中盤以降は
幕末~維新動乱期の空気感に乏しい平坦なホームドラマ化してしまいました。
桜子は男二人の間をフラフラして才能を正しく開花させる事も無く死んだ
愚かな主人公とも見なせる。しかし音楽を理由に自分を毛嫌いしていた味噌屋女将
と歩み寄りを果たす過程で女将自身の母親としての成長を促し彼女が護りたかった
身代の跡取りを出産。音楽家にはなれなかったが母親になった。
女性の社会進出が進む中で女性視聴者にまで社会的に成功する事を至上とし
母親の人生や役割を軽んじる傾向が生じてきた。
NHKは朝ドラの中で、そこに一石を投じておく姿勢が窺えますが
『仕事のためほったらかしにされた子供がグレました。和解しました』と
判で押したような展開の凡作と一筋縄でいかない描き方をしている力作の差は
事の他、大きいように感じます。
次は「花子とアン」か…。室井滋が連続出演ですが夕方が当分、暇になりそう。
投獄された夫のために奔走したり、その最中に父とバッタリ出会ったり。
年が明けて、そこそこ主人公らしくなってきたかをる。
でも親しい訳でも無かった叔父の事を夢に見たり、両親に罪悪感を感じたり。
本作が放映された1985年は男女雇用機会均等法が成立する等、
女性の社会進出が目覚ましかった年で、これだけ保守的なヒロインも希少?
「純情きらり」は長女が保守派、三女が革新派で前半は対立し
結婚や婚約を切っ掛に両者の立ち位置が変転していく様や
宮崎あおいと寺島しのぶのキャストもバランスが良いのに比べれば
本作はアンバランス感が目立ちます。