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顎で『むこうに行け』と指示する仕草とか結局、直子が一番に父親に似てる気がする。 それを踏まえると直子の初恋は喜美子のそれにリンクさせるよりも 今週のラストシーンに帰結させるニュアンスの方が強いのかな?
娘の逢瀬を目撃してしまった父の衝撃というより なかなか子離れ出来ない駄目父を絡めた疑似三角関係の修羅場に見えますが…。 「カーネ」で周防が糸子を抱きしめる様を北村が目撃したシーンを思い出しますが 『八郎さんは周防さん以来の人』というレビューにおける指摘や ジョージの北村氏キャスティング等、当たらずとも遠からずといった感じ。
元夫婦が同じ職場って刑事ドラマに昔、あったなぁ…。 そして、あれも人情の押しつけ感が強過ぎてストーリー的には苦手な回が多かった。 (キャラは割と好きだったが)
しかし元旦那が藤木直人だと、やはりイイ人っぽい。 これが上川隆也ならワカラナイ所ですが(笑。
ゲストキャラの国仲涼子は再放送中の「大岡越前」前半で主人公の妻役でしたが 実生活においてゲゲゲの女房になった事から産休&育休で後半、降板。 なかなか全てを手に入れる訳にはいかない。
『時効警察はじめました』第8話 最終回 #時効警察はじめました #時効警察 ラストは #熱海の捜査官 被せ。ああ~~楽しかったなぁ。オダジョを毎週見ることができて、それが『時効警察』だなんて、こんな贅沢めったにないよね!
おまけに最終回はあの南熱海メンバーを見ることまでできた。四十万くんはスッカリすれてしまっていたけれども(笑)、演技があの頃よりも格段上がりまくってお仕事もチョー多忙な賢人くんと ふみちゃんと染谷くん。制服共演ありがとう。
ラインを越えて「未来でまた会おう」と言ってくれた霧山くん。こっちも抱きしめられた気分だ。最高だ。また会わせてほしい!絶対。
三日月くんも相変わらずの美しさと可愛さ。変わらぬメンバーとまた会いたい!12年も経たないうちに。
『ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~』第8回 #ミスジコチョー 呪いを消すのは愛……マンション「キウンクエ蔵前」の人たちにも聞かせてあげたい……。 #あなたの番です と何かと被る設定、ありがとうございました(なにが(笑))
老朽化したマンションの老朽化したエレベーターを替えるお金が老朽化した住民に無い。という、老朽化した国の問題。シビアすぎる。
お金は出せないから呪いで済ませとけみたいな事をやっていたら、どんどん廃れていくだけなのにね。金はあるところにはあり、無いところには無い。無い所に補填してくれる「愛」はこの国のどこにあるのかしら。
つらい話でした。解決策はあるのかな。
結局、二年以上に渡り引篭もったのか。 昏睡状態が一年ぐらい続くのかと思ったので少し意外ですが 希望を持って上京した社会人の挫折としては、こちらの方がリアル。
むしろ百合がシングルマザーの道を選ぶ事の方が驚きかも。 女性の自立もここまでくると(男視点では)ちょっと可愛げがない? 一方、夢も希望も失い心に闇を抱えてしまったサクラは(不謹慎ながら)美しい。 高畑充希は本作で女優としてワンステップアップしましたね~。 「敵を作らない男」黒川の更なる出世もさすがだ。
しかし元から1話に一年のパターンが今回は二年。 家庭や会社での重責が増す中でサクラの事を気にかける様がサラッと流される形なのは 主人公はサクラだからといってしまえば、それまでなものの少し残念。 主役が腫物に触るような同情だけして何もしない作品よりは、ずっとマシな訳ですが。
辛い辛い内容でした。 でも、ドラマを消しても現実で起こっているんです。
死は誰でも平等に訪れる。 けど、死ななくていい命が沢山ある。
絵本の読み終わって拍手をもらった笑顔にまた涙。 最後にイシ間さんと一緒で良かった。
死役所、本当にあることを願う回でした。
『死役所』第8話 #死役所 子どもの話はつらい。まだ親に絶対的な信頼を寄せている年齢だから余計につらい。珍しく現世談が付いていたけれども、母親に反省が全くないのがまたつらい……こんなクズのために。
こんな親だってどんな親だって幼い子供は親が好きなのだから、子どもが嫌いならば優しい顔なんて少しでも見せないでほしい。
朗読しては母親から叩かれていた本。読み終わってみんなで拍手してくれる。死役所で初めてのホッコリシーン。
さて
シ村さんは「任期満了」があることを知らなかったご様子。恐らく真犯人に会うために案内係をやっているのだろうけれど、満了までに出会う事ができるのかな。
『同期のサクラ』第8話 #同期のサクラ ストーリーが現代に追いついた。サクラが意識不明になった原因がハッキリわかった。……でも、何だかスッキリしない。いや、展開から自殺未遂も予想していたのだけれど、そうじゃなくて良かった。……でも何だかスッキリしない……。
サクラの負のオーラが仲間もみんなも壊していく回……と思ったけれども、みんなそれぞれはよろしくやっているのよね。結果的には時間を経てまさにサクラがサクラ自身でお尻を叩いて立ち直った形になり、同期って意外と冷たいなって感じに見えてしまった。
Huluで何かスピンオフをやっているらしいので、そっちを見れば補填できるのかも知れないけれども、それは連続ドラマとしてどうなのだろう。
とりあえず、夫婦はすぐに救急車を呼んでほしかったよね。
さあ……目覚めたところで、これからどうなるのか。新章だなぁ。
「ゲゲゲの鬼太郎」誕生。…と言っても作品のバックボーンは さんざん描いてきたので主題歌やタイトルで茂は少し悩んでいる程度。 妹いずみの青春とそこに関わる布美枝の話に比重が置かれる。
姉よりも早く運転免許を取得していて、村井家の中に居場所を確保。 若いアシスタントや編集者にもモテモテと『私って東京でも上手くやれてるじゃん』。 上京ウキウキなんて半日だけだった布美枝は 東京の眩しい所しか見えていない妹にどう接したらいいか解らない。 こういう時にプレブシムスが居たら…と思ってしまうけど 結局は自身の経験を元にして自分がそのポジションに来るしか無い。
いずみは改修前の幽霊屋敷のようだった村井家を知らない。 布美枝が不器用で要領が悪く自分が要領よくこなせてしまう事もなかなか出来ず、 自分からは年が離れすぎた姉達にコンプレックスを抱いてきた事も知らない。 でも悶々とした想いを抱きながら腐らず地道にきた中で培われた粘り強さがある。
「私なら逃げ帰っとるよ」「他に道がなかったけん」
そういう考え方が出来る事自体が強さだろう。 布美枝は悩んだり涙を流すことはあっても「帰りたい」と嘆いた事は一回も無い。 布美枝が上京した源さんにタンカを切ったのに対して いずみは初恋や一時の夢に別れを告げて源さんの所に戻るのであった。
『G線上のあなたと私』第8話 #G線上のあなたと私 恋愛至上主義ではなく人間愛に溢れていて、でも、恋愛面でもドキドキさせてくれる、何なのこの作り。「神様はどS」の神様はこのドラマのスタッフですよね。
それぞれの家族が見守る3人コンサート。きちんと家族も絡めて描いて来たから、エピソードの集大成のように泣ける。最高のG線。
まお先生にも気持ちが伝わり、ヴァイオリンは全員を救った。
大人になっても回り道でも、こんな出会いはあるのだという希望を持たせてくれる。クリスマス前にこれほどの贅沢はあるだろうか。
このドラマから充分に幸せを貰えているからこそ、ヒロインの恋も全力押しで応援できる。
……のに来週なのね。
「天国か地獄か」考えてしまうのは年の差かな。理人くんとヤエちゃんの恋も、幸恵さんも、3人のヴァイオリンも、まだまだ見続けたいし応援したい。この人たちの未来をずっと祈りたい。こんなドラマ、久しぶり。
『まだ結婚できない男』第9話 #まだ結婚できない男 桑野さんがいつも通り得意げにうんちく垂れて、有希江さんが自分のやり方を主張して、桑野さんに新たな発見が味わえるという、もんじゃ焼きシーンが絶品。
結局、誰も人の事を思い込みや見かけでしか判断しておらず、有希江さんだけがフラットに物を見ているから楽しめるという……もったいないよねぇ、狭い見識で人生を生きていると。
もっとも、桑野さんが人にそう思わせる言動をしているから仕方ないんだけれど。前シーズンから桑野さんを見てきた視聴者だからこそ、つい贔屓目に見てしまう(もう母目線(爆))
まどか先生にも若干桑野の血が流れている感じがあるから、最終的には、まどか先生と一緒になってしまうんだろうな。(私は有希江さんがいいなーー)
とにかく、タツオがおもちちゃんと近づけて良かった(笑)
『シャーロック』第9話 #シャーロック もしかしたら、このドラマ初?のワンシチュエーション展開。ちょっと舞台的で面白かった。イケメンに囲まれるテーブルは事件無関係に見応えある(笑)
怨恨以外では、人が人を殺してしまう理由は些細なことが多くて、そういう時には解決後に伴う後悔の痛みが大きい。
クイズのように楽しそうに事件を解く主人公たちと、秘密を抱えた厨房との風景の差。真実が明るみにされたところで、誰も救われない。
心中しようとしていた夫婦は、これを切っ掛けに何か生きる目的を掴むかしら。断たれる命もあるのなら、つがみついて生きてみるのもまた運命。
最終回近くて寂しいな。(個人的にはモリヤはあまりどうでもいい(笑))
死役所は、朝も夜もなく、体は痛みを感じず疲れないしお腹も空かない と、どこかで言っていたはず。 現世で罪を犯して死刑になった人が、成仏できずにひたすら労働しているのが、この死役所。
イシ間さんは、おそらく何十年も前にこの役所に来て、他殺課の担当としてたくさんの死者と出会ってきた。 他殺課にくる人は、以前の食堂の店主三浦貴大さんのように、何者かに理不尽に未来を絶たれてしまった人だ。 殺された理由も自分を殺した相手も分からないこともあるかもしれないし、 なかには(次の話のように)幼い子どもが虐待された末…ということもあるだろう。
イシ間さんは、その境遇に、一緒に涙してしまうような人。
イシ間さんは、自分の罪に本来の意味での反省はしていないかもしれないけれども、 長く死者と向かい合ってきたことで、命の重みとか生きる意味とか(こうして書くと陳腐だ) 何か大事なことを学んだのではないかな。
滅多に出ない、成仏の辞令。 成仏の扉を開くまでは、天国か地獄かはまだ分からない。 他殺課に来たいじめっこ中学生は地獄だった。
死刑になるほどの罪を犯した人が、死に向かい合って、次のステップへ進むための場なのかもしれない。
(原作では、少年2人を殺害したのは畑を荒らしたからだと主張し、ミチのために真実を隠したまま、刑を執行されたことが描かれている。) ミチが、認知症とはいえ、結婚して変わった姓ではなく「石間」と書いたのは、 戸籍上は養子縁組をしないままだったかもしれないけれど、 自分は「おじちゃんの娘」だとの想いがあったのだと思う。 幸せな姿をおじちゃんに見せることができて、石間ミチに戻ったんだろうな。
イシ間さんにとっても、ミチに再会できて、もう心残りもなくなった。 そのタイミングでの辞令よ。
金栗が明治のジジィなら、アンタらは昭和のオヤジだろうが…。 勝ち誇って去っていく川野。 オリンピックをダシにされたが、国の発展に結び付けたのも事実であり 21世紀の東京オリンピックに関わる政治家連中より骨のある男なのも確か。
一番、可哀想なのは名と実をそれぞれ川野と田畑に持っていかれている東さんでは? 活気に満ちた裏委員会を眩しそうに眺める姿は高度経済成長期の影にいた サラリーマン(「蒸発」という言葉がこの頃に生まれた)の象徴的。
女子体育の発展も並行して描かれ、男も女も濃かった活気あふれる時代。
美川…ほんと、不死鳥となって、是非もう一度!五りんも、こんなに重要な出演者とは、前半では全く思いもしなかったのに…どうやら、最終回まで活躍?なら、妙に、不思議な魅力の美川にも、再出場して欲しいなあ…と、くうさんの感想拝読後の感想。さて、いよいよ、一所懸命役作りされたと新聞で明言されている、あの方が、いだてん登場!いよおっ!三谷幸喜!待ってました!!じゃんねえ〜〜!
顎で『むこうに行け』と指示する仕草とか結局、直子が一番に父親に似てる気がする。
それを踏まえると直子の初恋は喜美子のそれにリンクさせるよりも
今週のラストシーンに帰結させるニュアンスの方が強いのかな?
娘の逢瀬を目撃してしまった父の衝撃というより
なかなか子離れ出来ない駄目父を絡めた疑似三角関係の修羅場に見えますが…。
「カーネ」で周防が糸子を抱きしめる様を北村が目撃したシーンを思い出しますが
『八郎さんは周防さん以来の人』というレビューにおける指摘や
ジョージの北村氏キャスティング等、当たらずとも遠からずといった感じ。
元夫婦が同じ職場って刑事ドラマに昔、あったなぁ…。
そして、あれも人情の押しつけ感が強過ぎてストーリー的には苦手な回が多かった。
(キャラは割と好きだったが)
しかし元旦那が藤木直人だと、やはりイイ人っぽい。
これが上川隆也ならワカラナイ所ですが(笑。
ゲストキャラの国仲涼子は再放送中の「大岡越前」前半で主人公の妻役でしたが
実生活においてゲゲゲの女房になった事から産休&育休で後半、降板。
なかなか全てを手に入れる訳にはいかない。
『時効警察はじめました』第8話 最終回 #時効警察はじめました #時効警察 ラストは #熱海の捜査官 被せ。ああ~~楽しかったなぁ。オダジョを毎週見ることができて、それが『時効警察』だなんて、こんな贅沢めったにないよね!
おまけに最終回はあの南熱海メンバーを見ることまでできた。四十万くんはスッカリすれてしまっていたけれども(笑)、演技があの頃よりも格段上がりまくってお仕事もチョー多忙な賢人くんと ふみちゃんと染谷くん。制服共演ありがとう。
ラインを越えて「未来でまた会おう」と言ってくれた霧山くん。こっちも抱きしめられた気分だ。最高だ。また会わせてほしい!絶対。
三日月くんも相変わらずの美しさと可愛さ。変わらぬメンバーとまた会いたい!12年も経たないうちに。
『ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~』第8回 #ミスジコチョー
呪いを消すのは愛……マンション「キウンクエ蔵前」の人たちにも聞かせてあげたい……。 #あなたの番です と何かと被る設定、ありがとうございました(なにが(笑))
老朽化したマンションの老朽化したエレベーターを替えるお金が老朽化した住民に無い。という、老朽化した国の問題。シビアすぎる。
お金は出せないから呪いで済ませとけみたいな事をやっていたら、どんどん廃れていくだけなのにね。金はあるところにはあり、無いところには無い。無い所に補填してくれる「愛」はこの国のどこにあるのかしら。
つらい話でした。解決策はあるのかな。
結局、二年以上に渡り引篭もったのか。
昏睡状態が一年ぐらい続くのかと思ったので少し意外ですが
希望を持って上京した社会人の挫折としては、こちらの方がリアル。
むしろ百合がシングルマザーの道を選ぶ事の方が驚きかも。
女性の自立もここまでくると(男視点では)ちょっと可愛げがない?
一方、夢も希望も失い心に闇を抱えてしまったサクラは(不謹慎ながら)美しい。
高畑充希は本作で女優としてワンステップアップしましたね~。
「敵を作らない男」黒川の更なる出世もさすがだ。しかし元から1話に一年のパターンが今回は二年。
家庭や会社での重責が増す中でサクラの事を気にかける様がサラッと流される形なのは
主人公はサクラだからといってしまえば、それまでなものの少し残念。
主役が腫物に触るような同情だけして何もしない作品よりは、ずっとマシな訳ですが。
辛い辛い内容でした。
でも、ドラマを消しても現実で起こっているんです。
死は誰でも平等に訪れる。
けど、死ななくていい命が沢山ある。
絵本の読み終わって拍手をもらった笑顔にまた涙。
最後にイシ間さんと一緒で良かった。
死役所、本当にあることを願う回でした。
『死役所』第8話 #死役所
子どもの話はつらい。まだ親に絶対的な信頼を寄せている年齢だから余計につらい。珍しく現世談が付いていたけれども、母親に反省が全くないのがまたつらい……こんなクズのために。
こんな親だってどんな親だって幼い子供は親が好きなのだから、子どもが嫌いならば優しい顔なんて少しでも見せないでほしい。
朗読しては母親から叩かれていた本。読み終わってみんなで拍手してくれる。死役所で初めてのホッコリシーン。
さて
シ村さんは「任期満了」があることを知らなかったご様子。恐らく真犯人に会うために案内係をやっているのだろうけれど、満了までに出会う事ができるのかな。
『同期のサクラ』第8話 #同期のサクラ
ストーリーが現代に追いついた。サクラが意識不明になった原因がハッキリわかった。……でも、何だかスッキリしない。いや、展開から自殺未遂も予想していたのだけれど、そうじゃなくて良かった。……でも何だかスッキリしない……。
サクラの負のオーラが仲間もみんなも壊していく回……と思ったけれども、みんなそれぞれはよろしくやっているのよね。結果的には時間を経てまさにサクラがサクラ自身でお尻を叩いて立ち直った形になり、同期って意外と冷たいなって感じに見えてしまった。
Huluで何かスピンオフをやっているらしいので、そっちを見れば補填できるのかも知れないけれども、それは連続ドラマとしてどうなのだろう。
とりあえず、夫婦はすぐに救急車を呼んでほしかったよね。
さあ……目覚めたところで、これからどうなるのか。新章だなぁ。
「ゲゲゲの鬼太郎」誕生。…と言っても作品のバックボーンは
さんざん描いてきたので主題歌やタイトルで茂は少し悩んでいる程度。
妹いずみの青春とそこに関わる布美枝の話に比重が置かれる。
姉よりも早く運転免許を取得していて、村井家の中に居場所を確保。
若いアシスタントや編集者にもモテモテと『私って東京でも上手くやれてるじゃん』。
上京ウキウキなんて半日だけだった布美枝は
東京の眩しい所しか見えていない妹にどう接したらいいか解らない。
こういう時にプレブシムスが居たら…と思ってしまうけど
結局は自身の経験を元にして自分がそのポジションに来るしか無い。
いずみは改修前の幽霊屋敷のようだった村井家を知らない。
布美枝が不器用で要領が悪く自分が要領よくこなせてしまう事もなかなか出来ず、
自分からは年が離れすぎた姉達にコンプレックスを抱いてきた事も知らない。
でも悶々とした想いを抱きながら腐らず地道にきた中で培われた粘り強さがある。
「私なら逃げ帰っとるよ」「他に道がなかったけん」
そういう考え方が出来る事自体が強さだろう。
布美枝は悩んだり涙を流すことはあっても「帰りたい」と嘆いた事は一回も無い。
布美枝が上京した源さんにタンカを切ったのに対して
いずみは初恋や一時の夢に別れを告げて源さんの所に戻るのであった。
『G線上のあなたと私』第8話 #G線上のあなたと私
恋愛至上主義ではなく人間愛に溢れていて、でも、恋愛面でもドキドキさせてくれる、何なのこの作り。「神様はどS」の神様はこのドラマのスタッフですよね。
それぞれの家族が見守る3人コンサート。きちんと家族も絡めて描いて来たから、エピソードの集大成のように泣ける。最高のG線。
まお先生にも気持ちが伝わり、ヴァイオリンは全員を救った。
大人になっても回り道でも、こんな出会いはあるのだという希望を持たせてくれる。クリスマス前にこれほどの贅沢はあるだろうか。
このドラマから充分に幸せを貰えているからこそ、ヒロインの恋も全力押しで応援できる。
……のに来週なのね。
「天国か地獄か」考えてしまうのは年の差かな。理人くんとヤエちゃんの恋も、幸恵さんも、3人のヴァイオリンも、まだまだ見続けたいし応援したい。この人たちの未来をずっと祈りたい。こんなドラマ、久しぶり。
『まだ結婚できない男』第9話 #まだ結婚できない男
桑野さんがいつも通り得意げにうんちく垂れて、有希江さんが自分のやり方を主張して、桑野さんに新たな発見が味わえるという、もんじゃ焼きシーンが絶品。
結局、誰も人の事を思い込みや見かけでしか判断しておらず、有希江さんだけがフラットに物を見ているから楽しめるという……もったいないよねぇ、狭い見識で人生を生きていると。
もっとも、桑野さんが人にそう思わせる言動をしているから仕方ないんだけれど。前シーズンから桑野さんを見てきた視聴者だからこそ、つい贔屓目に見てしまう(もう母目線(爆))
まどか先生にも若干桑野の血が流れている感じがあるから、最終的には、まどか先生と一緒になってしまうんだろうな。(私は有希江さんがいいなーー)
とにかく、タツオがおもちちゃんと近づけて良かった(笑)
『シャーロック』第9話 #シャーロック
もしかしたら、このドラマ初?のワンシチュエーション展開。ちょっと舞台的で面白かった。イケメンに囲まれるテーブルは事件無関係に見応えある(笑)
怨恨以外では、人が人を殺してしまう理由は些細なことが多くて、そういう時には解決後に伴う後悔の痛みが大きい。
クイズのように楽しそうに事件を解く主人公たちと、秘密を抱えた厨房との風景の差。真実が明るみにされたところで、誰も救われない。
心中しようとしていた夫婦は、これを切っ掛けに何か生きる目的を掴むかしら。断たれる命もあるのなら、つがみついて生きてみるのもまた運命。
最終回近くて寂しいな。(個人的にはモリヤはあまりどうでもいい(笑))
死役所は、朝も夜もなく、体は痛みを感じず疲れないしお腹も空かない と、どこかで言っていたはず。
現世で罪を犯して死刑になった人が、成仏できずにひたすら労働しているのが、この死役所。
イシ間さんは、おそらく何十年も前にこの役所に来て、他殺課の担当としてたくさんの死者と出会ってきた。
他殺課にくる人は、以前の食堂の店主三浦貴大さんのように、何者かに理不尽に未来を絶たれてしまった人だ。
殺された理由も自分を殺した相手も分からないこともあるかもしれないし、
なかには(次の話のように)幼い子どもが虐待された末…ということもあるだろう。
イシ間さんは、その境遇に、一緒に涙してしまうような人。
イシ間さんは、自分の罪に本来の意味での反省はしていないかもしれないけれども、
長く死者と向かい合ってきたことで、命の重みとか生きる意味とか(こうして書くと陳腐だ)
何か大事なことを学んだのではないかな。
滅多に出ない、成仏の辞令。
成仏の扉を開くまでは、天国か地獄かはまだ分からない。
他殺課に来たいじめっこ中学生は地獄だった。
死刑になるほどの罪を犯した人が、死に向かい合って、次のステップへ進むための場なのかもしれない。
(原作では、少年2人を殺害したのは畑を荒らしたからだと主張し、ミチのために真実を隠したまま、刑を執行されたことが描かれている。)
ミチが、認知症とはいえ、結婚して変わった姓ではなく「石間」と書いたのは、
戸籍上は養子縁組をしないままだったかもしれないけれど、
自分は「おじちゃんの娘」だとの想いがあったのだと思う。
幸せな姿をおじちゃんに見せることができて、石間ミチに戻ったんだろうな。
イシ間さんにとっても、ミチに再会できて、もう心残りもなくなった。
そのタイミングでの辞令よ。
金栗が明治のジジィなら、アンタらは昭和のオヤジだろうが…。
勝ち誇って去っていく川野。
オリンピックをダシにされたが、国の発展に結び付けたのも事実であり
21世紀の東京オリンピックに関わる政治家連中より骨のある男なのも確か。
一番、可哀想なのは名と実をそれぞれ川野と田畑に持っていかれている東さんでは?
活気に満ちた裏委員会を眩しそうに眺める姿は高度経済成長期の影にいた
サラリーマン(「蒸発」という言葉がこの頃に生まれた)の象徴的。
女子体育の発展も並行して描かれ、男も女も濃かった活気あふれる時代。
美川…ほんと、不死鳥となって、是非もう一度!五りんも、こんなに重要な出演者とは、前半では全く思いもしなかったのに…どうやら、最終回まで活躍?なら、妙に、不思議な魅力の美川にも、再出場して欲しいなあ…と、くうさんの感想拝読後の感想。さて、いよいよ、一所懸命役作りされたと新聞で明言されている、あの方が、いだてん登場!いよおっ!三谷幸喜!待ってました!!じゃんねえ〜〜!