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緒形拳が10週と案外、早く退場してしまい、うたた寝しながら観ていると 何時の間にか鎌倉幕府は滅んでいてキャストも大分、変わっていた。
尊氏も顎に髭を生やしたオッサンなお年頃。 鎌倉にかをる登子を残して京都に出征したら九州にまで追いやられるも 同じ回の内に反撃して京都に攻め上るとか妙に駆け足。合戦シーンも少なく 内輪で会話しているシーンが多いけど良く考えたら大河の大半はそんなもの。
子供時分に観た頃には屋外シーンでもセットで民放時代劇に比べショボイ印象が 残るのですが映画と同じようなシーンをTVドラマで描くには予算が色々と。 バブル期で本格時代劇最後の砦になっていた「武田信玄」辺りが一番、 派手にやっていたのかもしれませんな。
『35歳の少女』第8話
予告のウェディングは、もちろん妄想(というか夢)。今期は妄想オチが流行りなのか(笑)しかし、その後の悪夢の連続のような展開は遊川流妄想。
中身10歳だった望美は外も中も35歳になり、35年この世界で生き続けてた我々のヤサグレ度にあっという間に追いついた。
子どもの好奇心を持ち合わせていただけあって、眠っていた25年で進化したネットツールも使いこなし、ついに闇のYouTuberに(笑)
1人ぽっちで部屋にこもって生きる時間を、幻影から「無駄」と指摘されるのは、寂しさの深層心理なのだろう。本質はグレた中二くらいなのかも知れない…。
25年間娘が意識を取り返すことだけを願って生き続け、家庭まで崩壊させてしまった母に「自己満足」と言い切ってしまう娘。「一緒に死にましょう」と言う母。
自分の25年を奪った本人から全否定される気持ちが愛情から憎しみに変わるの、親だって当たり前では?
望美は10歳で35歳という複雑個体なのだから人生経験も学習体験も薄いのだと理解していても、逆鱗に触れるってことはあるよね。
もしもこのまま死んだら、この母は不幸すぎる。
久兵衛、かをるを勘当する。
『入兆の娘は思想犯と密通していた』という醜聞の真相を公にすれば律子に、 事態を静観するだけなら、かをるに害が及び続けるため惣吉に娘を託す、 父としての苦渋の決断。顔で笑って目で泣く津川雅彦の名演が光る。しかし…、
「お前も自分でモノを考える女になったな」 でも10週間でかをるの自分の考えに基づいた行動は、女郎を庇ったぐらい? 状況を動かしてきたのは、かをるを挟んで久兵衛と対峙してきた律子であり、 かをるは異母姉に責任を求めたりしない事で主役の面目を何とか保ってきた形。 久兵衛が惣吉に「漁夫の利を得たな」と皮肉を言うぐらいは当然だよなぁ…。 庶子で年少のかをるの方が先に片付いたが彼の苦悩はまだまだ続く。 この辺りは面倒くさい娘は糸子一人だった善ちゃんの方がマシとも言えますが 自分の女好きの因果と言ってしまえば、それまでか。
またハマが一度、かをるを追い出して以降、急に丸く成ってしまったのも…。 彼女が久兵衛に最も厳しい叱責を受けたのは、坂東家に来たばかりの頃のかをるを 律子専用の女中にした時であれで態度を改めなかった人が簡単に変わるかな? この辺り惣吉が本格的にストーリーに関わるようになって ヒールとして物語を引っ張る必要性が無くなった都合に見えてイマイチ。 能動性に乏しい主人公に都合よく事態が好転、虐めキャラも急に優しくなるとか 同時期に放映されていた「小公女セーラ」(現在、WOWOWにて再放送中) みたいで結納シーンにも釈然としないものが残りました。
という訳で、ずっと見守ってきたかをるを横からかっさらっていった惣吉を 静かに睨みつける梅木に共感を覚えたり。
『ルパンの娘』2 第7話
美雲はもう…ずっと円城寺さんと踊っててくれればいいのに……。カズくんが捕まるのは、もう「また!?」だけれど、手錠なんて掛けられなければもっと機敏に戦えてた(かもしれない)
今回はアンちゃんとの別れも辛いし、万能スプレーに期限があったのも辛いし、円城寺マジックの失敗も痛いし……いろんな意味で世界がリアルに近い。 でも、このドラマだから来週は鮮やかにマジック見せてくれると信じている。
そして予告は相変わらずわけ分からない(爆)
萬平さんに先んじて国家権力に逮捕された主人公がいたか…。 またメッセンジャーか、と思っていたら水橋御用に巻き込まれてしまったかをる。 この日の屈辱が『警察と渡り合えるようになりたい』『無実の人を守りたい』と 科研の女を作り上げたのかねぇ。
これまで妾として自分を抑えてきたるいさん、今回ばかりは久兵衛に咬みつく。 母親だねぇ。
浅羽を追放して専務から社長にのし上がった山本神子。 追い出されて社長からコンビニバイトにまでなり下がった浅羽。 な・の・に! 何故か会食で鉢合わせして「マイホームパパか…」と上から目線の浅羽、 妙に後ろめたい心情の神子。やっぱり「恋つづ」の時より面白キャラだ山本。
しかし浅羽の普段と異なる側面を引き出し新事業のアイデアも与える樹木。 ワゴン車販売なら小林苺を呼びよせなくては! 創造する力を持った者達の輝きの前に里保、新谷は一転劣勢。 凡人の彼らは、これに対抗できるフラグは持ち得るのだろうか…。
一生懸命生きている人がこんな辛い目に遭うなんて。なんて不条理なんだ現実とは。お父さんのこと、絶句した。すごくすごく切ない。この2人には本当に幸せになってほしい。心から。こんなに応援したくなる登場人物、他にいる?
『姉ちゃんの恋人』第5話
先週は真人の悲惨すぎる過去話にどんよりし、今日はお父さんの話でまたどんよりする……。以前、お父さんの話で口ごもっていたシーンがあったからDV絡みなのかと思っていたけれど、真実はもっと凄惨だった。どれだけ悲劇なの。真人。
先に事情を知ってしまった桃子が「私は信じてる」とも「何があったの」とも言わず、黙って抱きしめるのに涙しかない。良い女とはこういうものか。「姉ちゃん」とはこういう人か。
桃子のことが一気に好きになったわ。真人幸せあげてほしい!
『監察医 朝顔2』第4話
遷延性窒息…頸部を圧迫されて意識を失うが、再び意識を取り戻し、脳のダメージでゆっくり死んでいく……そんなことがあるんだ。お姉さんに電話せずに119番にかけていれば(という話ではないぞ)
そういう話でも、必ず人と人との繋がりの話に帰結するんだよね。「その時、面倒くさいと思わず電話に出ていれば」。その瞬間失った時間は二度と取り返せない。
それを知っているから朝顔たちは生活の一瞬一瞬を大切に生きている。
……そんな一家に不倫騒動か!!桑原くん!!ってことはないと思うんだけど。お母さんの歯の謎が衝撃で消えて行った。
さらに予告の大竹しのぶは何事……最終月に入り、予告がカオス。
楓さんが科学者だったら最初に抱いた既視感、そのまんま…。 推理ADV「不確定世界の探偵紳士」(シナリオライターは既に亡くなっている) という作品で人造人間プロジェクトのデータを持って失踪した同僚科学者を 探すため新妻と身分を偽って主人公に接触してくる女科学者ってのがありました。
まあ主人公は世界で30数人しかいない凄腕名探偵で、こんな事件は 1話か2話で解決しちゃいそうですが、それじゃ連続ドラマになりませんな。 原作者が参考にしつつ主役をへっぽこ素人探偵に設定したのかも。
本放送の頃は見逃していた作品。将棋盤「砂の器」みたいな話だろうか? IT社長から棋士に転身した謎の天才の不遇な少年時代と 歴史的価値の高い駒を抱いた謎の白骨死体を捜査する ベテラン刑事&元奨励会婦警の凸凹コンビが並行して描かれる。 「3月のライオン」とか見ていると解るけどオッサン、 将棋の世界でプロはポリに例えれば警視、名人ともなれば総監級でっせ!
どう考えても死体はロクデナシな強欲オヤジだよなぁ。 養父にも等しい尊敬すべき柄本・師匠と出会いながら 大好きだった母の相手である実父を捨てられなかった千葉・上条。 これが色々と不幸を呼んだのだろうなぁ…。
『危険なビーナス』第7話
これが東野圭吾原作?と思って見て来たけれど、東野サイエンス枠か…(猫の実験あたりで気づくべき…)ということは、明人くんは最終的には『プラチナデータ』みたいに実験ヘルメットに繋がれた形で出てくるのね、分かった。
つまり、各々の争いは矢神の遺産などという小さなものではなく、もっと大きな「脳の実験データ」を受け継ぎたい者たちの物語なのだろう。恐らく楓も科学者の一人。
佐代さんの親友だったという禎子さん。麻生さんの芝居にどんどん持って行かれた。すごい迫力。
モブなのは主役のはずの伯朗お兄さま。楓は一体、誰と会っていたのか。おディーンさまは次回無事なのか。
面白くなってまいりました。
待望の津川回。津川先生が津川先生らしくて、このドラマがキャラクターを大切にしていることを再認識する。
ちょっととぼけていて、適度に力を抜いているけれど、本当は誰よりも患者に対して真剣で「いい加減」なんてありえない。
今回は、こんな津川先生でも機嫌の悪いことがあるのだという描写に、悪いけれどもちょっとウキウキしてしまった。 いつか本当に良い出会いがありますように。
私が前田公輝さんをガッツリ認識したのは『ひぐらしのなく頃に』なのだけれど、イイ大人の役者になっているなぁと思います。 デスノートの松田くんも好きだけれど、津川先生も最高に好きなキャラ。
やっぱりロミジュリの朝ドラ版には見えないな…。 草笛母ちゃんは「そんだけ惚れ込んでいるなら、とことんやってみぃ」と 惣吉の背中を押す側に回っちゃうし結局は久平衛が話の争点になってしまう。
英一郎と惣吉の弟が結成した『かをる応援隊』はいつの間にか律子が盟主の 反久平衛同盟みたいな感じになっているし、そこに水橋や梅木が絡んでくる。 さすがに父の絵を勝手に売っぱらって水橋に送金したのはヤバすぎるが (律子にすれば労働者からの搾取の賜物で恋人と引き裂かれた遺恨もあるが) あくまで、かをるが主役だから、ここまで思い切った動かし方が出来ます。
逆にかをるは父をこれ以上、悲しませたくないと結婚の説得が惣吉任せになり 行動は律子&水橋間のメッセンジャーぐらい。周囲の濃いキャラ達の中に 埋没していく狂言回しな主人公が自ら醤油作りに邁進するのは何時の日か…。
『35歳の少女』第7話
「自分が大学にも行けず夢もかなわず寝ていた25年を代わってみるか。みんなの無駄な25年を私にくれ」という望美の言い分ももっともだが、望美が何も知らずに寝ていた25年間で心が壊れた家族たちの心境を思いやれないのはやっぱり子供なんだよね。
望美の25年間寝ていた自慢のようにも聞こえてしまうし、みんなそれぞれ自分の事しか考えてない。「私の気持ちなんてあなたには分からない」とみんなが言ってしまったら、話はそこで終わってしまう。
望美、一人で暮らすのはお金もかかって大変なんだぞ……。
実家はいつか無くなる。親はいつか居なくなる。それを早めて崩壊させたら誰も幸せにはなれない。やはり遊川作品の崩壊家族物語は面倒くさいな(笑)
みんなを繋げて、最後に実は目覚めていなかった望美……のような展開は止めてもらいたいな。望美が目覚めるところで終わって欲しい(勝手に最終回妄想)
緒形拳が10週と案外、早く退場してしまい、うたた寝しながら観ていると
何時の間にか鎌倉幕府は滅んでいてキャストも大分、変わっていた。
尊氏も顎に髭を生やしたオッサンなお年頃。
鎌倉に
かをる登子を残して京都に出征したら九州にまで追いやられるも同じ回の内に反撃して京都に攻め上るとか妙に駆け足。合戦シーンも少なく
内輪で会話しているシーンが多いけど良く考えたら大河の大半はそんなもの。
子供時分に観た頃には屋外シーンでもセットで民放時代劇に比べショボイ印象が
残るのですが映画と同じようなシーンをTVドラマで描くには予算が色々と。
バブル期で本格時代劇最後の砦になっていた「武田信玄」辺りが一番、
派手にやっていたのかもしれませんな。
『35歳の少女』第8話
予告のウェディングは、もちろん妄想(というか夢)。今期は妄想オチが流行りなのか(笑)しかし、その後の悪夢の連続のような展開は遊川流妄想。
中身10歳だった望美は外も中も35歳になり、35年この世界で生き続けてた我々のヤサグレ度にあっという間に追いついた。
子どもの好奇心を持ち合わせていただけあって、眠っていた25年で進化したネットツールも使いこなし、ついに闇のYouTuberに(笑)
1人ぽっちで部屋にこもって生きる時間を、幻影から「無駄」と指摘されるのは、寂しさの深層心理なのだろう。本質はグレた中二くらいなのかも知れない…。
25年間娘が意識を取り返すことだけを願って生き続け、家庭まで崩壊させてしまった母に「自己満足」と言い切ってしまう娘。「一緒に死にましょう」と言う母。
自分の25年を奪った本人から全否定される気持ちが愛情から憎しみに変わるの、親だって当たり前では?
望美は10歳で35歳という複雑個体なのだから人生経験も学習体験も薄いのだと理解していても、逆鱗に触れるってことはあるよね。
もしもこのまま死んだら、この母は不幸すぎる。
久兵衛、かをるを勘当する。
『入兆の娘は思想犯と密通していた』という醜聞の真相を公にすれば律子に、
事態を静観するだけなら、かをるに害が及び続けるため惣吉に娘を託す、
父としての苦渋の決断。顔で笑って目で泣く津川雅彦の名演が光る。しかし…、
「お前も自分でモノを考える女になったな」
でも10週間でかをるの自分の考えに基づいた行動は、女郎を庇ったぐらい?
状況を動かしてきたのは、かをるを挟んで久兵衛と対峙してきた律子であり、
かをるは異母姉に責任を求めたりしない事で主役の面目を何とか保ってきた形。
久兵衛が惣吉に「漁夫の利を得たな」と皮肉を言うぐらいは当然だよなぁ…。
庶子で年少のかをるの方が先に片付いたが彼の苦悩はまだまだ続く。
この辺りは面倒くさい娘は糸子一人だった善ちゃんの方がマシとも言えますが
自分の女好きの因果と言ってしまえば、それまでか。
またハマが一度、かをるを追い出して以降、急に丸く成ってしまったのも…。
彼女が久兵衛に最も厳しい叱責を受けたのは、坂東家に来たばかりの頃のかをるを
律子専用の女中にした時であれで態度を改めなかった人が簡単に変わるかな?
この辺り惣吉が本格的にストーリーに関わるようになって
ヒールとして物語を引っ張る必要性が無くなった都合に見えてイマイチ。
能動性に乏しい主人公に都合よく事態が好転、虐めキャラも急に優しくなるとか
同時期に放映されていた「小公女セーラ」(現在、WOWOWにて再放送中)
みたいで結納シーンにも釈然としないものが残りました。
という訳で、ずっと見守ってきたかをるを横からかっさらっていった惣吉を
静かに睨みつける梅木に共感を覚えたり。
『ルパンの娘』2 第7話
美雲はもう…ずっと円城寺さんと踊っててくれればいいのに……。カズくんが捕まるのは、もう「また!?」だけれど、手錠なんて掛けられなければもっと機敏に戦えてた(かもしれない)
今回はアンちゃんとの別れも辛いし、万能スプレーに期限があったのも辛いし、円城寺マジックの失敗も痛いし……いろんな意味で世界がリアルに近い。
でも、このドラマだから来週は鮮やかにマジック見せてくれると信じている。
そして予告は相変わらずわけ分からない(爆)
萬平さんに先んじて国家権力に逮捕された主人公がいたか…。
またメッセンジャーか、と思っていたら水橋御用に巻き込まれてしまったかをる。
この日の屈辱が『警察と渡り合えるようになりたい』『無実の人を守りたい』と
科研の女を作り上げたのかねぇ。
これまで妾として自分を抑えてきたるいさん、今回ばかりは久兵衛に咬みつく。
母親だねぇ。
浅羽を追放して専務から社長にのし上がった
山本神子。追い出されて社長からコンビニバイトにまでなり下がった浅羽。
な・の・に!
何故か会食で鉢合わせして「マイホームパパか…」と上から目線の浅羽、
妙に後ろめたい心情の神子。やっぱり「恋つづ」の時より面白キャラだ山本。
しかし浅羽の普段と異なる側面を引き出し新事業のアイデアも与える樹木。
ワゴン車販売なら小林苺を呼びよせなくては!創造する力を持った者達の輝きの前に里保、新谷は一転劣勢。
凡人の彼らは、これに対抗できるフラグは持ち得るのだろうか…。
一生懸命生きている人がこんな辛い目に遭うなんて。なんて不条理なんだ現実とは。お父さんのこと、絶句した。すごくすごく切ない。この2人には本当に幸せになってほしい。心から。こんなに応援したくなる登場人物、他にいる?
『姉ちゃんの恋人』第5話
先週は真人の悲惨すぎる過去話にどんよりし、今日はお父さんの話でまたどんよりする……。以前、お父さんの話で口ごもっていたシーンがあったからDV絡みなのかと思っていたけれど、真実はもっと凄惨だった。どれだけ悲劇なの。真人。
先に事情を知ってしまった桃子が「私は信じてる」とも「何があったの」とも言わず、黙って抱きしめるのに涙しかない。良い女とはこういうものか。「姉ちゃん」とはこういう人か。
桃子のことが一気に好きになったわ。真人幸せあげてほしい!
『監察医 朝顔2』第4話
遷延性窒息…頸部を圧迫されて意識を失うが、再び意識を取り戻し、脳のダメージでゆっくり死んでいく……そんなことがあるんだ。お姉さんに電話せずに119番にかけていれば(という話ではないぞ)
そういう話でも、必ず人と人との繋がりの話に帰結するんだよね。「その時、面倒くさいと思わず電話に出ていれば」。その瞬間失った時間は二度と取り返せない。
それを知っているから朝顔たちは生活の一瞬一瞬を大切に生きている。
……そんな一家に不倫騒動か!!桑原くん!!ってことはないと思うんだけど。お母さんの歯の謎が衝撃で消えて行った。
さらに予告の大竹しのぶは何事……最終月に入り、予告がカオス。
楓さんが科学者だったら最初に抱いた既視感、そのまんま…。
推理ADV「不確定世界の探偵紳士」(シナリオライターは既に亡くなっている)
という作品で人造人間プロジェクトのデータを持って失踪した同僚科学者を
探すため新妻と身分を偽って主人公に接触してくる女科学者ってのがありました。
まあ主人公は世界で30数人しかいない凄腕名探偵で、こんな事件は
1話か2話で解決しちゃいそうですが、それじゃ連続ドラマになりませんな。
原作者が参考にしつつ主役をへっぽこ素人探偵に設定したのかも。
本放送の頃は見逃していた作品。将棋盤「砂の器」みたいな話だろうか?
IT社長から棋士に転身した謎の天才の不遇な少年時代と
歴史的価値の高い駒を抱いた謎の白骨死体を捜査する
ベテラン刑事&元奨励会婦警の凸凹コンビが並行して描かれる。
「3月のライオン」とか見ていると解るけどオッサン、
将棋の世界でプロはポリに例えれば警視、名人ともなれば総監級でっせ!
どう考えても死体はロクデナシな強欲オヤジだよなぁ。
養父にも等しい尊敬すべき柄本・師匠と出会いながら
大好きだった母の相手である実父を捨てられなかった千葉・上条。
これが色々と不幸を呼んだのだろうなぁ…。
『危険なビーナス』第7話
これが東野圭吾原作?と思って見て来たけれど、東野サイエンス枠か…(猫の実験あたりで気づくべき…)ということは、明人くんは最終的には『プラチナデータ』みたいに実験ヘルメットに繋がれた形で出てくるのね、分かった。
つまり、各々の争いは矢神の遺産などという小さなものではなく、もっと大きな「脳の実験データ」を受け継ぎたい者たちの物語なのだろう。恐らく楓も科学者の一人。
佐代さんの親友だったという禎子さん。麻生さんの芝居にどんどん持って行かれた。すごい迫力。
モブなのは主役のはずの伯朗お兄さま。楓は一体、誰と会っていたのか。おディーンさまは次回無事なのか。
面白くなってまいりました。
待望の津川回。津川先生が津川先生らしくて、このドラマがキャラクターを大切にしていることを再認識する。
ちょっととぼけていて、適度に力を抜いているけれど、本当は誰よりも患者に対して真剣で「いい加減」なんてありえない。
今回は、こんな津川先生でも機嫌の悪いことがあるのだという描写に、悪いけれどもちょっとウキウキしてしまった。
いつか本当に良い出会いがありますように。
私が前田公輝さんをガッツリ認識したのは『ひぐらしのなく頃に』なのだけれど、イイ大人の役者になっているなぁと思います。
デスノートの松田くんも好きだけれど、津川先生も最高に好きなキャラ。
やっぱりロミジュリの朝ドラ版には見えないな…。
草笛母ちゃんは「そんだけ惚れ込んでいるなら、とことんやってみぃ」と
惣吉の背中を押す側に回っちゃうし結局は久平衛が話の争点になってしまう。
英一郎と惣吉の弟が結成した『かをる応援隊』はいつの間にか律子が盟主の
反久平衛同盟みたいな感じになっているし、そこに水橋や梅木が絡んでくる。
さすがに父の絵を勝手に売っぱらって水橋に送金したのはヤバすぎるが
(律子にすれば労働者からの搾取の賜物で恋人と引き裂かれた遺恨もあるが)
あくまで、かをるが主役だから、ここまで思い切った動かし方が出来ます。
逆にかをるは父をこれ以上、悲しませたくないと結婚の説得が惣吉任せになり
行動は律子&水橋間のメッセンジャーぐらい。周囲の濃いキャラ達の中に
埋没していく狂言回しな主人公が自ら醤油作りに邁進するのは何時の日か…。
『35歳の少女』第7話
「自分が大学にも行けず夢もかなわず寝ていた25年を代わってみるか。みんなの無駄な25年を私にくれ」という望美の言い分ももっともだが、望美が何も知らずに寝ていた25年間で心が壊れた家族たちの心境を思いやれないのはやっぱり子供なんだよね。
望美の25年間寝ていた自慢のようにも聞こえてしまうし、みんなそれぞれ自分の事しか考えてない。「私の気持ちなんてあなたには分からない」とみんなが言ってしまったら、話はそこで終わってしまう。
望美、一人で暮らすのはお金もかかって大変なんだぞ……。
実家はいつか無くなる。親はいつか居なくなる。それを早めて崩壊させたら誰も幸せにはなれない。やはり遊川作品の崩壊家族物語は面倒くさいな(笑)
みんなを繋げて、最後に実は目覚めていなかった望美……のような展開は止めてもらいたいな。望美が目覚めるところで終わって欲しい(勝手に最終回妄想)