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「ウチは、やっぱり、こういう風にしか生きられへん」吹っ切れた糸子。
二十年前の「これからはウチがあの子らを助ける番や」という安易なカッコつけ台詞。 その後、事態は大きく変化。自分を力で凌いでいく娘達と向き合う過程で 糸子にも自分の言葉の意味が実感できるようになってきました。つーか、 『物分りのいい母親』を演じる糸やん何ぞキモネタキャラにしかならんと思う。 今は仕事の脂が乗っている娘達に翳りが出てきた時のために今からプレッシャーを かけていく。それでこそ糸子らしい。まー、実際に先日のバラエティ番組に出演した 小篠姉妹はアラエイティーで、まだ現役。きっと背後に綾子さんがいるんですよー!
残り半分は優子を描く。
https://i.imgur.com/VkfAoWv.jpg
物質的豊さの代償に親子関係が歪になっていったのが、よく解りますね(笑。 優子は立ったまま子供部屋の戸を開き、里香は振り向きも無しない。 上から目線で構いすぎた事が娘を精神的に追い詰めてしまった。 優子自身が自分の母親に上から目線のほったらかしでしか接してこられなかった訳で 結局、糸子が元凶という話(汗。 しかし直前に親の顔を立てる本来のスタンスに立ち返り糸子へのリスペクトを 取り戻した優子。里香の視点に合わせ娘の裁量を認める言葉を慎重に選びだしていく。
小原家三代の物語もいよいよ収束に向かいます。 第25週には晩年糸子に対抗できる唯一人の人物が帰ってくる。
糸子、前半生のツケを二十年で清算するの事。
回想される第4週ラストの家族団欒シーン。年長者三人+末妹のアップが挿入され 自分中心に家族に居て欲しがっている糸子の潜在的願望、力で家族を支える事を自負 しながらメンタル面で家族のカテゴリーに依存してきた精神構造が浮き彫りになる。 「どっかで何か間違えたんやろか」 それは家族の事を真剣に考えるなら果たすべき祖父との約束に目を背けた事。 自分の為にも、そうすべきだった。国際色豊かな神戸の空気に改めて触れ、叔父の 指導下で経営者の基盤を固めていれば戦後社会の発展に併せ家業を事業に昇華できた。 三姉妹編冒頭のファッションショーは本店移築記念になっていただろうし、この場合、 ほったらかしの娘達との距離は更に広がり、彼女達は物質的にはより裕福に育つ。 主人公が早い段階で成功し過ぎた近年作の子息達を見れば解る事であり 清三郎の商才を受け継いだ最強の母を娘達が飛び越えていく等、本来はありえなかった。 しかし現実には自分を棚に上げて優子の上京覚悟を試すような真似をして、 その理不尽を乗り越えた優子がリーダー格に成長する形で三姉妹は世界に羽ばたき 岸和田に留まり続ける糸子が逆に置いていかれる形になった。
https://i.imgur.com/ZFgIehf.jpg
しかも糸子自身が優子&直子に当てつける形で聡子の渡英を認め、この流れを決定づけてしまった。幼いながらに居合わせ優子に反発する里香が直子ではなく聡子にリスペクトを示すのも、この場面を示唆しています。聡子を望む世界に送りだしてやった代償に糸子の望む世界は失われた。孤独な自分に寄り添ってくれる優しい孫。残された最後の一欠片。 晩年の糸子が三姉妹編の延長にしかないのなら娘達が受け取らなかった看板の担い手に孫を育てたでしょう。それを里香の為の行動と信じて疑いもしなかった所。 だが糸子は父に飲ませてきた煮え湯を自分も飲み干した。
https://i.imgur.com/TTZorwo.jpg
画面右の糸子を起点に善作の位置にお爺ちゃん子だった優子。 千代さんの位置にお婆ちゃん子だった直子。 年長者の立場から三人を見ていたハルさんの位置に最年少の里香。 「今はおとうちゃんよかウチのが余程、この家、支えてんのや!」 「あんな仕事どないでもなんねん。お母ちゃんは何も心配せんでええ」 ハルさんには倅夫婦の守ってきた呉服屋の歴史を踏みにじって自覚も持たない孫の 里香には祖母を労わっているつもりで傷つけている自覚も無い母の傲慢さがよく見える。
正に善作の優子を介しての糸子への復讐と激励。 『もう、お前は家族の中心じゃない』『もう、お前は戦力外だ』 この屈辱を噛みしめた上で己の為すべき事をやって見せろ!と…。父への想い、父が残してくれた教訓が糸子を支えた。自分は孫の帰る事が出来る場所であっても逃げ場所であってはならない。自らは厳しい孤独に耐えてでも若い世代を広い世界に送り出し受け皿になってやらねばならない。それが、この時代に『家族を護る』事であり、時流に抗い屈辱に耐えて自分を支えてくれた父に人として並ぶという事なのだから。
萬さんが投獄されて週の前半が過ぎたのに、まだ拷問。 朝ドラとしては珍しい。ストーリーが停滞気味で少しフラストレーションが溜まる。 加治谷さんも世良さんもビジネスパートナー以上の認識は持たないのか違うのか。 朝ドラとしては珍しい。戻ってこれた時に人間関係、荒れそうな気がするんですが。 『カーネーション』や『マッサン』は情に溺れずとも情はあった訳ですが、さて。
大河で野垂死にした時は涙流したの玉鉄だけだったよなぁ…。 私は『若奥様』を観るとケッ!と思ったものです。
『中学聖日記』第2話 #中学聖日記 中学生だから子供だから青いからーーとは思いつつ、どうしても「ああ、しつこい。それセクハラ。生徒側なら何でもやっていいと思ってんの?」と本気でツッコんでしまう自分がいます……。
母親だって、そりゃ逆上しますよ。まぁ、あんたの息子が悪いんですけどね。
家に上げるのもアウトーーー!! 婚約者を紹介してさっさと恋心を終了させてあげましょう。
……とか言いつつ、町田くん目当てで今日も見てしまいました(笑)この町田くんも、いい!!
『ハラスメントゲーム』第1話 #ハラスメントゲーム ただハラを糾弾する内容ではなく、「ハラスメント」とはを問う内容でなかなか面白かったです。
何が「ハラ」なのかの定義が難しい曖昧で繊細な世の中だからこそ、キッチリ境界を引いてくれる内容はスッキリする。
「ハラハラ」も初めて聞いた。知識系としても面白い。
「言った」事だけで降格されたり復讐される社会はどうかと思うので、原因と経過を調査して描いてくれるのはありがたい。
唐沢さんに安定の正義の人役。
1話1ハラの解決も見やすい作り。
この枠に相応しいビジネスドラマでキャストも豪華(みんな悪そう(笑))
楽しめる初回でした。
清濁併せ飲む甲斐のキャラはいいんじゃないかと。
「アイツは辞めませんよ」と呟くシーンで思い出しているのは 『東京ラブストーリー』か『踊る大捜査線』か。 ちなみに青島は押収したビデオテープ内容を徹夜で調べながら カンチを「ハッキリしない男ですね~」と酷評した事がある。
「お母ちゃんも年取ったもんやなぁ」 直ちゃんは口は悪いが言う事はいつも正しい。 年少者への配慮や忍耐力を身に着ける一方で糸子は確実に衰えている。
アホボン達とのやり取りは呉服屋崩壊にして洋装店立ち上げ発端場面の焼き直し。 「お父ちゃん!」(土下座)⇒「あかん!」(即答)⇒「ワシを舐めとんかー!!」 「助けてください!」(土下座)⇒「嫌や」(即答)⇒「どんだけ商売舐めとんかー!」 それと気づきにくいのは前半では一つの場面で描かれた内容が二話に分けられている。 善作と糸子は親子で阿吽の呼吸だったのに対して糸子とアホボンはまだ疑似親子関係 とすら言えず、また善作が当時40代半ばだったのに対して糸子は既に70歳超え。 若い頃なら人助け云々以前にオモロイ仕事に喜々として首突っ込んでいったよねぇ(笑。 アクセルとブレーキのバランスはかくも難しい。
そして、こんな糸子は見たくなかった!と思うあまりにショッキングな場面。 B29に吠えていた糸子が暴走族に怯える日がこようとは…。 これはもう根性云々だけで、どうにかなる問題では無い。 後の話になりますが奈津は自分を奮い立たせるライバルを欲して岸和田に戻ってきたし 優子と直子も互いの距離を詰める等、それぞれに支えを見つけ「老い」に対抗していく。 では老い衰えた糸子を支えたのは何だったのか?というのが重要な所。
眠いです。福田さんのパターンにはもう飽きました。ドラマは30分がちょうどいい。ダラダラしてつまんない。健太郎君目当てだから見るけど寝ちゃうかもしれない。
『今日から俺は!!』第1話 #今日から俺は 私は福田監督の日テレ系ドラマと相性が悪いのかもしれません……というか、30分枠の深夜帯ドラマは好きなんだけどなぁ。(『裁判長っ!おなか空きました!』は最高に面白かったな。あれは日テレだった)
キャラの面白さと楽しそうな様子は伝わりました。
『下町ロケット』第1話 #下町ロケット またシルクレイなのか…そしてガウディなのか、ダーウィンなのか、ネジなのかネジなのか、もう混ざり過ぎてよく分らないまま今期も壮大な日曜劇場企業ドラマが始まった。
何に自信がなくとも(とりあえず経済力に)、技術と情熱だけは一番という自負があり、いつもユーザーの気持ちを考え社会と人のためのモノヅクリ……というスタンスには時々ウルっとなってしまうし心打たれる。(だからつい見ちゃう)
キャストもたくさん揃いすぎているから好きな人だらけだし(混ざってるけど)、ほんと、つい見ちゃう(笑)
でも、たまにはガラっと何かキャストでもパターンでも、新鮮さを見せてみてもいいのではないでしょうか。余計なお世話ですね。すいません。じゃあ、せめてツッコませてくださいね。ってことで今期もよろしくです。
『結婚相手は抽選で』第2話 #結婚相手は抽選で 結婚したくても出来ない人がいて、あきらめられないものがある人もいて、結婚そのものを憎んでここまで来た人もいて……
色んな人が暮らしているこの国で。
押し付けられた制度に傷つく人たちがいる。
結婚も恋愛も子供の頃にあきらめた、その代わり勉強を頑張って1位になりつづけた、一流の会社で一流の位置に就いた。全て努力の賜物。
なのに、その人生を全否定される。
気の毒すぎて涙が出た。
そして、断ってテロ対策に参加して、再び職に戻るという、この女性をカッコいいと思った。
職場は同じ位置に戻してくれるという。それが救い。
もちろんフィクションではあるけれども、現代問題をさり気なく含んでいる。
ドラマの「法律」は現実の「常識」。 それはこの時代で蔓延る澱み。
主人公が潔癖症を治すために努力を始めるのか。 潔癖症を個性として認めてもらえる世界を作るのか。
結末が見えないだけに楽しみ。
『ドロ刑 ‐警視庁捜査三課‐』第1話 #ドロ刑 やる気が無くてユルくてダメな若手刑事が、ダメさについ父親気分になっちゃう大泥棒にご教示を受けつつ事件を解決……
かと思ったら、主役キャラの性格も性質も意外と「そうでもなかった」という意外性。
コンゲームっぽい解決が楽しい。
今期は重々しいドラマが多いので、こういうただ楽しめるドラマが1本2本あることは救われる。土曜20時はこんな感じでOK.
ケンティとエンケンさんのバディが楽しくて可愛くて、13課の癖ありすぎメンバーも楽しめそう。
バディものと仲間一体ものに定評ありすぎる林宏司脚本。音楽の入れ方も盛り上げ方も分ってる安定安心スタッフ。
ものすごく自然にカッコよくラストを締めるセクゾの主題歌。
いやーーいい時間だった。楽しい土曜になりそう。
『不惑のスクラム』第7話 最終回 #不惑のスクラム 「不惑」とは四十を表し、また、迷いのない事を表す。 実際には40は迷いだらけで、今の40代は自分探しの年齢ですらある。
失って初めて分る人間関係の大切さや家族など、そして得て初めて知る人情の有り難さなど。
しみじみと思い知らされるドラマだった。
楕円のボールのように組むスクラムの固さが、人生のドン底から押し上げてくれる。
冤罪を解決できずここに至った事に拘り続けていた私の見方は浅はかなのかも。
ウタさんが出会わせてくれた仲間の有り難さ。
大人になっても一番大切なのは青い仲間の支えなのかもしれないね。羨ましい。
本当に良いドラマでした。
『大恋愛~僕を忘れる君と』第1話 #大恋愛 オンタイのTwitter実況がザワついていたので(笑)恐る恐る見たけれど、面白かった。
グイグイ行きすぎるヒロインへの目線は別として。そこは、一応、こういう病気になるのだという事前知識があるので、あまり悪印象を持たずに見ることが出来た。(事前情報が無かったら、かなり引くキャラかも(笑))
戸田さんだから許されるとか、こういう病気になる事を知っているから許されるとか、ムロ氏が好印象だから許されるとか、松岡くんの小ズルい感じが良いから許されるとか、許容条件は色々あるとして、ドラマティックムードへの盛り上げ方もラストへの持って行き方も、さすがの手練れ、金子文紀氏。
大石脚本は一筋縄では行かないのが常で、黒川智花さん辺り黒い予感でいっぱいだけれども、まぁ、ツッコみつつも先が気になる初回。
『昭和元禄落語心中』第1話 #昭和元禄落語心中
2016年のアニメがHDDに溜まった状態で全て見れていないので、それはそれで幸いなのかも知れない……とりあえず、話の内容はほぼほぼ把握しているけれども(録画見が間に合わなくて、オンタイで飛び飛びに見ていた)、たぶん大ファンだという方々ほどには思い入れはない。
映像・セット・小道具の丁寧さと素晴らしさはこの枠はもうテッパンで、落語シーンにはワクワクする。
正直、岡田くんにはちょっと老年期の大師匠がキツい気がするが、美しい八雲さんじゃなきゃならない事を考えればビジュアル的にはピッタリなので……。
竜星涼くんの「出来ない落語」「上手く行った落語」シーンの差が素晴らしく上手かった。後は、やっぱり育三郎、よく通る声で……ああ、助六だねぇって。
物語が青年期に戻る次回からの方が見やすいだろうと思って期待している。
そして、篠井さんのヅラだけは何とかしてあげて……。
「ウチは、やっぱり、こういう風にしか生きられへん」吹っ切れた糸子。
二十年前の「これからはウチがあの子らを助ける番や」という安易なカッコつけ台詞。
その後、事態は大きく変化。自分を力で凌いでいく娘達と向き合う過程で
糸子にも自分の言葉の意味が実感できるようになってきました。つーか、
『物分りのいい母親』を演じる糸やん何ぞキモネタキャラにしかならんと思う。
今は仕事の脂が乗っている娘達に翳りが出てきた時のために今からプレッシャーを
かけていく。それでこそ糸子らしい。まー、実際に先日のバラエティ番組に出演した
小篠姉妹はアラエイティーで、まだ現役。きっと背後に綾子さんがいるんですよー!
残り半分は優子を描く。
https://i.imgur.com/VkfAoWv.jpg
物質的豊さの代償に親子関係が歪になっていったのが、よく解りますね(笑。
優子は立ったまま子供部屋の戸を開き、里香は振り向きも無しない。
上から目線で構いすぎた事が娘を精神的に追い詰めてしまった。
優子自身が自分の母親に上から目線のほったらかしでしか接してこられなかった訳で
結局、糸子が元凶という話(汗。
しかし直前に親の顔を立てる本来のスタンスに立ち返り糸子へのリスペクトを
取り戻した優子。里香の視点に合わせ娘の裁量を認める言葉を慎重に選びだしていく。
小原家三代の物語もいよいよ収束に向かいます。
第25週には晩年糸子に対抗できる唯一人の人物が帰ってくる。
糸子、前半生のツケを二十年で清算するの事。
回想される第4週ラストの家族団欒シーン。年長者三人+末妹のアップが挿入され
自分中心に家族に居て欲しがっている糸子の潜在的願望、力で家族を支える事を自負
しながらメンタル面で家族のカテゴリーに依存してきた精神構造が浮き彫りになる。
「どっかで何か間違えたんやろか」
それは家族の事を真剣に考えるなら果たすべき祖父との約束に目を背けた事。
自分の為にも、そうすべきだった。国際色豊かな神戸の空気に改めて触れ、叔父の
指導下で経営者の基盤を固めていれば戦後社会の発展に併せ家業を事業に昇華できた。
三姉妹編冒頭のファッションショーは本店移築記念になっていただろうし、この場合、
ほったらかしの娘達との距離は更に広がり、彼女達は物質的にはより裕福に育つ。
主人公が早い段階で成功し過ぎた近年作の子息達を見れば解る事であり
清三郎の商才を受け継いだ最強の母を娘達が飛び越えていく等、本来はありえなかった。
しかし現実には自分を棚に上げて優子の上京覚悟を試すような真似をして、
その理不尽を乗り越えた優子がリーダー格に成長する形で三姉妹は世界に羽ばたき
岸和田に留まり続ける糸子が逆に置いていかれる形になった。
https://i.imgur.com/ZFgIehf.jpg
しかも糸子自身が優子&直子に当てつける形で聡子の渡英を認め、この流れを決定づけてしまった。幼いながらに居合わせ優子に反発する里香が直子ではなく聡子にリスペクトを示すのも、この場面を示唆しています。聡子を望む世界に送りだしてやった代償に糸子の望む世界は失われた。孤独な自分に寄り添ってくれる優しい孫。残された最後の一欠片。
晩年の糸子が三姉妹編の延長にしかないのなら娘達が受け取らなかった看板の担い手に孫を育てたでしょう。それを里香の為の行動と信じて疑いもしなかった所。
だが糸子は父に飲ませてきた煮え湯を自分も飲み干した。
https://i.imgur.com/TTZorwo.jpg
画面右の糸子を起点に善作の位置にお爺ちゃん子だった優子。
千代さんの位置にお婆ちゃん子だった直子。
年長者の立場から三人を見ていたハルさんの位置に最年少の里香。
「今はおとうちゃんよかウチのが余程、この家、支えてんのや!」
「あんな仕事どないでもなんねん。お母ちゃんは何も心配せんでええ」
ハルさんには倅夫婦の守ってきた呉服屋の歴史を踏みにじって自覚も持たない孫の
里香には祖母を労わっているつもりで傷つけている自覚も無い母の傲慢さがよく見える。
正に善作の優子を介しての糸子への復讐と激励。
『もう、お前は家族の中心じゃない』『もう、お前は戦力外だ』
この屈辱を噛みしめた上で己の為すべき事をやって見せろ!と…。父への想い、父が残してくれた教訓が糸子を支えた。自分は孫の帰る事が出来る場所であっても逃げ場所であってはならない。自らは厳しい孤独に耐えてでも若い世代を広い世界に送り出し受け皿になってやらねばならない。それが、この時代に『家族を護る』事であり、時流に抗い屈辱に耐えて自分を支えてくれた父に人として並ぶという事なのだから。
萬さんが投獄されて週の前半が過ぎたのに、まだ拷問。
朝ドラとしては珍しい。ストーリーが停滞気味で少しフラストレーションが溜まる。
加治谷さんも世良さんもビジネスパートナー以上の認識は持たないのか違うのか。
朝ドラとしては珍しい。戻ってこれた時に人間関係、荒れそうな気がするんですが。
『カーネーション』や『マッサン』は情に溺れずとも情はあった訳ですが、さて。
大河で野垂死にした時は涙流したの玉鉄だけだったよなぁ…。
私は『若奥様』を観るとケッ!と思ったものです。
『中学聖日記』第2話 #中学聖日記
中学生だから子供だから青いからーーとは思いつつ、どうしても「ああ、しつこい。それセクハラ。生徒側なら何でもやっていいと思ってんの?」と本気でツッコんでしまう自分がいます……。
母親だって、そりゃ逆上しますよ。まぁ、あんたの息子が悪いんですけどね。
家に上げるのもアウトーーー!!
婚約者を紹介してさっさと恋心を終了させてあげましょう。
……とか言いつつ、町田くん目当てで今日も見てしまいました(笑)この町田くんも、いい!!
『ハラスメントゲーム』第1話 #ハラスメントゲーム
ただハラを糾弾する内容ではなく、「ハラスメント」とはを問う内容でなかなか面白かったです。
何が「ハラ」なのかの定義が難しい曖昧で繊細な世の中だからこそ、キッチリ境界を引いてくれる内容はスッキリする。
「ハラハラ」も初めて聞いた。知識系としても面白い。
「言った」事だけで降格されたり復讐される社会はどうかと思うので、原因と経過を調査して描いてくれるのはありがたい。
唐沢さんに安定の正義の人役。
1話1ハラの解決も見やすい作り。
この枠に相応しいビジネスドラマでキャストも豪華(みんな悪そう(笑))
楽しめる初回でした。
清濁併せ飲む甲斐のキャラはいいんじゃないかと。
「アイツは辞めませんよ」と呟くシーンで思い出しているのは
『東京ラブストーリー』か『踊る大捜査線』か。
ちなみに青島は押収したビデオテープ内容を徹夜で調べながら
カンチを「ハッキリしない男ですね~」と酷評した事がある。
「お母ちゃんも年取ったもんやなぁ」
直ちゃんは口は悪いが言う事はいつも正しい。
年少者への配慮や忍耐力を身に着ける一方で糸子は確実に衰えている。
アホボン達とのやり取りは呉服屋崩壊にして洋装店立ち上げ発端場面の焼き直し。
「お父ちゃん!」(土下座)⇒「あかん!」(即答)⇒「ワシを舐めとんかー!!」
「助けてください!」(土下座)⇒「嫌や」(即答)⇒「どんだけ商売舐めとんかー!」
それと気づきにくいのは前半では一つの場面で描かれた内容が二話に分けられている。
善作と糸子は親子で阿吽の呼吸だったのに対して糸子とアホボンはまだ疑似親子関係
とすら言えず、また善作が当時40代半ばだったのに対して糸子は既に70歳超え。
若い頃なら人助け云々以前にオモロイ仕事に喜々として首突っ込んでいったよねぇ(笑。
アクセルとブレーキのバランスはかくも難しい。
そして、こんな糸子は見たくなかった!と思うあまりにショッキングな場面。
B29に吠えていた糸子が暴走族に怯える日がこようとは…。
これはもう根性云々だけで、どうにかなる問題では無い。
後の話になりますが奈津は自分を奮い立たせるライバルを欲して岸和田に戻ってきたし
優子と直子も互いの距離を詰める等、それぞれに支えを見つけ「老い」に対抗していく。
では老い衰えた糸子を支えたのは何だったのか?というのが重要な所。
眠いです。福田さんのパターンにはもう飽きました。ドラマは30分がちょうどいい。ダラダラしてつまんない。健太郎君目当てだから見るけど寝ちゃうかもしれない。
『今日から俺は!!』第1話 #今日から俺は
私は福田監督の日テレ系ドラマと相性が悪いのかもしれません……というか、30分枠の深夜帯ドラマは好きなんだけどなぁ。(『裁判長っ!おなか空きました!』は最高に面白かったな。あれは日テレだった)
キャラの面白さと楽しそうな様子は伝わりました。
『下町ロケット』第1話 #下町ロケット
またシルクレイなのか…そしてガウディなのか、ダーウィンなのか、ネジなのかネジなのか、もう混ざり過ぎてよく分らないまま今期も壮大な日曜劇場企業ドラマが始まった。
何に自信がなくとも(とりあえず経済力に)、技術と情熱だけは一番という自負があり、いつもユーザーの気持ちを考え社会と人のためのモノヅクリ……というスタンスには時々ウルっとなってしまうし心打たれる。(だからつい見ちゃう)
キャストもたくさん揃いすぎているから好きな人だらけだし(混ざってるけど)、ほんと、つい見ちゃう(笑)
でも、たまにはガラっと何かキャストでもパターンでも、新鮮さを見せてみてもいいのではないでしょうか。余計なお世話ですね。すいません。じゃあ、せめてツッコませてくださいね。ってことで今期もよろしくです。
『結婚相手は抽選で』第2話 #結婚相手は抽選で
結婚したくても出来ない人がいて、あきらめられないものがある人もいて、結婚そのものを憎んでここまで来た人もいて……
色んな人が暮らしているこの国で。
押し付けられた制度に傷つく人たちがいる。
結婚も恋愛も子供の頃にあきらめた、その代わり勉強を頑張って1位になりつづけた、一流の会社で一流の位置に就いた。全て努力の賜物。
なのに、その人生を全否定される。
気の毒すぎて涙が出た。
そして、断ってテロ対策に参加して、再び職に戻るという、この女性をカッコいいと思った。
職場は同じ位置に戻してくれるという。それが救い。
もちろんフィクションではあるけれども、現代問題をさり気なく含んでいる。
ドラマの「法律」は現実の「常識」。
それはこの時代で蔓延る澱み。
主人公が潔癖症を治すために努力を始めるのか。
潔癖症を個性として認めてもらえる世界を作るのか。
結末が見えないだけに楽しみ。
『ドロ刑 ‐警視庁捜査三課‐』第1話 #ドロ刑
やる気が無くてユルくてダメな若手刑事が、ダメさについ父親気分になっちゃう大泥棒にご教示を受けつつ事件を解決……
かと思ったら、主役キャラの性格も性質も意外と「そうでもなかった」という意外性。
コンゲームっぽい解決が楽しい。
今期は重々しいドラマが多いので、こういうただ楽しめるドラマが1本2本あることは救われる。土曜20時はこんな感じでOK.
ケンティとエンケンさんのバディが楽しくて可愛くて、13課の癖ありすぎメンバーも楽しめそう。
バディものと仲間一体ものに定評ありすぎる林宏司脚本。音楽の入れ方も盛り上げ方も分ってる安定安心スタッフ。
ものすごく自然にカッコよくラストを締めるセクゾの主題歌。
いやーーいい時間だった。楽しい土曜になりそう。
『不惑のスクラム』第7話 最終回 #不惑のスクラム
「不惑」とは四十を表し、また、迷いのない事を表す。
実際には40は迷いだらけで、今の40代は自分探しの年齢ですらある。
失って初めて分る人間関係の大切さや家族など、そして得て初めて知る人情の有り難さなど。
しみじみと思い知らされるドラマだった。
楕円のボールのように組むスクラムの固さが、人生のドン底から押し上げてくれる。
冤罪を解決できずここに至った事に拘り続けていた私の見方は浅はかなのかも。
ウタさんが出会わせてくれた仲間の有り難さ。
大人になっても一番大切なのは青い仲間の支えなのかもしれないね。羨ましい。
本当に良いドラマでした。
『大恋愛~僕を忘れる君と』第1話 #大恋愛
オンタイのTwitter実況がザワついていたので(笑)恐る恐る見たけれど、面白かった。
グイグイ行きすぎるヒロインへの目線は別として。そこは、一応、こういう病気になるのだという事前知識があるので、あまり悪印象を持たずに見ることが出来た。(事前情報が無かったら、かなり引くキャラかも(笑))
戸田さんだから許されるとか、こういう病気になる事を知っているから許されるとか、ムロ氏が好印象だから許されるとか、松岡くんの小ズルい感じが良いから許されるとか、許容条件は色々あるとして、ドラマティックムードへの盛り上げ方もラストへの持って行き方も、さすがの手練れ、金子文紀氏。
大石脚本は一筋縄では行かないのが常で、黒川智花さん辺り黒い予感でいっぱいだけれども、まぁ、ツッコみつつも先が気になる初回。
『昭和元禄落語心中』第1話 #昭和元禄落語心中
2016年のアニメがHDDに溜まった状態で全て見れていないので、それはそれで幸いなのかも知れない……とりあえず、話の内容はほぼほぼ把握しているけれども(録画見が間に合わなくて、オンタイで飛び飛びに見ていた)、たぶん大ファンだという方々ほどには思い入れはない。
映像・セット・小道具の丁寧さと素晴らしさはこの枠はもうテッパンで、落語シーンにはワクワクする。
正直、岡田くんにはちょっと老年期の大師匠がキツい気がするが、美しい八雲さんじゃなきゃならない事を考えればビジュアル的にはピッタリなので……。
竜星涼くんの「出来ない落語」「上手く行った落語」シーンの差が素晴らしく上手かった。後は、やっぱり育三郎、よく通る声で……ああ、助六だねぇって。
物語が青年期に戻る次回からの方が見やすいだろうと思って期待している。
そして、篠井さんのヅラだけは何とかしてあげて……。