みんなが投稿できるドラマの感想クチコミレビューとデータベースサイト
メニュー
サイドバー
前へ
次へ
検索
本サイトにはプロモーションが含まれています
悟君がシベリアから帰還して、いよいよ大詰め。 泥棒呼ばわりされ殺されるかと思ったのに 勘違いと解った途端に「無かった」ような態度をとられればね…。 鈴愛がキレるのは共感ゼロだけど悟がキレるのは良く解る。 終戦間もない日本国内での生き残りをかけての争いを象徴して描いたのだろうか。
『絶対零度』第9話 #絶対零度 そもそも、この21世紀にブレスレットだけで本人の遺体だと言い張るのは無理があるよなぁ……と思いつつボーーっと見ていたのですが、まぁ、なんにせよ沢村さんの演技が本当に真に迫って素敵だったので良かったですよ。
これが「絶対零度」である理由はよく分りませんが、沢村さんが良かったので良かったです。
シュビラシステムはこの時代にはまだ早いですね。完全なドミネーターを作ってから出直した方がいいと思いました。
とにかく、ミハンのメンバーは皆さん好きでした。そして沢村さんが本当に良かった(しつこい)それに尽きます。
『ゼロ 一獲千金ゲーム』第9話 #ゼロ一獲千金ゲーム 1千億円命がけで取ったのに「ゲームはまだ終わりじゃないわ!!」とか、初登場のはずの小山くん「久しぶり」って何だ――!!とか、色々と……
また「huluかよっっ!」
でした。
日テレ、詐欺感強いw
「この世界の片隅に」第8話 #この世界の片隅に 腕を失くした後のすずを演じる松本穂香さんは目に憎しみが宿っていて、悲しみと怒りに複雑に揺れる心が読めるよう。
玉音放送は誰よりも悔しい。
そりゃあ、この人は「負けた、悔しい」とか「終った、ばんざい」とかじゃないだろう。
両腕がついた状態で生き残った人がたくさんいる。娘や息子の命が助かった人がたくさんいる。どうして私は間に合わなかったのだろう、なぜ私だけが……と考えたら余計に苦しいし辛いし怒りが沸く。
それでも、生き残ったら生き続けなくてはならないので、この優しい世界があることがありがたい。
頭をなでる手は、リンさんの手。
秘密を秘密にできんかった。それもまた贅沢。
夫婦の心に生き続ける。
来週は最終回。
現代パートはどう落ちるかなぁ。
『ヒモメン』第7話 #ヒモメン 働かないどころか家事をやらず、私物まで売るヒモに最初は顔が窪田でも怒りしか感じなかったけれども、最終回にはもう笑って見ていられた(慣れたのか?(笑))
でも、やっぱり顔が窪田でも家事もやらない人を飼っている余裕は私にはないので、全力で笑う事はできませんでした。
主役カップルは本当に可愛かった。
『不惑のスクラム』第2話 #不惑のスクラム とつとつと語る感じのドラマで、不器用さがいい。
さあ、事件が起こるぜ主人公が苦しむぜ虐めだぜパワハラだぜーー……ということではなく、こういう事件があって、でもこういう人もいて、みんなそれなりに生きているよ。という感覚。
家があったって子どもがいたって楽しいことばかりではなく、でも、楽しいこともある。
人のために何かしようと考えることができる丸さんは、やはり善意の人。
2話のラストで早速過去が知れてしまい、ちょっと心配だけれども、このドラマだったら、あざとくなく上手く運んでくれそうな予感。
しかし、事件に関しては悔しいわ。今から何とか罪を軽く出来ないものかなぁ……って刑期済みだけれども、つい思ってしまう。
『dele(ディーリー)』第7話 #dele #ディーリー 祭りでの大量毒殺事件の犯人の息子が依頼人。実在する事件を思い出す。
舞と祐太郎が引っかかるのは、データとして残されていた毒物混入の動画。
それが青酸だったら映っている男が犯人になる。
dele依頼人の父は無罪になる。
しかし動画に映された薬が青酸だという証拠はない。
解けない謎。たくさんの登場人物、たくさんの動機。
結局、何も解決せず何も分からず真実はdeleteされる。
誰がやろうと、犯人は初めから決まっていた。「元犯罪者」の肩書きを持つ男である。
「気持ちわりぃ」
本当に気持ち悪い結末にゾワゾワしつつ、でも、それが集団であり国家であり現状であると私たちも知っているのね。
すごい話。
『チア☆ダン』第9話 #チアダン 精神的に疲れて出場しないという話になっていたのか、足を痛めたから出られないという話なのか、よく分らなくなっていた。
みんなで、わかばが来ないように辛く当たって足を休ませる作戦なのかと思って見ていたのに、「戻りたい」と思ったら治っちゃう足ならもっと何か……ちがう病名にした方がよかったのでは(汗)
もうトラブルは要らないので、どうかダンスを……
『透明なゆりかご』第7話 #透明なゆりかご 「ただ笑っていてあげれば良かった」という あおいの母の気持ち、すごくよく分った。私も長男に厳しかったとよく思い出すし、今となってはあの時代は後悔でしかない。
ADHDと言われた時の母の顔を見て、子育てにどう苦労してきたか、あおいがそういう事を理解できる子どもで良かった。…良かったというのは母目線から見た勝手な都合だけれど。
「いつか母親になれば母親の気持ちが分かるかな。」と言う彼女たちを見て、きっとそうだよ、と思った。
愛情も厳しさも自分勝手さも、子育ての過程で身に沁みて理解していった。なのに繰り返す。
「今の気持ちを忘れないように」記録しておくことは、きっと母にとっても子どもにとっても大切なこと。
生まれて来なければ良かった、と思わないために。思われないために。
小児外科廃止を決めた副院長の息子が入院してくる、なんというベタ。
脳外科の先生がやっと登場したと思ったら小児外科に丸投げ。 それで転院させようとした矢先に少年の様態が急変と、 また主人公達に見せ場をつくるために患者に無駄なリスクを負わせる。
結局、シチュエーションありきで人間が描けてない医療ドラマ。 副院長の肩書がありながら院内で白衣に全く袖を通さないなら 理事長オンリーでいいだろうに。 主人公の親も手切れ金を渡したら逆に味をしめるのが普通。 万事作りこみが甘い制作側の姿勢が表れています。
感情移入できたのは高山先生ぐらいでしょうか。 トラブルメーカーな部下は押し付けられるわ、 小児外科を崖っぷちで守らなければならないわ、 恋人とはギクシャクしてしまうわ、 目の前の患者さんを救う事に専念したいのにねぇ…。
『グッド・ドクター』第9話 #グッドドクター 始めはサヴァン症候群を嫌悪されて突き飛ばされたり怒鳴られたり患者の保護者から嫌悪されていた主人公が、みんなに理解されてきたら今度はあまり特徴なくなり、設定自体がなくなったみたいになってきましたね……。
今や病気で泣かせる普通の人情医療ドラマのよう。(そしてラストのあちこちで吐血展開はパンデミックのよう。てぇへんだ……)
と言いながらホロっとする部分はあるのですが、元々苦手分野なのでこんな感想でスイマセン。
次回は最終回。
サヴァン症候群である湊先生だから得られる何かがあるといいな。
次回、最終回ということで締めに入っていましたが 韓流的ドラマチックさを意識しておいて徹底させられなかったのが辛い。 今回は正司姉妹も見かけなかったのでテンションが下がる下がる。
ななの壊れ方も千葉ちゃんの黒さも中途半場になってしまったし 数馬や千秋さんも投入のタイミングや存在感が中途半端。 メイン二人からして視聴者はとっく知っていた出生の秘密で荒れるももと 最初から自己愛が薄くて彼女の幸せ>二人の幸せな直人では、 どっちに転んでも、心に小波も立たない訳です。
「俺にはビートルズがある!」ぐらい突き抜けてくれ、直人。
『カーネーション』111・112話 #カーネーション このドラマは実在のデザイナーの人生をモデルにしたものなので、当然、当時の流行を追っているのだけれど、同時に流されて行く時の惨酷さや寂しさも描いて行く。
北村が起こしたしょぼい犯罪は優しい時と共に流されて行く。
戦後の輸入文化が独自の物となっていったせいで「アメリカ商会」は時の流れに潰され、木之元のおっちゃんは優しい時を過ごしてきた古い「太鼓」の看板を継ぐ。
昭和35年。「ウチはもう47」
若い者の成長や進化は嬉しい。楽しい。 けれども、人生半ば。振り返ると懐かしくてちょっと切ない。
そんな流れの中で、サエさんは変わらず我を通す。
昔から欲しいものは「女をいっちゃん綺麗に見せるドレス」 美と女らしさと「男」。
この人はどんな時代だって貫いて生きていくだろうな。「女が女らしく男が男らしくて何が悪い」と正々堂々言える人。
ラストは優子の長女を抱く糸子。
赤ちゃんがいる優しい風景。
時が流れたからこそ手に入った宝物。
本職刑事も登場して、いよいよサスペンスドラマ化。 一山超えた優子が母と和解するも妹とは相変わらずのすれ違いに見えますが…。 優子と糸子が回想する善作像のズレ、今になって小原洋装店の歴史に想いを馳せる優子。 彼女は自分が生まれる前の祖父と母の経緯など周囲に全く聞かされていないのが解る。 7週までの展開が前提の視聴者が見落としてしまいがちなのが『優子は知らない』事。 一方、二度に渡り電話してくる直子。糸子が娘との距離感を手探りなのに対して 姉妹喧嘩という形でコミュニケーションを重ねてきた直子はハッパをかけてやれば良い時と慰めたり励ましたりしてやれば良い時の境界を感覚で掴んでいる。 優子の挫折から立直りまでを纏めて観れば気づきやすい所な朝ドラ15分のトリック。 今回は2話一括放映スケジュールなので、まだマシかと思ったのですが 110話と111話の間で切れた上に台風のお陰で隔日になるという最悪のパターン…。
更には直子の告白に対して糸子は「恵さんの頭には一言も入ってませんでした」と 横槍を入れて笑い話のように纏めてしまった。次週の直子の言動は 「姉ちゃんにはウチの前を走っといてもらわんと困る」という告白が伝わっているのを 前提にしているのに視聴者の多くは『優子は知らない』という前提で見てしまう。 しかも本放映時ですら一週間前の伏線だったのに今回は三週間後!? NHKと糸子はどこまで直ちゃんを…(涙。
恵さんの視線の先には刑事に応対しているボスの背中がドーン!! 片や優子の姿は布越しで見え辛くなっているし、糸子が独裁政権を維持するために 部下を使って姉妹の絆を分断にかかっているように見えてくる(汗。 大河ドラマ「風林火山」の仲代信虎のような主人公です(爆。 (あちらは長子を冷遇して自分の方が外に追い出された訳ですが) 恵さんが悪事の片棒を担がされた鑑識の人に見えてくる。
エリーが一人で祖国の母に語りかけるシーンでは台詞が英語になるのは 日本における異国人という立場を際立たせる、いい演出。 エリーとウィスキーのお陰で余市は爆撃されなかった皮肉。 自国民、有権者の権利や命を尊重するのは政治的に当然だけど(この点、日本人は甘い) 民間人殺しまくっておいてヒューマニズム振りかざされたらマッサンでなくても腹立つ。 「人間は皆、平等です。でも奴隷は人間ではありません」と言っているようなもの。
『この世界の片隅に』と同時期に原爆が落とされるのも皮肉。 マッサンの故郷たる竹原市は無事でしたが 当時のアメリカは日本陸軍の情報をそこまで掴んでいなかったという事か。 掴んでいたら、ヤバかった。
https://news.yahoo.co.jp/feature/1030
悟君がシベリアから帰還して、いよいよ大詰め。
泥棒呼ばわりされ殺されるかと思ったのに
勘違いと解った途端に「無かった」ような態度をとられればね…。
鈴愛がキレるのは共感ゼロだけど悟がキレるのは良く解る。
終戦間もない日本国内での生き残りをかけての争いを象徴して描いたのだろうか。
『絶対零度』第9話 #絶対零度
そもそも、この21世紀にブレスレットだけで本人の遺体だと言い張るのは無理があるよなぁ……と思いつつボーーっと見ていたのですが、まぁ、なんにせよ沢村さんの演技が本当に真に迫って素敵だったので良かったですよ。
これが「絶対零度」である理由はよく分りませんが、沢村さんが良かったので良かったです。
シュビラシステムはこの時代にはまだ早いですね。完全なドミネーターを作ってから出直した方がいいと思いました。
とにかく、ミハンのメンバーは皆さん好きでした。そして沢村さんが本当に良かった(しつこい)それに尽きます。
『ゼロ 一獲千金ゲーム』第9話 #ゼロ一獲千金ゲーム
1千億円命がけで取ったのに「ゲームはまだ終わりじゃないわ!!」とか、初登場のはずの小山くん「久しぶり」って何だ――!!とか、色々と……
また「huluかよっっ!」
でした。
日テレ、詐欺感強いw
「この世界の片隅に」第8話 #この世界の片隅に
腕を失くした後のすずを演じる松本穂香さんは目に憎しみが宿っていて、悲しみと怒りに複雑に揺れる心が読めるよう。
玉音放送は誰よりも悔しい。
そりゃあ、この人は「負けた、悔しい」とか「終った、ばんざい」とかじゃないだろう。
両腕がついた状態で生き残った人がたくさんいる。娘や息子の命が助かった人がたくさんいる。どうして私は間に合わなかったのだろう、なぜ私だけが……と考えたら余計に苦しいし辛いし怒りが沸く。
それでも、生き残ったら生き続けなくてはならないので、この優しい世界があることがありがたい。
頭をなでる手は、リンさんの手。
秘密を秘密にできんかった。それもまた贅沢。
夫婦の心に生き続ける。
来週は最終回。
現代パートはどう落ちるかなぁ。
『ヒモメン』第7話 #ヒモメン
働かないどころか家事をやらず、私物まで売るヒモに最初は顔が窪田でも怒りしか感じなかったけれども、最終回にはもう笑って見ていられた(慣れたのか?(笑))
でも、やっぱり顔が窪田でも家事もやらない人を飼っている余裕は私にはないので、全力で笑う事はできませんでした。
主役カップルは本当に可愛かった。
『不惑のスクラム』第2話 #不惑のスクラム
とつとつと語る感じのドラマで、不器用さがいい。
さあ、事件が起こるぜ主人公が苦しむぜ虐めだぜパワハラだぜーー……ということではなく、こういう事件があって、でもこういう人もいて、みんなそれなりに生きているよ。という感覚。
家があったって子どもがいたって楽しいことばかりではなく、でも、楽しいこともある。
人のために何かしようと考えることができる丸さんは、やはり善意の人。
2話のラストで早速過去が知れてしまい、ちょっと心配だけれども、このドラマだったら、あざとくなく上手く運んでくれそうな予感。
しかし、事件に関しては悔しいわ。今から何とか罪を軽く出来ないものかなぁ……って刑期済みだけれども、つい思ってしまう。
『dele(ディーリー)』第7話 #dele #ディーリー
祭りでの大量毒殺事件の犯人の息子が依頼人。実在する事件を思い出す。
舞と祐太郎が引っかかるのは、データとして残されていた毒物混入の動画。
それが青酸だったら映っている男が犯人になる。
dele依頼人の父は無罪になる。
しかし動画に映された薬が青酸だという証拠はない。
解けない謎。たくさんの登場人物、たくさんの動機。
結局、何も解決せず何も分からず真実はdeleteされる。
誰がやろうと、犯人は初めから決まっていた。「元犯罪者」の肩書きを持つ男である。
「気持ちわりぃ」
本当に気持ち悪い結末にゾワゾワしつつ、でも、それが集団であり国家であり現状であると私たちも知っているのね。
すごい話。
『チア☆ダン』第9話 #チアダン
精神的に疲れて出場しないという話になっていたのか、足を痛めたから出られないという話なのか、よく分らなくなっていた。
みんなで、わかばが来ないように辛く当たって足を休ませる作戦なのかと思って見ていたのに、「戻りたい」と思ったら治っちゃう足ならもっと何か……ちがう病名にした方がよかったのでは(汗)
もうトラブルは要らないので、どうかダンスを……
『透明なゆりかご』第7話 #透明なゆりかご
「ただ笑っていてあげれば良かった」という あおいの母の気持ち、すごくよく分った。私も長男に厳しかったとよく思い出すし、今となってはあの時代は後悔でしかない。
ADHDと言われた時の母の顔を見て、子育てにどう苦労してきたか、あおいがそういう事を理解できる子どもで良かった。…良かったというのは母目線から見た勝手な都合だけれど。
「いつか母親になれば母親の気持ちが分かるかな。」と言う彼女たちを見て、きっとそうだよ、と思った。
愛情も厳しさも自分勝手さも、子育ての過程で身に沁みて理解していった。なのに繰り返す。
「今の気持ちを忘れないように」記録しておくことは、きっと母にとっても子どもにとっても大切なこと。
生まれて来なければ良かった、と思わないために。思われないために。
小児外科廃止を決めた副院長の息子が入院してくる、なんというベタ。
脳外科の先生がやっと登場したと思ったら小児外科に丸投げ。
それで転院させようとした矢先に少年の様態が急変と、
また主人公達に見せ場をつくるために患者に無駄なリスクを負わせる。
結局、シチュエーションありきで人間が描けてない医療ドラマ。
副院長の肩書がありながら院内で白衣に全く袖を通さないなら
理事長オンリーでいいだろうに。
主人公の親も手切れ金を渡したら逆に味をしめるのが普通。
万事作りこみが甘い制作側の姿勢が表れています。
感情移入できたのは高山先生ぐらいでしょうか。
トラブルメーカーな部下は押し付けられるわ、
小児外科を崖っぷちで守らなければならないわ、
恋人とはギクシャクしてしまうわ、
目の前の患者さんを救う事に専念したいのにねぇ…。
『グッド・ドクター』第9話 #グッドドクター
始めはサヴァン症候群を嫌悪されて突き飛ばされたり怒鳴られたり患者の保護者から嫌悪されていた主人公が、みんなに理解されてきたら今度はあまり特徴なくなり、設定自体がなくなったみたいになってきましたね……。
今や病気で泣かせる普通の人情医療ドラマのよう。(そしてラストのあちこちで吐血展開はパンデミックのよう。てぇへんだ……)
と言いながらホロっとする部分はあるのですが、元々苦手分野なのでこんな感想でスイマセン。
次回は最終回。
サヴァン症候群である湊先生だから得られる何かがあるといいな。
次回、最終回ということで締めに入っていましたが
韓流的ドラマチックさを意識しておいて徹底させられなかったのが辛い。
今回は正司姉妹も見かけなかったのでテンションが下がる下がる。
ななの壊れ方も千葉ちゃんの黒さも中途半場になってしまったし
数馬や千秋さんも投入のタイミングや存在感が中途半端。
メイン二人からして視聴者はとっく知っていた出生の秘密で荒れるももと
最初から自己愛が薄くて彼女の幸せ>二人の幸せな直人では、
どっちに転んでも、心に小波も立たない訳です。
「俺にはビートルズがある!」ぐらい突き抜けてくれ、直人。
『カーネーション』111・112話 #カーネーション
このドラマは実在のデザイナーの人生をモデルにしたものなので、当然、当時の流行を追っているのだけれど、同時に流されて行く時の惨酷さや寂しさも描いて行く。
北村が起こしたしょぼい犯罪は優しい時と共に流されて行く。
戦後の輸入文化が独自の物となっていったせいで「アメリカ商会」は時の流れに潰され、木之元のおっちゃんは優しい時を過ごしてきた古い「太鼓」の看板を継ぐ。
昭和35年。「ウチはもう47」
若い者の成長や進化は嬉しい。楽しい。
けれども、人生半ば。振り返ると懐かしくてちょっと切ない。
そんな流れの中で、サエさんは変わらず我を通す。
昔から欲しいものは「女をいっちゃん綺麗に見せるドレス」
美と女らしさと「男」。
この人はどんな時代だって貫いて生きていくだろうな。「女が女らしく男が男らしくて何が悪い」と正々堂々言える人。
ラストは優子の長女を抱く糸子。
赤ちゃんがいる優しい風景。
時が流れたからこそ手に入った宝物。
本職刑事も登場して、いよいよサスペンスドラマ化。
一山超えた優子が母と和解するも妹とは相変わらずのすれ違いに見えますが…。
優子と糸子が回想する善作像のズレ、今になって小原洋装店の歴史に想いを馳せる優子。
彼女は自分が生まれる前の祖父と母の経緯など周囲に全く聞かされていないのが解る。
7週までの展開が前提の視聴者が見落としてしまいがちなのが『優子は知らない』事。
一方、二度に渡り電話してくる直子。糸子が娘との距離感を手探りなのに対して
姉妹喧嘩という形でコミュニケーションを重ねてきた直子はハッパをかけてやれば良い時と慰めたり励ましたりしてやれば良い時の境界を感覚で掴んでいる。
優子の挫折から立直りまでを纏めて観れば気づきやすい所な朝ドラ15分のトリック。
今回は2話一括放映スケジュールなので、まだマシかと思ったのですが
110話と111話の間で切れた上に台風のお陰で隔日になるという最悪のパターン…。
更には直子の告白に対して糸子は「恵さんの頭には一言も入ってませんでした」と
横槍を入れて笑い話のように纏めてしまった。次週の直子の言動は
「姉ちゃんにはウチの前を走っといてもらわんと困る」という告白が伝わっているのを
前提にしているのに視聴者の多くは『優子は知らない』という前提で見てしまう。
しかも本放映時ですら一週間前の伏線だったのに今回は三週間後!?
NHKと糸子はどこまで直ちゃんを…(涙。
恵さんの視線の先には刑事に応対しているボスの背中がドーン!!
片や優子の姿は布越しで見え辛くなっているし、糸子が独裁政権を維持するために
部下を使って姉妹の絆を分断にかかっているように見えてくる(汗。
大河ドラマ「風林火山」の仲代信虎のような主人公です(爆。
(あちらは長子を冷遇して自分の方が外に追い出された訳ですが)
恵さんが悪事の片棒を担がされた鑑識の人に見えてくる。
エリーが一人で祖国の母に語りかけるシーンでは台詞が英語になるのは
日本における異国人という立場を際立たせる、いい演出。
エリーとウィスキーのお陰で余市は爆撃されなかった皮肉。
自国民、有権者の権利や命を尊重するのは政治的に当然だけど(この点、日本人は甘い)
民間人殺しまくっておいてヒューマニズム振りかざされたらマッサンでなくても腹立つ。
「人間は皆、平等です。でも奴隷は人間ではありません」と言っているようなもの。
『この世界の片隅に』と同時期に原爆が落とされるのも皮肉。
マッサンの故郷たる竹原市は無事でしたが
当時のアメリカは日本陸軍の情報をそこまで掴んでいなかったという事か。
掴んでいたら、ヤバかった。
https://news.yahoo.co.jp/feature/1030