『NHK朝ドラ カーネーション』

評価 (5 / 70)
『カーネーション』
◆放送期間 : 2011年10月3日 ~ 2012年3月31日
(全151回)
◆平均視聴率 : 19.1%
◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 城谷厚司
◆プロデューサー : 内田ゆき
◆演出 : 田中健二、末永創、安達もじり、小島史敬、福岡利武、松川博敬、盆子原誠、熊野律時
◆脚本 : 渡辺あや
◆原作 :
◆音楽 : 佐藤直紀
◆主題歌 : 椎名林檎「カーネーション」
◆主演 : 尾野真千子・夏木マリ・二宮星
◆出演 : 栗山千明、小林薫、濱田マリ、麻生祐未、綾野剛、尾上寛之、新山千春、川崎亜沙美、安田美沙子、他
◆語り : 尾野真千子・夏木マリ

◆特記 :
・放送人の会 放送人グランプリ2012特別賞受賞
・第38回放送文化基金賞テレビドラマ番組部門 優秀賞受賞
・放送批評懇談会 第49回ギャラクシー賞テレビ部門 大賞受賞
・東京ドラマアウォード2012作品賞〈連続ドラマ部門〉 優秀賞受賞
・第37回エランドール賞新人賞受賞
・第21回橋田賞新人賞受賞



2011年下半期・NHK朝の連続小説『カーネーション』のレビューをお待ちしています。

評価 (5 / 70)

79
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巨炎

「さあ、これからです」この言葉の意味を思い知らされた、いよいよ三姉妹編。
しかし本格始動が8月27日から?こんなのばっかりですねぇ。

糸子の愛情を重荷に感じ始めた周防。
糸子も勝が浮気に走った時の気持ち(=男のプライド)を少し理解した。
まあ実際、イイ歳して近所のお婆ちゃんに泣きつくとか、男じゃできません。
これが晩年に譲の相談役を買って出ながら間に栄ノ助を挟む所まで繋がる。

感受性が強い年頃の時に世間を強く意識した優子は中学、高校と
家の外で直子と顔を会わさなくなり(三歳違いというのがミソ)
『無敵の外面』を形成していく(オメーのせいだよ、糸子!)。
しかし仲が悪いくせに、ここぞという所では直子とハモるのは相変わらず。

小原家の内装も変わり、千代さんや木岡、木之元らが年を取ったが、
まだ時代はエネルギッシュなパワーが満ちている。
だからこそ晩年編、開始時は(覚悟はしていたが)やはり辛いモノがありました。

巨炎

不倫剛剛、非難轟轟。

吊し上げは実話ベースですが、怒り心頭の木岡、理解を示しながら諭す正一、
「浮気の一つや二つ」と言っていた癖に、コロッと日和る木之元と
善作がいれば一人で負った要素を彼の累計に振り分ける事で視聴者に
「善作は糸子を否定するか、肯定するか、どんな態度を取るか」想起させる。
いよいよ糸子が善作世代となる三姉妹編に向けてのウォーミングアップです。

岸和田ゴッドマザーの物語を「ゴッドファーザー」三部作になぞらえれば糸子が家長となり世間と一通りの軋轢を経験して社会性を身に着ける周防編までが「Ⅰ」に該当。本作が並の良作なら、ここまでの内容に息抜きエピソード等を入れつつ26週に纏めたかも。
実際、なっちゃんが主役の朝ドラ「写真館」は優等生の長男が家業を継いだり
ナイーブな次男が日本有数の芸術カメラマンになる所までは描かずに終わっています。

社会性さえ身についていれば多少は馬鹿であっても人間、それなりに生きていける。
(裏を返せば成長が世間に対して仮面を被るようになったレベルという事ですが)
周防と北村の二人に振り分けた不倫相手の要素を
より善作にイメージが近い一人の人物に纏める事で
彼との別れをファザコンの卒業という形で締めくくる事も出来た訳ですが、
それで終わるような単純な話でも無い訳で。

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