『NHK朝ドラ おしん』

評価 (3 / 2)
『おしん』
◆放送期間 : 1983年4月4日~1984年3月31日(全297回)
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : 52.6%
◆制作統括 : 岡本由紀子
◆プロデューサー : 堀之内礼二郎
◆演出 : 江口浩之、小林平八郎、竹本稔、望月良雄ほか
◆脚本 : 橋田壽賀子
◆原作 :
◆音楽 : 坂田晃一
◆主題歌 :
◆主演 : 小林綾子,田中裕子,乙羽信子
◆出演 : 泉ピン子,大路三千緒,
伊東四朗,大橋吾郎,大路三千緒,
高森和子,北村和夫,ガッツ石松,
並樹史朗,今福将雄,金田明夫,
山下真司,田中好子,長岡輝子,
渡辺美佐子,小林千登勢,渡瀬恒彦,
東てる美,佐藤仁美,並樹史朗,
北村総一朗,松田洋治,冨家規政,
赤木春恵,中村雅俊,平泉成,
光石研,ほか
◆語り : 奈良岡朋子

昭和58年(1983)春、83歳のおしんは自ら築き上げたスーパーマーケットの社長の座を息子に譲って失そうします。行き先は故郷の山形、おしんがこれまでの人生を振り返る形でドラマが始まります。明治の終わり頃、雪深い山形の山奥の農家に生まれたおしんは、両親の愛に包まれながらも毎日が極貧との闘いでした。明治から大正、そして昭和...


1983年・NHK朝の連続小説『おしん』のレビューをお待ちしています。

評価 (3 / 2)

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巨炎

小林おしんを匿ってくれた俊作さんは脱走兵として処刑されてしまったのでした…。
知り合いの、おっちゃんが二百三高地で地獄を見た彼が戦争や軍隊に嫌気がさしていた
その心境を語ってくれるのですが、日露戦争は既に終結している。
戦時なら脱走しか選択肢は無かったでしょうが、
平時に退役は駄目なのか?受理されなかったのか、良く解らない。

そういう所がモヤッとする割に
現代パートでは相変わらず平和な時代しか知らないアホっ子扱いな孫との会話で
一から十まで台詞で片づけようとする辺りが、どうにも説教臭い。
「おひさま」の時と言い、こういう構成にはいい印象が無い。

巨炎

毎度の超有名作再放送。しかし「共感」と「同情」は分けて捉える主義なので
元々、主人公が清く正しく周囲は嫌な奴らばかりな作劇はさして好きでは無い。

「泣いた」だの「感動した」だのというコメントが多い訳ですが
一年の放映でメインたる田中おしんのエピが省みられる機会は少なく小林綾子が
「親と離れて川を渡る」「子守しながら学校に通う」「学校や奉公先で冷遇される」
といった所が取り上げられるのであり、何時の時代も可愛いは正義!

でもって現代パートのお婆さんになった、おしんは全く可愛くない。
「金儲けしか考えていない息子が情けない、情けない」と陰気に愚痴りながら
周囲に連絡もせずに勝手にフラフラしていて
ブシムスのようにチャーミングな訳でも、糸子のようにヤンチャでも無い。
これは演じる乙羽信子がどうというより脚本の問題なのでしょうが…。
「子供の記憶なんて宛にならない」という台詞や
(自分が耄碌した可能性は考えない。周囲から、その類のツッコミも無い)
同行している孫はもう大学生ぐらいなのに児童福祉法が昔は無かった事も知らない等
10年後の自叙伝的作品「春よ、来い」で顕在化してくる若い世代を下に見た
『辛い時代を頑張って成功した私はエライ』的意識が要所で垣間見えます。